胃酸過多とは、胃酸が大量に出ているのではない【すべて薬は毒だ】

胃薬をはじめ、薬はすべて基本的に【毒】なのです 胃ガン

昔から胃弱体質で、胃酸過多だから胃薬は欠かせないんです。
とくに最近、上司のにらみがきつくて・・・すっかりストレスマックスです。

と、いう方へ

昔から胃弱体質で、胃酸過多だから胃薬は欠かせないんです

胃弱体質だからといって胃薬を常用するとますます胃弱になりますよ。
まず、その胃薬を飲まないことからはじめませんか。




今回は、薬は毒だというお話しです。

■もくじ

  1. 胃薬をはじめ、薬はすべて基本的に【毒】なのです
  2. 胃薬を飲んでいる方へ、胃酸過多は、胃酸の出すぎじゃありません

この記事は、世界で初めて大腸内視鏡の挿入方法を考案した新谷弘実ドクターが書かれた『病気にならない生き方』を参考にして、重要な点を抜粋しながら解説していきます。

新谷 弘実 サンマーク出版
アメリカ消化器内視鏡学会で、多くの賞を受賞している胃腸内視鏡分野の世界的権威。
世界で初めて、大腸内視鏡を使ったポリープ切除術を考案し、その技術によりガン発症リスクを大きく減少させた功績を称され、医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』※1 において、医学界に大きな影響を与えたドクターのひとりに選ばれた。
各界のトップやハリウッドスターなど多くのVIPから主治医として支持される。
著書『病気にならない生き方』は200万部を超すベストセラーとなり、16種類の言語に翻訳、世界中で販売されている。
プロフィール

■ この素晴らしい本を、
■ 僕(コータロー)が、掻い摘まんで解説し紹介します
■ 貴方の暮らしにお役立てください

胃薬をはじめ、薬はすべて基本的に【毒】なのです

漢方薬であろうが化学薬品であろうが、薬は身体にとって【毒】であることに変わりはありません

日本人は、とても気軽に[薬]を服用します。

でも、薬はすべて基本的には身体にとって【毒】だということを憶えておいてください。

化学薬品を嫌う人でも、漢方薬なら副作用もなく身体に害がないと信じている人がいますが、それも間違いです。

漢方薬であろうが化学薬品であろうが、薬は身体にとって【毒】であることに変わりはありません

新谷弘実ドクターの経験談

患者さんたちに薬を必要に応じて処方することがあります。処方する以上、医者にはできるだけ身体に負担のない薬を選ぶ責任があります。 そこで私は、薬に敏感に反応する自分の身体を使い、新しい薬を処方する前に必ず、自分でその薬を処方量の4分の1とか8分の1ぐらい飲んでみて、身体にどのような反応が起きるのか、人体実験をして確かめるようにしていました。

もちろんアメリカには薬の副作用についてこと細かく書かれたものがあります。それでも自分で飲んでみないと、本当のことがわかりません。
実際、説明書にはない反応が表れることも少なくありません。こうして患者さんには、自分の体験と、公にされている副作用の両方を説明し、納得してもらったうえで[薬]を飲んでいただいているのです。

でも、今はもう薬を自分の身体で試すことはしていません。

なぜならある薬をいつものように処方する前に自分の身体で試したとき、死にそうな目にあったからです。その薬とは「バイアグラ」です。

最初私は、いつものようにいちばん小さい50ミリグラムの錠剤を4分の1に割って飲んでみようとしてました。ところがバイアグラの錠剤はとてもかたく、どうしてもうまく割れません。 そこで少し削った粉を指先につけてなめました。

ですから、実際に飲んだ量は7分の1にも満たない量だったと思います。それでもその後の苦しみは大変なものでした。今にして思えば、あれ以上飲まなくて本当に良かったと思います。

変化はわずか10分ほどで表れました。

まず最初に私の身体に表れた反応は、鼻詰まりでした。そして息苦しくなったと思ったら、次には顔がウワーッとはれたような感じがしてきたのです。

ドンドンひどくなり、もしかしたらこのまま窒息して死んでしまうのではないかと思おうほどでした。 その後も苦しみはドンドンひどくなり、もしかしたらこのまま窒息して死んでしまうのではないかと思おうほどでした。正直なところ勃起するどころではありません。

本当にそのときはくするしさと強烈な不安から、心の中で「死なせないでくれ」と祈ったほどでした。




これでわかっったのは、

効果が早く表れる薬ほど毒性も強いということ

薬を選ぶ際には、効果の強い薬、即効性のある薬は、それだけ身体には毒になるということを忘れないでください。

胃酸過多で胃薬からに警報です。胃腸薬の薬にも思わぬ副作用があるものも少なくありません

胃酸過多で胃薬からに警報です。胃腸薬の薬にも思わぬ副作用があるものも少なくありません

例えば、、、

消化性潰瘍治療薬やH2ブロッカー系の胃薬を男性が常用すると、、、

  • インポテンツ(ED/勃起障害)をおこす可能性があります

さらに、インポテンツにならなくても、、、

  • 精子の数が急激に減少するというデータも出ています

ですから、近年、問題となっている男性の不妊症の原因も、いろいろな強い【制酸剤】から山のように薬を処方されるのに慣れてしまった人のなかには、自分が飲んでいるのが何の薬なのか、どのような効果と副作用があるのか、知らずに飲んでいる人もいるでしょう。

