【やってはいけない高血圧治療】降圧剤で、脳梗塞になる確率が2倍に

降圧剤

ドクターから「高血圧だから、そろそろ降圧薬を」といわれたけれど、調べたらよいのか悪いのかが分からなくなった。どっち!?

と、いう方へ。

高血圧を取り巻く問題は、
本当にワケが分からない問題です。


というのは、、、

今から20年前は、
180未満でも大丈夫だったのに
2014年からは140未満でも高血圧に。
どうなっているのか本当に闇です。

今回は、『やってはいけない高血圧治療』の話です。

■もくじ

  1. 20数年前まで、血圧170mmHgは、高血圧ではなかった!
  2. やってはいけない高血圧治療

この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。

20数年前まで、血圧170mmHgは、高血圧ではなかった!

高血圧の基準値は8年間で「50」引き下げられた

高血圧の基準値は8年間で「50」引き下げられた




こんにちは。コータローです。


僕は、先日こんなツイートをしました。



血圧170mmHgは、高血圧ではない。
(ほんの20数年前までは)

今では、130mmHgで降圧剤を勧められる。
降圧剤は、高血圧を治す薬ではないし、服用は原則として一生必要だといわれています。
驚くことに、基準が下がり、高血圧症の患者が激増し、降圧剤の年間売上高は2000億円から1兆円以上に急増した。




高血圧なら「降圧剤」というイメージを植え付けた『脳溢血』の現在

現在、40代後半から上の年代なら、『脳溢血』という病気は怖い病気だと感じている人が多いと思います。

それは、、、

突然、死が襲ってくる=脳溢血

というイメージ。

確かに、、、
太平洋戦争後の日本は食糧難であり、
飢えに苦しみ、栄養が摂れない時代でした。

しかし、、、
下のグラフを見てください。

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脳血管疾患死亡率の年次(昭和26年~平成12年)
注: 「脳血管疾患」は、脳内出血と脳梗塞とその他の脳血管疾患の合計である
「くも膜下出血」は、その他の脳血管疾患の再掲である
資料:厚生省「人口動態統計」
日立造船健康保険組合-因島総合病院より

怖い怖いと思っていた『脳溢血』も1960年代から急激に死亡率が下がっています。

これは、、、

日本の景気がよくなって、
日本人が栄養をしっかり摂れるようになったからです。

なので、、、

『脳溢血』は、そんなに怖い病気ではなくなりました。




脳溢血とは

脳溢血をググってみると、、、

脳出血とは
脳出血とは、脳の動脈が破れて脳の中に出血した状態。脳溢血と呼ばれることもある。脳の血管から流れ出た血液が、脳内の神経細胞を圧迫することで障害が起き、頭痛や手足のまひ、言語障害、意識障害などの症状を引き起こす。
ドクターズファイル:脳出血



さらに、、、

脳出血の原因として
原因としては、高血圧が最も多い。
長い間、慢性高血圧をそのままにしておくと、脳内の細い動脈が徐々に弱くなっていき、最終的には血管が破れて血液が脳内に流れ出てしまう。また高齢者に限ると、脳アミロイド血管症と呼ばれる血管の疾患も脳出血を引き起こす。
ドクターズファイル:脳出血



脳卒中、脳梗塞、脳出血の違いとは

脳卒中、脳梗塞、脳出血の違いがよくわからなくなります。

脳卒中とは
「脳卒中」は、脳に血液が流れなくなることによって脳の神経細胞が壊死する病気全般を示す言葉です。
その原因によって、「脳梗塞」「脳出血」などに分類される。
オムロン:脳卒中、脳梗塞、脳出血の違いはなんですか?
脳梗塞とは
「脳卒中」の中でも、脳の血管が詰まったり閉塞することで脳への血流量が減って、細胞が障害された場合。
オムロン:脳卒中、脳梗塞、脳出血の違いはなんですか?
脳出血=脳溢血
脳の血管が破れて脳内で出血することで細胞が障害された場合。
オムロン:脳卒中、脳梗塞、脳出血の違いはなんですか?
脳溢血とは、脳の血管が破れて脳内で出血すること
脳溢血とは、脳の血管が破れて脳内で出血すること

 





 











