最近ストレスで、肌荒れが酷くて大変、ジャンクフードばかり食べているから吹き出ものはできるし、湿疹もできてとにかくかゆい。反省中・・・
と、いうかたへ。
生活のリズムが崩れたり、
ストレスをため込んだり、
不規則な生活で寝不足だったりすると
お肌が荒れてしまい
湿疹ができて、もっとつらくなりますよ。
今回は、湿疹(皮膚炎)発症の仕組みから賢い薬の活用法とセルフケアの話です。
■もくじ
- 湿疹(皮膚炎)のこと
- 湿疹(皮膚炎)とかぶれとじんましんの違いとは
- 湿疹(皮膚炎)のセルフケアは
- 湿疹(皮膚炎)とかぶれとじんましん薬の使用方法とは
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
湿疹(皮膚炎)のこと
とにかく痒い湿疹はなぜできるのか
湿疹とは、皮膚の表面に起きる炎症のことを総称したものをいい、皮膚が赤くなり、ブツブツや水ぶくれができることもあり、強いかゆみが特徴です。皮膚炎とも呼ばれています。
そして、、、
湿疹(皮膚炎)の種類には、「かぶれ」や「じんましん」「あせも」などの種類があります
皮膚のバリア機能が低下して湿疹(皮膚炎)に
私たちの皮膚は、厚さは、1.5mm〜4mmあります。そのなかに外側から[表皮][真皮][皮下組織]といった3つのそうがあります。
- [表 皮]は、紫外線やほこり、ウイルスなどの異物から身体を守るバリアになり保護しています。
- [真 皮]は、エクリン腺などの汗腺や毛細血管、知覚神経などがあり、皮膚に弾力を与えています。
- [皮下組織]は、皮下脂肪で体を守り、エネルギーの貯蔵庫にもなっています。
このように、、、
皮膚は、外部からの異物の侵入を強力に防ぐバリア機能を持っていますが、それでもバリアをかいくぐって侵入してくる刺激や、異物があると炎症を起こしてしまいます。これが湿疹(皮膚炎)。
たとえば、、、
かぶれ
『かぶれ』は、身の回りの「金属」や「化粧品」や「衣類」、「合成洗剤」などの刺激を与える物質やアレルギーのもととなる物質の接触によって起こります。
あせも
『あせも』は、大量の汗を掻くことで、身体が処理が追いつかずに発症します。
じんましん
『じんましん』は、食べるものや薬、そして感染症などで発症します。
肌荒れ、炎症が起こる仕組みとは
細菌の攻撃に迎え撃って、炎症が起こる
空気と接している一番外側にあるのが角質層ですが、その角質層の厚さはわずか0.02mmしかありません。
しかし、、、
わずか0.02mmの厚みの角質層は、体内の水分が逃げていくのを防ぎ、細菌などの侵入を防いでくれています。角質層が、豊かに水分をためることで、潤いのある肌を保ってくれています。また、化粧品などは、この角質層まで染み込みます。
ですが、、、
ストレスや水分が足らなくなったりなどのさまざまな要因によって、角質層がダメージを受けてしまうと、やすやすと細菌が皮膚に浸入してきます。
すると、、、
私たちの身体に備わったさまざまな細胞が、身を守るために攻撃態勢に入ります。
- [好球中]は、細菌が侵入した部位に向かい
- [マクロファージ]は、侵入してきた菌を食べます
- [リンパ球]は、抗体を作りだして、菌に攻撃を仕掛けます
アレルギー反応を起こす
皮膚は、特定の物質が異物だと判定するとアレルギー反応を起こします。
花粉やホコリは、アレルギー反応を起こすことで有名です。その他にも金属アレルギーなどの金属もアレルギー反応を起こす原因物質(アレルゲン)として知られています。また、植物・薬品・化粧品・衣類など、その人の体質によって、炎症を起こす原因は異なります。
それは、、、
アレルギー反応を起こす原因物質(アレルゲン)が、侵入してきたときに抗体が付着した肥満細胞からヒスタミンという物質を放出し、炎症やかゆみを起こします。
たとえば、、、
アレルギー体質の人が、乾燥やストレスなどで皮膚のバリア機能が低下すると、皮膚炎を起こしやすくなります。
ストレスや乾燥によって皮膚のバリア機能が低下していくと、アレルギー体質の人などは皮膚炎を起こしやすくなります。
湿疹(皮膚炎)とかぶれとじんましんの違いとは
湿疹といってもそれぞれ原因も症状も違う
そして、、、
湿疹(皮膚炎)には、「かぶれ」や「じんましん」「あせも」などがあります。
これらの湿疹が、なぜ起きるのか?に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
湿疹とかぶれの違いとは
湿疹とは皮膚の表皮や真皮に炎症が起こり、かゆみやヒリヒリ感が出て、赤くなったり腫れたり、ぶつぶつができたり、水ぶくれなどができたりする皮膚の疾患をいいます。
そして、、、
