BMI18.5だけれど、ハッキリいって拒食症気味。食べると太るので、食べたくない。けど、うつっぽい。不安だけど、、、
と、いう方へ。
ハッキリいいます。
痩せすぎは、危険です。
死亡率が高まります。
健康的なボディを作りましょう。
今回は、痩せすぎは危険。メンタルが危ないという話です。
■もくじ
- 痩せすぎは危ない!死亡率が高まります
- 痩せすぎ体型の危険性について
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
痩せすぎは危ない!死亡率が高まります
痩せすぎファッションモデルの死亡ファイル
BMI(Body Mass Inde)は、とても有名で世界的な基準値です。
BMI計算式 BMI=体重(kg)÷身長(m)×身長(m)
「痩せたい」という思いは、ほとんどの女性が持っている願望なのでは無いでしょうか。
- 「あんなモデル体型になりたい」
- 「痩せたらいろんな可愛い服が着られる」
- 「痩せたら、綺麗になる」
- 「痩せたら、みんなの注目の的になる」
など、痩せ願望やダイエットの話題や記事に注目します。
ですが、、、
過度なダイエットが、摂食障害やメンタル面で大きな影響を身体にもこころにもおよぼしています。
痩せすぎファンションモデルの死亡
22歳のウルグアイ出身のトップモデル
ルイゼイ・ラモス(Luisel Ramos)は2006年8月2日ファッションショーに出演中、キャットウォークを歩いた後に気分不良を訴え、控室で死亡。
死亡時のBMIは14.5、死因は摂食障害による低栄養によるもの。
その半年後、、、
同じくモデルをしていた妹、エリアナ・ラモス(Eliana Ramos:18歳)も摂食障害で死亡。
ブラジル人のトップモデル。アナ・カロリナ・レストン
21歳のアナ・カロリナ・レストン(Ana Carolina Reston)も2006年11月にBMI13.4で低体重と過食嘔吐による腎不全で死亡。
イスラエルのファッションモデル、34歳
2007年、イスラエルのファッションモデル、ヒラ・エルマリッチ(Hila Elmalich)が34歳で摂食障害による心不全で死亡。
フランスのファッションモデル、イザベラ・カロ
イザベラ・カロ(Isabelle Caro)は自らが摂食障害であることを公表し、2007年に撮られたアンチ拒食症キャンペーンの写真でも有名なモデル。
ですが、、、
2010年に低栄養による免疫不全で死亡。
ファンションモデルの痩せすぎ規制
多くのファッションモデルが、摂食障害や拒食症で亡くなりました。有名なモデルだからニュースになっただけであり、マスコミに乗らない摂食障害や拒食症で亡くなったファンションモデルがいるはずです。
アメリカのモデル団体は、ファッションモデルの31%が摂食障害を持ち、64%が痩せろと言われた経験があると報告しています
痩せすぎモデルを規制する法施行【フランス】
2017年フランスでは、フランス国内で活躍するモデルに対して、国際基準であるBMI(体格指数)の基準値未満を排除し、医師から健康であることの診断書の提出を義務づけました。
そして、ファッションモデルの健康を守るために、、、
マリソル・トゥーレーヌ保健相は、、、
若者に対して型にはまった非現実的なボディ・イメージを植え付けることは、自己嫌悪や自己評価の低下につながり、健康に悪影響を及ぼしかねない
と、コメントしています。
診断書は雇用主に対して事前に提示される。
法律に違反した雇用主には最高7万5,000ユーロ(約930万円)の罰金および最大6カ月の禁固刑が科せられます
世界各国も痩せすぎの規制に
痩せすぎたファッションモデルの死亡が増えて、こころとカラダを蝕んだモデル業界の悪影響で欧米各国や業界団体が規制に乗り出しました。
- イタリア政府は、BMI18.5以下と16歳未満のモデルを規制
- スペイン政府はBMI18以下のファッションモデルのファッションショー出場の禁止措置
- イスラエルは、BMI18.5以下のファッションモデルのファッションショーと広告への出演禁止と画像を修正した際はそれを明記することを法律として制定
- デンマークは、業界団体とデンマーク摂食障害協会がモデル業とファッションショーの参加ルールを作成
- ロンドン交通局は、「非健康的な身体像」を載せた広告の規制を発表。痩せすぎた水着姿のモデルを使用した広告の掲載を中止
