肉ばかり食う肉食女子は腸が悪くなる【大腸ポリープやガンの原因に】

肉食女子 癌(ガン)

いつも肉ばかり食べている、いわゆる文字どおりの肉食女子ですが、最近おなかが重い感じが摂れません。野菜も少し食べた方がいいのかな。

と、いう方へ

肉食女子

肉ばかり食べていると、
消化されないものが、
腸にたまって、毒を出していますよ。
魚食系の女子に変身しませんか。


今回は、肉食のお話しです。

■もくじ

  1. 肉食女子に注意喚起。肉の摂り過ぎは、肉を消化されず腸で腐敗し毒素を作る
  2. 肉食女子は、肉食腸から魚食腸にかえて[ガン(癌)]のリスクを下げよう

この記事は、世界で初めて大腸内視鏡の挿入方法を考案した新谷弘実ドクターが書かれた『病気にならない生き方』を参考にして、重要な点を抜粋しながら解説していきます。

新谷 弘実 サンマーク出版
アメリカ消化器内視鏡学会で、多くの賞を受賞している胃腸内視鏡分野の世界的権威。
世界で初めて、大腸内視鏡を使ったポリープ切除術を考案し、その技術によりガン発症リスクを大きく減少させた功績を称され、医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』※1 において、医学界に大きな影響を与えたドクターのひとりに選ばれた。
各界のトップやハリウッドスターなど多くのVIPから主治医として支持される。
著書『病気にならない生き方』は200万部を超すベストセラーとなり、16種類の言語に翻訳、世界中で販売されている。
プロフィール

■ この素晴らしい本を、
■ 僕(コータロー)が、掻い摘まんで解説し紹介します
■ 貴方の暮らしにお役立てください

肉食女子に注意喚起。肉の摂り過ぎは、肉を消化されず腸で腐敗し毒素を作る

動物食に含まれるタンパク質は、現在の栄養学では理想的なものが多く、腸内でアミノ酸に分解・吸収され、血や肉になるとされています。

毒素を解毒するためにエンザイム(酵素)が大量に使われる

どんなによい食物であっても必要以上に摂り過ぎれば、身体にとっては毒になります。

とくに動物性タンパク質は、大量に摂り過ぎると、、、

  • 胃腸で分解・吸収が完全に仕切れず・・・
  • 腸内で腐敗し
  • 大量の毒素を作り出してしまいます

その毒素のおもなものは、、、

  • 硫化水素、インドール、メタンガス、アンモニア、ヒスタミン、ニトロソアミンなど

それに加えて、、、

フリーラジカル(活性酸素)も作られます

そして、こうした毒素を解毒するために腸内や肝臓で大量のエンザイムが消費されるのです。

肉食女子の過剰なタンパク質の摂取は、血液が酸性に傾く

タンパク質の必要量は、体重1キログラムあたり約1グラム。つまり、、、

  • 体重が60キログラムの人なら、1日60グラムのタンパク質で充分ということです

肉食系の人々よ。タンパク質の摂り過ぎです

日本人のタンパク質の1日あたりの摂取量は成人男子の平均で84.9グラムもあるというデータもあります。これは、アメリカ人の摂取量に匹敵する数字ですから、明らかに過剰摂取といえます。

肉食女子の血液は、酸性に傾いていく・・・

過剰に摂取したタンパク質は、最終的には尿として排泄されることになるのですが、それまでのあいだに身体にいろいろな被害をもたらします。

  1. まず、ムダなタンパク質は消化エンザイム(酵素)によってアミノ酸に分解され
  2. アミノ酸は肝臓でさらに分解されて血液に流れます
  3. すると、血液が酸性に傾くので、それを中和するために骨や歯から大量のカルシウムが引き出されるのです
  4. そうして、カルシウムと酸化した血液が腎臓で濾過され
  5. 余分なタンパク質は、身体から多量の水分とカルシウムを道連れに排出されます