「かぶれ」とは、正式名称で「接触皮膚炎」といいます。皮膚が、刺激物質やアレルギー原因物質(化学物質や合成洗剤など)に触れることで発症する炎症のこと。
また、、、
かぶれ(接触皮膚炎)は、大きく2つに分けられます。
それは、、、
刺激性接触皮膚炎
皮膚に接触することによって炎症が起こります。刺激物が、許容できる範囲を超えた濃度で摂食すると、誰でも発症する場合があります。たとえば、どこにでもある日用品が刺激物になる事があります。石けんや洗剤などの界面活性剤がそれになったり、クリーニングの溶剤が原因になったりします。
アレルギー性接触皮膚炎
特定の物質にアレルギーを持っている人だけに起こる炎症です。これは、ほんの微量でも原因物質に触れると炎症が引き起こされます。たとえば、ゴム製品に含まれる薬品だったり接着剤だったり、繊維やプラスチック製品に使われているホルムアルデヒドや着色剤といったもの。
また、紫外線吸収剤や抗菌剤などはアレルギー性接触皮膚炎を引き起こします。アレルギーの原因物質とは知らずに長期にわたり使用を続けて皮膚炎が長引いている人もいます。
外的要因 | 内的要因 |
薬剤や化学物質、物理的刺激、ハウスダスト、花粉、細菌、真菌(カビ)など | 体調、体質(アレルギーやアトピー素因の有無など)、皮膚の乾燥状態、汗や皮脂の分泌状態 など |
多くの場合、これらが複雑に絡み合って湿疹が起こり、原因をはっきりとは特定できないことが多い |
かぶれとじんましんの違いとは
かぶれ(接触皮膚炎)は、何らかの原因物質が皮膚に触れることで発症します。
が、、、
「じんましん」は、皮膚の一部が突然に赤くくっきりと盛り上がり(膨疹)、しばらくすると跡かたなく消えてしまう病気です。
症状としては、大抵は痒みを伴いますが、チクチクとした痒みに似た感じや焼けるような感じを伴うこともあります。個々の皮疹(ブツブツや赤み)は数十分から数時間以内に消えるのが普通ですが、中には半日から1日くらいまで続くものもあります。
この「じんましん」は、原因を特定できるものは全体の1~3割ほど。その多くは原因がハッキリと分かっていないのです。
湿疹・かぶれの種類
かぶれ(接触皮膚炎)
接触した部位に、境界がはっきりした炎症などが起こります。
脂漏(しろう)性湿疹
皮脂(油分)の分泌異常やホルモンバランスの崩れにより起こります。
皮脂欠乏性湿疹
皮膚表面の皮脂が欠乏し、乾燥肌の人に発症しやすいものです。
主婦湿疹(手湿疹)
手にできる湿疹で、家事によって生じた場合に「主婦湿疹」と呼ばれます。せっけんや洗剤などによって起こり、主に利き手側にできます。
おむつ皮膚炎
乳児や寝たきり高齢者などおむつを着けている人が、大小便の刺激やおむつの当たる刺激などで起こります。
赤みが強い場合、なかなか治らない場合は、カビに感染する皮膚カンジダ症になっている場合があります。
アトピー性皮膚炎
明確な原因が特定できないといわれていますが、耳、顔、首回り、わきの下、ひじの内・外側、ももの付け根、膝の表・裏側といった部位に湿疹が出て、皮膚全体がカサカサしているという特徴があります。
湿疹(皮膚炎)のセルフケアは
バリア機能をアップして湿疹(皮膚炎)の発生を抑える
湿疹(皮膚炎)を起こさないためには、日頃からバリア機能が十分に働ける環境作りが大切です。
また、、、
アレルゲンや痒みの原因となる植物・金属・薬品・化粧品・衣類など特定の物質を避けることも大切。
たとえば、、、
金属アレルギーの人であれば、金属が肌に接しないようにするとか金属に近づかない、使用しないといった工夫が必要です。
湿疹(皮膚炎)にならないためのバリア機能アップ法
皮膚のトラブルは、乾燥することから発症することが多いので、皮膚が乾燥しないようにしましょう。
- エアコンなどの空気が乾燥する環境では、加湿器を備える
- 洗顔後や入浴後には、保湿に努める など
また、、、
不規則な生活や睡眠不足といった偏った生活や好き嫌いの激しい偏った食生活の乱れからも皮膚が荒れてしまったり、バリア機能が弱まったりします。
ですから、、、
体調管理に努めることが大切です。とくに、内臓と肌の関係は密接なものがあるので、食生活の健全化に努めることは大切です。
湿疹(皮膚炎)にならない日頃からの注意事項
QOLの向上は、健康な皮膚を作るうえで大切なことです。
さらに、健康な肌を保つこととして以下のような点に注意しましょう。
- ストレスをためないようにこころがける
- 規則正しい生活
- 睡眠は充分に摂ること。そして睡眠の質を上げること
- 適度な運動をこころがける
- 汗をかいたら、こまめにシャワーを浴びる
- 汗が出たら、濡れたタオルで拭き取るようにする
- エアコンの効いた室内では、乾燥しないように注意する
- いつでも皮膚を清潔にして、保湿をこころがける
- 涼しい環境に身を置くようにする
