ダイエット頑張っているだけど、効果がない・・・
食事は、減らしたくないから、あまり噛まないで飲み込むようにしています。
これだと消化されないからよいかなと思って。
と、いう方へ
そのダイエット方法は、間違っています。
つーか、やり方が真逆です。
よく噛んだ方が、ダイエットになります。
そして小顔にもなるんです。
今回は、よく噛んでダイエットする話です。
■もくじ
- よく噛むとダイエットが成功して小顔になる
- よく噛むと、ダイエットの他に身体にすごく良い
この記事は、世界で初めて大腸内視鏡の挿入方法を考案した新谷弘実ドクターが書かれた『病気にならない生き方』を参考にして、重要な点を抜粋しながら解説していきます。
アメリカ消化器内視鏡学会で、多くの賞を受賞している胃腸内視鏡分野の世界的権威。
世界で初めて、大腸内視鏡を使ったポリープ切除術を考案し、その技術によりガン発症リスクを大きく減少させた功績を称され、医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』※1 において、医学界に大きな影響を与えたドクターのひとりに選ばれた。
各界のトップやハリウッドスターなど多くのVIPから主治医として支持される。
著書『病気にならない生き方』は200万部を超すベストセラーとなり、16種類の言語に翻訳、世界中で販売されている。
プロフィール
■ この素晴らしい本を、
■ 僕(コータロー)が、掻い摘まんで解説し紹介します
■ 貴方の暮らしにお役立てください
よく噛むとダイエットが成功して小顔になる
よく噛むと消化がよくなり満腹感も増してくるのでダイエットにつながる
ひとくちあたり30回〜50回噛むようにすると、、、
- 普通の食事なら完全にドロドロになって自然とのどから入っていきます
- かたいものや消化のあまりよくないもののときには70回〜75回ぐらい
よく噛むことが身体に与える最大のメリットは、エンザイム(酵素)の節約です
人間の身体は、噛めば噛むほど唾液の分泌が活発になるとともに、胃液や胆汁などともよく混ざり合って消化が助けられるようにできているからです。
人間の腸壁が吸収できるのは、15ミクロン(1000分の15ミリ)
15ミクロン(1000分の15ミリ)より大きな塊は吸収されずに、排泄されてしまいます。
そのため、、、
よく噛まないと、10食べても3しか吸収されないということが起こります
「吸収されないなら、太らないからいいじゃない」というかもしれませんが、問題はそんな簡単なことではすまされません。
消化されないものは腸内で腐敗し、毒素が生まれる
消化・吸収されなかったものは、過剰摂取した場合と同じです。
腸内で腐敗や異常発酵が起きます。腐敗した結果、さまざまな毒素が生まれ、その解毒に大量のエンザイム(酵素)が消費されてしまいます。
カロリーの過剰摂取で、太っているのに栄養素不足が起こっています
消化しやすいものと消化しにくいもので吸収率にばらつきができるため、食事バランスのよい献立をしたとしても、栄養素によっては不足してしまうことがあります。
とくに、、、
- 微量栄養素などは、不足してしまう危険性が高いといえます
カロリーの過剰摂取で太っているのに栄養素が不足しているという人が増えていますが、その原因は食物バランスが悪いことともに、よく噛まないことによる消化・吸収不良が考えられるのです。
なぜ早食いは肥満につながるのか
脳が満腹を感じるまでに食べ過ぎてしまう
