私の廻りでも乳ガンが増えていて、人ごととは思えず、怖いです・・・
と、いう方へ
欧米なみに乳ガンが増えています。
データでみると、、、
その原因がうっすらと見えてきますよ。
今回は、乳ガンと牛乳の話です。
■もくじ
- 乳ガンは、牛乳・乳製品をたくさん摂る欧米の風土病
- 乳製品を一切摂らなければ、乳ガン再発しない
この記事を書いているの僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
乳ガンは、牛乳・乳製品をたくさん摂る欧米の風土病では?
今回は、乳ガンについてデータをみながら、考えていきたいと思います。実際のデータから、ぼんやりと乳ガンの実態が見えてきます。
世界の乳ガン罹患率【欧米とアジアの違い】
まず、この下のグラフを見てください。アメリカ、イギリス、カナダ、デンマーク、そしてアジアの日本とタイの6カ国における乳ガン罹患率を年度ごとに調べたグラフです。
欧米諸国とアジアでは、まったく乳ガンの罹患率が違います。このグラフを見て考えられることは、欧米人が乳ガンにかかりやすい体質なのか。それとも欧米人の食習慣が、乳ガンを多く生んでいるのでしょうか。
世界の牛乳・乳製品の消費量【欧米とアジアの違い】
下のグラフも同じく、アメリカ、イギリス、カナダ、デンマーク、そしてアジアの日本とタイの6カ国における牛乳・乳製品の消費量を年度ごとに調べたグラフです。資料は国連食料農業機関(FAO)がネットで提供している世界各国の食料消費データです。
牛乳・乳製品の消費量は、欧米とアジアでは圧倒的に消費量が違います。日本は、太平洋戦争後アメリカナイズされて、消費量が高まってきていますが、それでも欧米諸国に比べ、3分の1ぐらいの消費です。
年齢別乳ガン罹患率の年次推移
下のグラフは、国立がんセンター・ガン対策情報センターのものです。1975年〜2000年までのデータ。年齢別の罹患率を5年ごとにしてしてあります。地域のガン登録に基づいて全国の推計値。
2019年の乳ガン罹患数は、9万2200人でした。1975年の乳ガン患者数は1万1123人。この44年間で、8.3倍に増えています。
このグラフを見ると、乳がん発生率は、30~34歳、35~39歳、40~44歳、45~49歳と、年齢の増加とともに[ほぼ直線的]に増えています。
そして、そのピークは、、、
・45~49歳という更年期に近い年齢層
2000年に45~49歳の女性は、1951〜1955年に生まれた人々。1951年といえば昭和26年生まれ。この時代は、紅白歌合戦やサザエさんがはじまった年で、どんどん食文化が西洋化していく時代。給食もパンに牛乳といった時代でした。
異常な数の乳ガン増加率
- 2000年の乳ガンの患者数は、3万7389人
- 2010年の乳ガンの患者数は、7万6041人
- 2019年の乳ガンの患者数は、9万2200人
驚くべきことは、2000年の3万7389人と2010年の7万6041人を比べると3万8652人増加。
これは、、、
2000年〜2010年のこの10年で2倍に増えています
この数値でわかることは、
- 乳ガン患者が増えた
- 早期発見・早期治療の啓蒙活動の成果
- 【乳ガン検診】をやるようになったこと
ようするに、乳ガン検診をすればするほど、乳ガンを見つけられるということになります。
逆をいえば、、、
- 乳ガンの発生率を抑えることはできていない
- 乳ガンを発生させないための方策はできていない
と、いえます。
牛乳・乳製品の消費停滞と乳ガンの関係
上のグラフで2010年〜2019年の乳ガンの患者数の差は1万6159人で、乳ガンになる人が少なくなってきています。
しかし、下のグラフを見てください。
一人当たり1日であった摂取量は、、、
- 1946年、3.1g(年間1.13kg)
- 1960年32.9g(年間12.0kg)
- 1970年78.8g(年間28.8kg)
- 1980年115.2g(年間42.0kg)
- 1990年130.1g(年間47.5kg)
- 1995年には144.4g(年間52.7kg)
1995年の摂取量は1946年の実に47倍
日本人の牛乳・乳製品の摂取量が低迷すると、乳ガンも減っていった
その後の国民健康・栄養調査では、日本人の牛乳・乳製品の摂取量が低迷します。
- 2000年には127.6g(年間46.6kg)
- 2005年には125.1g(年間45.7kg)