- アルコールなどの刺激物は摂らないようにこころがける
そして、、、
アレルギーの原因物質が分かっていたら、触れないようにする。または、触れない環境作りをする
湿疹(皮膚炎)とかぶれとじんましんの薬の使用方法とは
湿疹(皮膚炎)になったら悪化を抑えよう
湿疹(皮膚炎)やかぶれになると、痒くて仕方がありません。そのため、知らない内に掻きむしってしまうことがあります。
たとえば、、、
痒い患部をかき壊していまい、気がつくと化膿していて悪化して、患部がさらにひろがっている場合があります。
このような多くの場合、薬を使って患部を抑えます。その時の薬の使用を勉強しましょう。上手な薬の使用方法を知らないとさらに悪化することもあります。また、ストレスがたまっているときは、無意識にかいてしまう癖のある人もいるので注意です。
薬を使用する前に医療機関の受診も検討しましょう
湿疹(皮膚炎)やかぶれの原因として、内臓疾患や他の病気で発症することがあるので注意しましょう。
それは、糖尿病、腎臓病、肝臓病、悪性の腫瘍などの症状の一つとしてかゆみや湿疹が起こる場合です。このような場合は、躊躇せずに専門医に診てもらってください。
- 激しいかゆみがあるとき
- 広い範囲に病変がある場合
- 毎年同じ時期にできる場合
- 発熱や倦怠感などを伴う場合
湿疹(皮膚炎)になったら薬のステロイドと抗生物質の使い分けを
薬の使い分けは、重要なポイントです。
それは、、、
- 炎症やアレルギーにはステロイド
- 細菌感染には抗生物質
皮膚に炎症を起こしているとか原因がアレルギーのときは、ステロイド成分で感情な免疫反応を抑え手ください。
また、細菌感染のときは、抗生物質で細菌を抑えましょう。
炎症がなく、かゆいだけの症状なら抗ヒスタミン薬や鎮痒成分を配合したものを選びましょう。
湿疹(皮膚炎)になったときの注意点
以下、〔くすりと健康の情報局〕から抜粋。
湿疹・かぶれ用の市販薬(OTC医薬品)として、さまざまな外用薬が出ているので、症状に合わせて上手に活用しましょう。
症状が軽い場合
穏やかな作用のステロイド成分(ウィークステロイド)や、かゆみを抑える抗ヒスタミン成分を配合したもので治療効果が期待できます。
また患部が顔や皮膚の弱い部分にあったり、小さなお子さまや高齢の方が使用する場合には、まずステロイド成分を含まないノンステロイドタイプの鎮痒消炎薬での対処がおすすめです。
症状が強い場合
赤く炎症を起こしていたり、かゆみが強いとき、症状が治まらないときは、ストロングステロイドやミディアムステロイドを選択して早めに患部の炎症を抑えましょう。
なお、「ステロイド外用剤の上手な使い方」を読んで正しくお使いください。
かき壊したとき、とびひなど
化膿している場合、細菌を殺菌する抗生物質が配合された皮膚用薬の使用が必要です。
炎症も起こしている場合は、抗生物質とステロイド成分を共に配合したものを選びましょう。また、患部がジュクジュクしてしみる場合は、刺激が少なく保護作用のある軟膏がおすすめです。化膿はしているが膿疱(黄色みがかった膿がたまった状態のもの)が破れていない場合は、のびがよく浸透もよいクリームでもよいでしょう。化膿止めの入った軟膏などもあります。
分類 | はたらき | 成分の例 |
ステロイド成分 | 炎症を鎮める、毛細血管を引き締めて皮膚の赤みやかゆみをとる | ベタメタゾン吉草酸エステル フルオキシノロンアセトニド プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル デキサメタゾン酢酸エステル プレドニゾロン ヒドロコルチゾン酢酸エステル |
非ステロイド性抗炎症成分 | 炎症を抑える ※比較的軽い湿疹などに |
ウフェナマート |
抗ヒスタミン成分 | かゆみをやわらげる ※ステロイドが使いにくい顔の湿疹などに |
ジフェンヒドラミン塩酸塩 クロルフェニラミンマレイン酸塩 |
鎮痒成分(かゆみ止め) | かゆみを抑える | クロタミトン |
抗生物質 | 細菌を殺菌する作用、病巣の清浄化 | フラジオマイシン硫酸塩 クロラムフェニコール |
組織修復成分 | 傷の治癒を助ける | アラントイン |
ビタミン類 | 血流を改善し、症状の回復を助ける。 | トコフェロール酢酸エステル (ビタミンE酢酸エステル) |
殺菌消毒成分 | 細菌の増殖を抑える | イソプロピルメチルフェノール クロルヘキシジン塩酸塩 |
※アレルギーによるかゆみを抑えるのに、抗ヒスタミン成分を配合した内服薬もあります。抗ヒスタミン成分は眠くなる副作用がありますが、かゆみがつらいときにはむしろ眠りにつきやすくなります。
以上。
あなたを守る「濃縮ミネラル」ミネラルくん
また、次回。