『やってはいけない高血圧治療』本の紹介

やってはいけない高血圧治療

高血圧を利用して金儲け主義に走る医者や製薬会社を糾弾

『やってはいけない高血圧治療』という本をご存じでしょうか。

血圧を巡る医学界と製薬会社などの内幕を曝露した本です。


この本の著者は、現役医師の松本光正ドクター。

この『やってはいけない高血圧治療』には、恐るべきことが書かれています。

それは、、、

高血圧の基準値は8年間で「50」引き下げられたこと

プレジデントオンライン:本当は恐ろしい降圧剤がもたらす副作用
プレジデントオンライン:本当は恐ろしい降圧剤がもたらす副作用

1999年までは180mmHg未満は高血圧ではなかったのですが、2009年以降は、130未満が高血圧になっています。

この基準が下がったことで、どんな事が起こったのか。

それは、、、

高血圧症と診断される患者が激増しました。当然のことです。

そして、、、

降圧剤の年間売上高は2000億円から1兆円以上に急増し、巨大産業にのし上がった。

高血圧の基準値が下がったことで、高血圧症と診断される患者が激増
高血圧の基準値が下がったことで、高血圧症と診断される患者が激増

 


こんな、信じられないエピソードが書かれてあります。

2014年、日本人間ドック学会と健康保険組合連合会は高血圧に関する新基準を発表。

高血圧判定基準が、「上147mmHg、下94mmHg」

という従来の目安より大幅に緩和された数値でした。

理由として、、、

「これまでに人間ドックを受診した150万人のデータを統計的に分析した結果、上147mmHg、下94mmHgの範囲内の人の95%が健康であった」というのが人間ドック学会の根拠でした。


しかし、驚くことに、、、

日本高血圧学会や動脈硬化学会、更に製薬会社などからの猛反発により、せっかくデータに基づいた数値を「あくまで健康の目安であり、病気のリスクを示したものではない」とトーンダウンさせてしまいました。
 現在、その数値は黙殺されてしまっています。
現在、日本高血圧学会は、「140/90」の基準値はそのままにしながら、実際の治療では「130/80」を守るよう指導しています。
静岡トレーニングクリニック:2018.10 第22回 新宿講演会報告 「高血圧基準値、特に上限値の変遷」



アメリカでも、「130/80」に改訂した
アメリカでも高血圧の定義には様々な議論がなされています。
そんな中で2015年にアメリカの国立心肺血液研究所から画期的な研究が発表されました。
50歳以上の約9,400人の高血圧患者を追跡調査したところ、血圧の上限値を140未満まで下げた群よりも、120未満に下げた群のほうが心臓発作や脳卒中のリスクが低く、総死亡率も低いという結果が示されました。
その結果を受けてアメリカでは今年の5月から血圧の基準値を「130/80」に改定しました。
日本高血圧学会も来年から「130/80」に数値を下げるのだそうです。
静岡トレーニングクリニック:2018.10 第22回 新宿講演会報告 「高血圧基準値、特に上限値の変遷」

もし、、、

下の表のように、
この数値で治療が行われるようになると、



60歳以上の日本人の80%以上が、高血圧と診断されて血圧降下剤を一生のみ続けることになります。

60歳以上の日本人の80%以上が、高血圧と診断されて血圧降下剤を一生のみ続けることになります。
60歳以上の日本人の80%以上が、高血圧と診断されて血圧降下剤を一生のみ続けることになります。





血圧を下げる薬を飲むことは逆効果

血圧を薬で下げると脳梗塞のリスクが高まる

松本光正ドクターの文章をそのまま引用します。

血圧を薬で下げると脳梗塞のリスクが高まる

問題はそれだけではありません。血圧を下げる降圧剤は、あまり意味がないだけではなく、脳溢血に代わって日本人に増えてきた「脳梗塞」のリスクを高める作用があるとわかってきたのです。

かくいう私も、かつては「高血圧には降圧剤を処方するのが当然」だと思っていました。

しかし降圧剤を投与されているのに、脳梗塞を起こす患者さんがたびたびいることに私は気が付きました。

降圧剤を飲んでいた「のに」、脳梗塞が起こったのではなく、降圧剤を飲んでいた「から」、脳梗塞が起こったのではないか? 私は疑念を持つようになりました。

それを裏付ける研究が発表されたのは2006年のことです。東海大学医学部名誉教授の大櫛陽一氏は、福島県の住民4万人を対象にした研究で、「血圧を薬で下げている人は、薬を使わない人より脳梗塞が2倍になる」というデータを発表したのです。

脳梗塞とは、血栓(小さな血の塊)によって脳の血管が詰まる病気です。血管が詰まりかけると、心臓はポンプの圧力を上げて、血の塊を吹き飛ばそうとします。血圧を上げることで、脳を守ろうとするのです。「高血圧が脳梗塞の原因」ではなく、「脳梗塞を治すために血圧を上げている」状態なのです。

血流が弱いと、詰まった血栓を取り除くことができません。つまり血圧を下げる薬を飲むことは逆効果であり、命を危険に晒すことだと言えるのです。
→ 東洋経済:「高血圧」と言われても気にしなくていい理由

