立ち仕事だから、もうむくみなんて取れないと思っていたけれど、むくみが取れるのなら教えて欲しい。
と、いう方へ。
足がむくんでしまうのは、
立ち仕事だと仕方ないと
思ってしまうのは、理解できますよ。
でも、生活習慣を少し変えるだけで、
改善できるんです。
今回は、むくみを改善する生活習慣の話です。
■もくじ
- 『むくみ』になる生活習慣とは
- 『むくみ』解消は、メリットばかり
- 『むくみ』にならないための日頃のケアは
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
『むくみ』になる生活習慣とは
『むくみ』は、どうして起こるのか
朝起きたときや仕事から帰ってきたときなど、足が象のようにパンパンに膨れているってことよくあると思います。
『むくみ』は、医学用語では浮腫(ふしゅ)といいますが、軽くその仕組みを理解しておきましょう。
それは、、、
浮腫(むくみ)になると、身体の中の老廃物や不要なゴミが排泄できずに身体に溜まったままになっているからです。むくんだ状態を改善できないと、身体にさまざまな弊害や不調を起こしたり、ダイエットに励んでもその効果が現れにくくなってしまう身体になります。
なぜ、足がむくむのか
私たちの身体には、体重の60%が水分になっています。この水分のうち3分の2が細胞の中にあり、残りは、細胞の外にあります。
身体の半分以上は、水分なのですから、この水分が上手に滞留してくれず、どこか1ヵ所でとどまっていると異様に膨れた状態になってしまいます。
足のむくみは、このような1ヵ所でとどまっている状態になっていることをいいます。
その原因は、血流が流れていないことから発生しています。
ふくらはぎを動かしてむくみを解消する
血液は、動脈を通って全身に運ばれて、帰りは静脈をつかって帰っていきます。帰りは、ふくらはぎの筋肉を使って重力に逆らいながら上昇してきます。
ですから、、、
ふくらはぎの筋肉が、動いていないと血液は上手に帰っていけないことになります。なので、ふくらはぎの筋肉を頻繁に動かすことが大切になってきます。
このふくらはぎを使って血液を上手に流さないと、『下肢静脈瘤』という静脈の流れが止まって瘤(こぶ)になるような病気になります。『下肢静脈瘤』は、病気といっても一過性のものならば心配はいりません。
が、、、
『下肢静脈瘤』は、瘤(こぶ)になっていたり、静脈に沿って青い筋ができていたり、足の皮膚表面がボコボコしていたりするので、人目が気になって、スカートをはくのが億劫になったり、プールにいって水着を着るのをためらったりします。
この様なことが無いためにも日頃から生活習慣を見直すことで、『むくみ』の改善が必要です。
『むくみ』が起きる生活習慣とは
扁平足で『むくみ』が起きる?
「日頃、ヒールやパンプスばかり履いていませんか?」ヒールやパンプスを履いている人は、足首を動かして歩いていないことが多いです。また、足の指も動かせていないので、「扁平足」になりやすいのです。
これは、、、
「扁平足」は、足の裏の筋肉が弱くなった状態。ですから、余分な水分を心臓に送り込めなくなっています。ふくらはぎの筋肉のポンプ作用が機能しづらくなっています。
ですから、、、
会社の行き帰りとかは、スニーカーを履くようにしましょう。スニーカーならば、足首も足の指も上手に動かして歩きます。すると、ふくらはぎの筋肉も動くようになるし、扁平足も解消に向かいますので、血流が生まれてきます。すると、代謝も良くなりますから『むくみ』解消されます。
お酒の飲み過ぎで『むくみ』が起きる
必ずといっていいほど、たくさんお酒を飲んだ翌日は『むくん』でいます。これは、アルコールによって脱水症状が出ているのです。そして、代謝もかなり落ちています。
ですから、、、
『むくみ』には、アルコール摂取は大敵です。アルコールをたくさん取るときは、お水もたくさん取るようにしましょう。
また、、、
体内の水分バランスを保つことは大切です。たとえば、お風呂に入った後に汗をかいたので、ビールを飲む。というのはとても魅力的ですが、発刊した後の身体は、水分が失われている状態です。『むくみ』を避けるには、入浴後にはまず1杯の水を飲むようにしましょう。
水分を取らないから『むくみ』が起きる
人は、生命を維持するために必要な水分量は、1日に2.5リットルだといわれています。
それは、、、
呼吸や汗、尿や排便などによって体外に放出される水分量は、およそ2.5リットルといわれているからです。このうち1リットルは、食べものから生成され、300ミリリットルは、体内から補充されます。
