やる気が起きない。どうも動きたくもないけど、やらなきゃ進まない。ドーパミン、よろしく。
と、いうかたへ。
やる気スイッチを押してくれたら
頑張れるのかもしれません。
やる気がなくなった時は、
動いてドーパミンをたくさん分泌させましょう。
今回は、幸せな気持ちにさせて意欲が湧いてくるドーパミンの話です。
■もくじ
- 幸せな気持ちにさせて意欲が湧いてくるドーパミン
- どんどんやる気になるドーパミンの増やし方
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
幸せな気持ちにさせて意欲が湧いてくるドーパミン
集中力が向上するドーパミンとは
「やらなきゃいけないんだけど、やる気がしない」「分かちゃいるけど、どうも身体が動かない」ってことよくありますよね。
そんな時に、頼りになるのが「ドーパミン」です。医学や医療の分野では、「ドパミン(英: dopamine)」という呼ばれ方をしています。
ドーパミンは、側坐核から分泌される
私たちが「やる気が出てきた」という「やる気」は、脳にある側坐核から「ドーパミン」という神経伝達物質によってやる気が出ていることが実証されています。
神経伝達物質は、俗に「脳内ホルモン」とかいわれていて、60種類以上が発見されています。
その神経伝達物質の中で、心の働きにとって大切なものは、、、
- セロトニン
- ノルアドレナリン
- ドーパミン
セロトニンに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。参考にしてください。
向上心をアップさせて意欲もアップさせる幸せホルモンセロトニン。セロトニンは、脳を活発に働かせるカギとなる脳内物質です。このセロトニンが不足すると、[仕事への意欲の低下]や[向上心の低下][ネガディブな感情]を引き起こします。
「抱擁ホルモン」とも「愛情ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンですが、セロトニン分泌を誘発してくれます。
また、ドーパミンは、幸せホルモンとも呼ばれており、幸せホルモンに関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。
「幸せホルモン」とは、脳内ホルモンにあるもの。では、脳内ホルモンってなにかというと、脳内に分泌されるホルモンや神経伝達物質の総称になります。・神経伝達物質(神経細胞の間で情報を伝達するもの/セロトニン、ドーパミン)・ホルモン(血液中に放出されて情報を伝達するもの/オキシトシン)。
ドーパミンは、実際に行動することで活性化する
ドーパミンが分泌されていると「やる気」がでている状態です。
たとえば、、、
「やる気が出ているぞ!」というときは、ドーパミンが大量に分泌されている状態
ですから、、、
「やる気」を出すには、まず行動することが大切
だということが分かります。
やる気をさらにやる気にさせるドーパミンの効能とは
ドーパミンは、やる気や幸福感を得させてくれるものといわれていますが、そのほかにも、、、
ドーパミンは、感情、記憶、思考、理性、意識、理解などの心の機能にも関わっています
意欲が出てきて幸せな気持ちにさせてくれるドーパミン
私たちが、「嬉しい」「やった!」「楽しい」と感じるのは、ドーパミンが上手に分泌されていることが影響しているといわれています。
これは、、、
ドーパミンが分泌されていることで、「嬉しい」「やった!」「楽しい」という気持ちが継続して、モチベーションがさらにアップする
ことにもつながります。
意欲が出てきて集中力をさらにアップさせてくれるドーパミン
ドーパミンが増えてくると、集中力がアップして作業効率が良くなるといわれています。
ですから、、、
仕事や家事、勉強などに集中したいときは、ドーパミンを増やす努力をすることは賢い方法です
たとえば、、、
- 親が久しぶりにやってくるけど、部屋が散らかっている
- 提出しなければいけない書類があるけど、やる気がしない
- レポート提出期限が迫っているけど、ほぼ手をつけていない
などのときは、逆の発想で、一旦、音楽を聴くとか、おやつを摂って気分転換してから、取りかかることも効果的です。
- 音楽を聴くことで、ドーパミンが分泌されたり
- おやつを摂ることで、ドーパミンが分泌さることが分かっています
脳内でドーパミンが増えると、ポジティブ思考になる
ドーパミンが脳内で増えてくると、「ポジティブな気持ち」になることが分かっています。
ポジティブになれば、活気が出てきて、作業の効率がさらにアップします
ドーパミンを増やして、意欲的になりましょう。
どんどんやる気になるドーパミンの増やし方