松本光正ドクターの文章で、驚く部分は、、、

降圧剤を飲んでいた「のに」、脳梗塞が起こったのではなく、降圧剤を飲んでいた「から」、脳梗塞が起こった。


という箇所。

私たちは、お医者さんのことを盲目的に信じています。

「よい」と勧められれば、
「よいものだ」と判断し服用します。

しかし、松本光正ドクターはいいます。

医者の言うことはすべて正しいと、患者さんは信じてしまいがちです。しかし中には不勉強な医者や、金儲け主義の医者がいることも事実です。




 





降圧剤を使った人は、使わなかった人よりも、総死亡率が5倍になった

降圧剤に副作用のリスク。
老化を進め命を縮める恐れがあります。

以下の調査結果は、『長生きしたければ高血圧のウソに気づきなさい』の著者で、東海大学名誉教授の大櫛陽一氏のデータ。

福島県郡山市で降圧剤治療を受けている約4万1千人を対象に6年間、追跡調査した。
その結果、180/110以上の人で脳梗塞による死亡率が、降圧剤を使わない人より約5倍も高くなった。




現在、4,300万人ともいわれる高血圧患者数ですが、
昔は、上が『年齢プラス90』以内ならば正常の数値でした。

これは、、、

50歳なら、140mmHg
60歳なら、150mmHg

なぜ、高血圧の基準が下がったのか?

日本高血圧学会のガイドラインで高血圧の基準が下がり始めたのは、2000年から。アメリカや日本で高血圧の新薬ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)が発売されたころと重なる。
プレジデントオンライン:本当は恐ろしい降圧剤がもたらす副作用

これが事実なら、世も末ですね。

日本高血圧学会のガイドラインで高血圧の基準が下がり始めたのは、2000年から。アメリカや日本で高血圧の新薬ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)が発売されたころと重なる。
日本高血圧学会のガイドラインで高血圧の基準が下がり始めたのは、2000年から。アメリカや日本で高血圧の新薬ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)が発売されたころと重なる。

さらに、こういう記事があります。

「アメリカの製薬会社は高価なARBを売り出すために国際高血圧学会や世界保健機関(WHO)に働きかけて、高血圧の基準値を下げさせることに成功した。日本高血圧学会もすぐそれに倣いました。おそらく製薬会社からの巨額な寄付金があったのでしょう」と語るのは医薬ビジランスセンター(薬のチェック)理事長の浜六郎医師である。
プレジデントオンライン:本当は恐ろしい降圧剤がもたらす副作用



高血圧の薬「降圧剤の副作用」とは、、、

降圧剤は、高血圧を治してくれる薬ではありません。

単に高血圧を下げる薬です。

そして、降圧剤には、恐ろしい副作用があるといいます。

それは、、、

そもそも高齢者は、加齢とともに血管が固くなって血流が下がるのを防ぐために血圧が上がるので、血圧が高いのは当たり前です。
それなのに130が目標値だからと無理に降圧剤を使って血圧を下げると、脳や腎臓に十分な血流が届かず、老化が進んで命を縮める恐れがあります。
ポストセブン:新潟大学名誉教授の岡田正彦医師


さらに、、、

最近は2種類以上の血圧の薬が入った『配合剤』が増えていますが、新しい薬のため、複数の薬を同時に服用した際の“相乗効果”による副作用は未知数です。

薬が効きすぎると血圧が下がりすぎ、脳に血流が届かず一時的な失神による転倒や転落、交通事故のリスクが増します。

記録上は事故死ですが、実際は血圧低下による失神により転落死や交通事故死を迎えた方は相当数いると思われます。
ポストセブン:新潟大学名誉教授の岡田正彦医師

また、、、

薬で血圧を下げている高血圧患者は、
薬を飲んでいたい人に比べて、
『脳梗塞になる確率が2倍になる』

と、2007年に東海大学の医学部の調査結果。

高血圧患者は、薬を飲んでいたい人に比べて、『脳梗塞になる確率が2倍になる』
高血圧患者は、
薬を飲んでいたい人に比べて、
『脳梗塞になる確率が2倍になる』

 











【やってはいけない高血圧治療】のまとめ

いかがだったでしょうか。
【やってはいけない高血圧治療】

松本光正ドクターは、、、

やはり上は年齢プラス90が目安。しかしそれを大幅に超えた状態がずっと続くのでなければ気にしなくていい

といわれます。

昔の脳溢血のイメージが強烈なので、
「高血圧」といわれると怖い。
それも医者から宣言されると恐怖です。


判断するのは、患者本人です。

最後に、松本光正ドクターの言葉を引用します。

「私が卒業した69年当時、降圧剤を服用している人はおよそ300万人でした。それがいまや1500万人とか2000万人といわれている。製薬会社は笑いが止まりませんよ」

 





以上。

 





 













また、次回。