さらに、、、
アメリカファッションデザイナー評議会(Council of Fashion Designers of America)は痩せ過ぎモデルに対するガイドラインを発表
- モデルは16歳以上
- 摂食障害に対する啓蒙と教育を業界に行う
- 摂食障害と診断されたモデルには専門治療を紹介すること
- 専門医の許可なしでは、モデル業を再開させないこと
などを、決定しました。
痩せすぎたファッションモデルの日本での現状は
世界各国が、次々にファッションモデルの摂食障害やメンタルを守り、予防する中、日本ではまったくこの取り組みは行われていないのが現状です。
日本のファッション雑誌に登場するモデルたちのBMIは、14−16台が数多く存在しています
日本での痩せすぎファッションへのメディア関係者の問題意識は、非常に薄く、医療関係者からも問題定義な少ないのが現在の状況。
シンデレラ体重など言葉ばかりが取り上げられて、摂食障害やメンタルの問題になっていない悲しい現実があります。
【シンデレラ体重】の危険性に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。
痩せすぎ体型の危険性について
痩せすぎ願望がおこす、摂食障害
日本人の女性は、「痩せたい、痩せたい」と思い、ダイエットに励んでいます。そして、痩せすぎ体型に陥っています。
それは、、、
マスコミをはじめとするファンション雑誌やファッション業界などが大きな影響を与えています
欧米各国をはじめ世界では、痩せすぎたファッションモデルを雇用すると刑罰に科せられる事も多く、、、
- 社会の影響
- 若年層への健康問題
- ファッションモデル自身を守るために
さまざまな取り組みがなされていますが、我が国日本では、悲しいかな[痩せ症]の悪化を後押ししているようです。
摂食障害などの影響は
神経性やせ症とは、、、
- 痩せていることへの執拗なまでのこだわり
- 自分の身体に対するイメージ(身体像)の歪み
- 肥満に対する極端なまでの恐怖
そして、、、
食事量の制限による著しい低体重を特徴とする摂食障害
です。
以下は、MSDマニュアル:神経性やせ症より抜粋
MSDマニュアル:神経性やせ症
- 通常は青年期に発症し、女性に多くみられます。
- 体重が減り続けているにもかかわらず食事を制限する一方、頭の中は食べもののことにとらわれ、問題を抱えていることを否定する場合があります。
- 体重が大幅または急激に減少した場合には、生命を脅かす結果を招く場合があります。
- 診断は症状に基づいて下され、身体診察と検査を行って、過度の体重減少による悪影響を調べます。
- 正常な体重と正常な摂食行動を取り戻すことに重点を置く治療(個人療法や家族療法といった精神療法など)が役立ちます。
神経性やせ症は、青年期または成人期早期に発症するのが通常で、思春期前や40歳以降に発症することはまれです。1年間で調べてみると、若い女性の最大200人に1人の頻度で神経性やせ症が認められます。神経性やせ症は男性では女性ほどみられません。ただし、軽症例は気づかれないこともあります。
食べものが実際に不足している地域では、神経性やせ症はめったにみられません。
神経性やせ症には以下の2種類があります。
摂食制限型:食べる量を制限するが、定期的に過食や排出行動(例えば、意図的に嘔吐する[自己誘発性嘔吐と呼ばれる]、下剤を服用する)を行うことはない。過度に運動をする患者もいる。
過食・排出型:食事を制限するが、定期的な過食や排出行動もみられる。
→ MSDマニュアル:神経性やせ症
神経性やせ症が引き起こす摂食障害
神経性やせ症は、痩せ願望と肥満に対する恐怖があります。
- 極端に食事を制限する
- 健康を害するような低体重に陥る
- 神経性過食症は間欠的にむちゃ食いし
- 体重増加を防ぐために自ら嘔吐したり
- 下剤を大量に使用したりします
このような神経性やせ症は、慢性化すると治療が困難になります。まわりの人の注視が必要です。早期発見が重要です。
神経性やせ症の怖いところは、、、
青年期の過度なダイエットは、中年になるに従って肥満になる可能性が大きいこと
が、明らかになっています。
以上。
また、次回。
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