朝食は、パン。マーガリンをつけて美味しく食べていますよ。
仕事から帰ってくると、ついついテレビを観ながらスナック菓子をポリポリ。
いつもの習慣ですね。
と、いう方へ
パンにマーガリンですか・・・
ずいぶん情報音痴です。
賢い妊活女子は、マーガリンは食べません。
今回は、マーガリンの話です。
- トランス脂肪酸を最も多く含むマーガリンこれほど身体に悪いものはない
- 水素を添加することで固まりになったマーガリンは、その過程でトランス脂肪酸を発生させる
この記事は、世界で初めて大腸内視鏡の挿入方法を考案した新谷弘実ドクターが書かれた『病気にならない生き方』を参考にして、重要な点を抜粋しながら解説していきます。
アメリカ消化器内視鏡学会で、多くの賞を受賞している胃腸内視鏡分野の世界的権威。
世界で初めて、大腸内視鏡を使ったポリープ切除術を考案し、その技術によりガン発症リスクを大きく減少させた功績を称され、医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』※1 において、医学界に大きな影響を与えたドクターのひとりに選ばれた。
各界のトップやハリウッドスターなど多くのVIPから主治医として支持される。
著書『病気にならない生き方』は200万部を超すベストセラーとなり、16種類の言語に翻訳、世界中で販売されている。
プロフィール
■ この素晴らしい本を、
■ 僕(コータロー)が、掻い摘まんで解説し紹介します
■ 貴方の暮らしにお役立てください
今回の記事は、3分ほどで読めるので、ぜひお読みください。
トランス脂肪酸を最も多く含むマーガリンこれほど身体に悪いものはない
トランス脂肪酸を含むマーガリンなどの油の復習を
このブログで再三にわたって、ほぼすべての植物油は、危険な食品ですと指摘してきました。
理由としては、太平洋戦争後、日本人が植物油を急激に取り始め、多くの成人病が発生したからです。
具体的にいうと、日本人に慢性疾患(糖尿病や高血圧、高脂血症、腎疾患、リウマチ・アレルギー性疾患など)が急増し、出生率も驚くほど低下しました。
植物油の中でも【キャノーラ油】は、最も毒性が高い油で、、、
- 甲状腺肥大を起こす毒性物質が含まれている
- 心臓に脂肪蓄積をもたらす物質が多く含まれている
- 深刻な環境ホルモン作用も含まれている
また、日本で2番目に使われているパーム油は、発がん性が非常に高いなど、その危険性をお伝えしました。
今回は、同じぐらい身体に悪い「マーガリン」を説明します。
マーガリンなどの油は、必ず酸化して錆びていきます
酸化(錆びた)した食べ物が体内に入ると活性酸素を作る
と、このブログで書きました。
「フリーラジカルは、細胞内の遺伝子を壊し、がん(癌)の原因をつくるなど、さまざまな健康被害をもたらすことでしられています」と。
食物の中で、もっとも酸化が進みやすい代表が【油(脂)】です
油というのは、自然界ではさまざまな植物の種子に多く含まれています。お米も「種」なので玄米の中にはたくさんの植物油が含まれています。
私たちが通常「油」といっているのは、そうした植物油の種から搾ったものなのです。
- キャノーラ油
- オリーブオイル
- ごま油
- 綿実油
- コーン油
- グレープシードオイルなど
さまざまな食用油がありますが、これらはすべて人工的に油分だけを取りだしたものです。
現代の油は、溶剤抽出法で作られ、トランス脂肪酸を生む
昔は「圧搾法」といって機械などで圧力をかけて油を搾り出すという原始的な方法が一般的でした。
しかしいまでは、圧搾法を用いているところはごくわずかです。なぜなら、時間と労力がかかるうえ、ロスも多く、また抽出段階で熱を加えないため、
他の方法で取ったものより早く変質してしまうからです。
現代の油は、「溶剤抽出法」で化学溶剤をしようし油を抽出している