私たちの身体は食事をし始めて「満腹」と感じるまでに20分以上かかります。 早食いをすると満腹感を感じる前にたくさんの量を食べてしまうため、食べ過ぎになりがちです。
よく噛んで食べる効果
よく噛んで食べると、食事が少量でも満腹のサインが脳に伝わりやすく食欲が抑えられることや、脳内物質の働きとして内臓脂肪の分解を促進することも知られています。他にも脳の活性化や、唾液の分泌が増え消化を助けるなどの効果もあります。
食事は、よく噛んで、ゆっくり味わって食べましょう。
→ 独立行政法人 労働者健康安全機構 ゆっくり食べてみませんか
よく噛むと時間がかかり、少食になるのでダイエットにつながる
じつはよく噛んだ方が、むしろダイエットにはいいのです。
なぜなら、、、
- よく噛むとそれだけ食事に時間がかかる
- 食べているあいだに血糖値が上がり
- 食欲が抑制され、
- 食べすぎを防ぐことができる
無理に食事の量を減らさなくても、よく噛むことで自分にとって必要な量で満腹感をかんじられるようになる
と、いうことです。
よく噛むことでダイエット以外にえられるよさとは
よく噛むことで寄生虫を殺すことができる
よく噛むことでダイエット以外にえられるよさのもう1つに、、、
寄生虫を殺すことがあげられます
カツオやイカ、川魚などにはたくさんの寄生虫がついていることがあります。それらは4〜5ミリと非常に小さく、よく噛まないとそのまま飲み込んでしまい、、、
- 内臓に寄生虫が、寄生されてしまう危険性があります
しかし、ダイエット同様に50回〜70回ぐらい噛むと、それらを口の中でかみ殺すことができることがわかっています。
天然物や無農薬野菜などには虫がついてくることも多いのでよく噛みましょう
よい食材を選ぶようになると、自然と魚は養殖よりも天然もの、野菜は無農薬や有機栽培にたどり着きます。そういった自然に近い食物には虫がついていることも多いでしょう。
でも、よく噛むことでその害を未然に防ぐことができると知っていれば、寄生虫や虫を恐れる必要もなくなります。
美肌&小顔になるには、良く噛むこと!!
良く噛むだけで、美肌になれる。高い化粧品や、エステにも行かずに、そんなことが可能とは、信じられますか?
良く噛むとアンチエイジング効果があると、最近分かってきました。 理由は噛むことで脳の血流が良くなり、集中力UP、認知症予防、脳の老化防止になるからなんだそうです。
また、パロチンという、唾液にある若返りホルモンが良く噛むことで唾液腺を刺激し、いっぱい出るようになることや、EFGと呼ばれる美肌成分も唾液には含まれているそうなのです。
パロチン…成長ホルモンの一種。歯や骨の再石灰化を助け、皮膚の新陳代謝を活性化する働きがある。→シミやしわを防ぐことにつながる。白内障、更年期障害の治療薬に使われることもある。
EFG…たんぱく質の一種。皮膚表面の受容体と呼ばれる物質トムズ美付、肌細胞の再生を促す効果がある。肌荒れ、ニキビの肌トラブル改善を助ける。新たな細胞の再生を促し、肌の新陳代謝を高める効果もある。→ターンオーバーを整え、美肌に役立つ。
他にも良く噛むことで、小顔効果もあります。 顔にある4つの咀嚼筋が鍛えられて、小顔効果につながります。 顔の筋肉の70%は口の周囲にあるため、噛むことで顔全体の筋肉が鍛えられるのです。たるみの防止になり、しっかり動かすと血行の流れもよくなるので、むくみ防止にもなりますよ。
また、ダイエット効果もあります。
少しの量でも良く噛むと満腹中枢が刺激されて、早くお腹がいっぱいと感じるためです。
→ 美肌&小顔になるには、良く噛むこと!!
