最近、ストレスのせいか胃痛で胃もたれが激しいです。
だから、ご飯は胃に優しいお粥にしています。
と、いう方へ
噛んで食べず、飲み込んでしまう
お粥は、おすすめできません。
胃弱であっても、よく噛んで食べましょう。
今回は、「食事の常識は危ないです」というお話しです。
■もくじ
- 飲み込んでしまうお粥は、エンザイム(酵素)が働けない食事です
- 牛乳には、エンザイム(酵素)が入っていないのでアウト
この記事は、世界で初めて大腸内視鏡の挿入方法を考案した新谷弘実ドクターが書かれた『病気にならない生き方』を参考にして、重要な点を抜粋しながら解説していきます。
アメリカ消化器内視鏡学会で、多くの賞を受賞している胃腸内視鏡分野の世界的権威。
世界で初めて、大腸内視鏡を使ったポリープ切除術を考案し、その技術によりガン発症リスクを大きく減少させた功績を称され、医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』※1 において、医学界に大きな影響を与えたドクターのひとりに選ばれた。
各界のトップやハリウッドスターなど多くのVIPから主治医として支持される。
著書『病気にならない生き方』は200万部を超すベストセラーとなり、16種類の言語に翻訳、世界中で販売されている。
プロフィール
■ この素晴らしい本を、
■ 僕(コータロー)が、掻い摘まんで解説し紹介します
■ 貴方の暮らしにお役立てください
かんたんに飲み込めてしまうお粥は、エンザイム(酵素)が働けない食事です
お粥食は、胃に優しいようでエンザイム(酵素)が働けず効率が悪い
「身体のため、健康のため」と思ってやってきたことの中に、身体の仕組みに反するものがあることに気づきます。
病院で入院患者に出される食事「病院食」もその一つ。
今の病院食というのは、何かというとすぐに「お粥」を食べさせます。特に内臓を手術した後の患者には、、、
- 胃腸に負担をかけないように三分粥から始めましょう
と、いかにも身体を思いやっているような言い方をします。
でも、、、
胃腸に負担をかけないように三分粥から始めましょうというのは、大きな間違いです
なぜ、大間違いかというと、三分粥より普通食のほうがよいから。
理由としては、、、
普通の食事のほうが、よく噛んで唾液に含まれるエンザイム(酵素)を活用するからです
よく噛むことは、、、
- 唾液の分泌を促します
- 唾液の中には消化エンザイム(酵素)が含まれています
よく噛むことによってエンザイム(酵素)を食物がよく混ざり合い、食物の分解がスムーズに進むので消化吸収がよくなるのです。
お粥だと最初からドロドロしているので、ろくに噛まずに飲み込んでしまいます。
そのため、、、
やわらかいはずのお粥は、ろくに噛まずに飲み込んでしまうのでエンザイム(酵素)が充分に混ざっていないため消化が悪いのです
よく噛んだ普通の食事のほうが消化がよいという皮肉な結果になるのです。
とくに胃腸に問題ない人も、、、
普段から30〜50回は噛むように心がけましょう
牛乳には、エンザイム(酵素)が入っていないのでアウト
病菌の食事でよく見られるもう1つの間違いは「牛乳」です。牛乳に含まれるおもな栄養素は、タンパク質、脂質、糖質、カルシウム、ビタミンです。
牛乳ほど消化の悪い食物はない
でもじつは、【牛乳ほど消化の悪い食物はない】といっても過言ではありません。それほど牛乳は消化が悪いのです。牛乳はさらさらした液体状のものなので、のどが渇いたときに水代わりに飲む人もいますが、大きな間違いです。
このブログでも、牛乳は飲み過ぎてはいけないことを書きました。
牛乳・ヨーグルトを一切摂らないようにしよう。牛乳大量消費国である北欧の人々には、骨粗鬆症が多いことが最近知られてきました。牛乳やヨーグルトを大量に食べると骨からカルシウムがなくなってきます。
