医者から「糖尿病になってもおかしくないよ」って、いわれてびびっています。正直不安・・・
と、いう方へ
6人に1人が、糖尿病の予備軍といわれる現在。
予断を許さない状況なので、
糖尿病のことをちゃんと知っておくべきです。
今回は、糖尿病の足病変にならないためのフットケアのお話しです。
■もくじ
- 糖尿病は、日頃からのフットケアが大切です
- 糖尿病の足病変にならないためにフットケアを
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
糖尿病は、日頃からのフットケアが大切です
糖尿病の足病変とは
糖尿病になる人は、
6人に1人といわれる現在。誰がなってもおかしくない状況になっています。
大雑把な糖尿病についての説明は、この記事で紹介しています。
糖尿病の疑いがある人は、6人に1人といわれ約1870万人にのぼっています。血糖(血中のブドウ糖)を下げるインスリンというホルモンの効きが悪くなり、血糖値が上がってしまう病気のことを糖尿病といいます。
だいたい糖尿病になる10人に9人は、2型糖尿病です。インスリン非依存型と呼ばれ、いわゆる肥満、大食い(過食)からインスリンが効きにくくなる人。遺伝の影響もあるといわれていますし、なによりも食習慣に問題がある人です
ドクターから「糖尿病になってもおかしくないよ」って、いわれたら早期の対策をすれば、大丈夫なのでしっかりとセルフケアをしてください。
ですから、糖尿病のことを知っておくことはとても大切です。
糖尿病で一番怖いのは、合併症
血糖値をコントロールしないで糖尿病を放置していると、合併症になります。生命をおびやかすこの合併症は、【慢性合併症】といわれています。
- 神経障害
- 網膜症
- 腎症
など1度は耳にしたことがあるかもしれません。
糖尿病の足病変は、増加している
糖尿病になると身体のさまざまなところでトラブルが発生します。その一つに足のトラブルがあります。
ちょっと古いデータですが、、、
糖尿病の合併症に[糖尿病神経障害]と[末梢動脈疾患]などが原因となって足趾(足の指のこと)が変形したり、潰瘍、壊疽といった【糖尿病足病変】を発症します。
糖尿病になって、足の壊疽になる頻度は、、、
- 1997年の0.4%から2002年には【1.6%に増加】しています
【糖尿病足病変】で足趾や下肢を切断することも
糖尿病は、神経障害を引き起こすといいましたが、糖尿病になった本人には自覚症状がないために、重篤な潰瘍や壊疽になっていることが分からないケースがあります。ですから、発見が遅れることもあり、最悪の場合、足趾や下肢を切断することがあります。
だから、、、
- 足趾や下肢を切断しないためにも日頃からの【糖尿病足病変】のチェックとケアが必要なのです
くり返しますが、糖尿病の人は、、、
- 足の血管が狭く細くなっていて
- 神経障害で足の感覚が低下しており
- 悪化していても痛みを感じないことが多い
のです。
糖尿病の足病変を調べる方法
足趾(足の指のこと)が変形したり、足趾や下肢を切断する可能性がある糖尿病ですが、きちんとチェックしていけば未然に防ぐことができます。
糖尿病の足病変を調べる検査は、以下のようなものがあります。
糖尿病足病変の検査 | |
足の診察 | 足に変形やタコがないか、潰瘍や壊疽がないかどうかなど、診察で確認します。 |
末梢動脈疾患の検査 | 足の血管が細くなる末梢動脈疾患では、足の潰瘍や感染にかかりやすくなります。足の血管の評価に関しては、末梢動脈疾患の検査をご覧ください。 |
神経障害の検査 | 神経障害があり足の感覚が鈍くなると、傷や感染に気がつきにくくなります。アキレス腱反射、振動覚検査、触覚検査、末梢神経伝導検査などで評価します。 |
感染症の検査 | 足をよく観察し感染の兆候がないか判断します(爪が変形・変色していないか、赤く腫れている、膿が出るなど)。爪や皮膚の一部を削って水虫菌(真菌)がいるか調べることもありません。また、ひどい感染がある場合は、血液の検査や画像検査で重症度を評価します。 |
→ 国立国際医療研究センター:糖尿病情報センター > 糖尿病足病変
糖尿病の足病変の予防としては
なによりも【糖尿病の足病変】には、早期発見と早期治療が肝心です。また、糖尿病になったら毎日足をチェックすることが大事。
【糖尿病の足病変】チェック