よく噛む効果は、ダイエットの他にエンザイム(酵素)の消耗も防げる
よく噛むことで人間にとって大切なエンザイム(酵素)の消耗が少なくなる
「よく噛んで唾液がたくさん出ると、それだけ分泌されるエンザイム(酵素)の量も増えるので、エンザイム(酵素)の消耗につながるのでは?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
よく噛まないでこなれていないものを胃腸に送り込んだときより、身体全体で消費されるエンザイム(酵素)の量はずっと少なくてすむのです。
そして、、、
- よく噛むことによって食欲が自然と抑制され
- 食べる量が減ると
- 消化・吸収に使われるエンザイム(酵素)の量も減る
身体全体で見ると、さらにエンザイム(酵素)を節約することになります。
ダイエット効果を維持しながら、よく噛むことでエンザイム(酵素)が身体をさらに良くする
エンザイム(酵素)の消耗が少ないので身体の健康にエンザイム(酵素)が使用される
消化されるエンザイム(酵素)の量が減るということは、エンザイム(酵素)を消耗しなくてすむので、、、
- 解毒や身体の修正
- エネルギーの供給など
身体の恒常性を維持するために使えるエンザイム(酵素)の量が増えるということです。
その結果、、、
抵抗力、免疫力がアップし、長寿につながります
また、よく噛んでいると少食になるので、食べてものがほとんどきれいに消化・吸収されるので、消化しきれない余分なものが腸内で腐り毒素を発生することもなくなります。そのため、解毒につかわれるエンザイム(酵素)も節約できます。
「食事はよく噛んだほうがいい」
「腹八分目が身体にいい」
と、いうのは古くからよくいわれていることですが、その最大のメリットは、【エンザイム(酵素)の消耗を防ぐ】ということだったのです。
ダイエットを完成させるのは「よく噛むこと」
どんなに「よい食物」であっても、どれほど「必要不可欠」な栄養素であっても、、、
- 過剰摂取は健康を害する原因となります
ダイエットを完成させる大切なのは、
- よい食物を
- バランスよく
- よく噛んで食べることです
食事においてこの三つの「よい」を心がけることで、アナタのエンザイム(酵素)は劇的に節約され、健康な身体で人生をより長く楽しむことができるようになるのです。
以下は、厚生労働省のホームページからの抜粋、、、
早食いと肥満の関係 -食べ物をよく「噛むこと」「噛めること」
よく噛んで食べることは健康によいと言い伝えられてきましたが、最近行われた疫学調査により早食いの習慣がある人には肥満が多いことがわかってきました。
「ゆっくりとよく噛むこと」は肥満対策のひとつとして期待されています。
一方で歯を失うと「噛めない」状態になり、栄養摂取バランスの低下をきたします。食べ物をよく「噛むこと」「噛めること」は健康と密接なつながりを持っています。
早食いと肥満の関係
ゆっくりとよく噛んで食べることは健康のためによいと古くから言い伝えられてきました。一方で近年行われた疫学調査により、早食いが肥満と密接な関連を持っていることが明らかになってきました。
【図1】は、愛知県内に住む35~69歳(平均年齢48歳)の成人(男性3,737人、女性1,005人)を対象とした疫学調査の結果で、食べる速さ(5段階の自己評価)と肥満度(BMI: Body Mass Index)の関連をみたところ、早食いの人は現在のBMIが高い傾向にあること、さらには20歳時点からのBMI増加量も高いことがわかりました。これらの傾向は他の要因(摂取エネルギー量・年齢・喫煙・身体活動・飲酒習慣)を調整しても統計的に意味のある差であることが認められています。
【図2】は、大阪府と秋田県に住む成人3,387人(平均年齢53.4歳)に対して行われた疫学調査の結果で、【図1】で示した「早食い」に加えて「おなか腹いっぱい食べる」か否かとBMIの関連が分析されました。その結果「早食い」の習慣を持つ人と「おなか腹いっぱい食べる」習慣を持つ人はBMIが高く、両方の習慣を持つ人はさらにBMIが高いことがわかりました。これらの傾向は他の要因(喫煙・運動習慣・職業・総エネルギー摂取量・食物繊維摂取量・地域)を調整しても統計的に意味のある差であることが認められています。
早食いの是正を図る方法 -ゆっくりとよく噛む(咀嚼法)
以上のことからもわかるように、ゆっくりとよく噛むことは肥満対策における行動療法のひとつとして「肥満治療ガイドライン」のなかで位置づけられ、「咀嚼法」と呼ばれています。この方法を実践することにより、BMIの減少効果に加えて健康への関心・不安緩和にも有効であったという報告もあります。
厚生労働省の検討会では、一口30回噛む習慣を奨める「噛ミング30(カミングサンマル)」運動を提唱しています。しかしながら食物を一口30回噛むことは必ずしも容易に実践できる習慣ではないので、もう少し手軽な実践方法の検討も求められ、様々な試みが行われているところです。
→ 早食いと肥満の関係 -食べ物をよく「噛むこと」「噛めること」
以上。
また、次回。
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- TumisuによるPixabayからの画像