しかし、、、

どんな薬でも薬である以上、何らかのカタチで身体に負担を強いているのですから、どんなリスクがあるのかきちんと知っておくべきです。

胃薬を飲んでいる方へ、胃酸過多は、胃酸の出すぎじゃありません

胃薬を飲んでいる方へ、胃酸過多は、胃酸の出すぎじゃありません

健康上の問題を抱えている人は、そのシグナルが必ず胃相・腸相に表れる

例えば、、、

  • 乳がんの患者さんは、憩室や停滞弁が多く悪い腸相をしています

乳がんと腸なんて一般的には無関係のように思われますが、実際には密接に関係しているのです。

病気が発生する原因は、一つではありません。これはガンでもその他の病気でも同じです。食事、水、嗜好品や薬、運動やストレス、生活環境など、その人を取り巻くすべてが複雑に影響しあった結果として発病に至るからです。

ところが、、、

最近は臓器別医学が進んだこともあり、病気を発病した部位だけで解決しようとする傾向が見られます。

そのため、胸やけを訴えると、、、

[胃酸過多]だから胃酸を抑える薬を飲みなさい

と、いわれてしまいます。
「胃酸が必要以上に出すぎているから、それを薬で抑えなさい」というのです。

たしかに胃酸の分泌を抑えれば胸やけの症状は消えます。

が、それが、、、

身体のほかの部分に多大なダメージを負わせることになるのです。

→ 胸やけ、胃もたれや胃痛だといって胃薬を安易に飲むと、腸内では悪玉菌が異常繁殖します

胸やけ、胃もたれや胃痛だといって胃薬を安易に飲むと、腸内では悪玉菌が異常繁殖します

胃酸の分泌が不充分だと、消化酵素が活性化できず、食べものは消化不良の状態のまま腸へと進みます。そのため、本来なら腸で消化吸収されるはずの食べものが、不消化物として腸内に残存してしまいます。

人間の腸内の温度は、37度近くあります。これは、真夏に匹敵する暑さです。そんな、真夏の環境に食べもののカスが残っているのですから、当然のごとく食べもののカスが、腐敗し異常発酵が起きます。

これにより、腸内では悪玉菌が異常繁殖し、免疫力が低下してしまうのです。 そのようなところに、さらに、胃で食い止められなかったバイ菌が入り込んでくるのですから、具合が悪くならない方が不思議かも知れません。
→ 胸やけ、胃もたれや胃痛だといって胃薬を安易に飲むと、腸内では悪玉菌が異常繁殖します

【胃酸過多】という考え方自体が間違っている

胃酸が出すぎるということは、実際にはありません。

胃酸は健康を維持するために必要だから出ているのです。そうした躰の仕組みを無視して薬を飲むことは、文字どおり命取りにつながります。

人間の身体を細胞レベルでとらえ、何が健康に大切なのかを考えることが必要

人間の身体というのは、とても繊細な仕組みとバランスの上に成り立っています。その繊細な仕組みとバランスは、単細胞生物から始まった小さな生命が、膨大な年月をかけて少しずつつくり上げてきたものです。

そして、その仕組みは、、、

人間を形づくっている約60兆個の細胞の一つひとつの中で働いているのです

ですから、本当の意味で人間の健康を考えるならば、、、

人間の身体を細胞レベルでとらえ、何が健康に大切なのかを考えることが必要なのです
食事や水の質が悪ければ、それを取り入れる胃腸が真っ先にダメージを受けます

アナタの健康を左右するのは、食べものと水の質なのです

人間の身体を細胞レベルで見ると、つねに少しずつ細胞が入れ替わり、部位によって差はありますが、短い場所では数日、長い場所でも数年ですべて入れ替わるといわれています。

その新しい細胞を作っているのは、日々摂取している食べものと水です。ならば、その食べものと水の質がアナタの健康を左右するのは当然といえるでしょう。

食事や水の質が悪ければ、それを取り入れる胃腸が真っ先にダメージを受けます

その後、吸収された悪い成分は、血管というパイプラインで全身に運ばれていきます。

細胞たちは、いくら材料が悪くても、運ばれてきた材料を使って新しい細胞を作るしかありません。

こうして食事の質は、全身に反映されるのです

食事や水の質を少しでも高めて、胃酸過多だからといってたやすく胃薬など飲まないように心がけましょう。

以上。






では、また次回。

Thank you very much for providing photos and illustrations.