今妊活中なんだけど、こんな私が母親になれるのか心配で、マタニティ・ブルーとかよく聞くから、不安です
と、いう方へ。
誰でも最初は、初めてだから手探り状態です。
今から、マタニティ・ブルーのことを知っておきましょう。
不安が少なくなりますよ。
今回は、マタニティ・ブルーの話です。
■もくじ
- 日本人の2人に1人が、マタニティ・ブルーになっている
- マタニティ・ブルーを放っておくと『産後うつ病」に
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
日本人の2人に1人が、マタニティ・ブルーになっている
大丈夫。マタニティ・ブルーは、2週間程度治るもの
妊娠してから10ヶ月もかけて、愛すべき待望の赤ちゃんが生まれたというのに、何故だか、、、
- 突然、悲しい気持ちになったり
- 訳もなく涙が出たり
- 不安で眠れなくなったり
- わけもなく落ち込んで憂鬱になったり
- 普段なら気にならないようなことで傷ついたり
- やる気が起こらなかったり
と、いうような情緒が不安定になります。
この症状を【マタニティ・ブルー】とよびます。
この情緒不安定な状態は、人によって程度の差があります。日本人の2人に1人が、マタニティ・ブルーになっているともいわれています。
でも、心配することはありません。マタニティ・ブルーは、病気ではありません。
ほとんどの場合、10日〜2週間もすれば自然に治るものです
必要以上に不安になったり心配したりすることはないのです。
マタニティ・ブルーになってしまう理由とは
赤ちゃんが生まれると、今までと環境が一変します。今までの家事に加えて、24時間態勢で育児をしなければなりません。
それこそ、お母さんになったら、必死です。
- 慣れない育児
- 夜泣きで睡眠不足
- 育児に対するストレスとプレッシャー
- 独りで頑張っているという孤独感
などが、マタニティ・ブルーを引き起こしてくる要因になります。
ホルモンバランスの変化でマタニティ・ブルーに
妊娠していないときは、定期的な周期で月経と排卵をくり返して、リズムを保ってきました。
でも、、、
- 妊娠することで、多量の女性ホルモンが胎盤で作られ
- 出産することで、一気に胎盤が排出され
再びリズミカルな月経が再開されるまでは、絶えずホルモンバランスは大きく変化しています
この急激なホルモンのバランスの崩れが、体調だけではなく、こころにも影響して、多くの女性が1次的に情緒不安定になって、マタニティ・ブルーになっていると考えられています。
また、、、
妊娠前に、PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)の症状に悩んでいた人は、マタニティブルーになりやすいともいわれています。
- 責任感が強い
- 真面目
- 1人で抱え込んでしまう
などの性格の人もなりやすい。
マタニティ・ブルーになってしまったら
日本全国のお母さんたちの2人に1人が、マタニティ・ブルーになっているのですから焦ったり不安になったりすることはありません。
2週間程度で治り、生まれてきた赤ちゃんをちゃんと育てようと前向きな気持ちになります
マタニティ・ブルーになったらまわりの人に助けてもらいましょう
初産も経験したことのないことばかりで不安ですが、じつは2人目3人目のお母さんたちも不安な人が多いといいます。
ですから、、、
母親になったんだから、できて当然、やって当たり前と1人で抱え込まずにまわりの人に援助してもらいましょう
育児に対しての不安な気持ちを、夫や家族、親などに理解してもらうことも大切。
マタニティ・ブルーを軽くするためにまわりの人に手伝ってもらいましょう
「お母さんなんだから、完璧にやる」とは思わないで、、、
- おむつを替える
- 食器を洗う
- 洗濯する
- 掃除する
など、細かなことは、夫に手伝ってもらうようにしてください。
任せている間に、昼寝などすると、一気に気分が晴れたり、ストレスが取れたりします
すると、、、
赤ちゃんとの充実な時間が保てるようになります
マタニティ・ブルーにならない方法は
マタニティスイミングとかマタニティビクスとかご存じですか。お母さんになる人たちが、集まってスイミングやエアロビクスを楽しむ施設です。軽い運動は、ストレスを解消してくれます。
また、自治体や病院などで行っている母親学級というのもあります。
こういった、施設で、、、
- 同じ悩みを持っている妊婦さんたちと話したり
- ママ友を作ったり
しておけば、先輩ママ友に不安なことや悩み事を相談することで、マタニティ・ブルーにならないように未然に防ぐことができます。いわゆるガス抜きは大切です。
