汗っかきだから、真夏はベタベタしちゃって大変。ニオイも気になるし、これってストレスなんですよ。
と、いうかたへ。
ベタベタした汗は嫌ですね。
サラサラしたよい汗は、清々しいのですが。
汗腺を鍛えれば、よい汗をかけるようになりますよ。
今回は、汗腺を鍛えて『サラサラしたよい汗』をかく話です。
■もくじ
- サラサラしたよい汗とベタベタ汗した悪い汗
- 汗腺を鍛えてサラサラのよい汗を
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
サラサラしたよい汗とベタベタした悪い汗
汗腺の働き次第で、サラサラしたよい汗とベタベタした悪い汗に分かれる
暑くなると、べっとりと顔や身体の皮膚に張り付くようにでてくる汗は、うっとうしくて仕方がありません。この汗は、見た目にも暑苦しく、時間が経てば臭ってくるもとにもなるので、ベタベタした汗はかきたくもありません。
このように汗には、ベタベタした悪い汗と汗をかいてもサラサラしたよい汗があります。
このサラサラしたよい汗とベタベタした悪い汗の違いはどこにあるのでしょうか。
よい汗と悪い汗を分けるのは、汗腺の働きで変わる
汗とは、熱くなった身体を体液によって冷やすために排出されるものです。汗が出てくると「気化熱」という熱によって放出されます。この仕組みで体温を下げているのです。
不思議なことに、発汗して体温を下げるのは人間と馬ぐらいです。ですから、馬は人間と同じように長距離を走ることができるのですね。
これが、犬であったら走っても15分ぐらいが精一杯。発汗しないので、長い時間はしれないのです。それに比べて人間は、たくさん汗をかきながら走るのでマラソンのような2時間以上も走っていられるというわけです。
汗のもと血漿の99%は、水
汗のもともとの成分は、血液です。それも血球を取り除いた残りの液体(血漿)でできています。
これは、、、
汗を出す器官の汗腺は、皮膚直下の毛細血管のすぐ近くに存在していて、体温が上がると、上がりすぎないようにその都度、血液中から血漿を取り出して汗を作っています。
サラサラしたよい汗とは
汗となるために取り出された血漿は、99%が水であり、残りのほとんどは塩分です。
そして、その他には微量ですが、カリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、重炭酸イオンなどのミネラルや電解質、さらに乳酸、尿素などの老廃物も含まれています。
血液から採取された血漿は、汗腺の汗のもとを作る[分泌部]という場所に運ばれます。そして、[導管部]いう管を通って、皮膚表面に汗としてでていくのですが、[分泌部]にある汗のもとには、ミネラル分が含まれているので、体外に放出されると栄養不足を引き起こします。
そこで、、、
[導管部]いう管が、濾過機能を持っておりミネラルを再吸収することで、限りなく水に近い、[サラサラのよい汗]が出る仕組みになっています。
ベタベタした悪い汗とは
では、[ベタベタした悪い汗]とは、どんな汗でしょうか。
現代人の問題としてよくいわれるのは、「運動不足」です。特に都会で暮らす人々は、バスや電車を乗り継ぎエスカレーターを使いエレベーターに乗ってオフィスに入り、エアコンの効いた部屋で終日仕事をして帰る日々。
こんな環境下では、運動もあまりしないので『上手に汗をかく』ことができません。
ですから、、、
汗腺の濾過機能が衰えてしまい、たまに汗をかいてもミネラル分を放出させてしまいます。
すると、、、
濃度の濃いべたついた汗をかくようになり、ミネラル分が皮膚にある皮膚常在菌と結合して、[ベタベタした悪い汗]になるのです。
さらに、、、
[ベタベタした悪い汗]は、大粒の汗なので、蒸発しづらく、本来の目的である体温の調節もできない状況です。
サラサラしたよい汗とベタベタした悪い汗の違い
良い汗の特徴は? | 悪い汗の特徴は? |
小粒で濃度が薄い | 大粒で濃度が濃い(ミネラルがいっしょに排出されるため) |
成分はほとんど水に近い | ミネラルがいっしょに排出される |
サラサラしている | 粘度があり、ベタベタしている |
においが少ない | においが強い |
蒸発しやすい | 蒸発しにくい |
汗をかくとすっきりする | 汗をかくと不快 |
汗腺を鍛えてサラサラのよい汗を
汗腺のトレーニング方法