そして、、、

この間にも大量のエンザイム(酵素)が消耗されることはいうまでもありません。

肉ばかり食う肉食女子の腸には、癌の原因となる憩室ができやすい

肉ばかり食う肉食女子の腸には、癌の原因となる憩室ができやすい

こうしたタンパク質の過剰摂取が「肉(肉の加工品を含む)や「牛乳(乳製品を含む)」で行われた場合の健康被害は、さらに深刻です。

なぜなら、、、

こうした動物食に「食物繊維」が含まれていないことも、腸相の悪化に拍車をかけるからです

食物繊維とは、人間の消化エンザイム(酵素)で分解することができない難消化物のことで、代表的なものとしては、、、

  • 植物に含まれる「セルロース」や「ペクチン」
  • カニやエビの殻に含まれる「キチン」

などがあります。

肉食女子が、肉をたくさん食べて食物繊維が身体の中で不足すると、、、

  • 便の量が減り
  • 便秘や停滞便の原因となります

さらにそうした状態を放っておく、、、

【憩室】と呼ばれるポケットのようなものが腸壁にできます

そこに毒素や停滞便がたまり、ポリープやガン(癌)の原因となります。

このブログでも、【憩室】に関しての情報も書きました。
→ 胃酸過多とは、胃酸が大量に出ているのではない【すべて薬は毒だ】

健康上の問題を抱えている人は、そのシグナルが必ず胃相・腸相に表れる。
例えば、【乳がんの患者さんは、憩室や停滞弁が多く悪い腸相をしています】
乳がんと腸なんて一般的には無関係のように思われますが、実際には密接に関係しているのです。

肉食女子は、肉食腸から魚食腸にかえて[ガン(癌)]のリスクを下げよう

肉食女子は、肉食腸から魚食腸にかえて[ガン(癌)]のリスクを下げよう

動物性タンパク質ということで、肉の問題ばかり指摘してきましたが、もう1つの動物性タンパク質「魚」であっても、過剰摂取が健康被害をもたらすのは同じです。

肉食女子よ。ここがポイント!魚食腸には、憩室ができない

新谷 弘実ドクターの体験談

私の臨床データによると、「肉食腸」と「魚食腸」には決定的な違いが一つあります。

それは、魚中心の食事をしている人は、どんなに腸相が悪くても、【憩室】ができることはないということです。

いわゆる「医学書」と呼ばれるものには、肉であれ魚であれ乳製品であれ、食物繊維のないものを多く摂取していると【憩室】ができるとされているのですが、私の臨床体験では、肉はほとんど食べないが魚はたくさん食べているという人の腸は、痙攣や腸壁のかたさは見られるものの、【憩室】まではできていないのです。

「肉食腸」と「魚食腸」の違いは、どこからくるのでしょう。これは、肉と魚、それぞれがもつ「脂肪」の質の違いではないかと思います。

肉食女子血液ドロドロ

人間の体温よりも高い体温の動物の肉は、血液がドロドロになる

肉と魚の脂肪の違い、それは飽和脂肪酸が身体に悪く、不飽和脂肪酸はコレステロール値を下げるなど身体にいいといわれるのですが、もっと分かりやすい考え方があります。

それは、人間の体温を基準として、、、

  • 人間の体温よりも体温の高い動物の脂は悪く
  • 人間の体温よりも体温の低い動物の脂はよい

という考え方です

  • 牛やブタの体温は、人間よりも高い38.5〜40度
  • 鶏の体温は、さらに高い41.5度

こうした人間よりも高い体温の動物の脂は、その温度でもっとも安定した状態にあるということです。

つまり、、、

高い体温の動物の肉が、体温の低い人間の体内に入ったときには、ベタッと固まってしまう

このベタつきが、血液をドロドロにしてしまうのです。ドロドロになった血液は、流れが悪くなり血管の中で停滞したり、詰まったりします。

肉食女子よ、魚肉女子になろう。

魚は体温が低いので、脂がサラサラになり腸にも良い

魚は、変温動物ですから、通常の状態であれば、人間よりはるかに低い体温をしています。

その脂が体温の高い人間の体内に入るとどうなるでしょう。フライパンなどで脂を熱すると、溶けてサラサラの液体になります。それと同じことが起こるということです。

  • 魚がもつ脂が血液をサラサラにし、悪玉コレステロールを下げるといわれているのは、このためです

ですから、肉食女子よ!

同じ動物性タンパク質でも「肉」で摂るよりも「魚」で摂ったほうが、人間の身体にははるかによいのです

以上。



では、次回に。

Thank you very much for providing photos and illustrations.