最近、やる気ないし、ぼんやりすることが多いし、頭痛するし。外見なんて気にしなくなってるアタシ。うつっぽいんだよね。
と、いう方へ。
確かに、うつ病の初期症状が出ていますね。
今、しっかりとケアすれば、深い深い穴に落ちなくてすみますよ。
今回は、女性のうつ病ケアの話です。
■もくじ
- 女性のうつ病ケア
- 女性のうつ病ケア:休養と環境調整
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
女性のうつ病ケア
女性の人生は、うつ病になる落とし穴が多い
10代で初潮をむかえ、20代、30代と妊娠、出産、子育てに翻弄し、40代から50代半ばで更年期障害と闘い、閉経をむかえ、そして伴侶を見送り、近親のものとの死別があり高齢者となっていく。
まさに、女性の一生は、激動との闘いといえます。
下のグラフを見ると、うつ病などのこころ病気に罹患するのは、つねに男性よりも女性が多いです。
高齢の女性のうつ病は、30歳代~70歳代まで高い水準になっています
精神的に病みながらも力強く生きているのが、わかります。
なぜなら、、、
男性は、女性よりうつ病に罹る人が少ないのに、自殺率は女性の3倍
なのです。
いかに女性が精神的に強いのかがよく分かります。
喪失体験 | 近親者との死別・失恋・離婚・子どもの独立・失業・災害など |
対人関係 | パワハラ・セクハラ・仕事のトラブル・夫婦の不和・近隣トラブル・育児ストレスなど |
環境の変化 | 引っ越し・結婚・出産・進学・就職・転職・昇進・配置転換・長時間労働など |
体調の変化 | がん・糖尿病・脳卒中・けが、更年期障害・月経前症候群(PMS、PMDD)・女性ホルモンの変化など |
うつ病患者は、年々増加しており、およそ73万人
厚生労働省の患者調査(平成26年)によると16人に1人が、うつ病になっていることが分かります。その数、およそ73万人。既にうつ病は、風邪を引くのと同じように身近な病気になっています。
うつ病かも知れない、いろいろなサイン
女性の社会進出が、普通の状態になり、会社組織をはじめ、いろいろな人間関係の軋轢を負い、さまざまな症状が出てきます。
次のような症状は、女性のうつ病のサインです。チェックが必要です。無理をせずに、友人やご家族、そしてドクターに相談しましょう。
- 何をしても楽しめなかったり、集中できない
- 憂うつで涙が出る(特に生理の2週間前)
- 人と話すのが苦痛で、休日一人で過ごすことが多くなった
- 自分はダメだと責めたり、「死にたい」と思う
- なかなか寝付くことができない
- 何を食べても美味しく感じず、食欲が湧かない
- 頭痛や肩こり、体のだるさを感じる
- 息苦しさや胸の苦しさを感じる
- 些細なことでイライラしたり情緒が不安定になる
- 昼も眠くて体がだるい、食べ過ぎる(過食)
- ちょっとした他人の言葉や態度で傷つきやすくなる
あらたまこころのクリニックより転載
女性のうつ病ケアとは
うつ病は、こころのエネルギーが欠乏した状態です。また、ひと言にうつ病といっても、ストレスの感じ方は、人それぞれ。
とくに女性のうつ病は、パニック障害を併発している場合が多いです
複雑に絡み合った糸をほぐすように、ケアしていくのが大切。
女性のうつ病ケア:休養と環境調整
休養を取ることは、うつ病治療の最初
うつ病を治療するには、休養を取ることが一番大切です。
それは、、、
猛スピードで走り続けている身体を休ませること。いったん、ブレーキをかけて休養すること
猛スピードで走り続けていると、やがてブレーキが効かなくなり、そのままがけに落ちてしまいます。こういう時は、なりふり構わず休むことが大切。
そのためには、家族や会社などの協力も必要です。家事や育児に追われて、仕事を休むこともままならないでしょうが、まわりの理解者とよく話し合い、休息を取るようにしてください。
休養中は、1日のサイクルを守ること
休養を取るといっても、いつまでも寝ていてはいけません。規則正しい生活とリズムを刻むことが肝要です。うつ病との闘いは、時間がかかります。いままで長い時間、猛スピードで走ってきたのですから、それだけ長い時間ケアも必要です。
せっかくだから休養中に何かをやろうは禁物です
生真面目なあなただから、この休養している最中に何かをやろうと思うでしょう。そして、気づいたらまたその[何か]に向けて走って、自分を追い込んでいます。
休養時は、自分を見つめ直す時間。雑誌を読んだり本を読んだり、散歩をして過ごしてください
