凄い汗かきなんだけど、「いい汗かいてください」っていわれるけど、いい汗って何だろう。
と、いうかたへ。
汗をかくことは素晴らしいことです。
でも、汗にもよい汗と悪い汗があるんです。
今回は、『汗』の話です。
■もくじ
- 汗をかくことは重要なこと
- 汗には、よい汗と悪い汗がある
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
汗をかくことは重要なこと
汗とは何だろう
汗とは、皮膚の汗腺から分泌される液体のことをいいます。そのほとんどは水で、普段かく汗は、無色無臭です。汗には、運動したときや暑いときに流す汗と興奮したり緊張したりしたときに精神的なことがきっかけでかく汗もありますし、辛いものを食べたときに出る汗もあります。
汗腺には、2種類あります
- エクリン腺
- アポクリン腺
この「エクリン腺」と「アポクリン腺」は、それぞれ汗の性質や汗が出る仕組みが異なります。
エクリン腺から出る汗は
エクリン腺は、身体全身に分布していて、毛のない部分の皮膚にあります。
そして、、、
主に体温調節のために汗を出す汗腺です。その分泌される汗は、無味無臭です。
アポクリン腺から出る汗は
アポクリン腺は、毛根の開口部にあり、毛の周囲から皮膚へと染み出てくるようになっています。
また、、、
アポクリン腺から出る汗は、白く濁っていて(乳白色)、脂質やたんぱく質など臭いのもととなる成分を多く含んでいます。
そして、、、
アポクリン腺は、脇や陰部などの限られた場所に存在しており、思春期以降に分泌の機能が働くようになっています。
これは、フェロモンとしての役割があると考えられていて、性ホルモンとの関係があるといわれています。
汗が出る汗腺の位置は、場所によって異なる
エクリン腺の分布は、手のひらや足の裏では、シワとシワの間に多く汗腺が存在しているのに対して、それ以外の部分では、シワとシワの交点に多く汗腺が存在しています。
これは、、、
手のひらや足の裏で汗をかくことは、ものを掴んだり、咄嗟に逃げたりするときの滑り止めの役割があるものと考えられています。
ですから、、、
できるだけもと接する面で汗を出す工夫がなされています。また、それ以外の部分では、より効果的に汗をかいて蒸発させて体温調節などをしていると考えられています。
汗は、何のために存在するのだろう
暑いときや運動したときに汗が吹き出ますが、このように大量に汗をかくのは人と馬くらいのもの。他の動物は、汗をかくことがあまりありません。
人は汗をかくことでマラソンができる
犬や猫、猿などの動物には、全身を覆う体毛があります。これは、保温効果や細菌・紫外線など外部からの刺激から肌を守るや熊江があるようです。その代わり体温が上がりすぎる危険が常にあります。
一方、、、
人間の場合は、「発汗」という汗をかく仕組みがあるので、体温が上がりすぎるということはありません。
ですから、、、
犬にマラソンをしろといっても15分くらいしかできませんが、人間は「発汗」という仕組みで体温調節ができるので、マラソンのような長時間走ることができるのです。
汗のメカニズム
何時間でも汗をかきながら走れる人間の体温調節を担っているのは、脳の視床下部というところです。
この視床下部では、体温が上昇すると『汗を出すように』という指令が出ます。また、汗をかくことで血液が濃くなると汗の抑制を指示します。
汗は、3つの要因でかきます
汗には、3種類(温熱性発汗、精神性発汗、味覚性発汗)あります。
「汗をかく」「手に汗を握る」「冷や汗をかく」などの慣用句があるように、汗をかくきっかけは、体温調節の他にも緊張したときやビックリして驚いたときのような精神的なものから辛いものを食べたときにでる味覚から来るものがあります。
温熱性発汗
温熱性発汗は、炎天下の時、体温が上昇したときにかく汗や運動したときにかく汗をさします。また、全身から持続的に出る汗のこと(手のひらや足の裏を除く)。
汗腺の種類は、エクリン腺
精神性発汗
精神性発汗は、手に汗を握る」「冷や汗をかく」などの言葉が当てはまるようなときにかく汗をさし、人前に出て緊張したり、ビックリして驚いたときにかく汗です。
『精神性発汗』がでる部位は、手のひら、足の裏、脇の下など限られており、それも短時間に発汗するのが特徴です
汗腺の種類は、エクリン腺、アポクリン腺
味覚性発汗
味覚性発汗は、スパイスのきいたカレーや辛いものを食べたときに、鼻や額、頭などにかく汗をさします。辛味成分のカプサイシンが口腔内の粘膜にある温度センサーを刺激して、汗をかかせています。
味覚の刺激によって、反射的にかく汗で食べ終わると同時に汗も引いていきます。
汗腺の種類は、エクリン腺
汗には、よい汗と悪い汗がある
汗腺の働きで、臭う汗と臭わない汗が生まれる
エクリン腺から出る汗の99%は水ですが、それ以外の成分はほとんどが塩分です。ですから、汗を舐めると塩辛いし、たくさん汗をかいた服には、白い跡が残るのはそのためです。
そして、その他にも微量ですが、、、
カリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、重炭酸イオンなどのミネラルや電解質、さらに乳酸、尿素などの老廃物も含まれています。
汗の濾過機能
汗のもとは、血液が原材料です。『分泌部』という部分が汗腺にあり、そこで[汗のもと]が作られます。
これは、、、
[汗のもと]は、血液から赤血球を取り除いた「血漿」という液体です。この「血漿」には、電解質の各種のミネラルが含まれているので、そのまま汗として流れてしまうと身体にとって大切なミネラル分が身体から大量に失われてしまいます。
よい汗は、濾過機能が十二分に働いている
汗のもとを作る[分泌部]からでた汗のもとは、皮膚に出るまでの『導管部』で血漿に含まれたミネラルなどの成分を再吸収することで、余分な成分が失われないように工夫されています。この濾過機能を使うから、汗の成分の99%は、水なのです。
悪い汗は、濾過機能が働かず、臭いが発生する
適度な汗をかいている分には、[汗腺の濾過機能]は十分に働けていますが、汗の量が多くなり、濾過する量が多くなると濾過できなくなり、そのまま汗として流れ出てしまいます。これは、「悪い汗」です。
- よい汗:成分の濃度が薄くて水に限りなく近く、皮膚面で蒸発しやすい性質があります。
- 悪い汗:濃度が高く、ねばねばしており、蒸発しにくいため、体温を調節するうえで効率が悪くなります。
そして、、、
[悪い汗]は、余分な成分を含んでいるために、いやな臭いが発生させてしまいます。
また、、、
[汗腺の濾過機能]がよく働いていないので、ミネラル分が体外へ排出されてしまうので熱中症の原因になったり、慢性的な疲労を与えるようになります。
ですが、、、
[汗腺の濾過機能]は、日頃から汗をかけばかくほどその能力は交渉するという特性があります。
ですから、、、
よく運動する人の汗は臭いませんが、運動不足の人の汗は臭いを発生させやすい。なので、汗が臭うときにされる方は、日頃から少しずつ汗をかく習慣を身につけることをおすすめします。
それが、「よい汗」をかくことになります。
以上。
あなたを守る「ミネラル濃縮液」ミネラルくん
また、次回。