そのかゆみは、あせもではなく「汗かぶれ」【放っておくと重症化に】

汗疹(あせも)

髪の毛を下ろしていたら、あせもができちゃって、痒いなと思っていたら赤い湿疹がひろがってきて、酷くなってきて大変です。掻いちゃったのかな。

と、いう方へ。

知らない内にあせもができて、
掻いちゃったんですね。
「汗あれ」というんですが、
放っておくと大変なことになりますよ。




今回は、「汗あれ」「汗かぶれ」のお話しです。

■もくじ

  1. そのかゆみは、汗疹ではなく「汗かぶれ」かも
  2. 「汗かぶれ」にならない予防法とは

この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。

そのかゆみは、汗疹(あせも)ではなく「汗かぶれ」かも

そのかゆみは、汗疹(あせも)ではなく「汗かぶれ」かも

「汗かぶれ」は、面で赤くなり、あせもはブツブツ

温暖さが激しかったり、猛暑になるとひざの裏や首回りにあせもができやすくなります。

汗疹(あせも)とは、たくさん汗をかき、それを放っておくと、汗に含まれる塩分をはじめとする電解質やホコリなどが汗管を詰まらせてしまい、汗が皮膚の内側にたまり、そのたまった汗がまわりの組織を刺激して炎症を起こすことをいいます。

上手にケアしないと、汗腺が詰まってしまいあせもになるのです。そのあせもには、3タイプあります。

  • 水晶様汗疹:透明な水ぶくれができる
  • 紅色汗疹:一般的なあせも
  • 深在性汗疹:あせもをくり返すことによって、もっと深い場所で炎症が起きること。
汗疹(あせも)3つのタイプ

この汗疹(あせも)に関しては、この記事で詳しく解説しています。

近年、多い大人の疹(あせも)|上手に汗をかけない人が増えています

汗疹(あせも)ができやすい人とは

現代人は、汗を上手にかけなくなっている人が多いです。

それは、、、

空調設備が整っており、エアコンが効いているので真夏なのに涼しい環境下のオフィスや部屋で過ごすことが多いのが原因。また、電車やバス、エスカレーターやエレベーターといった足を使わないで運動することが少なくなっているので、自然と汗をかかないで済んでいるからです。

汗疹(あせも)というと、赤ちゃんの専売特許のような感じが為ますが、現代の大人には、あせもで悩む人が多いのが特徴です。

また、、、

  • [肥った人]皮下脂肪が多いために体内の熱を放出されにくくなっています。皮下脂肪が多いと、脚の付け根とか下腹部、脇の下や首など皮膚が重なっているところや皮膚が垂れてしまい皮膚同士が重なっているところに多くあせもができます
  • [胸の大きい人]乳房の大きい人は、乳房と皮膚の間に汗がたまってしまうのであせもが生じやすくなります
  • [寝たきりの人]寝たきりの人や一日中寝ることが多い人は、皮膚とベッドが常に密着しているためにあせもができやすくなっています。

「汗あれ」や「汗かぶれ」は、面状にひろがっていく

「あせも」になって、病院で診察を受ける人のほとんどは、「あせも」ではなく「汗かぶれ」だといいます。

「汗あれ」や「汗かぶれ」とは、1度皮膚の葉面に出た汗が、また再び皮膚の中に沁みこみんでしいまい、その刺激によって炎症が起きた状態のものをいいます。なので、面状にひろがっていきます。

これは、、、

汗を掻くことで、ふやけた皮膚と衣類や下着などが接触して、こすれ合い、摩擦することで『汗にかぶれた』状態になって、汗に含まれる塩分やアンモニアが肌を刺激して皮膚が荒れてしまいます。

「汗あれ」や「汗かぶれ」になる人は、皮膚のバリア機能が低下している

本来、一番外側にある角質層は、水分を保つことができ、外部からの異物の侵入や攻撃を防ぐ役割がありますが、「汗あれ」や「汗かぶれ」になる原因は、免疫力が低下していたり、皮膚のバリア機能が低下したためにでる症状です。