また、、、
早く治さなきゃ。と思うのも厳禁です
焦らないで、せっかちにならないで、無理をするのがよくありません。治りかけて、無理をするとより異常に悪化してしまいます。
女性のうつ病ケア中は、重要な決定をくださない
真面目なあなたは、休養していることでまわりの家族や友人、会社の仲間に対して申し訳ないと強く思っているでしょう。
だから、自分への自信を失っているので、「私さえいなければ」と考えて誤った決断をすることがあります。これは、危険です。
たとえば、、、
- 私は、必要の無い人間だから、会社を辞めよう
- 学費を払ってもらっているのに、迷惑をかけてばかりだから、学校を退学しよう
- 妻として、母としての役割を果たせていないのだから、離婚しよう
休養していると、自分の存在価値を見失いがちで、将来に対して悲観してしまいます。
ですが、、、
今は、休養中であることを自覚してください
女性のうつ病ケア:少しずつできることからはじめよう
休養していると、うつ病の回復期に少しずつできることが増えてきます。
たとえば、、、
- 朝まで、意外とぐっすり眠れた
- 目覚めが清々しかった
- ご飯が美味しく感じた
- 外出するのが苦痛だったのに、散歩ができる様になった
- 買い物に行けるようになった
- 録画してあったドラマを観て面白かった
など、回復の兆しがでてきます。これは、小さな回復なので、この小さい回復を積み上げていきましょう。
女性のうつ病ケア:マイナス思考をやめよう[認知行動療法]
完璧主義で責任感が強いと、100%を目指しますがそれができないと自分を責めてしまいます。でも、たとえば、60%できたのであれば、半分以上できたのだから自分を誉めましょう。
なぜなら、、、
野球選手の3割打者は、強打者です。でも、3割しか打っていないのにとは誰もいいません。3割打てるというのは、とても素晴らしいのです
ですから、、、
60%できたのならば、自分を誉めて、マイナス思考をやめましょう
自分を誉めて、マイナス思考の悪循環を断ち切ることが大切です。
また、、、
「良い」「悪い」と決めつけることはやめよう
真面目で正義感が強いあなたは、「良い」「悪い」と決めがちです。
でも、、、
ほどほど上手くいったら、良としましょう。すぐに良し悪しを決めなくても、放っておいたら、「うまくものごとが運んだ」ってことはたくさんあります
ですから、、、
なにごともすぐに決めつけずに、その後の展開がどうなるのか、ひとつひとつ確認するのも大切です。
女性のうつ病ケア:わかり合うって珍しい[対人関係療法]
誠心誠意を尽くすあなたは、あなたの努力が相手に伝わらないのが歯がゆいかもしれません。
でも、、、
100%、わかり合える人なんていないんです
今まで精神性を尽くしてきたらから、あなたのことを全部理解している人なんていない。
だから、、、
対人関係は、面白いし、ドラマが生まれる
ぐらいに捉えていきましょう。だって、一番近い家族や夫、親までが全部を理解していないのだから、テレビドラマや演劇、小説などのホームドラマが面白い。ましてや、会社の人間関係、サークルの人間関係などは、100%わかり合えるってありえないんです。
女性のうつ病ケア:やっぱり汗を流すって気持ちいい[運動療法]
運動することは、あらゆる面において、素晴らしい結果をもたらします。
たとえば、、、
- 糖尿病の予防
- 動脈硬化の予防
- 低体温を解消するため
- 体質改善のため
- 減量やダイエットのため
など、運動することは素晴らしい結果を出します。
これは、[女性のうつ病ケア]にも当てはまることです。
ただし、生真面目で完璧主義のあなたは、以下のことに注意すべきです。
[運動療法]の注意点
- 気分の低下が激しいときは、無理をしない
- 義務感を持って運動のしすぎは禁物
そして、こんなことにも注意を払ってください。
- スポーツ経験がないなら、無理せずにウォーキングですます
- 腰が痛い、膝が痛いのであれば、無理に運動しない
- 血圧や心臓に問題があれば、無理せずに主治医に相談
- 自宅周辺は安全なので、遠くまで行かない
など、ついつい無理をしがちですから。注意してください。
以上。
また、次回。
Thank you very much for providing photos and illustrations.
- pakutaso
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