皮膚常在菌を上手に育てる[育菌]それには生活習慣の向上が大切です

常在菌

ワタシ、いつもカサカサしている乾燥肌なんだけど、潤いのあるプルンとした肌になりたい。どうすればいい。

と、いうかたへ。

肌に存在する皮膚常在菌のことを
ちゃんと知っておくと、
何がダメで、何が良いのか理解できます。
さ、潤いのある肌を作りましょう。





今回は、皮膚常在菌を上手に育てて肌を元気にさせる話です。

■もくじ

  1. 皮膚常在菌を上手に育てて肌を元気にさせるには
  2. 肌の皮膚常在菌をダメにするNGな行動とは

この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。

皮膚常在菌を上手に育てて肌を元気にさせるには

皮膚には、200種類以上の菌属がいる

皮膚には、200種類以上の菌属がいる

人の肌には、個人差はありますが、菌の種類や量は約200種類以上の菌属がいることが判明しています。そして、1,000種類相当の常在菌が生息しています。

代表的なものは、、、

  1. 表皮ブドウ球菌
  2. アクネ桿菌
  3. 黄色ブドウ球菌
  4. 真菌 など

これらの常在菌は、ひと頃有名になった腸内フローラになぞらえて、「善玉菌」とか「悪玉菌」「日和見菌」などと分けるようになっています。

しかし、、、

これらの1,000種類相当の常在菌は、バランス良く存在することにより通常の肌を形成していると思われます。「善玉菌」が増えたからといって、素晴らしく良い肌になるということではなさそうです。

善玉菌と呼ばれる[表皮ブドウ球菌]も両面性がある

善玉菌と呼ばれる『表皮ブドウ球菌』は、悪玉菌と呼ばれる「黄色ブドウ球菌」に比べて「病原性」は低いです。

[表皮ブドウ球菌]の良い面は

『表皮ブドウ球菌』は、皮脂や汗をエサにして食べて「弱酸性の脂肪酸」を作ることで、弱アルカリ性を好む黄色ブドウ球菌やカビなどの増殖を抑制します。

また、ニオイにおいても、、、

黄色ブドウ球菌やカビなどの菌類は悪臭のある【遊離脂肪酸】を産生させますが、『表皮ブドウ球菌』が増殖することで、遊離脂肪酸やアンモニア、インドール*などの悪臭の発生を押さえ込んでいます。
*インドールとは、たんぱく質の腐敗によって生まれます。また、哺乳類の排泄物やコールタールの中にも含まれています。微量だと芳香として感じられます。

ですから、、、

『表皮ブドウ球菌』は、スキンケアにはなくてはならないものになります。

[表皮ブドウ球菌]の悪い面は、感染症の原因菌になる

表皮ブドウ球菌は、黄色ブドウ球菌のように毒素は持ちませんが、医療の現場では【感染症の原因菌】となっています。

それは、、、

やむを得ず皮膚を傷つけざるを得ない医療現場では、カテーテルなどの人工物の表面に定着すること。[表皮ブドウ球菌]は粘着性が強く、異物の上にバイオフィルム(生物膜)を形成するため、これらの材料に関連する院内菌血症の原因となることが増えています。

すると、、、

衰弱した病人は、合併症や死亡の重要な原因になってしまっています。

[表皮ブドウ球菌]は、美肌菌

健常な身体であれば、[表皮ブドウ球菌]は、汗や皮脂をエサにして、潤いある膜を作るので美肌菌と呼ばれています。

この、、、

[表皮ブドウ球菌]がつくる潤いある膜は、乾燥や外からの刺激を真もってっくれて肌荒れなどのトラブルを予防してくれます

一番多い[アクネ桿菌]は、日和見菌

[アクネ桿菌]は、空気を嫌う嫌気性の菌なので肌の表面には折らず、毛穴の奥や皮脂腺に存在しています。この[アクネ桿菌]も[表皮ブドウ球菌]と同様に皮膚の表面を弱酸性にしてくれています。

それは、、、

[アクネ桿菌]が、皮脂をエサにすることでプロピオン酸や脂肪酸を作り出して弱酸性にしてくれています。

なぜ、【日和見菌】と呼ばれるかというと、、、

[表皮ブドウ球菌]が正常な場合は、[アクネ桿菌]はトラブルを起こさず肌を弱酸性にしてくれていますが、肌がトラブルを起こすと、[アクネ桿菌]は異常に増殖し、ニキビを発生させてしまうので、日和見といわれるようになりました。

 





 