もっと身近な夫や母親に、出産の不安な気持ちを打ち明けておくことも大切です。
なにより、、、
出産前に相談していたら、出産後のストレスも軽減できて、さらに、まわりの協力が得やすくなります
マタニティ・ブルーを放っておくと『産後うつ病』に
幼児虐待を防ぐために。産後うつ病は、病気です
マタニティ・ブルーは、10日〜2週間で自然に治りますが、それ以上続くと[うつ病]と診断されます。『産後うつ病』といわれ、出産後2〜3週間、そして3ヶ月くらいの間に発症します。
マタニティ・ブルーだと思って一過性のものだからと、軽く考えずに注意が必要です。
『産後うつ病』は、しっかりした治療が必要
女性は、一生のうちに約12人に1人が、うつ病に罹ります。また、男性の2倍もうつ病に罹りやすいのですが、その中でも、妊娠中や出産後は、とくにうつ病が起こりやすいといわれています。
しかし、、、
お母さんが持っている母乳を作るホルモンは、お母さんの身体をリラックスさせて、熟睡させる作用があるので、重症化せず軽い症状であれば治るケースがあります
うつっぽくなると、自分の置かれている状況を悪く捉えがちです。
たとえば、、、
- 将来の子育てに自信が持てない
- 赤ちゃんの世話が面倒に思えてしまう
- 赤ちゃんが可愛く思えない
- 私は母親失格だ
など、自分を責めはじめ、、、
- 睡眠が十分に取れない
- 食欲も落ちてきた
- 元気が無くなってくる
こういった症状が重くなってくると、挙げ句の果てには、、、
母親失格の私なんて、この世にいても仕方ない
と、思うようなってしまいます。
さらに、、、
- 自殺を図ったり
- 幼児虐待につながったり
と、最悪の事態を招くことにもつながりかねません。
うつ病は、しっかりと治療しないと再発したり、重症化する病気です。お母さん本人だけではなく、赤ちゃんも家族にも悪影響を与えます。
「うつかな?」と思ったら、家族に相談し、病院で診察を受けることが大切です。
産後うつ病になりやすい人はこんなタイプ
女性の出産は、一生涯を通じて、身体が最大に変化するイベント。
たとえば、、、
- 母乳を作り出します
- 赤ちゃんを包んでいた子宮が、1カ月ほどで元の大きさまでもどります。1kg位から60g位まで縮みます
- 女性ホルモンが再び産生されるまで、しばらく時間がかかります
赤ちゃんとの暮らしも劇的変化があります。
- 最初の1~2カ月は、2~3時間おきに授乳
- 充分な睡眠時間が得られない
- なれない授乳と、オムツ替えの繰り返し
- 外出もままならず
- 飲んで泣くばかりの赤ちゃんと向き合う日々
とても、まわりの協力なくしては、やってられない重労働です。
ですから、以下にあげる項目で、思い当たるものがあれば注意してください。
産後うつ病になりやすい人 |
過去にうつ病を発症したことがある人 |
1人目の出産後、産後うつ病になった人 |
切迫流産になりかかった、難産だったなど、出産が順調ではなかった人 |
完璧主義な人、スーパーウーマンシンドロームの人 |
妊娠期間中や出産直後に、結婚や引っ越しした人 |
妊娠期間中や出産直後に、人事異動、産休、職場復帰、退職した人 |
妊娠期間中や出産直後に、人生の大きな転機を経験した人 |
里帰り出産をした人 |
妊娠中、仕事のストレスが増した人 |
望まなかった、想定外の妊娠だった人 |
夫や母親など、まわりの身内が育児に協力してくれない人 |
あなたも産後うつ病かも、その症状をチェックしよう
以下の項目に当てはまらないかチェックしてください。
母親としての役割が果たせていないと | |
オムツ替えひとつにも自信が持てない | |
赤ちゃんの発育が異常なまでに心配でならない | |
育児書通りにいかないと感じ、自分か赤ちゃんがおかしいのではないかと感じる | |
将来に希望や夢を感じなくなった | |
赤ちゃんに愛情を感じない | |
夫に愛情を感じない | |
赤ちゃんが泣いていても、長時間ほうっておくことがある | |
頭痛や体がだるくて、ヤル気がでない |
チェックしてみて当てはまるようならば、要注意です。
「母なら、あれもこれもやらねばならない」とは考えず、育児は、家族みんなでやるものと思って、育てましょう。
以上。
また、次回。
Thank you very much for providing photos and illustrations.
- pakutaso
- irasutoya
- Image by Regina Petkovic from Pixabay
- Image by luciana_ferraz from Pixabay
- Image by Rebecca Schönbrodt-Rühl from Pixabay