【食事のバランスと健康管理】は、あなたの住んでいる土壌で決定する

健康管理をしたいなら、住んでいる土地の食事のバランスが大切です ミネラル不足

これから婚活して、しっかり妊活をしたいです。でも、健康管理なんてやったことないし、食事のバランスも考えたことがなく、検査で引っかかる始末・・・

と、いう方へ

婚活・妊活したいなら、
食事のバランスと健康管理は重要です。
特にミネラルは必須ですよ。

今回は、食事のバランスと健康管理の話です。

■もくじ

  1. 健康管理をしたいなら、住んでいる土地の食事のバランスが大切です
  2. 住んでいる土壌にあわせて食事のバランスと健康管理を考えよう

この記事は、世界で初めて大腸内視鏡の挿入方法を考案した新谷弘実ドクターが書かれた『病気にならない生き方』を参考にして、重要な点を抜粋しながら解説していきます。

新谷 弘実 サンマーク出版
アメリカ消化器内視鏡学会で、多くの賞を受賞している胃腸内視鏡分野の世界的権威。
世界で初めて、大腸内視鏡を使ったポリープ切除術を考案し、その技術によりガン発症リスクを大きく減少させた功績を称され、医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』※1 において、医学界に大きな影響を与えたドクターのひとりに選ばれた。
各界のトップやハリウッドスターなど多くのVIPから主治医として支持される。
著書『病気にならない生き方』は200万部を超すベストセラーとなり、16種類の言語に翻訳、世界中で販売されている。
プロフィール

■ この素晴らしい本を、
■ 僕(コータロー)が、掻い摘まんで解説し紹介します
■ 貴方の暮らしにお役立てください

健康管理をしたいなら、住んでいる土地の食事バランスが大切です

住んでいる土壌の違いで、食事のバランスと健康管理を考えるのが基本です

食事のバランスと健康管理を考えると日本人には、過度な肉食は適さない

欧米の人たちは、日本人よりもずっと長いあいだ、動物性食物を摂りつづけています。それなのに日本人ほど極端に腸内バランスを崩すことはありません。なぜ日本人とアメリカ人でこれほどの違いがあるのでしょう。

食文化の違いで、穀物と野菜中心の日本人の腸はアメリカ人の約1.2倍

日本人とアメリカ人では、長い年月に培ってきた食文化が違うということがあげられます。欧米人は何百年にわたっって肉食をつづけてきていますが、日本人が肉食を始めたのは明治になってからですから、わずか150年足らずです。

そして、長いあいだ穀物と野菜中心の食事をつづけてきた日本人の腸は、身体の大きさの割からすると、欧米人の約1.2倍もの長さをもっています。

日本人は、腸が長いぶん、、、

  • 食べたものが排出されるまでの時間も長くなり
  • 肉食が腸に与える影響も大きくなる

と、考えられます。

その土地土地で、食事のバランスと健康管理を考えるのが基本【住んでいる土壌の違い】

アメリカ人が、動物性食物を摂っても日本人ほど腸内バランスを崩さない理由として、【土壌】の違いです。

中国の古い言葉に「身土不二」というものがありますが、これは人間の身体と土地は切っても切れない関係にあるという意味です。いまでこそ世界中の食べ物を自宅にいながら食べられるようになりました。

が、、、

  • その土地でできた作物をその土地に住む人が食べるというのが、【食の基本】です

そのため、土地の状態によって、おのずとそこに住む人の健康も違ってくることになります。

住んでいる土壌にあわせて食事のバランスと健康管理を考えよう

日本とアメリカの土壌の違いで、同じ野菜でも栄養は大きく変わる

日本とアメリカの土壌の違いで、同じ野菜でも栄養は大きく変わる

アメリカで売られている野菜は、日本の野菜とはナスでもキュウリでも明らかにサイズが違います。

  • 日本の野菜も種をアメリカにもっていって蒔くと、日本で育てるよりずっと大きな実がなるのです

豊かなアメリカの土壌で育った野菜を食べているからアメリカ人は腸にダメージがない

これは、アメリカの土壌に含まれるカルシウムやミネラル、ビタミンなどの量が、日本の土壌よりはるかに多いからです。

たとえば、、、

  • アメリカで育ったほうれん草に含まれるカルシウムの量は、日本で育ったものの3〜5倍あるといいます。

ブロッコリーのカルシウム含有量は、アメリカでは100グラム中に178ミリグラムなのに対し、日本のブロッコリーは、同じ100グラム中に57ミリグラムしかないというデータがあります。