現在一般的に市販されているオイルの多くは「溶剤抽出法」といって、原材料にヘキサンという化学溶剤を入れ、ドロドロにしたものを加熱し、油を溶け出させたうえで、、、
さらに、、、
高圧・高熱下で溶剤だけを蒸発させるというやり方で作られています。
この方法だと、合理的です。
- ロスが少なく
- 加熱してあるので変質もしにくい
ですが、、、
- この方法で抽出された油は【トランス脂肪酸】という身体にとって非常に悪い成分が含まれる
ということです。
マーガリンに含まれるトランス脂肪酸は、自然界には存在しない
トランス脂肪酸は、自然界には存在しないもの、、、
- 悪玉コレステロールを増やし
- 善玉コレステロールを減らす
- ガン(癌)、高血圧、心臓疾患の原因になる
さまざまな健康被害をもたらすことが報告されています。
以前、このブログでも【コンビニの正体】というコラムで、そのトランス脂肪酸の危険性を紹介しました。
コンビニ食の正体(抜粋)
コンビニエンスストアの基準は「真夏の炎天下(40℃)に1日置いても腐らない」を設定しています。
なぜ腐らないのでしょうか?それは、 防腐剤やトランス脂肪酸を多量に活用しているからです。防腐剤は、そのまま腐らないようにする薬品です。トランス脂肪酸は、水素添加された油脂で作られたものを指します。マーガリンやファットスプレッド、ショートニングなどで、酸化しない油になります。いわゆる「腐らない油」といえます。湿気ない、サクサク感が続く油なのです。
腐らず、湿気ない油は食品業界では貴重な発明でした。
が、これはどういうことかというとコーティングされている状態の油をいいます。はっきりいうとプラスチック状態といえますし、シリコンコーティングされている油といえます。
プラスチックは、腐らない。
プラスチックでコーティングされた食品も腐らない。
→ コンビニ食の正体
欧米諸国では、マーガリンに含まれるトランス脂肪酸は販売規制が設けられている
トランス脂肪酸は、さまざまな健康被害をもたらすため欧米諸国では、食物に含まれるトランス脂肪酸の量に上限を定め、それを超えるものは販売が禁止されています。
しかし、残念ながら、、、
日本では、食物に含まれるトランス脂肪酸の量に上限基準を定めることをしていないのです
トランス脂肪酸を多く含むマーガリンは、水素を添加することで固形化させている
欧米諸国では、食物に含まれるトランス脂肪酸の量を規制していますが、このトランス脂肪酸を最も多く含んでいるのが【マーガリン】なのです。
よくある間違いですが、、、
・動物性脂肪のバターより植物性の油で作られたマーガリンの方がコレステロールもないし、身体によいと信じている人が多い思いますが、これは大きな間違いです
(チェック)
じつはマーガリンほど身体に悪い油はないのです
溶剤抽出法でトランス脂肪酸を含んだ油を水素を加えて固まりにしたのがマーガリン
マーガリンは植物油であるにもかかわらず固まっています。
なぜマーガリンが常温下でも固まっているのかというと、、、
- 水素を添加し
- 不飽和脂肪酸を飽和脂肪酸に人工的に変化させているから
マーガリンの原材料である植物油は、もともと溶剤抽出法で抽出されたトランス脂肪酸を多く含む油です。それに水素を加え、わざわざ不飽和脂肪酸を飽和脂肪酸に変化させているのですから、これ以上悪い油はないといっていいでしょう。
トランス脂肪酸を最も多く含むマーガリンと同じぐらい身体に悪いショートニング
マーガリンと同じくらい多くのトランス脂肪酸を含む油に【ショートニング】があります。
家庭でショートニングを料理に使うことはほとんどないと思いますが、、、
- 市販のクッキーやスナック類
- ファストのフライドポテト
などにはたくさんのショートニングが使われています。
スナック菓子やファストフードが身体によくないとされている理由の中は、こうしたトランス脂肪酸の問題もあるのです。
以上。
では、また次回。