汗あれ、汗かぶれと汗疹(あせも)
皮膚のバリア機能が低下している原因は

「汗あれ」や「汗かぶれ」が比較的カンタンにできてしまう原因としては、【肌の乾燥】があげられます。

それは、、、

加齢とともに角質層の細胞をつなぐ角質細胞間脂質のセラミドや、角質細胞内で水分を抱えこむ天然保湿因子が減少していることです。

こうなると、、、

潤いがなくなると、角層がひび割れてしまったり、剥がれてしまったり、バリア機能が機能しなくなってしまうのです。

とくに女性は、20〜25歳をピークに少しずつ低下し、40代から急激に衰えるといいます。

この原因は、紫外線や洗顔、熱いお湯での入浴、過剰なまでの洗浄による皮膚へのダメージなどでバリア機能が低下しています。

「汗あれ」や「汗かぶれ」を放っておくと【かゆみ過敏】へ

皮膚のバリア機能が低下していくと、かゆみを感じ取る[神経線維]が皮膚表面の近くまで伸びてきます。この防御反応が、わずかな刺激にも反応するようになります。

これが、【かゆみ過敏】

たとえば、【かゆみ過敏】になると、自分のかいた汗や使い慣れている化粧品であっても「かゆみを感じる」ようになります。

こうなると、、、

痒いので皮膚を掻くと、角層はますます破壊されて、乾燥がより進むという負のスパイラルになっていきます。

「汗あれ」や「汗かぶれ」が重症化すると

「汗あれ」や「汗かぶれ」を放っておくと重症化します。それは、バリア機能が低下することから生じます。

すると、、、

異物や細菌・ウイルスなど病原体が侵入しやすくなり、かぶれや伝染性膿痂疹(とびひ)などのリスクが高まります。

さらに、、、

皮膚から侵入したアレルゲン(アレルギーの原因物質)がアトピー性皮膚炎や食物アレルギーを引き起こしたり、免疫バランスの異常をもたらしたりします。この免疫バランスの異常は、がんや感染症のリスクを高めることにもなります。

 





 











「汗かぶれ」にならない予防法とは

「汗あれ」や「汗かぶれ」セルフケアは、上手に汗をかける人になること

私たちは、何もしていなくても1日に1〜1.5リットルほど汗を掻いています。

ですから、、、

汗を上手にかいている人は、きれいな水のような汗をかいています。逆に汗を書き慣れていない人は、塩分やアンモニアなども汗と一緒に体外に出しています。

汗の仕組み

「汗あれ」や「汗かぶれ」を予防する[お風呂]

汗を上手にかきなれていない人におすすめなのが、[入浴すること]お風呂に入ることで、簡単に汗をかくことができます。

注意点としては、、、

  • ゴシゴシ洗わない。角質層は刺激に弱いです。
  • 熱すぎるお湯には浸からない。バリア機能が低下します。

上手な入浴方法に関しては、この記事を参照してください。

理想のお風呂の温度は、41度です

低体温を改善するお風呂の温度は41度【長風呂を避けて毎日入浴を】

かいた汗を放置してはいけません

汗をたくさんかいて、そのまま放置する人は少ないと思いますが、仕事の現場などでどうしてもケアできない場合があります。でも、そのまま放置しないで、ケアできる時間ができたらただちに汗を拭き取ることが大切です。

【濡らしたタオル】で拭き取るコツとしては、拭き取るというよりもタオルを押し当てて水滴を摂る様にすると良いです。

シャワーを浴びることができればそれが一番なんですが、、、

アトピー性皮膚炎などの皮膚の病気がある場合

すでにアトピー性皮膚炎とか細菌やカビなどの感染ではないかと疑われる場合は、市販薬に頼るのは症状を悪化させる危険が高まります。時には、痒くて眠れないこともあるほどです。

ですから、皮膚科にいって受診することをおすすめします。

 





以上。

 





 

 

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また、次回。