牛乳・乳製品の消費推移と乳ガンとの関連性が見えてきます。
プラント教授の提言[乳ガンにならないための牛乳・乳製品を絶つことの重要性]
この記事で紹介したジェイン・プラント教授の言葉を再掲します。
全世界15カ国で翻訳され、400万部のベストセラーとなった『乳がんと牛乳』という本をご存じでしょうか。自らが乳ガンになったプラント教授のサクセスストーリーは、誰もが感動します。もともとプラント教授は、ロンドンのインペリアルカレッジで地球化学の教授でした。
プラント教授は、ロンドンのインペリアルカレッジで地球化学の教授でしたが、42歳で乳ガンになります。乳房を切除。しかし、5年後にガンの転移が発覚。放射線の治療を始めますが、リンパ節に3度目の転移。放射線治療で卵巣も摘出。しかし、リンパ節に卵の半分ぐらいの大きさのガンを発症。ついに、担当ドクターもプラント教授に余命宣告されます。
しかし、自らの努力で[乳ガンの原因]を追及し牛乳と乳製品、牛肉を摂ることを一切やめました。すると、リンパ節の癌が次第に小さくなり消滅。以来、15年間、癌の再発はありません。
医者でも病理学者でもないのに、2005年には、英国王立医学協会の終身会員に推挙されたのです。
ジェイン・プラント教授本人のコメント[抜粋]
私の著書 Your Life in Your Hands 邦題「乳がんと牛乳」は、私や他の女性たちが転移性乳がんを克服するのに乳製品を断つことがどれだけ役立ったかを書いています。同書が2000年に初めて出版されたとき、私は正統派医学の医師たち、慈善団体、そして栄養学者たちから、寄ってたかってのバッシングにあいました。何らかの理由で彼ら全員が、乳製品の摂取が身体に悪いという私の考えに嘲笑を浴びせました。
こうしたことの理由は、この報告書でもジャスティン・バトラー医師が明らかにしているように、私たちがみんな酪農・乳業界による絶え間ない宣伝にさらされてきたことにあるのかもしれません。その宣伝とは、乳製品は充実していて、自然で、私たちの健康に良い、というものです。
2005年に私は自分の著書を通じて科学に貢献したことを認められて、英国王立医学会の終身会員の称号を授与されましたが、これは医学界の見解が過去数年の間にどれだけ変化してきたかを示す目安となります。しかしながら、乳製品についての真実が一般に受け入れられるようになるには、私たちの道はまだまだ遠いです。その意味で、この報告書はタイムリーであり、歓迎されるべきものです。
私の著書「乳がんと牛乳」Your Life in Your Hands は同業研究者間チェックを受けた科学文献から500件以上を参照先としていますが、執筆に向けてそれらを調査していて私は驚きました。
乳製品が病気の促進において果たす役割について何とまあたくさんの情報が出回っていることでしょう。それも乳がん、前立腺がん、卵巣がん、他のがんだけではありません。
湿疹や他のアレルギー性トラブルに始まって心臓疾患、糖尿病といったがん以外のものまであるのです。私の著書に対するありとあらゆる批判にもかかわらず、2000年に私が書いたその本のうちのたった一文の変更を余儀なくさせるようなたった一件の科学的事実ですら誰も私に示していません。
もしこの自分が間違っていたり、誤解していることを示す説得力のある証拠が得られたとしたら、訓練を積んだ科学者の一人として、私はみずからそうしていたことでしょう。ところが、実際は乳製品消費に不利な証拠のほうがますます積み上がってきているのです。これについては前述書の第二版と第三版、そして私の他の著書「前立腺がんと骨粗鬆症」(そうです、歩けなくなる骨の病気の進行における、乳製品に不利な、反論しがたい事例、特にチーズ、が出てきています)と「健康のための食事」Eating for Better Health で詳述しています。
この報告書「白いウソ」は、乳製品が人間の健康に対してもつ有害性についての証拠をさらに積み上げます。
ザウルスでござる:白いウソ ― 牛乳・乳製品の真実から転載[抜粋]
以上。
また、次回。
Thank you very much for providing photos and illustrations.
- pakutaso
- irasutoya
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