手を伸ばせば家電製品がある暮らし【電磁波の怖い世界を紹介します】

電磁波過敏症

会社に行ってパソコン、自宅に帰ってスマホ。料理は、電子レンジ。私のまわりは電化製品ばかり。慢性的な頭痛と肩こりは、電磁波の問題かな。

と、いう方へ。

私たちの暮らしには、電化製品は欠かせませんね。
手を伸ばせば、そこに家電があります。
家電などからでる電磁波は、
日本では隠れた重大な問題です。



今回は、電磁波の話です。

■もくじ

  1. あなたのその頭痛や冷え性は、静電気の影響かもしれません
  2. 電磁波って、何だろう

この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。

あなたのその頭痛や冷え性は、静電気の影響かもしれません

血流は静電気デトックスでよみがえる

日本では、電磁波のことはマスコミもあまり問題にしません。が、スウェーデンでは、すべてのコンピュータにアースを取り付けることは義務化されています。

スウェーデンは、世界で最初の電磁波規制法を作った国です。

それは、、、

コンピュータから放射された電磁波(電場と磁場)によって、頭痛やストレス、睡眠障害などの神経症状や[発疹や刺痛、灼熱感]といった皮膚症状が大きな問題になった

からでした。

21世紀の公害といわれる電磁波問題は、世界的な課題

イギリス・ドイツ、スウェーデンなどの世界25カ国以上の医師や科学者、また行政の関係者が集い、皮膚や神経、そして目などに症状が現れる【電磁波過敏症】について会議が持たれるほど、電磁波の問題は深刻でした。

たとえば、2001年6月27日にフランスのリヨンで行われた会議では、、、

WHO(世界保険機構)の下部機関であるIARC(国際ガン研究機関)は、50~60ヘルツの極低周波磁場は発ガンクラス「2B」の「人体への発ガン可能性有り」を全会一致で正式にランク付けしました

これは、画期的な発表でした。そして、この発表を受けて、WHOは、各国政府や電力業界に、予防対策として、、、

  • [住民に十分な情報を提供する]
  • [被曝を減らす安全で低コストの対策]
  • [健康リスクの研究の推進]

を指示しました。

IARCが提案した発ガンランク表
ランク分類対象物質
1発ガン性有りダイオキシン、アスベルト、ベンゼン、C型肝炎ウイルス、塩化ビニール、ラドンなど87種類
2A発ガン可能性が高い紫外線、PCB、ホルムアルデヒド、ベンゾピレンなど63種類
2B発ガン可能性有りDDT、クロロフォルム、極低周波電磁波、PBB、鉛、4塩化炭素など236種類
3発ガン性有りと分類できない炭塵、水銀、キシレン、フェノール、蛍光、サッカリンなど483種類
4非発ガンの可能性有りカプロラクタム(ナイロンの原料)のみ

IARC(国際ガン研究機関)は、はっきりと【極低周波磁場】は発ガンランク[2B ]とランク付けしています。

なぜ日本は、電磁波の問題が取り上げられないのか

日本とスウェーデンとの大きな違いは、日本が100Vというスウェーデンの半分の電圧を使っている点です。

日本の100Vなら、アースの必要性が低いからでした

しかし、、、

低周波の電磁波は、100Vの方がはるかに強いということが分かってきました

これは、同じ消費電力の家電製品を使用した場合に発生する電磁波の量に大きな差が生じます。

たとえば、、、

1,000W(消費電力)のコンピューターを使う場合、200Vの国では使う電流は5A(アンペア)ですが、100Vの国である日本はその倍の10Aを必要とします。新聞やその他のメディアで良く出てくる電磁波の要素の一つでもある「磁場」はこの電流値に比例するため、実は規制が厳しい国よりも磁場の数値が高くなるのです。

その一方で、200Vの国ではアースが義務付けられており、そのため、アースをとれば解決できるもう一つの電磁波の要素である「電場」の発生はきわめて低くなります。

100Vの国である日本では200V以上の電圧を使用する場合は同様にアースの取り付けが義務付けられていますが、通常の100Vの電圧の場合はアースが義務付けられていないため、電場の発生量は極めて大きくなっています。


こうしたことから、世界で最も強い電磁波が発生する可能性のある国でありながら、日本はこれらの電場・磁場の両方において発生量の高い電磁波後進国となってしまっているのです。
→ スウェーデンの電磁波対策の状況

 





 