汗腺を鍛えることは、サラサラしたよい汗をかく手っ取り早い方法です。筋肉も同様ですが、幾つになっても鍛えられるので、諦めてはいけません。上手に汗をかけるようになることは、生活習慣病などの予防にもなりますし、何よりもQOL向上になります。
サラサラのよい汗をかく方法:適度な有酸素運動
どんな場合でも適度な有酸素運動は、健康のため、生活習慣病などの予防にも最適です。
とくに、、、
ウォーキングやストレッチなどの適度な有酸素運動は、全身の血流がよくなり、発汗しやすくなります。低体温からも解放されるので、免疫力もアップします。
注意するべきことは、、、
- 過度な運動をしないこと
- 夏場であれば、涼しい時間帯を選ぶこと
- 運動不足の人は、急激に激しい運動をしないこと
また、通勤や通学、お買いものの時には、便利なバスやエスカレーターを使用せずに階段や歩くことを心がけることでも有益な有酸素運動になります。
サラサラのよい汗をかく方法:入浴のすすめ
お風呂に入ることは、適度な有酸素運動を行うことに似ています。身体を温めることによって、温まった血液が全身を巡り、全身の毛細血管が刺激されて発汗を促します。
すると、、、
血流はよくなり、肌つやもよくなりますので美容にも活かせます。
サラサラのよい汗をかく方法:半身浴のすすめ
いわゆる「足湯」でもかまいませんが、お風呂場でみぞおちまでぐらい浸かって、身体を温めることもよいでしょう。この半身浴をすることで[汗腺の機能が弱まっていた]部分を刺激して発汗しやすくなります。
これは、、、
[みぞおちまでの半身浴]は、長時間湯船に浸かることができるので、のぼせることなく身体の芯まで温めることができます。じっくりと汗をかくことで、汗腺のトレーニングにはとてもよいです。
サラサラのよい汗をかく方法:手足高温湯
衰えた汗腺を刺激するという点においては、42~43℃の熱めのお湯で刺激することも良いでしょう。
これは、、、
熱めのお湯42~43℃に手足を着けることで、発汗を促します。この場合、汗腺が鈍っている人の場合は、発汗せず、ただ皮膚が赤くなるようであれば、もう少し温度を下げてやってみるのも良いでしょう。
サラサラしたよい汗をかくための生活習慣
汗腺が鈍ってきたのは、生活習慣から知らず知らずの内によい汗をかけなくなっていいます。生活習慣を見直すことで、[サラサラしたよい汗]をかけるようになりましょう。
エアコンの温度を下げすぎない
外気温と室内の温度差が離れすぎているのは、身体によくありません。冷房の温度設定は、ほどほどにするのがベターです。かといって、職場などでは、勝手に下げるわけにも行かない場合がほとんどなので、カーディガンなどで賢い温度調節を行ってください。
通気性の良い服を着るようにする
たとえば、真夏の都会では、熱射病に罹るぐらいの猛烈な屋外と凍えるようなオフィス内の温度差によって、身体の機能がおかしくなりそうです。
ですから、、、
賢い温度調節を行うために[通気性の良い服]を着用するように心がけましょう。
また、、、
屋外と屋内の温度差を縮めるために、双方へ移動する場合は、少しの時間をおいて身体を慣らしてから移動するのも1つの手段です。
猛暑の時は、冷たいものを食べすぎず、動物性脂肪とたんぱく質を控える
三冠王で有名な野球選手だった落合選手は、特に夏場に強い選手でした。その理由としては、他の選手が夏バテで調子が悪くなるときに、どんどん成績を伸ばしたのは[暑い時期に熱い食べものを食べていた]からだといわれています。
俗に「落合鍋」といって真夏に熱いなべて食べることで暑さに強い体づくりをしていたといいます。
ですから、、、
暑いからといって、冷たいものを食べて汗腺を弱めるのではなく、熱いものを食べることで汗腺を鍛えることも必要です。
さらに、、、
牛やブタなどの動物性たんぱく質と脂肪分を多く食べると熱を体内にとどめてしまいがちになります。
野菜や果物を取り入れてバランスのよい食事を心がけてください。
以上。
あなたを守るミネラル濃縮液「ミネラルくん」
また、次回。
- Thank you very much for providing photos and illustrations.
- pakutaso
- irasutoya
- Photo by Johen Redman on Unsplash