同じようなもの食べているはずなのに、妹は痩せて、私は太ってくる。同じような体型だったのに。
と、いう方へ。
それは、代謝の違いですね。
代謝が悪いだけで、太ってしまうのです。
詳しく解説します。
今回は、基礎代謝のお話しです。
■もくじ
- そもそも基礎代謝とは何か[いまさら聞けない]
- 基礎代謝量を上げて、太りにくく痩せやすい体を手に入れる
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
そもそも代謝とは何か[いまさら聞けない]
そもそも代謝って何?
同じ様なものを食べて、同じような生活をしているはずなのに、Aさんは痩せて、Bさんは、何故だか太ってしまう。
それは、体質の差もあるでしょうが、たぶん代謝の違いです。
代謝とは、ご飯を食べて、消化して吸収させて、人が活動するのに必要なエネルギーに変えることです。
この代謝には、3つあります。
- 身体活動時代謝
- 食事誘発性熱産生
- 基礎代謝
- 約60〜70%が、何もしなくても必要なエネルギーの[基礎代謝]
- 約20〜30%が、スポーツや日常生活で使う[身体活動時代謝]
- 残りの約10%が、食べたものを消化・吸収する[食事誘発性熱産生]
3つの代謝の働きは
基礎代謝
[基礎代謝]は、何もしなくても使われるエネルギーです。
たとえば、、、
- 心臓を動かしたり、呼吸をしたり、内臓は絶えず動いているといった生命の維持に必要なエネルギーのこと
- 寝ているときも使われているし、何もしなくてボートしていても使われるもの。
食事誘発性熱産生
[食事誘発性熱産生]は、字のごとく食事のときに使われるエネルギーです。1日の消費エネルギーの10%ぐらいです。
推定エネルギー必要量でいうと、女性の30〜49歳は、[2,000kcal]ですから、約200kcalが食事誘発性熱生産となります。
約200kcalといえば、おむすび1個分ぐらい
ちなみに、[食事誘発性熱産生]は、タンパク質が糖質の5倍のエネルギーを使うようなので、タンパク質を摂るのは、ダイエットには良いですね。
身体活動時代謝
[身体活動時代謝]は、活動代謝ともよばれています。ようは、身体を動かしているときに使っているエネルギーのこと。
スポーツや筋トレをしたり、お掃除したり、洗濯、階段の上り下りなど、とにかく身体を動かしているときのエネルギーになります。
年齢や職業、活動によっても代謝は、変わる
よく耳にする言葉に「最近太りやすくなった」「食べている量は変わらないのに、太るのよ」「疲れが取れなくて」などなど、喫茶店や公園などでよく聞きます。
これは、代謝のせいかもしれません。
下の表は、【日本人の食事摂取基準(2020 年版)】の推定エネルギー必要量(kcal/日)のグラフです。
女性の12歳〜75歳以上で、普通の活動レベルをまとめたのが、下の表です。
女性:推定エネルギー必要量(kcal/日) | |
身体活動レベル 1 | 女性 |
12~14(歳) | 2,400 |
15~17(歳) | 2,300 |
18~29(歳) | 2,000 |
30~49(歳) | 2,050 |
50~64(歳) | 1,950 |
65~74(歳) | 1,850 |
75 以上(歳) | 1,650 |
この表を見ると、、、
- だいたい17歳が、2,300kcalで29歳が2,000kcalなので差は、300kcal
- 10代の頃に比べて、30歳が近くなった29歳は、300kcal消費しないと同じになりません
だから、「食べている量は変わらないのに、太るのよ」となるのです。
目線を変えると、、、
- 10代の頃と同じような食事をしていると、毎日300kcal身体に蓄えている
と、いうことになります。
- 300kcalといえば、ごはん1杯強、食パン2枚程度
では、この量だけ食べないようにすれば、太らないで10代の頃のようになるのかといえば、そうではありません。
基礎代謝量を上げて、太りにくく痩せやすい体を手に入れる
歳を重ねても高い基礎代謝を維持しよう
成長がピークに達する10代後半は、基礎代謝もピークです。勢いよく成長するために、どんどんエネルギーが、必要とされるからです。
ですから、成長が止まっている29歳の2,000kcalの人が17歳と同じように食べたら、300kcal分太ってしまうのです。
ですが、同じように食べても太らない人がいますが、それは、基礎代謝を上げているからです。
基礎代謝を上げると良いことばかりです。
たとえば、以下のようなことに悩まなくなります。
- 肌荒れ
- 冷え性
- 低血圧
- 低体温(平熱が35℃以下)
- 顔色が悪い
- 疲れやすい
- 生理不順
- 便秘
コアマッスルを鍛えて基礎代謝が20%アップさせよう
若々しい身体を手に入れて、基礎代謝を上げる方法は、【姿勢を良くすること】だけです。
ハードな筋トレやランニング、プッシュアップなど必要ありません。
【姿勢を良くすること】だけでいいんです
[基礎代謝が20%アップ]歩くときのコツ
- 両肩を少し後に引くような感じで胸を張る
- 腹筋を引き、同時にお尻の穴を引き締めるような意識を持つこと
■この意識することがとても重要です。
[基礎代謝が20%アップ]座っているときのコツ
- 両肩を少し後に引くような感じで胸を張ること
思いだしてください。スーパーモデルや女優たちの歩き方を。また、インタビューや舞台で立っているときの姿勢を。キュキュっと姿勢良く歩きます。その時は、お尻の穴をキュと引き締めて歩いています。
そうです。
- 歩くとき、大切なのはお尻の穴をキュと引き締めて歩くこと
これができるようになると、、、
コアマッスルは鍛えられ、それだけで基礎代謝が20%もアップするのです
女性:年齢別基礎代謝(kcal/日) | ||
年 齢 | 参照体重 | 基礎代謝(kcal/日) |
12~14(歳) | 47.5kg | 1,410 |
15~17(歳) | 51.9kg | 1,310 |
18~29(歳) | 50.0kg | 1,110 |
30~49(歳) | 53.1kg | 1,150 |
50~69(歳) | 53.0kg | 1,100 |
70 以上(歳) | 49.5kg | 1,020 |
厚生労働省:e-ヘルスネット > 加齢とエネルギー代謝
基礎代謝が、1,150kcalの人なら、230kcalもアップします
先程も書きましたが、200kcalがおむすび1個分ぐらいだから、それ以上の効果が見込めるということになります。
基礎代謝が20%もアップすると低体温から解放されます
コアマッスルは、とても大きな筋肉です。この筋肉が鍛えられると低体温だった人は、体温が恒常的にアップします。
体温が1℃下がると1年で体重が7kgも増える
と、いわれていますので、【姿勢を良くする】だけで、体重のことが気にならなくなります。
以上。
このサポーターは、膝の負担を軽くして、歩行が楽になります。
また、次回。
Thank you very much for providing photos and illustrations.
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