仕事から帰ってきて、ご飯食べて、家事を済ませたら、
お風呂にのんびり入る時間なんてないですよ。
シャワーで簡単に済ませる毎日ですね。
と、いう方へ
忙しいのはわかりますが、立ち止まって今の状況を考えてみましょう。
低体温症を改善すれば、イライラしなくてもよくなりますよ。
今回は、お風呂の話です。
本記事では、下記の内容を解説します。
■もくじ
- 低体温を改善するお風呂の温度は、必ず41度にすること
- 低体温を改善するお風呂の時間は長風呂よりも毎日入ることが大切
ニューヨーク州医師の齋藤真嗣ドクターが教える
ベストセラー「体温を上げると健康になる」の著者
齋藤真嗣ドクターは、がん治療や感染症の専門医。
ニューヨークと東京を往復する生活をしている。
南アフリカにいたかと思うと、ミラノ大学で講義を行ったり、
韓国の医療雑誌に投稿していたりする毎日。
クライアントには、あのビル・ゲイツ他、著名人多数。
■ この素晴らしい本を、
■ 僕(コータロー)が、掻い摘まんで解説し紹介します
■ 貴方の暮らしにお役立てください
低体温を改善するお風呂の温度は、必ず41度にすること
成長ホルモンが、低体温症の人には大切な救世主になる
お風呂に入る時間帯は、いつがよいのでしょうか。
このブログで紹介した【理想の1日】では、夜の寝る前がよいと設定しました。
それは、、、
低体温の人が、身体を温めた状態で寝ると睡眠中の成長ホルモンの分泌がよくなるから
成長ホルモンに関しては、このブログで詳しく説明しました。
- 成長ホルモンは、睡眠後30分たったら分泌される
- 成長ホルモンは、骨や筋肉の成長を促す
- 成長ホルモンは、脂肪を分解する働きがある
この素晴らしい成長ホルモンをうまく引き出すには、、、
- 寝る前の4時間は、何も食べないようする
空腹だから、【脂肪分解】が促進されて痩せやすい身体になる
だから、、、
- 夜のドカ食いとかは、絶対にダメ
という話でした。
リンゴとニンジンジュースをいれた野菜ジュースなら消化するまでに4時間もかからないので、飲んでから2時間ぐらい経てば、空腹状態で眠ることができます。
お風呂の前に5分ほどの筋トレが、低体温症の人には相乗効果を生み出します
睡眠中の成長ホルモンを最大限に引き出したいという人には、、、
- お風呂に入る前に5分程度の筋トレをすると、さらに効果的です
・筋トレ・お風呂・睡眠と3段階で成長ホルモンの分泌が促される最高の方法です
ここでの最大の目的は、、、
1日1回、お風呂に入って体温を上げること
なので、お風呂に入る時間帯は、朝でも夜でもどちらでも結構です。
- 自分の生活のリズムに合わせて、都合のよい時間帯に入ってください
理想のお風呂の温度は、41度です
それ以上熱いのも、ぬるいのもお勧めできません
じつは、、、
お風呂の温度が、41度以下が副交感神経を優位に保つために最適な温度なのです
42度以上だと交感神経が刺激されてしまいますし、だからといってお湯の温度が低すぎると、、、
本来の目的である【低体温から体温を上げる】という意味をなさなくなってしまいます。
低体温を改善するお風呂の入浴時間は長風呂よりも毎日入ることが大切
低体温症の人が守るべきお風呂のルールは
お風呂は10分程度お湯に浸かれば、だいたい体温が1度ぐらい上がるので、長風呂する必要はありません。
それよりも低体温の人が守るべきお風呂のルールは、、、
1日1回お風呂に入り、体温を1度上げること
なのです。これを習慣化させてください。
年間交通事故死より2.4倍もあるヒートショック
特に低体温症の人は、血流が悪いので注意してほしいことです。
日本人は、熱いお風呂に入るのが大好きですが、温度の下がった浴室で急に高温のお湯に入るようなことは極力避けてください。
これは、、、
