妊活中ですが、将来の赤ちゃんのために栄養を摂るようにしています。
だけど、、いまいち安全な油は何なのか知りたいし、何がおすすめ。
と、いう方へ
「毎日コンビニでパンや牛乳を買って食べてます」
といっているあなた。
本当それでいいのでしょうか。
■もくじ
- 妊活中・妊娠中は、絶対に食べてはいけない油が植物油
- 安全な油を知ろう。
と、教えてくれるのは、、、
歯学博士の長尾周格ドクター
予防歯科専門クリニック「稲毛エルム歯科クリニック」院長。
著書に
『歯医者が虫歯を作っている』
『歯医者の99%は手抜きをする ダメな歯医者の見抜き方 いい歯医者の見分け方』など
■ この素晴らしい本を、
■ 僕(コータロー)が、掻い摘まんで解説し紹介します
■ 貴方の暮らしにお役立てください
妊活中・妊娠中は、絶対に食べてはいけない油が植物油
ほぼすべての植物油は、危険な食品です
一般的には、動物性油脂よりも植物油の方がヘルシーで身体に良いという風潮があります。ですが、ほぼすべての植物油は、危険な食品です。
それは、植物油の脂肪酸組成を知れば明快です。
たとえば、、、
太平洋戦争後、日本人の植物油の消費が急増しました
その影響が、、
- 慢性疾患(糖尿病や高血圧、高脂血症、腎疾患、リウマチ・アレルギー性疾患など)
- 出生率の低下(1947年に4.32だったのが、2012年には1.41にまで減少)
と顕著になっています。
植物油の脂肪酸組成を知ろう
脂肪酸組成は、一般的には4つの種類に分かれます。
- 飽和脂肪酸
- 一価不飽和脂肪酸のオレイン酸(オメガー9)
- 多価不飽和脂肪酸のリノール酸(オメガー6)
- 多価不飽和脂肪酸のαーリノレン酸(オメガー3)
多価不飽和脂肪酸は、生体内で合成できないので「必須脂肪酸」と呼ばれています。
妊活中・妊娠中に必要なのが、この「必須脂肪酸」
ですが、、、
必須脂肪酸であってもリノール酸(オメガー6)は、摂り過ぎると炎症を促進することが分かってきました
多価不飽和脂肪酸のリノール酸(オメガー6)は、体内で代謝されて、
アラキドン酸から、プロスタグランジン2系の生理活性物質となり炎症を促進します。
一方で、、、
多価不飽和脂肪酸のαーリノレン酸(オメガー3)は、ステアリドン酸からEPA、プロスタグランジン3系へと代謝されて、炎症を抑制します。
ようは、、、
今の日本人は、抑制する[オメガー3]をたくさん摂らずに、圧倒的に炎症を促進する[オメガー6]を摂るようになっているのです。
この結果、、、
多くの日本人が、糖尿病や高血圧、高脂血症、腎疾患、リウマチ・アレルギー性疾患などといった慢性疾患を引き起こしている原因の一つと考えられます
[オメガー3]がほとんどなく、
[オメガー6]の割合が高い油が、、、
- キャノーラ油
- 大豆油
- ごま油
- サラダ油
妊活中・妊娠中にこのような油で揚げたコロッケやポテトチップスなどは危険です。
さらに、サラダにかけるなどしてはダメなのです。
妊活・妊娠に摂ってはいけないキャノーラ油
キャノーラ油は、最も毒性の高い油です。
ところが、日本人はこの油をもっともの消費しているのです。
キャノーラ油が危ないということをこの記事でも紹介しました。
妊娠予定の女性の方。気をつけてください。妊娠中にミネラル(鉄分)が足らないと、切迫早産になります。妊娠前、妊娠中はしっかりと摂っておきたいのが葉酸です。妊娠前、妊娠中はしっかりと摂っておきたいのが葉酸。葉酸は、ビタミンB群の一つ。ビタミンBですが、このビタミンBは糖質の代謝にも使われるものなのです。しっかりと葉酸(ビタミンB)を摂ってください。
もともとキャノーラ油は、菜種油を改良してできた油です。日本人は、菜種油というと、行灯などに灯油として使っていた油であって、食用ではなかったのです。
キャノーラ油の毒性とは、、、
- 甲状腺肥大を起こす毒性物質が含まれている
- 心臓に脂肪蓄積をもたらす物質が多く含まれている
- 深刻な環境ホルモン作用も含まれている
しかし、カナダの研究者たちがこの毒性を大幅に少なくした品種としてキャノーラ油を作り出しました。
しかし、この毒性はまったく減っておらず、、
- 従来の菜種油と程同等の毒性が認められました
妊活中の方には、ようく知ってもらいたいんですが、
- キャノーラ油に含まれている深刻な環境ホルモン作用には、精子の減少や不妊と密接に関わっています
- キャノーラ油の毒性は、部分水素添加の大豆油(マーガリン、ショートニンの原料、トランス脂肪酸を多く含む)と同様です
このような油は、本来食用としてはいけません。
日本で2番目に使われているパーム油は、発がん性が高いから危険
日本における食用油の問題は、非常に深刻です。
我が国で2番目に多く使われている食用油が、パーム油です。この油は、発がん性が高いです。
脂肪酸組成でいうと、、
- 圧倒的に炎症を促進する[オメガー6]が、40%と多く
- 抑制する[オメガー3]がわずか0.3%しかありません
この割合からいうと、妊活中・妊娠中の女性は、特に摂るべきではありません。
