睡眠時無呼吸症候群だと、循環器病になりやすい【サイレントキラー】

睡眠時無呼吸症候群

「寝てるとき息していない時が良くあるよ」といわれて、睡眠時無呼吸症候群かな。心配で、、、

と、いう方へ

睡眠時無呼吸症候群は、放っておくと循環器系の病気になりやすいんです。
さあ、軽い運動をしましょう。



今回は、睡眠時無呼吸症候群だと、循環器病になりやすいという話です。

■もくじ

  1. 睡眠時無呼吸症候群だと、循環器病になりやすい
  2. 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の予防法は

この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。

睡眠時無呼吸症候群だと、循環器病になりやすい

循環器病と睡眠時無呼吸症候群との関連

睡眠中に無呼吸になる人は、実際に病院で相談や治療を受けている人が氷山の一角であり、その総数は300万人以上だといわれています。

この睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、放っておくと長い年月の間に心臓の負担が大きくなり、循環器系の病気になりやすいです。

この睡眠時無呼吸症候群(SAS)が心臓に負担をかけている記事は、ここでも紹介しました。

発見!糖尿病の運動療法には【有酸素運動とレジスタンス運動】が良い

有酸素運動とレジスタンス運動を組み合わせると血糖値が下がる。この【有酸素運動とレジスタンス運動】は、どちらも血糖をコントロールを改善します。でも、もっと効果を出すには、【有酸素運動とレジスタンス運動】組み合わせること。

  • 居眠り運転のリスクは、総出ない人に比べて:5倍
  • 運転中の眠気に関しては、4倍

と、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を解消しないととんでもない事故を引き起こす可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)によって心臓の負担はマックスに

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因は、だいたい肥満が大きな要因ですが、私たちアジア人は顎が小さくてもともと気道が狭いのも影響しています。肥満でなくても「気道の閉塞性」が生じやすいのです。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)のメカニズム
睡眠時無呼吸症候群(SAS)のメカニズム

イビキが出るのは、「気道の閉塞性」によって狭くなった気道から何とかして空気を通過させようとするときに発せられる音です。

ですから、、、

イビキは、気道が狭くなっているサイン

と、いえます。

長年の睡眠時無呼吸症候群(SAS)で心臓は悲鳴をあげています

睡眠中の無呼吸によって、血液中の酸素濃度がさがります[低酸素血症]。

すると、、、

心臓は、心拍数をあげて身体中に十分な酸素を供給しようと頑張ります。その結果、血圧もあがります。この状態は、日中に運動をしているのと同じ。心臓には、かなりの負担がかかっています

このような事態が、一晩に何回も起きており、それが長い年月の間にくり返されるのですから、心臓にとっては、計り知れない疲労が蓄積されます。

ですから、、、

長年の睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、循環器病を発症させやすい

のです。

また、逆もいえます。

既に循環器病の人は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)によってさらに悪化します

テーブル:睡眠時無呼吸症候群(SAS)の合併のリスク

循環器病と睡眠時無呼吸症候群との関連

高血圧と[閉塞性]

高血圧と睡眠時無呼吸症候群(SAS)の[閉塞性]は深い関係があります。

  • [閉塞性]を患っている人の50%は、高血圧であり
  • 高血圧を患っている人の30%は、[閉塞性]である

脳卒中と[閉塞性]

脳卒中は、我が国の死亡原因の3番目です。がん、心臓病の次に多いことになります。脳卒中とは、脳の血管が狭くなったり(狭窄)、詰まったり(脳梗塞)、血管が破れて出血したり(脳出血)すること。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)重症例では脳卒中・脳梗塞発症リスクが3.3倍になることが報告されています。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の重症度と脳卒中発症リスクの関係
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の重症度と脳卒中発症リスクの関係

New England Journal of Medicine 2005;353:2034-2041

心不全と[閉塞性]

閉塞性の睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、心臓に負担をかけるので心機能を低下させます。

  • 心不全患者は、[閉塞性]の合併症が、11~37%
  • 男女別の割合は、男性38%、女性31%

また、、、

  • 心不全で[閉塞性]を合併して、[閉塞性]の治療をしないと死亡率が2~3倍高くなる

ようです。

不整脈と[閉塞性]

閉塞性の睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、不整脈を合併する率が高いです。無呼吸によりテイサン血症の悪化にともなって、不整脈を合併する率が高まります。

  • 夜間の不整脈は、閉塞性の睡眠時無呼吸症候群(SAS)で50%近く認められるようです

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の予防法は

生活習慣を見直すことが最大の予防になる

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の大きな原因の一つは、肥満です。
負担のない適正な体重を維持することが必要です。

  • 理想の1日を目指して運動を
  • 過度な飲酒は控える
  • 禁煙する
  • 口呼吸から鼻呼吸に変えてみる
  • 寝る姿勢を変える

理想の1日を目指して運動を

過度な運動は、身体に大きな負担を強いますが、睡眠時無呼吸症候群(SAS)は肥満が大きな原因にもなっていますので、軽い運動がおすすめです。

理想の1日
理想の1日

規則正しい毎日を送り、ちょっとだけ汗ばむようなウォーキングや運動をしてください。
早起きのコツは、夜寝る時間を早めることです。

過度な飲酒は控える

赤ワインをグラス2杯ぐらいまでは、快適な睡眠をえられるといわれていますが、その量で足らなくなるのは目に見えています。過度な飲酒は、上気道の筋肉の緊張を弛ませてしまい、上気道が狭くなり無呼吸になりがちです。

過度な飲酒は控える

また、寝酒は、逆に交感神経を過緊張にするので控えましょう。

禁煙する

タバコは、どの生活習慣病にも影響しています。愛煙者は、タバコを吸わない人に比べて睡眠時無呼吸症候群(SAS)になるリスクが高いので、やめましょう。

禁煙する

口呼吸から鼻呼吸に変えてみる

鼻呼吸は、口呼吸に比べて咽頭を確保しやすいため上気道が狭くならず負担をかけません。また、口呼吸をしている場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のほかにもさまざまな病気との関連もあるので、なるべく鼻呼吸に変えましょう。

寝る姿勢を変える

仰向けで眠るよりも、横向きで寝ると上気道の閉塞が軽減できる場合があり、寝る姿勢を変えてみるのもよいでしょう。

抱き枕

以上。

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また、次回。