肌の皮膚常在菌をダメにするNGな行動とは

こんなスキンケアは、皮膚常在菌をダメにしています

こんなスキンケアは、皮膚常在菌をダメにしています

  • 朝起きて、洗顔料を使って顔を洗い、メイク。
  • 帰ってきて、クレンジング。そして、洗顔。
  • 最後にスキンケアをつけて寝る。

こんなことをしていたら、皮膚常在菌はほとんどいなくなる状態を作っています。

また、以下のような行動は、NGなのでご注意ください。

  • 皮脂が、完全に落ちてしまうくらいゴシゴシと洗顔をしている
  • 洗浄力の高いクレンジングを使っている
  • 熱いお湯で顔を洗っている
  • シャワーで顔を洗っている
  • お肌が、乾燥しても何もしない
  • アルコールや防腐剤が多く入った化粧品を使っている

皮膚常在菌を残して、翌日も美肌に

洗顔が終わったとき、指で肌を擦っても滑らないぐらいゴシゴシと洗うのは、角質層がほとんど取れているのでNGです。

お肌を潤い良くしてくれている[表皮ブドウ球菌]は、角質層にそのほとんどは存在しています。

ですから、、、

美肌菌(表皮ブドウ球菌)をすべて取り除かず、育成をしてあげるためにも洗顔の時は、32℃から36℃くらいのぬるめのお湯で優しく泡だてて、泡で洗うようにしましょう。

洗浄力の高い物防腐剤の入ったものは、美肌菌(表皮ブドウ球菌)にとってNG

以下のようなものは、美肌にはあいません。

  • 洗浄力の高いクレンジングやアルコール
  • 防腐剤の入った化粧品

このような化粧品は、美肌菌(表皮ブドウ球菌)に悪いばかりか、皮膚によくありません。

もし、、、

肌が乾燥してしまったときは、乳液やクリーム、オイルなどで潤いを保つようにしてください。

生活習慣を見直すことで皮膚常在菌を豊かに

「肌荒れが酷い」と文句をいいつつ以下のような行動をしていませんか。

  • 日頃からの運動不足
  • お風呂に入らずシャワーのみ
  • 慢性的な睡眠不足
  • 揚げ物や油分の多い食事
  • 喫煙

皮膚常在菌のためには、良い汗を

良い汗をかくことは、潤いある肌をつくる第一歩です。良い汗は、美肌菌(表皮ブドウ球菌)のエサになるので、適度な運動が必要です。汗をかくという視点でいうと、毎日お風呂に入ることも大切です。

良い汗、悪い汗に関しては、この記事でも詳しく解説しています。

よい汗をかけば臭いませんが、悪い汗は臭います[汗のことを知ろう]

汗をかくことが、美肌に良いからといって、そのまま放置するとニオイがきつくなります。

それは、、、

上手な汗の拭き方は、乾いたタオルで汗を拭くのではなく、濡らしたタオルを使って汗を拭くようにしましょう。

なぜなら、、、

乾いたタオルで拭くと水分だけが取り除かれて、ニオイを発する成分を取り除かないからです。

水を飲むことを生活習慣にしてダイエットしよう

皮膚常在菌のためには、睡眠を

睡眠の最大の目的は、疲労を取り除くこと。それは、脳を休ませることを筆頭に、身体を十分休ませることです。これは、お肌にもいえます。

できれば、、、

睡眠をとる時間は、夜10時頃が良いです。なぜなら、成長ホルモンを最大限に引き出せ、概日リズムが整えば、肌にも内臓にも良いです。内臓が良くなるということは、血行が良いという証しです。血行の良さは、美肌に表れます。

皮膚常在菌のためには、ジャンクフードをやめよう

今のあなたの身体は、半年前に食べたものでできています。

今のあなたのお肌が荒れていたり、吹き出ものが出ていたりしていたら、それは食べものの原因が大きいです。

とくに、、、

トランス脂肪酸など身体に悪い油を摂っていたら要注意です。

  • トランス脂肪酸は、自然界には存在しないものです。

それは、、、

  • 悪玉コレステロールを増やし
  • 善玉コレステロールを減らす
  • ガン(癌)、高血圧、心臓疾患の原因に

トランス脂肪酸に関しては、この記事でも詳しく解説しています。

マーガリンに含まれるトランス脂肪酸は、自然界には存在しない

トランス脂肪酸を最も多く含むマーガリン【これほど悪い油はない】

美肌菌を増やして、健やかな肌に

私たちの皮膚は、一年中乾燥との闘いをくり返しています。夏場のクーラーでは、肌から水分を取られ、冬場は季節柄、いつも乾燥しています。

肌トラブルにならないためには、育菌が必要です。

上手な育菌を目指してください。

 





以上。

 





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また、次回。