じゃ、、、
オリーブオイルはいいのでは、、、
[オメガ−9]が、多いオリーブオイル健康上問題は無いのです。
が、、、
一方で怖いデータが、発表されています。
- 容量依存的に発ガン促進作用がある
- 脳出血促進作用がある(カナダの研究グループ)
このような作用が確認されいるので、妊活中・妊娠中の女性は、特に摂るべきではありません。
脂肪酸の種類 | 主な脂肪酸 | 代表的な食品 | ||
飽和脂肪酸 | 短鎖 | 酪酸 | バター | |
中鎖 | ラウリン酸 | ココナッツオイル | ||
長鎖 | バルミチン酸など | 動物性油脂、植物性油脂 | ||
不飽和脂肪酸 | 一価不飽和脂肪酸 | オメガー9 | オレイン酸 | オリーブ油 |
多価不飽和脂肪酸 | オメガ-6 | リノール酸 | 大豆油、コーン油 | |
rーリノレン酸 | 月見草油 | |||
アラキドン酸 | タマゴ、肉、魚類 | |||
オメガ-3 | αーリノレン酸 | 亜麻仁油、エゴマ油 | ||
EPA | 青魚、魚油 | |||
DHA | 青魚、魚油 |
コンビニ食の正体
コンビニエンスストアの基準は「真夏の炎天下(40℃)に1日置いても腐らない」を設定しています。
なぜ腐らないのでしょうか?それは、
防腐剤やトランス脂肪酸を多量に活用しているからです。防腐剤は、そのまま腐らないようにする薬品です。トランス脂肪酸は、水素添加された油脂で作られたものを指します。マーガリンやファットスプレッド、ショートニングなどで、酸化しない油になります。いわゆる「腐らない油」といえます。湿気ない、サクサク感が続く油なのです。
腐らず、湿気ない油は食品業界では貴重な発明でした。
が、これはどういうことかというとコーティングされている状態の油をいいます。はっきりいうとプラスチック状態といえますし、シリコンコーティングされている油といえます。
プラスチックは、腐らない。
プラスチックでコーティングされた食品も腐らない。
というのが、
コンビニ食は腐らないという理由になります。カビることのないパン。湿気ることのないパンやお菓子などは、プラスチックでコーティングされているのです。
妊活中・妊娠中の女性が、プラスチックを食べたらどうなるでしょうか。当然、消化されにいはずです。
消化するために妊活中・妊娠中の女性の身体は、たくさんのエネルギーと消化酵素を必要とします。
酵素は、現在限りが有るとされている有限なもの。
消化されないプラスチックは、体外に排出されず体内に残ってしまいます。エネルギー代謝できないので、体内に留まるのでコンビニ食を食べてる人は自然と肥ってしまいます。
また、プラスチックが体内にたまるので、腎臓などあらゆる臓器に不具合が生じます。こういったことが、アレルギーとか成人病を引き起こす遠因になっています。
これが、コンビニ食の正体です。
安全な油を知ろう
動物の脂に溶け込んでいる危ない物質とは
動物性油脂には、油に溶けるさまざまな物質が含まれています。
まず、身体に良いもの代表の脂溶性ビタミンです。
ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK
特にビタミンD³は、動物性油脂にしか含まれていません。
妊活中・妊娠中の女性は、欠乏症にならないためにも良質の脂質をしっかりと摂る必要があります。
しかし、動物性油脂が全て良いとは限りません。
動物を成長促進させるために投与される薬剤たちが危険です。
- アナポリックステロイド剤
- 乳の出を良くするホルモン剤
など、牛の脂質には蓄積します。ステロイドホルモンは、分解されにくいので、私たちもホルモンの影響を受けてしまいます。
さらに、、、
乳牛は、効率的に乳を出させるために、主産後すぐに人工的に妊娠させられます。乳牛は、いつも妊娠状態なのでエストロゲンが常に分泌され続けて、脂質に蓄積します。そうやって飼育された牛乳の中にも相当量のステロイドホルモンが入っているために、年少の女の子が牛乳を摂り続けると、
- 初潮が早くなり
- 二次性徴が早く出現します。
二次性徴とは、性器以外の身体の各部分にみられる男女の特徴で
- 乳房が発達する。
- 陰毛、わき毛が生えてくる。
- 丸みを帯びたからだつきになってくる。
- 初経(初めての月経)が起こる。
- 外性器・内性器(子宮・卵巣・腟・外陰部)が発達する。
最近の中高生の女子が、大人顔負けの容姿になるのは、これが原因かと思われます。
また、、、
- 日本で消費される抗生物質の3分の2は、家畜用であり
- 相当量の抗生物質が、脂質に蓄積していると考えられます
ですから、動物性油脂が良いというわけでもないので、妊活中・妊娠中の女性は、どのよう環境で育てられたのかを吟味する必要があります。
そういうことを考えると、、、
結論的には、、、
動物性油脂は、天然物。ということになります
- 天然の魚介類
- ジビエなどの野生動物
が、理想といえます。
そして、ミネラルも大切です。
以上。
では、また次回。