いわゆるメタボで中年太りの男なんだけど、これって食べ過ぎと運動不足だけが原因かな。
あと、男の更年期障害って最近耳にするけど、それって何。
と、いう方へ
「最近やる気が起こらないんだよね。軽くウツっぽいし・・」なんていってるアナタ・・
結構ヤバイです。
■もくじ
- メタボのメカニズムを理解すれば、男の更年期障害も良くわかる
- 低体温を解消すれば、メタボの原因、男の更年期障害も良くなります
と、これをおしえてくれるのは、
ニューヨーク州医師の齋藤真嗣ドクター
ベストセラー「体温を上げると健康になる」の著者
齋藤真嗣ドクターは、がん治療や感染症の専門医。
日米欧のアンチエイジングの専門医としても活躍中。
■ この素晴らしい本を、
■ 僕(コータロー)が、掻い摘まんで解説し紹介します
■ 貴方の暮らしにお役立てください
メタボのメカニズムを理解すれば、男の更年期障害も良くわかる
メタボリックシンドロームの基準について
世の男性の2人に1人は、メタボリックシンドロームです。
女性は、5人に1人の割合です。
その基準は、
内臓脂肪の蓄積 | 男性のへそまわり 85センチ以上 |
女性のへそまわり 90センチ以上 | |
血清脂質異常 | 中性脂肪150mg以上 |
HDLコレステロール40mg未満 | |
高血圧 | 最高血圧130以上 |
最低血圧85以上 | |
高血糖 | 空腹時血糖 110mg以上 |
ようは、内臓脂肪の蓄積に外の3つのどれかが当てはまるとメタボリックシンドロームになるようです。
女性に比べて、男性のメタボリスクは4倍もある
それは、ちゃんと医学的な原因があるそうです。
男の更年期障害が、メタボの原因
いわゆるメタボの原因は、「運動不足」とか「食べ過ぎ」などといわれていますが、
実は、最大の原因があるんです、、、、
それは、、、
男の更年期障害(PADAM)
更年期障害は、女性だけのものと思われがちですが、近年は男性のホルモンの低下で更年期障害があるといわれています。
- 女性の更年期障害は、、、
生理不順やホットフラッシュ(ほてりやのぼせ)などの身体症状 - 男性の更年期障害は、、、
鬱病に似た精神症状が主なもの
中高年の男性のうつ病の50%は、ウツではなくて更年期障害だとか・・・
男性ホルモンは、30歳をピークに年に1%ずつ徐々に減少していきます。これが、通常パターンです。
が、、、
年に1%ずつ徐々に減少するはずのテストステロンが、「急激な減少」によって男の更年期障害が生じます。
原因は、ストレス。
ストレスによって、急激なテストステロン減少がおこります
単純にメタボが、「運動不足」とか「食べ過ぎ」からくるのであれば、若者たちもメタボになるはずだけど、メタボになるのはほぼ中年です。
それは、
- 若者たちは、皮下脂肪であり
- 中高年らは、内臓脂肪に蓄積する
内臓脂肪に蓄積すると「アディポサイトカイン」という身体に悪影響を及ぼすホルモンが生産されるのです。
この「アディポサイトカイン」というホルモンは、悪者でしかありません。
- 糖尿病を誘発させる「レジスチン」(インシュリンの働きを低下させる)
- 動脈硬化を誘発させる「TNF-a」
内臓脂肪の蓄積が、糖尿病や高血圧、さらには、脂質異常症を促進させる理由もこの「アディポサイトカイン」というホルモンなのです。
男の「朝立ち」がなくなるのは更年期障害が原因
男の「朝立ち」は、女性の生理と同じぐらい重要
女性の更年期障害は、劇的な身体症状をともなうけれど、男性の更年期障害は気づかないぐらいに進行が長い年月をかけています。
ですから、男性が更年期障害なって居るか分からないことが多いのです。
そこで、更年期障害なのか見分ける方法が、、、
朝立ちです
実は、男性は寝ているかなりの時間に勃起しています。これを[夜間睡眠時勃起減少(NPT)]といいます。睡眠中は、レム睡眠とノンレム睡眠が交互に繰り返されますが、この[夜間睡眠時勃起減少(NPT)]は、レム睡眠時におこります。
年代的に見ると、、
- 20代では、全睡眠時間の約半分
- 40代では、4分の1の時間
- 50代では、5分の1の時間
この朝立ちが目安です。
男の更年期障害になると、、、
- メタボリックシンドロームになる
- 仕事に対してやる気がなくなる
- 異性に対して興味や性欲がなくなる
最近では若い人にもED(勃起不全)が多く、これもストレスによるテストステロンの急激な減少が影響していると考えられる
かといって、悲観する必要はありません。
解決方法がちゃんとあります。
それは、、、
低体温から脱出すれば、メタボの原因、男の更年期障害が解消できる
体温を上げるだけで、内臓脂肪が解消されメタボから脱出できる
メタボの解決策は、内臓脂肪に蓄積する「アディポサイトカイン」をなくすことで、「運動不足」とか「食べ過ぎ」をやればある程度解決します。
ですが、、、
大きな原因と思われる「男の更年期障害」が解決されません。解決すべきは、
テストステロンの分泌を正常にすることです
テストステロンの分泌を正常にすることに大きく関わっているのが「副腎」です。
副腎の主な働きは、、、
- 脳からの指令に応じてさまざまなホルモンを生産・分泌すること
この副腎の機能低下が、大きな影響をおよぼしています
例えば、、、
副腎皮質で作られるホルモンで、DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)があり、アンチエイジング学会では、「長寿マーカー」と呼ばれています。
100歳以上の血液を検査するとDHEAの値がとてもみな高い
ですから、更年期障害のメカニズムとは、
副腎機能の低下 → DHEA減少 →テストステロン(男性ホルモン)の減少 → 男の更年期障害(PADAM)
という流れで更年期障害になっていきます。
この男の更年期障害の改善方法は、、、生活習慣とライフスタイルを見直して、
体温を恒常的にアップさせること
これに尽きます。
体温を恒常的にアップさせると、、
- 免疫力がアップする
- 体温を上げるためにエネルギーを多く消費する → 内臓脂肪が解消される
基礎代謝とは、私たちが一日じっとしていても消費されるエネルギーを指しますが、体温が恒常的に上昇すれば
- 基礎代謝のエネルギー量が格段にアップする
- 体温が上がれば、寝ているだけでも多くのエネルギーを消費する
以上、恒常的に体温を上げることは、男の更年期障害の改善方法に最高の手段だといえます。
以上
では、また次回。