つまり、アメリカ人が肉食をしても日本人ほど悪影響を受けないのは、こうした豊かな土地で育った野菜を食べているため、、、

  • 酸性に傾きがちな身体のpHバランスをある程度中和することができているから

だと、考えられます。

カルシウムは金属だった![抜粋]

実は同じ食材でもアメリカ産と日本産を比べてみると、アメリカ産の方がカルシウムの含有量が多かったのです。

例えば、日本産のブロッコリー100gにはカルシウムが38g含まれていましたが、アメリカ産には48mgも含まれていました。

他にも、レタスは約1.7倍、ホウレンソウは約2倍もアメリカ産の方が多くカルシウムを含んでいたのです。

一体、これはどういうことなのでしょう?

その秘密は石灰岩。石灰岩とはカルシウムが固まってできた岩で、雨が降ると含まれているカルシウムが溶けて、土や川に流れ込みます。そのカルシウムを動物や植物が吸い上げるのです。しかし、欧米に比べて日本にはこの石灰岩が少ないので、野菜に含まれるカルシウムが少なくなるのです。
ちなみに、

東京とロサンゼルスの水道水を比べたところ、やはりロサンゼルスの水のほうが2倍もカルシウムを多く含んでいたのですが、日本でも、9月に取り上げた、石灰岩の多い山口県秋吉台周辺の水道水を調べたところ、なんとロサンゼルスの水よりもカルシウムを多く含んでいたのです!

→ 実は金属! カルシウム

日米における1人1年当たりの野菜消費量の推移

日米における1人1年当たりの野菜消費量の推移
資料:FAOSTAT
農林水産省:注:国民1人・1年当たり供給粗食料の数値

【野菜を積極的にとりたい】

【野菜を積極的にとりたい】
カゴメ株式会社:日本はアメリカに比べて「野菜を摂りたいと思っているが、十分に摂れていない」人が多いことが判明

住んでいる土壌からできる作物で賢い食事のバランスと健康管理をしよう

昔は、日本人とアメリカ人では、明らかな体格差がありました。でも、いまの日本人の体格は昔よりもずっと大きくなっています。これは食の欧米化が原因だといわれています。

肉、牛乳、チーズ、バターなどを多用した食文化の流入とともに、日本人の食生活も、体型も変わってきたのです。

できる作物を欧米並みに変えられないものは、日本の土壌です

欧米並みに変えたくても変えられないものが一つだけあります。

  • それが日本特有の【土壌】です

土壌の豊かさだけは真似したくてもできません。

日本人が、肉食をして腸内バランスが崩れるのは、野菜の「質」にも原因が

土壌の豊かさというのは、その土壌に生息する微生物や小動物の数で決まるといっても過言ではないのですが、火山灰地の多い日本の土地には、土壌菌のエサとなるものが少ないのです。

欧米並みの肉食をしているのに、野菜の栄養価が欧米の5分の1しかなかったらどうなるでしょう。

  • ビタミンやミネラルが不足するのは明らかです

日本人に肉食の影響が多く出ている理由は、こうした普段食べている野菜の「質」にも原因があるのではないでしょうか。

食事のバランスと健康管理は、その土地の自然のバランスをを活かそう

日本の土壌はそれほど豊かではありません。それでも日本でとれた穀物と野菜、近海の魚と海藻類といった日本古来の食事をしていたときはバランスがとれていました。

自然のバランスというのは、そういう日本の土壌にあわせた食事のバランスだと思います。

以上。

ミネラルくん









また、次回。

Thank you very much for providing photos and illustrations.