牛乳に含まれるタンパク質の約8割を占める「カゼイン」は、胃に入るとすぐに固まってしまい、消化がとても悪いのです。
市販の牛乳は、100度以上で殺菌しエンザイム(酵素)はない
牛乳はその成分が均等化(ホモゲナイズ)されています。均等化(ホモゲナイズ)というのは、搾乳した牛乳の脂肪分を均等化させるために撹拌することをいいます。
なぜ、均等化(ホモゲナイズ)するのがいけないかというと、撹拌するときに牛乳に空気が混じり、乳脂肪分が過酸化脂質になってしまうからです。
酸化がとても進んだ脂、過酸化脂質
乳脂肪分が過酸化脂質ということは、酸化がとても進んだ【脂】という意味です。
これは、活性酸素と同じように、身体に非常に悪い影響をおよぼします。
次ぎに、牛乳は、均等化(ホモゲナイズ)されて乳脂肪分が過酸化脂質になった後に、今度は100度以上の高温で殺菌します。
エンザイム(酵素)は熱に弱く、48度〜115度の間で死滅します
つまり、市販の牛乳というのは、、、
- 大切なエンザイム(酵素)を含まないだけでなく
- 脂肪分は酸化し
- タンパク質は高温のため変質している
という状態の物になっています。
その証拠に、市販の牛乳を母牛のお乳の代わりに子牛に飲ませると、その子牛は4、5日で死んでしまうそうです。
エンザイム(酵素)のない食物では、命を養うことはできないということでしょう。
[ 反論も掲載しておきます:補足 ]
生まれた子牛に、最初の初乳を与えた後で市販の牛乳を飲ませたら、子牛の免疫力がつきしなないようです。
→ 午乳に対する不当な評価への反論:北海道大学名誉教授 仁木良哉
牛乳は錆びた脂?
ホモゲナイズされた牛乳は、さまざまな雑菌の繁殖を防ぐために加熱殺菌されることが義務づけられています。牛乳の殺菌方法は、大きく分けて次の4つがあります。
① | 低温保持殺菌方法(ltlt)-62度~65度で30分間加熱し殺菌する。一般的に「低温殺菌法」といわれる。 |
② | 高温保持殺菌法(htlt)-75度以上で15分間以上加熱し、殺菌する。 |
③ | 高温短時間法(htst)-72度以上で15秒以上加熱し殺菌する。世界的に最も一般的に用いられている殺菌方法。 |
④ | 超高温短時間殺菌法(uht)-120~130度で2秒間(または150度で1秒間)加熱し殺菌する。 |
世界の主流は高温短時間法(72度以上で15秒以上)ですが、日本の主流は超高温短時間殺菌法(120~130度で2秒間)です。エンンザイムというのは、熱に弱く48度から破壊を起こし、115度で完全に壊れてしまいます。ですから、どんなに短時間であっても130度もの高温にさらされた時点で有用なエンザイムはほぼ完全に失われてしまいます。
また、超高温にさらされることによって、過酸化脂質の量はさらに増加します。そして、さらに問題なのが、タンパク質が熱性変質するということです。卵を長時間ゆでると黄身がぼろぼろになりますが、牛乳のタンパク質にも同じような変化が起きているのです。熱に弱いラクトフェリンも失われます。こうして日本の市販牛乳は、多くの栄養素が失われて、健康を阻害する食物になってしまうのです。
→ 牛乳は錆びた脂?
牛乳には危険がいっぱい! 乳製品の真実!?
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学医学部小児科部長であるフランク・オスキー博士は、その著書のなかでつぎのようにおっしゃっています。
牛乳を飲むと、
- 乳幼児は鉄欠乏性貧血症になる
- 世界中の多くの人が胃痙攣と下痢になる
- さまざまな種類のアレルギーになる
- アテローム(皮膚に出来る一種の腫瘍)硬化と心臓発作の原因になっている可能性がある
以上。
では、また次回。
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Imo FlowによるPixabayからの画像