完全栄養食の玄米は、ダイエットに最適【健康志向の人のための食材】

ダイエット

玄米がダイエットにいいって聞いたけど、栄養があるのは分かるけど、面倒くさそうだし、パサパサしている感じがする。美味しいのかな。

と、いう方へ。

玄米の炊き方は、とてもカンタンですよ。
白米と違うのは、浸水する時間だけかな。
ジャーの玄米抱きモードなら、
とても美味しく炊けますよ。


今回は、玄米はダイエットに最適という話です。

■もくじ

  1. 完全栄養食の玄米は、ダイエットに最適
  2. 玄米を活かした腸活ダイエットには運動が不可欠
  3. 玄米と味噌汁があれば、大丈夫

この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。

完全栄養食の玄米は、ダイエットに最適

腸活をしながらダイエットできる玄米ご飯

『腸活』という言葉が、流行りました。腸の活動をよくすることは、すなわち健康になることです。

その腸活を実現するためには、玄米ご飯がとてもよいのです。

玄米の良さに関しては、以下の記事でも詳しく解説していますので、参考にしてください。

食生活改善なら白米より玄米がおすすめ【白米は酸化した死んだ食物】

白米には、「ぬか」と「胚芽」部分がありません。ですから当然ですが、水につけておいてもふやけるだけで発芽することはありません。しかし、玄米は、適当な温度があれば、水につけておくと発芽します。発芽することのできる玄米は、生命力を秘めた「生きた食物」です。

理想的なダイエット食は玄米ご飯【食物繊維を摂らなければ失敗する】

[完全栄養食]という言葉をご存じでしょうか。多くの人々が白米を食べていると思いますが、白米には、ビタミンやミネラル、そして食物繊維が含まれていません。ですが、玄米には、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれており、人が健康を保つために必要な栄養素をほとんど摂取着るために、完全栄養食といわれています。

胎内で一番先にできるのが『腸』

精子と卵子が受精して、人として形作られる過程で、一番最初にできるのは『腸』です。

『腸』は、脳の指令がなくても働ける臓器。だから、【第2の脳】とよばれています

【第2の脳】の腸には、たくさんの神経が張り巡らされていて、多くの情報を脳へ送り、気分などに影響を与えます。

ですから、、、

【第2の脳】の腸を整えることは、精神的にも深い関係があります

不溶性食物繊維の多い玄米は、腸活の担い手である

食物繊維には、「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」に分けられます。

簡単に説明すると、、、

水溶性食物繊維

便の水分を保持して便を軟らかくして便通を改善します。また、コレステロールを減らしたり、糖分を包み込んだりする働きがあります。

また、、、

高脂血症、糖尿病、動脈硬化などに効果的

海藻類、果物、野菜、寒天、こんにゃくなどに多く含まれています。

不溶性食物繊維

食物繊維というと、糸状のものを想像するかもしれませんが、そんなことはありません。

不溶性食物繊維は、文字どおり溶けずに大腸まで達する繊維です。

これは、、、

吸水力が強く便の量を増やす働きがあり

また、有害物質や食物のカスを体の外へ出したりする働きで、、

高血圧、大腸のポリープなどに効果。

玄米をはじめ、野菜、穀類、芋などに多く含まれています。

食物繊維に関しては、この記事でも詳しく解説しています。

食物繊維で脂質異常症を食い止めよう【厳選された5つの食材を紹介】

第6の栄養素、食物繊維の凄さを知る【血糖値の上昇も抑えてくれる】

らっきょうの食物繊維は、ゴボウの約3.7倍【疲れと肌荒れを解消】

 



腸活ダイエットは、免疫力やメンタルにも効果的

第6の栄養素といわれる食物繊維を活用することで、腸内活動がよくなり、いわゆる[腸内フローラ]が活性化します。

すると、以下のような特長が現れます。

  • 食物繊維の働きで、腐敗物などを排出するので、中性脂肪やコレステロール値がよくなり、糖尿病などの生活習慣病の予防になる
  • 腸内が掃除されて綺麗になり、中性脂肪やコレステロール値が正常になるために太らない体質になる
  • 腸内細菌が増えることで、免疫力がアップし、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギーを抑制できる
  • 第2の脳といわれる腸が活性化することで、気分に影響を与えるドーパミンやセロトニンの影響でメンタルが整えられる

