忙しいので健康に気づかって毎日サプリメントを欠かさず摂っています。
お茶もカテキンがいっぱい入っているから身体のためにたくさん水代わりに飲んでいますよ。
と、いう方へ
まず、お茶を水代わりにたくさん飲むのはおすすめできません。
アナタの摂っているサプリメントもちゃんと調べた方が良いですよ。
本末転倒にならないか心配です。
今回は、間違いだらけの健康法のお話しです。
■もくじ
- 流行りの健康法は、間違いだらけでウソがいっぱい
- 茶カテキン神話の崩壊【たくさん飲みすぎると胃粘膜が萎縮してしまう】
この記事は、世界で初めて大腸内視鏡の挿入方法を考案した新谷弘実ドクターが書かれた『病気にならない生き方』を参考にして、重要な点を抜粋しながら解説していきます。
アメリカ消化器内視鏡学会で、多くの賞を受賞している胃腸内視鏡分野の世界的権威。
世界で初めて、大腸内視鏡を使ったポリープ切除術を考案し、その技術によりガン発症リスクを大きく減少させた功績を称され、医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』※1 において、医学界に大きな影響を与えたドクターのひとりに選ばれた。
各界のトップやハリウッドスターなど多くのVIPから主治医として支持される。
著書『病気にならない生き方』は200万部を超すベストセラーとなり、16種類の言語に翻訳、世界中で販売されている。
プロフィール
■ この素晴らしい本を、
■ 僕(コータロー)が、掻い摘まんで解説し紹介します
■ 貴方の暮らしにお役立てください
流行りの健康法は、間違いだらけでウソがいっぱい
僕の周りにも世の中の人々もたくさんの人が、メディアから情報を仕入れて、健康を維持するためにサプリメントを摂ったり運動したりしています。
というわけで今回は、「流行っている健康法やサプリメントには、間違いがいっぱい」ということに関して解説します。
とりあえず健康のためにサプリメントは続けているけど、、、果たしてこの健康法で合っているのかな、間違っているのでは・・・という方は、ぜひ記事をご覧ください。
※記事自体は、たった3分くらいで読み終わります。
アナタの健康法、そして摂っているサプリは大丈夫
なぜ、「流行っている健康法やサプリメントには、間違いがいっぱい」というと、一般的に健康に良いといわれているもののなかに、
- 実際には健康に害をおよぼすものがたくさん含まれるからです
とくに「食」に関する健康法には、間違いが多くかえって健康を損なう危険なものを含んだものが少なくありません。
例えば、、、
アナタは、こんな健康法を信じて実践していませんか
- 腸のために毎日ヨーグルトを食べるようにしている
- カルシウム不足にならないように毎日牛乳を飲んでいる
- 果物は太りやすいので控え、ビタミンはサプリメントで摂るようにしている
- ふとりすぎないよう、ご飯やパンなど炭水化物はなるべく控えるようにしている
- 高タンパク低カロリーの食事を心がけている
- 水分はカテキンの豊富な日本茶で摂るようにしている
- 水道水は残留塩素を抜くために、必ず一度沸騰させてから飲んでいる
これらはどれも一般的には【健康に良い】をいわれていることばかりです。
ところが、、、
胃腸内視鏡医である新谷弘実ドクターからみれば、これらすべて胃相・腸相を悪くする【間違いだらけの健康法】のようです
食歴と生活習慣が作り出した【胃相・腸相とは】
30万件以上の胃腸を検査してきた新谷弘実ドクターが、その膨大な臨床結果から「健康な人の胃腸は美しく、不健康な人の胃腸は美しくない」ということから生まれた言葉。
- よい胃相・腸相をしている人は心身ともに健康であり
- 逆に胃相・腸相が悪い人は、心身のどこかに何らかのトラブルを抱えている
胃相・腸相にもっとも大きな影響を与えているのは、食歴と生活習慣。
- 毎日ヨーグルトを食べているという人で、よい腸相の持ち主に会ったことがない
- アメリカ人の大半は、毎日たくさん牛乳を飲むけど、非常に多くの人が骨粗鬆症に悩まされている
- カテキンの豊富なお茶を飲みつづけている日本人は、とても悪い胃相をしている
このブログでもヨーグルトや牛乳に関しては、
でも解説しているので、この記事とセットでご覧ください。
胃相・腸相の悪い人には、健康な人はいません
では、胃相・腸相を悪くするようなものが、なぜ健康にいいともてはやされているのでしょう。
それは、、、
その食物に含まれる1つの成分の効能しか見ていないから
茶カテキン神話の崩壊【たくさん飲みすぎると胃粘膜が萎縮してしまう】
お茶を例に見てみましょう。
たしかに緑茶に多く含まれているカテキンには、殺菌効果や抗酸化作用があります。
そのため、、、
茶カテキンが多く含まれる日本茶をたくさん飲んでいれば、長生きするとかガンの予防につながるというストーリーが生まれました。
でも、こうした「カテキン神話」は間違いだらけの健康法で【カテキンの豊富なお茶を飲みつづけている日本人は、とても悪い胃相をしている】という臨床データが出ているのです。
お茶に含まれるカテキンが【抗酸化作用をもつポリフェノールの一種】であることはまちがいありません。
しかし、、、
- そのカテキンはいくつか結合すると【タンニン】とよばれるものになります
タンニンというのは、植物がもつ「渋み」成分であることから、日本では昔から「渋」と称されてきました。柿の「渋」もタンニンです。
- タンニンは非常に酸化しやすい性質をもっており、熱湯や空気に触れることによって、容易に「タンニン酸」に変化します
そして、、、
タンニン酸には、タンパク質を凝固させる働きがあります
このタンニン酸が、胃粘膜に悪い影響をおよぼし、胃相を悪くしているのだと考えられます。
慢性の萎縮性変化、または萎縮性胃炎は、胃ガンになりやすい
タンニンを多く含むお茶 | 緑茶、中国茶、紅茶、コーヒー、ドクダミ茶、杜仲茶など |
これらのお茶を常飲している人の胃を内視鏡で見ると、粘膜が薄くなる萎縮性変化が起きていることがよくあります。
- 慢性の萎縮性変化、または萎縮性胃炎は、胃ガンになりやすいことがわかっています
お茶がもたらす残存農薬の危険性【間違いだらけの健康法】
お茶がもたらす危険はそれだけではありません。
現在市販されているお茶の多くは、その栽培家庭で農薬が使われているからです。
残存農薬やタンニン酸、さらにカフェインの影響を考えると、、、
お茶を水代わりに飲むのはおすすめできません
お茶が好きな方は、、、
- 無農薬栽培の茶葉を使い
- 比較的に胃粘膜に負担がかからないように空腹時をさけ
- 食後に飲む
そして、、、
1日に飲む量は、2、3杯程度にとどめるようにする
間違いが多い健康法の原因は
[腸のために毎日ヨーグルトを食べる]とか[毎日牛乳を飲んでいる]とか[高タンパク低カロリーの食事を心がけている][水分はカテキンの豊富な日本茶で摂るようにしている]などのように
間違った健康情報を多くの人が信じてしまうのは、、、
いまの医学が人間の身体を全体として見ていないから
誤った情報を軽く信じてしまう原因は、いまの医学が人間の身体を全体として見ていないからです。
人間の身体は、すべてつながっています。
1つの場所でよい働きをする成分が含まれているからといって、それが全体にとってもよいとはかぎりません
「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、食べものも、そこに含まれる1つの成分だけを見て、身体によいとか悪いとか決めることはできないのです。
以上。
では、また次回。
Alexandr LitovchenkoによるPixabayからの画像