急激な温度変化によって健康に障害が出る【ヒートショック現象】の可能性があるからです。
急に暖かい場所から寒い場所へ、あるいはその反対に移動すると、血圧が急激に変わり、とくに高齢者や高血圧患者の方は心筋梗塞や脳卒中などが起こりやすい状態になります。
毎年ニュースで報道さるのでご存じの方も多いかと思います。
家庭内でこのヒートショック現象によってなくなる人の数は、全国で平均すると、、、
- 毎年19,000人近くとのことです
【「厚生労働科学研究費補助金 入浴関連事故の実態把握及び予防対策に関する研究 平成25年度 総括・分担研究報告書」によると、1年間に全国で19,000人もの人が入浴中にヒートショックで死亡しています。】
これは、交通事故死より2.4倍にもなります。車が行き交う道路よりも、冷たい浴室で高温のお風呂に入ることのほうがよほど危険だということです。
ヒートショック死は年間1万9千人
日本は世界の中でもお風呂好きな国民性で知られていますが、実はこのヒートショックによる死亡者数が非常に多いことを知っていましたか?「厚生労働科学研究費補助金 入浴関連事故の実態把握及び予防対策に関する研究 平成25年度 総括・分担研究報告書」によると、1年間に全国で19,000人もの人が入浴中にヒートショックで死亡しています。
このうち65歳以上が1万4千人もいて、お風呂好きの国民性が逆に恐ろしい状況を招いていることを示しています。
血圧の急上昇・急低下が元凶
ヒートショックのおもな症状は、血圧の急上昇や急低下に起因するめまいや貧血、失神、場合によっては脳出血や脳梗塞、心筋梗塞の発症などです。また症状自体は軽くても、転倒して頭を打ったり、湯船で溺れたりして死亡するケースが多くあります。
寒い脱衣所で服を脱ぐことによって毛細血管が収縮して血圧が上昇し、熱い湯船に入ることで心臓にも負担がかかります。そこから体が温まって血管が拡張して、血圧は急激に低下します(入浴後6分で30~90ミリHg低下)。その後、再び寒い脱衣所に戻ることで血圧が再度上昇と、短時間でこれだけ血圧が変化すれば体調が変化するのも何ら不思議ではありませんね。 気持ちのいいはずのお風呂が、気をつけないと実は体に大きく負担をかけているのです。
覚えておきたい!5つのヒートショック対策
- 脱衣所を暖めておく
(お風呂場との温度差を少なくすることで急激な血圧変化を防ぎます) - お湯の温度は熱くしすぎず、長湯は避ける
(お湯は41度以下、お湯につかる時間は10分以下が目安です) - 浴槽からはいきなり立ち上がらない
(脳内の血液が減ることで立ちくらみがおき転倒しやすくなります。前屈みでゆっくり立つようにしましょう) - 食後や飲酒後まもなくの入浴は避ける
(飲酒後や食後1時間以内は血圧が低下しやすく、入浴は禁物です) - 家族にお風呂場に確認に来てもらう
(万一のとき発見が遅れないために心掛けておきましょう)
低体温の方にはこんなお風呂の入り方をオススメします
低体温の人や冷え性の人、高齢者の人には、こんな入浴方法をお勧めします。
それは、、、
半身浴です
理由としては、心臓や肺への負担をより少なくするためです。
ただ、、、
- 長時間お風呂に入ると脱水症状を引き起こす可能性もありますので
- 水分補給を心がけながら入るようにしてください
半身浴では、、、
みぞおちの下まで、下半身を中心に20分から30分くらいゆっくりと時間をかけてお湯に浸かります
そうすることによって、身体の芯まで温めることができます。
お風呂の設定をあらかじめ41度の設定しておくのもよいです。
以上。
また次回。
Thank you very much for providing photos and illustrations.
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