などなど、腸内バランスを整えると良いことばかりが起こります。

逆に、腸内環境が悪化すると、、、

  • 免疫力が下がって感染症になったり
  • 老廃物がたまり肌荒れや生活習慣病になったり
  • 精神的なバランスが崩れて不眠症になったり

など、こころにもカラダにも悪影響をおよぼします。

脚気は、大正時代には「結核」と並んで2大国民病といわれていた

白米が、民衆にも広がるようになったのは、江戸時代。と、いっても大都会の江戸だけの話。それまでは、白米を食べられるのは、身分の高い人だけでした。

当時、「江戸わずらい」という病気が流行りました。

それは、江戸を訪れた地方の大名や武士たちが、足もとがおぼつかなくなり、寝込んだり、体調不良になったりする患い。中には死に至る人もいたようです。

お侍

しかし、地元の故郷に帰ると「ケロリ」と治ってしまうことが多かったようで、この病気を当時「江戸わずらい」と呼んでいました。

この「江戸わずらい」原因は、【脚気】でした。江戸にいったら白米を食べるので、玄米にあった胚芽部分に多いビタミンB1が取り除かれていることで起こったようです。江戸時代から大正時代の日本の食事は、「一汁一菜」というご飯とお味噌汁、そして漬物だけの質素なもの。玄米ご飯なら、栄養が足りるのですが、白米だとミネラルやビタミン、食物繊維などが欠けているために「脚気」になったというわけ。主食の玄米に栄養面を頼る部分多かったのです。

明治時代になり、この「脚気」が大流行します。

明治に入ると都市部や陸軍の港などで「脚気」が流行りはじめました。その数は、入島で含めると毎年1〜3万人と云われています。また、皇族も「脚気」に罹りました。しかし、その原因は、不明のままだったのです。

明治大正と時代は、西洋文化を取り入れ、富国強兵、殖産興業の旗の下、工場や工場が次々と都市部にでき、地方から多くの若者がやってきました。彼らに与えられた食事は、当時も高価だった白いご飯、それまで故郷で雑穀を食べていた若者たちからすれば、高級な食べものでした。

さらに、地方でも製糸業が盛んになるに従って、蚕のエサとなる桑畑が必要になりました。それまで雑穀を作っていた畑が、桑畑に取って代わり、当時の経済発展も加わって、貨幣収入が得られるようになるに従い、地方人々も白米を食べるようになったのです。

お味噌汁

これが、大正時代に【脚気】が大流行した理由です。

原因のビタミン不足が判明したのは、1910年代といいますから、明治から大正にかけて。なんと死者が1000人を下回ったのは、1950年代。太平洋戦争が終わって随分たってからのことでした。
→ 農水水産省:脚気の発生(改変)

 





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玄米を活かした腸活ダイエットに必要な要素とは

腸活ダイエットは、玄米食だけでは不十分、[運動]取り入れよう

腸を効率的に動かすには、玄米食で腸を綺麗にするだけでは足りません。

腸を効率よく動かすには、運動が必要です。

玄米で腸を中から綺麗にして、外から運動することで腸に刺激を与えましょう。そうすることで、腸が活発に働くようになり、さらに腸内環境は整えられていきます

便秘改善にも適度な運動が必要なことと同様で、腸内環境を整えるためには適度な運動が必要

です。

適度な運動をすることは、身体を動かすことで血流が促進されて、腸の動きもよくなってきます。

腸が機能してくれないと、便秘にもなります。

すると、、、

お腹にたまったガスが、毒素になり、肌荒れを起こし、肩こりや頭痛の原因にもなります

 





 





玄米と味噌汁があれば、大丈夫

玄米を炊いてみよう

玄米ダイエットの話をしてきましたが、当然のことながら、食べ過ぎは禁物です。食べすぎたらそもそもダイエットにはなりません。

と、いうことで、玄米の炊き方指南です。

  • 米とぎ:玄米の場合は、2~3回程度すすげば問題ありません
  • 浸 水:一晩(6-8時間)寝かせてください。
  • 炊 飯:炊飯器の玄米モードを活用しましょう。玄米モードがない場合は、浸水時間を長めに取るようにしてください。注意点としては、17時間ぐらい浸水すると、発芽する場合があります。その場合は、水を交換して2~3回すすいでください。
  • 蒸らし:白米の時も同様ですが、全体をほぐしてください。その後、10分ほど蒸らすと美味しいです。

玄米ご飯は、「パサパサしていてイヤだ」という方がいますが、それは浸水の問題です。しっかり浸水してください。

また、、、

「消化が悪いのでは?」と心配する方がいますが、よく噛んで食べることは消化酵素がでて消化が増します。よく噛むことは、消化させる上で大切なことです。

現在では、病院食もお粥から普通のご飯に移行しているようで、お粥で飲み込むよりも、よく噛んで食べることの方が胃腸にやさしいといえます

あなたも、玄米で美ボディになってください。

 





以上。

中性脂肪を下げる[さかな暮らし]

 















また、次回。