「会社や客先の締め付けが厳しくて、すっかり暴飲暴食の日々。
いわゆるストレスのかたまりってヤツ。」
「既にあきらめているんだけど、仕方ないじゃん」
と、いう方へ
いやいやあきらめてはいけませんよ。
改善方法がありますから。
ストレスをそのまま放置すると、、、
重篤な病気になる可能性が・・・
本記事では、下記の内容を解説します。
■もくじ
- ストレスは、病気を作ります
- 生活のリズムで健全になる「日内リズム」とは
- 自律神経のバランスが崩れると低体温人間になる
ニューヨーク州医師の齋藤真嗣ドクターが教える
ベストセラー「体温を上げると健康になる」の著者
齋藤真嗣ドクターは、がん治療や感染症の専門医。
ニューヨークと東京を往復する生活をしている。
南アフリカにいたかと思うと、ミラノ大学で講義を行ったり、
韓国の医療雑誌に投稿していたりする毎日。
クライアントには、あのビル・ゲイツ他、著名人多数。
■ この素晴らしい本を、
■ 僕(コータロー)が、掻い摘まんで解説し紹介します
■ 貴方の暮らしにお役立てください
ストレスは、病気を作ります
近年、病気の原因の多くはストレスにあることがわかりました
ストレス社会とかひとくちに「ストレス」いってもさまざまです。
- 対人関係や仕事からくるプレッシャーの[精神的ストレス]
- 睡眠不足や肉体疲労、痛みからくる[身体的ストレス]
これらのストレスは、、、
- 人間のカラダがベストの状態を保とうとさまざまな機能が働き
- ストレスが加わったときも元のよい状態に戻すようにさまざまな反応を示します
これが、【ストレス反応】です。
たとえば、、、
- 寒いときに身体がブルブル震えたり
- 暑いときに汗が出たり
- プレッシャーを感じて胸がドキドキしたり
- 緊張してのどが渇いたり
- 恐怖を感じて鳥肌が立ったり
- 嫌なことがあると、イライラしたり
- 寝つきが悪くなったり
- 食欲がなくなったり、かしょくになったり
これらは、ストレスです。
このストレスを身体で最初に感じるのが、、、
脳です
[精神的ストレス]も[身体的ストレス]も全身に張り巡らされた神経を通じて情報が【脳】にゆき、脳の視床下部というところで【ストレス】と認識されます。
視床下部の働きは、、、
- 体温調節
- 下垂体ホルモンの調節
- 摂食行動や飲水行動
- 性行動
- 睡眠
などの本能行動から
- 怒りや不安などの情動行動
も司っています。
これらの行動を司っている視床下部とストレスは深く関わっています
例えば、、、
失恋でやけ食いして太ってしまう人がいるように、失恋で食欲をなくし、激やせしてしまう人もいます。
ですから、、、
性的欲求不満という【ストレス】をため込んでしまうと、視床下部の指令系統に誤動作が生じ、食べすぎや食べなさすぎという、いわゆる【摂食障害】になりやすい
ということがいえるのだと思います。
私たちには、先の述べたようにさまざまなストレスを感じながら生きています。身体はそうしたストレスに反応しながら、肉体的にも精神的にもつねによい状態を保とうと、日々ベストを尽くしているのです
ホルモンバランスの崩れから病気に
ストレスを感じても身体はベストを尽くそうとしています。しかし、それにも限界があります。
- ストレス状態が長く続くと身体はストレスに反応できなくなり
- バランスを崩し、よい状態を保てなくなります
これが、【病気】のはじまりです
病気に発生のメカニズムに大きく関わっているのが、「自律神経バランス」と「ホルモンバランス」です。
このブログの記事でも紹介しました。
低体温で病気になりやすいんだけど、免疫力も下がったのかな。低体温で起こる様々な病気について・・・平均体温は、だいたい36.5℃とかいわれていますが、本当は個人差があります。低体温を放っておくと、肌荒れ、便秘や歯周病からはじまり、胃潰瘍、糖尿病、癌、メニエール病や認知症などの深刻な病気のリスクが高まります。
交感神経と副交感神経が交互にあなたの身体を支配してバランスを取っています
<自律神経のバランス>
- アグレッシブに運動や仕事をしている時のカラダは、交感神経が支配しています。
- リラックスしていたり、寝ていたりしている時のカラダは、副交感神経が支配しています。
- 免疫システムは、自律神経のバランスの元に機能しています。
<ホルモンバランス>
- カラダや身体の細胞が受けた内側のダメージによるストレスに対して働くもの。
- ホルモンバランスを担っているのは、副腎。
- コルチゾールというホルモンを出して、細胞が受けたストレスを解消しています。
ホルモンバランスが、崩れてしまうと細胞の回復が悪くなり、細胞のエネルギーが低下するので・・・これも低体温になってしまう。
生活のリズムで健全になる「日内リズム」とは
早寝早起きが身体にいいのはなぜだろう
人間のカラダは、交感神経と副交感神経という2つの自律神経が交互に支配することでバランスをとっています。
意識的にコントロールできない身体のさまざまな働きをコントロールしているのが自律神経
手や足は、自分の意志で自由に動かすことができますが、心臓の働きや腸の動きといった臓器の動きを意識的にコントロールすることはできません。自律神経は、コントロールできない身体のさまざまな働きをコントロールしています。