ドーパミンを増やす栄養素とは
ドーパミンの原材料は、たんぱく質に含まれているアミノ酸のフェニルアラニンやチロシン。
また、ドーパミンは、たんぱく質と関係しているので、、、
ドーパミンを増やすには、たんぱく質が豊富に含まれた食材を摂取すると効率的です。
それは、、、
パルメザンチーズや鰹節、卵白、大豆
とくに、、、
大豆には、チロシンが多く含まれています
記憶力や集中力を高めてくれる「ブレインフード」
ドーパミンを効率的に増やすには、大豆が良いですが、大豆は「ブレインフード」としても有名です。
「ブレインフード」の代表的な大豆食品は、、、
- 大豆の煮豆
- 豆腐
- 納豆
- 枝豆
- おから
- きな粉 など
大豆には、レシチンやチロシンという栄養素が多く含まれており、レシチンは、体内でアセチルコリンに変わります。またチロシンには、ノルアドレナリンやドーパミンの分泌を高める作用があります。
脳が疲れているときの工夫は
やる気が出て疲れ知らずと行っても、脳は疲れるものです。何せ脳は、基礎代謝の20%を消費するといわれています。ですから、脳を使うことは、かなりの疲労感が出てくることになります。
そこで、脳の回復に効果があるといわれいる食材は、、、
- 動物のレバー(肝臓)
- 貝類
- 海苔
- 魚卵 など
ドーパミンを増やす瞑想や禅(ZEN)
禅(ZEN)は、日本や東洋だけではなく、欧米にもポピュラーなものになりました。この禅(ZEN)は、ドーパミンを増やすことで知られてきました。
瞑想や禅(ZEN)を行うことは、どこでも比較的カンタンにできるのでおすすめ
です。瞑想や禅(ZEN)のやり方には、これといったルールはないので、部屋や公園、オフィスなど静かなところを選んで行うとよいでしょう。
瞑想を行っているときの人間の脳は、ガンマ波と呼ばれている脳波が増加しており、これがドーパミンを増やすと考えられています。
音楽を聴くことでドーパミンが増える
好きな音楽を聴くと、「ワクワク」したり「ときめき」ますよね。
じつは、、、
「音楽を聴く」ことで、身体活動が活性化して、脳内からドーパミンが分泌される
という研究結果も出ています。* この状態は、音楽を聴くことでランナーズ・ハイてきな興奮状態になるのだと思われています。
*2009年マギル大学研究チーム
でも、好きではない音楽を聴くと、脳内は活性化されなかったようです。好きな音楽を聴きながら勉強すると、思いもよらず捗ったりするのは、音楽を聴くことでドーパミンが増えてくれたおかげなのでしょう。
目標を設定することで継続的にドーパミンが増える
ドーパミンを継続的に増やす方法をご紹介します。
それは、、、
大きな目標を設定して、小さな目標を次ぎすぎに達成していくことでドーパミンの分泌が継続して活性されていくようにすること
山登りにたとえると、大きな目標は「山頂に到達する」こと、小さな目標は、3合目、5合目、7合目、9合目になったら休憩しておやつを食べる。と設定すること。
小さな目標を達成しながら、大きな目標へ突き進み、ついには、大きな目標を達成させる。
これは、、、
目標設定することで、[達成感、快感、喜び、感動]などの幸福感がさらに増してきます
やる気を効率的に出して行くには、目標設定が大きな役割になります。
目標を設定して、達成感を味わいながら、自分を高めていきましょう。
やる気にさせるドーパミンにも弱点があるので要注意
最後に、ドーパミンの弱点もあるのでご紹介します。
それは、、、
ドーパミンが、過剰にふんぴつされると、過食、飲酒、喫煙、ギャンブルなどにのめり込んでしまう
こと。やる気が余計にでて制御できない状態になってしまいます。
ドーパミンが過剰に分泌されると、度を越した欲望やさまざまな依存症を引き起こします
壊れたダンプカーのようです。この度を超したドーパミンの活動を抑えてくれるのが、【セロトニン】。
セロトニンは、安定した精神状態に導いてくれて、暴走を抑制してくれます。セロトニンは、交感神経の高まりをバランス良く抑えてくれます。
ですから、セロトニンの情報もしっかりとインプットしてください。
以上。
- 参考文献
- 厚生労働省:e-ヘルスネット > ドパミン
- スタディーハッカー:やる気のもと「ドーパミン」を脳内で増やす4つの方法。“やる気が出ない” は科学的に改善可能。
- ナディア:注目の「ブレインフード」!脳の力をアップさせる食事とは?
また、次回。
- Thank you very much for providing photos and illustrations.
- pakutaso
- irasutoya
- Photo by Ifan Nuriyana on Unsplash