食生活改善なら白米より玄米がおすすめ【白米は酸化した死んだ食物】

玄米

やっぱり日本人は、白い米が最高ですね〜
食生活改善で、白米だとちょっと血糖値が気になるんだけど、
玄米は、チョーめんどうくさい感じがして

と、いう方へ


確かに白いご飯のおにぎりは凄い魅力。
ですが、、、
食生活改善ならとにかく玄米がおすすめ


今回は、玄米のお話しです。

■もくじ

  1. 食生活改善で穀物を摂るなら、白米よりも玄米の方が良い
  2. 玄米は、生命力を秘めたエンザイム(酵素)を多く含む食物だ

この記事は、世界で初めて大腸内視鏡の挿入方法を考案した新谷弘実ドクターが書かれた『病気にならない生き方』を参考にして、重要な点を抜粋しながら解説していきます。

新谷 弘実 サンマーク出版
アメリカ消化器内視鏡学会で、多くの賞を受賞している胃腸内視鏡分野の世界的権威。
世界で初めて、大腸内視鏡を使ったポリープ切除術を考案し、その技術によりガン発症リスクを大きく減少させた功績を称され、医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』※1 において、医学界に大きな影響を与えたドクターのひとりに選ばれた。
各界のトップやハリウッドスターなど多くのVIPから主治医として支持される。
著書『病気にならない生き方』は200万部を超すベストセラーとなり、16種類の言語に翻訳、世界中で販売されている。
プロフィール

■ この素晴らしい本を、
■ 僕(コータロー)が、掻い摘まんで解説し紹介します
■ 貴方の暮らしにお役立てください

食生活改善で穀物を摂るなら、白米よりも玄米の方が良い

食生活改善で穀物を摂るなら、白米よりも玄米の方が良い

精製した白米は、皮を剥いているのだから酸化している

お米は収穫できる時期が限られているので、いつも収穫したてのものというわけにはいきません。

お米も空気に触れていると、時間とともに酸化します。とくに、精製した白米は皮を剥いているのですから、、、

  • 白米は、玄米よりもずっと早く酸化しています

これは皮を剥いたリンゴが、すぐに茶色く変色してしまうのと同じことです。

白米は、胚芽を取り除き胚乳だけにしたもの

「米」は、稲という植物の種です。

この種は実った状態では籾殻という殻に包まれています。

白米とは、、、

  • この籾殻の部分を外したのが【玄米】
  • 【玄米】から果皮、種皮、糊粉層など「ぬか」と呼ばれる部分を取り除いたのが「胚芽米」
  • 「胚芽米」から胚芽まで取り除き[胚乳]だけにしたものが【白米】
白米は、胚芽を取り除き胚乳だけにしたもの

白米は、大切な部分を捨ててしまった酸化した「死んだ食物」だった

白米は真っ白で色も美しく、やわらかく甘みも強いので、ほとんどの人が好んで白米を食べていますが、、、

じつは白米は、

  • 米のもっとも大切な部分を捨ててしまった「死んだ食物」なのです

リンゴやジャガイモは、皮を剥いて置いておくと、酸化して茶色くなります。精米した米も、色こそ変わりませんが、皮を剥かれているので玄米よりもずっと早く酸化しています。

自家精米器などで、精米したての白米を食べるとおいしく感じるのは、白米が酸化してないからです

食生活改善のためには、エンザイム(酵素)を多く含んだ玄米が最適だ

玄米は、生命力を秘めた【生きた食物】

玄米は、生命力を秘めた【生きた食物】

白米には、「ぬか」と「胚芽」部分がありません。ですから当然ですが、水につけておいてもふやけるだけで発芽することはありません。

しかし、玄米は、適当な温度があれば、水につけておくと発芽します。

発芽することのできる玄米は、生命力を秘めた「生きた食物」です

この発芽することだけを見ても、白米が「死んだ食物」だということがわかると思います。

穀物は、みな火を通して食べるのが良い

植物の種というのは、適した環境におかれたときに発芽できるように、エンザイム(酵素)をたくさん秘めています。

また種の中には、勝手に発芽してしまわないように、発芽を抑制する「トリプシン・インヒビター」というとても強力な物質が含まれています。

穀物や豆や芋類を生で食べると害になるのは、、、

  • この物質(トリプシン・インヒビター)を中和し消化するために大量のエンザイム(酵素)が消費され、エネルギーを失うことにつながるからです

しかし、このトリプシン・インヒビターは

  • 熱を加えるとなくなり、食物としても消化しやすいものになる
穀物は、火を通してから食べるのがいいのです
精製されていない穀物は、栄養がギッシリつまっている

精製されていない穀物は、栄養がギッシリつまっている

精製されていない穀物には、身体によい栄養素がギッシリつまっています。

  • タンパク質、炭水化物、脂肪、食物繊維、
  • ビタミンB1、ビタミンE、
  • 鉄やリンなどのミネラル

と、いった数多くの大事な微量栄養素がバランスよく入っています。

  • 白米はどれほどよいものでも玄米に比べると、栄養素は玄米の四分の一ほどしかありません

とくに胚芽部分には、さまざまな栄養素がいっぱい詰まっていますから、精米するときは【胚芽米】にとどめてもらいたいと思います。

玄米など精製されていない穀物は、工夫して調理しよう

玄米は炊くのが大変だという人が多いのですが、いまは市販されている一般的な炊飯器にも【玄米炊き】機能がついています。

【発芽玄米】といって、ほんの少しだけ発芽させた玄米もカンタンに手に入ります。発芽玄米なら、玄米炊き機能のない炊飯器でもおいしく炊けることができます。

精製されていない穀物がよいのは、「麦」の場合も同じです。小麦も精製すると、栄養素はげぎげんします。

パンやパスタなどを愉しむときには、全粒粉を使ったものを選ぶとよいです。

以上。






また、次回。