電磁波って、何だろう

身体に悪影響をおよぼす電磁波

電気が流れるところに発生するエネルギーの波のこと。

総務省:電波の人体に対する影響

「電気」と「磁気」という2種類の性質の違う波を「電磁波」と呼んでいます。

総務省:電波の人体に対する影響

テレビなどの周波数を合わして、各チャンネルになりますが、この周波数は、電磁波の[波]です。
ですから、飛ぶ距離や運べる情報量が違うので活用方法が変わってきます。

たとえば、、、

  • 電波として利用すると、テレビやスマホ、パソコンなど
  • 共振の力を利用すると、電子レンジやクッキングヒーターなど

電場と磁場の違いは

イギリスやスウェーデン、ドイツなどで電磁波の問題は大きく取り上げられています。

それは、人間の身体に影響を与えるからだといわれています。

たとえば、、、

  • 電場が強いと、自立神経や皮膚などに悪影響を与える
  • 磁場が強いと、遺伝子の損傷や発ガンの可能性がある

と、いわれています。ただし、その人々の健康状態やストレスに強いとか弱いとかに影響されます。

また、、、

電磁波は、ゆっくりと身体に影響を及ぼすために、発がんのリスクや小児白血病などの病気との因果関係はまだ立証されていません。

しかし、人間や動植物は、、、

  • 微弱な電気信号を発して思考したり
  • 栄養のやりとりをしたり
  • 生きるために欠かせない働きがあり

その電気信号に「電場」が影響を与えると考えられています。

電場は、材質にかかわらず伝播し帯電する

電場は、電圧の大きさに比例して発生し、どんなものでも材質にかかわらず伝播し帯電します。 電気は電位の高いところから低いところへ流れる性質があり、なかでも電位の低い身体の表面に集まってきます。

磁場は、からだの細胞レベルまで到達する

磁場は電流の大きさに比例して発生し、からだの細胞レベルまで到達します。発生源から一定の距離をとることで急激に減退していきます。
コンクリートでも貫通するほどのエネルギーがあり、そばにいる以上、防ぐことはできません。

日本の電磁波を考える

電磁波の電場は、電圧(V=ボルト)に、磁場は電流(A=アンペア)に比例します。

日本は、100Vですが、そのほかの国々は、主に220~240Vを使用しています。

たとえば、、、

  • 消費電力1000W(ワット)の家電製品を動かすとすると、計算式は[消費電力=電圧×電流]で求められます

日本(100V)の場合、、、

1000V = 100V × 10A

日本は、10Aの電流が必要ということになります

その他の国(200V)とした場合、、、

1000V = 200V × 5A

その他の国(200V)は、5Aの電流が必要です。

この計算によって、磁場は、電流に比例して強くなるので、日本の10Aの方が強いことになります。

では、一方の電場ですが、、、

電場は、電圧に比例するので、その他の国の(200V)が強いことになります。

しかし、ここがポイントです。

200V以上は、アースが義務付けられているので電場は発生しておらず、100Vの日本だけが電場が発生している

と、いうことになります。

と、いうことは、[電場]も[磁場]も、、、

アースの設置義務が、取られていないことによる電場、電流値に比例する磁場とも日本が一番強い国

ということになります。

では、電磁波をカットするにはどうすれば良いのか

お分かりいただいたように、我が国は、電場も磁場も一番強い国でした。

どのハウスメーカーのショールームに行っても、電子レンジやIHなど、たくさんの電気商品が設置してあり、世界トップレベルの電磁波の高さを誇っています

私たちは、この[電場]や[磁場]からどう守っていけば良いのでしょうか。

答えは、まったく電化製品を使わないこと

ですが、そういうわけにはいきません。

電磁波と上手に付き合う方法

既に私たちの暮らしは、電磁波から逃れることができなくなっています。

ですから、最低限の安全対策をとる必要があります。

携帯電話・スマートフォンの通話時はイヤフォンを使おう

電磁波の影響は距離の二乗に反比例します。耳から離せば離すほど、電磁波の影響が抑えられるので、ハンズフリーモードがおすすめです。

子どもには携帯電話を使わせない

携帯電話に使われる電波は、800~1500メガヘルツの超短波です。
携帯を使用するときに、目や脳という人体に限りなく近い位置で使用されることから、その危険性が研究の対象となってきました。
990年代、イギリス・タイサイド大学の研究グループが政府の委託で携帯電話による電磁波の研究に着手し、「予防措置を取るべき」と警告しました。
それを受けて、イギリス政府が「16才以下の子どもには、携帯電話の使用を控えさせるように」と発表したのです。
ですから、脳細胞への悪影響が考えられるので、10年20年後を考えて、使用を控えさせましょう。

電気暖房器具の使用は控える

電磁波対策のなされていない電気毛布やホットカーペットなどの使用は控えるべきです。
とくに、赤ん坊など小さい子どもへの影響は大きいと考えられます。
また、ドライヤーなど強力なモーターのある製品も注意しましょう

パソコンはアースして使用する

デスクトップパソコン本体からは30~40センチ離れると、磁場の影響はほとんどなくなりますが、電場の影響は強く受けますので、アースを設置しましょう。

アース(接地)の設置

地面に打ち込んだ金属棒を通して、電気の逃げ道を作ってあげることを「接地(アース)」といいます。
アースの目的は、交流の電気を使うことによって発生する電場(電磁場の要素のひとつ)を抑制することにあります。

つまりアースによって、、、

  • 感電防止
  • 電位の均等化
  • 静電気障害の防止
  • 避雷
  • 大地の回路利用
  • 通信障害の抑制
  • ノイズの防止

さらに、、、

身体への影響も大きな目的のひとつ

として、考えられています。

 





以上。

 















また、次回。