交感神経が支配すると身体はどうなる
- 交感神経が身体を支配すると、血管が収縮して血圧が上昇し、気道が拡張して心拍は速くなります。
- その一方で、胃や腸などの消化器系の働きは抑制されます。
つまり、、、
運動するときや仕事をするときなど、
- 脳や筋肉をアクティブに活動させるのに適した状態になります
副交感神経が支配すると身体はどうなる
- 副交感神経が支配すると、逆の状態になります。
- 血管が拡張して血圧は下降し、気道は収縮して心拍が緩やかになり
- 消化器系の働きが活発になります。
これは、、、
・身体を休めたり
・食事を消化・吸収するのに適した状態です
自律神経が入れ替わることで活動するときと休むとき、それぞれに適した状態に身体を変化させているのです
自律神経の働きを司っているのも【視床下部】です
ストレス認知を行っているのも【視床下部】でしたが、自律神経の働きを司っているのも【視床下部】です。
だから、、、
- ストレス状態が続くと自律神経のバランスが崩れるのはこのためです
[日内リズム]を理解して秩序ある生活を
日内リズムとは、カンタンにいえば、、、
朝起きてから夕方日が沈むころまでは交感神経が優位に働き、夜に身体を休めたり寝ているときは副交感神経が優位に働く
というリズムのこと。
しかし、自律神経はそのときどきの刺激や行動によってもその都度敏感に反応して切り替わります。夜であっても、仕事をしていれば交感神経が優位に働き、日中にゴロゴロしていれば副交感神経が優位に働きます。
日内リズムに反した生活をするとストレスになり、自律神経のバランスを崩し、病気を作り出すことになります
ですから、理想ですが、[日内リズム]にそって活動し、休むべき時間には休むことが、交感神経と副交感神経をバランスよく刺激する生活だといえます。
夜中働いて、昼間寝る生活の方がいますが、カラダ本来のリズムである[日内リズム]に反する生活は、自律神経のバランスを崩すことになります。
自律神経のバランスが崩れると低体温人間になる
ストレスが生んだ大量の活性酸素の「血液ドロドロ」
自分のカラダの自律神経のバランスが乱れているかどうかを知る簡単な方法は、体温を測ることです。
- 普段から体温が高ければ、バランスがよく
- 体温が低い状態が続いていれば、バランスは崩れています
なぜなら、、、
[交感神経]が過剰に緊張してしまった場合も
[副交感神経]が過剰に緊張してしまった場合も
どちらも血流障害が起こり、低体温になるからです。
結果は同じでも、低体温になるメカニズムが違います。
交感神経の過剰型[低体温]は
たとえば、睡眠不足の人、ハードな仕事が続いている人、仕事のプレッシャーや人間関係で精神的ストレスを抱えている人などは、
どうしても交感神経が過剰に緊張しています。
じつは、、、
白血球も臓器と同じように自律神経の支配下にあり、
交感神経が過剰に緊張すると、
白血球の中の「顆粒球」が増加しています
白血球には、「顆粒球」「リンパ球」「単球」の3種類があります。これらの中でカラダの免疫機能をおもに担っているのが「顆粒球」と「リンパ球」です。
- 「顆粒球」は、白血球全体の60%近くを占め、体外から侵入してきた細菌に対して働きます
- 「リンパ球」は、白血球全体の30%を占め、主にウイルスやカビに対して働きます
交感神経が過剰に緊張すると「顆粒球」が増加します。
「顆粒球」は、侵入してきた細菌に対して働くので、一見よいようにみえます。でも、過緊張によって「顆粒球」が増加しすぎるのは、身体にはよくないのです。
なぜなら、、、
必要以上に「顆粒球」が増えすぎると、顆粒球が死滅するときに発生する【活性酸素】によって身体のさまざまな部分の組織が破壊されてしますからです。
また、、、
こうして発生した大量の活性酸素は、血液を酸化させ・・・
いわゆる【ドロドロの血液】になってしまうからです
血液がドロドロになると、血のめぐりが悪くなり【低体温】になります。
これが、交感神経の過緊張による【低体温】です。
副交感神経の過剰型[低体温]は・・・
人の働き過ぎで低体温になった時とは反対に、、、
- だらけた生活
- 運動不足
が、続くと、、
身体は副交感神経が過剰に緊張します。
そして、、、
副交感神経が過剰に緊張すると、白血球の中のリンパ球が増加します
副交感神経が優位になると、、、
・血管が拡張するので、はじめのうちは血行がよくなります。
しかし、、、
副交感神経が長きにわたり過緊張にまでになってしまうと、かえって血液の流れが、滞るようになります
これは、あまりにもダラダラなので、緩やかなので流れになるのです。
こうして副交感神経の過緊張でも、やはり血流障害が起き、低体温になるのです。
低体温の人が増えているのは、自律神経のバランスを崩している人がいかに多いかを物語っています
- お風呂に入って身体を温めよう → 【話題の水素のめぐり湯】
以上。
では、また次回。
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