以下の項目に一つでも当てはまるのであれば、糖尿病のリスクが高い人です。
- 血糖コントロールが悪い人
- 過去に足に潰瘍ができた、足壊疽になったことがある人
- 既に糖尿病で神経障害がある人
- 足の血管が狭く細くなっている人(末梢動脈疾患)
一つでも心当たりのある人は、糖尿病の専門医か皮膚科に行って相談してください。
糖尿病の人は、足の感覚が低下している
糖尿病の方は、足の感覚が低下しているためにトラブルが発生しやすいです。
たとえば、、、
- ストーブの近くで足を火傷しても気づかない
- 使い捨てカイロを肌に直接当てても熱くない
など、足の感覚の低下によって【低温火傷】になる場合が多いので注意です。
糖尿病の足病変にならないためにフットケアを
糖尿病にとってフットケアはなぜ大切なのか
糖尿病になると、【足の感覚の低下】や【高血糖のために抵抗力が低下】するために細菌の感染が起こりやすくなります。
また、、、
糖尿病になると視力が低下するために(糖尿病網膜症)、細菌に感染した傷や足趾の変形に気づかずに、知らず知らず病状が悪化することが多くなるので注意が必要です
糖尿病の足病変にならないためにこまめなチェックを
足の切断といった重大なことを招かないためにも、、、
- 血糖値のコントロール
- 日々の足のチェック
が、大切です。
また、自分では気づきにくいので、、、
糖尿病のフットケアには、配偶者やご家族の協力も大切です
少しの足の傷から細菌が入り込んだりするので、毎日よく足を観察して、糖尿病の足病変にならないようにすることが一番の予防になります。
糖尿病のフットケア方法を紹介
糖尿病のフットケア方法1:毎日の足の観察
抵抗力低下によって足の傷は重大です。潰瘍や壊疽の予防のためにも、早期発見・早期治療が肝心。
- 毎日、足の隅々までおかしなところがないか見て触って、観察しましょう
- 見えないところは、鏡を使ったり、配偶者や家族に見てもらいましょう
- ウォーキングすることは大切ですが、帰ってから念入りに足を観察しましょう
糖尿病のフットケア方法2:足を清潔に
細かな傷から感染を防ぐためには、足が清潔であることが重要です。
- 石けんでよく足を洗いましょう
- 足指の間は見落としがちです。しっかり洗いましょう
- 洗った後は、皮膚を傷つけないように優しく拭き取りましょう
- 足が乾燥している場合は、保湿クリームを塗って保湿しましょう
- 足指の間は、保湿クリームは厳禁!水虫になる可能性があります
糖尿病のフットケア方法3:爪は切りすぎないように
深爪や巻き爪は、傷を作る可能性があります。
- 深爪にならないように
- 巻き爪の場合は、足指を傷つけないように長めに切りましょう
- 足爪の角は、深く切り落とさないように
糖尿病のフットケア方法4:靴のサイズは自分に合ったサイズを
靴のサイズが小さかったり、逆に大きかったり、もともとサイズが合わない場合など、足に傷や爪にストレスを与えて傷を作る場合があるので、ご自分に合ったサイズを選ぶようにしてましょう。
- 爪先に余裕がある靴を選びましょう
- 靴の内部は、柔らかいものを選びましょう。硬いと傷を作りかねません
- 靴選びは、足首が固定されるものがベターです。マジックテープがついた運動靴をおすすめします
- 靴を履く前に、小石や異物がないかチェックしてください
糖尿病のフットケア方法5:靴下を必ず履くこと
素足で靴を履いたりしたら、靴の縫い目で足を傷つけたりして感染する可能性かがあります。あくまでも足を保護してください。
- 靴下を履くことは、水虫や足の保護になります
- 吸湿性の良い生地を選びましょう
- 5本指になっている靴下がおすすめです
- 靴下の重ね履きは、血行が悪くなるので避けてください
フットケアしても、それでも傷を作ってしまったら
どんなに注意しても傷をつくってしまうことはあるものです。あわてないで医療機関で診てもらってください。
- 傷を発見した場合は、水で綺麗に流して、清潔なガーゼで保護しましょう
- タコやウオノメを自分で削ったりしてはいけません
- 市販薬を使うことは危険です。専門医に相談してください
また、、、
もし、傷の周囲が熱を持ったり、赤くなったり、腫れたり、膿が出たりしたら、すぐに医療機関で受診することが大切です
以上。
また、次回。
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