なので、、、
残りの1.2リットルは、飲みもので補わなければなりません。そのためには、1度に一気に飲むことをせずに、日6~8回ぐらいに分けて飲むことが大切です。
このように1日に必要な水の量は、結構多いこと分かります。ですから、しっかりと水分を取るようにしないと、身体に必要な水分が不足して、身体が循環しなくなります。
たとえば、、、
高齢者に多いといわれていますが、就寝中に起きておトイレにいくのが面倒なので「あまり水分は取りたくない」という人が多く、起床したときに循環しておらず『むくみ』が発症していることがあります。
また、かくれ脱水症にもなるので要注意です。
かくれ脱水に関しては、この記事でも詳しく解説しています。
運動不足で『むくみ』が起きる
筋力低下は、暑い夏や寒い冬などの季節に関わらず、血中が悪くなるので『むくみ』には大敵です。
筋力低下で血流が悪くなれば、冷え性も起こしやすいし、さまざまなも病気を呼び込む「低体温」にもなりかねません。
かといって、、、
ハードな運動は控えるべきで、いきなりハードな活動をはじめるとそこに大きなストレスが加わって逆効果になります。大切なのは、『軽く汗をかく』ような適度な運動を心がけてください。
「だって、運動する時間なんてない!」といわれてしまうかもしれませんが、改まって運動をする時間を作る必要はありません。
NEAT(ニート)を活用しましょう。NEAT(ニート)とは、「非運動性熱産生」といいます。
ようは、運動をわざわざすることなく、日頃の日常の活動を活かして消費ネルギーを高めること。
たとえば、、、
- 買い物や会社の行き帰りを活かして、しっかり歩いてみる。
- エレベーターやエスカレーターを使わずに、階段を使う。
- ねこ背をやめて背筋を伸ばして、生活する。
などのことをやってみることで、運動することと変わらないような消費エネルギーが発生します。
姿勢を良くするだけで、基礎代謝量は20%もアップします。
冷たい食べものや飲みものは『むくみ』の原因に
身体を冷やすものを食べたり飲んだりすると、全身の筋肉は硬くなります。また、代謝も悪くなります。『むくみ』が気になる人は、このようなものは取らないようにしましょう。
『むくみ』解消は、メリットばかり
『むくみ』を解消すれば、若々しく内側から元気に
『むくみ』が、生じているとどうしても、腫れぼったく、だるくなって見た目の良くありません。
逆にむくみを解消できるような生活習慣を身につけると、たくさんのメリットが見た目にも内側からも生まれてきます。
たとえば、、、
- 太りにくい身体になる
- 足首が細くなる
- 真っ直ぐな綺麗な足になる
- 肩こりなどがなくなりスッキリする
- 冷え性が解消される
- 見た目が良くなるので、外に出かけたくなる
- 友人との会話が楽しくなる
- オシャレを楽しめるようになる
- 化粧ののりが良くなる
など、内向きだったベクトルが、表にむくようになって、うつむき加減だった姿勢が、真っ直ぐに前を向くような視線に変わります。
ですから、、、
『むくみ』を解消して、あなたらしい元気を手に入れましょう。
『むくみ』にならないための日頃のケアは
どこでもできる『むくみ』の解消法
『むくみ』解消には、NEAT(ニート)を活かしてください。
座ったままでできるストレッチ
足首まわりの運動は、『むくみ』予防には効果的です。このストレッチは、仕事中でもできます。
- 椅子に浅く座ります。
- 両足のかかとを床から離して上げ、一度戻して足の裏をつけましょう。
- 次は両足のつま先を上げて、また戻します。
この運動は、エコノミー症候群予防にも効果的な動作です。座ったままできるので、気がついたときに行うようにしてください。
血のめぐりをよくするマッサージ
簡単に椅子に座りながらできるマッサージです。
- 椅子に座ったまま、右足を左ももにのせます。
- のせた右足を持って、足首を時計回りに20回、反時計回りに20回、大きく回しましょう。
- 右足すねの内側の骨を、足首から心臓へ向かってなで上げるようにさすります。外側の骨も同様にさすりましょう。
- 左足も同様に、1~3の順番でマッサージをします。
『むくみ』予防には、日常生活の習慣を見直すことで、大きく解消できます。そして、NEAT(ニート)を活用することで、冷え性も改善されていきます。
そして、「疲労感」と「だるさ」を感じにくくなる上、洋服や靴をおしゃれに着こなせるというメリットもあります。
以上。
また、次回。