虫歯にならない食生活とか良い習慣・悪い習慣とかあれば教えて欲しい。
何がダメなのかな。
と、いう方へ
「砂糖はダメでも、さすがに牛乳やヨーグルトは大丈夫でしょ」と言ってるあなた、それもダメです。
■もくじ
- 虫歯も不正咬合もなかった先住民族が食べなかった5つの食材
- 虫歯にならない4つ食生活(食習慣)
と、教えてくださるのは・・・
歯学博士の長尾周格ドクター
予防歯科専門クリニック「稲毛エルム歯科クリニック」院長。
著書に
『歯医者が虫歯を作っている』
『歯医者の99%は手抜きをする ダメな歯医者の見抜き方 いい歯医者の見分け方』など
■ この素晴らしい本を、
■ 僕(コータロー)が、掻い摘まんで解説し紹介します
■ 貴方の暮らしにお役立てください
虫歯にならない9つの食生活の改善を教えます
虫歯も不正咬合もなかった先住民族が食べなかった5つの食材
- 砂糖や異性化糖などの甘いものの糖類を一切やめること
- 白米や精白小麦粉などの精製された穀物(パンや麺類)の摂取を控えること
- 加工食品、インスタント食品、ファストフードなどの摂取を控えること
- 植物油の摂取を控えること
- 牛乳やヨーグルトは一切摂らないこと
ひとつひとつ説明していきます。
砂糖や異性化糖などの甘いものの糖類を一切やめること
これは、いわゆる【砂糖断ち】
虫歯にならない食生活の一丁目一番地です。
以前のこのブログで砂糖は、麻薬並みに依存性が高いと書きました。
虫歯の原因、砂糖は百害あって一利なし。砂糖の依存性は、麻薬並み。アメリカでは、砂糖は麻薬と同じぐらいの依存性があるといわれています。これが、甘いものを止められない理由です。
- 虫歯の原因の砂糖は、麻薬並みの依存性がある
- 砂糖は百害あって一利なし
- 砂糖はドラッグ(覚醒剤)と同じ快楽を生む
- 砂糖は、癌(ガン)の発生など万病の元 などなど。
この【砂糖断ち】なくしては、虫歯にならない食生活なんてありえません。
「無理だ−」「ありえない」「絶望だ−」と悲観的にならないでください。
甘いものが大好きだった僕(コータロー)も【砂糖断ち】して10数年経っています。
まったく「甘いものが欲しい」と思わなくなりました。
「甘いもの食べたいな」と思うのは最初の1ヶ月だけです。この期間を乗り越えると自然と「甘いものが欲しい」と思わなくなります。
ご紹介している本の著者である長尾周格ドクターも「ケーキをみても食べたいと思わなくなりますし、アイスクリームやジュース類なんて毒にしか見えなくなります」とご自分の経験を語っておられます。
白米や精白小麦粉でできたパン、麺類などの精製された穀物の摂取を控えること
「おいおい、日本人だから白い米は食わせろよ」と非難の声が聞こえそうです・・・
まったく食べるなと言っているのではないのです。引けるべきだと。
精製された穀物は、カロリーは高いのに身体に必要な栄養素はほとんど含まれていません
過去、精製された穀物(白米)をたくさん食べ過ぎて脚気になって死亡した例はたくさんあります。
日露戦争時、海軍のように麦飯にしなかった陸軍は、脚気が大流行して敵に殺されるよりも脚気で死んだ兵士の方が多かったといいます。
次ぎに、、、
加工食品、インスタント食品、ファストフードなどの摂取を控える
これは、いたってご理解いただけるかと思います。
食品表示とかみれば添加物まみれ
加工食品、インスタント食品、ファストフードなどは、非常時に最終手段とすべきです。
植物油の摂取を控えること
「コンビニやスーパーに行けば植物油だらけじゃん」といわれそうです。
比較的安全といわれるエゴマ油や亜麻仁油以外の植物油は、健康を害するものです。
- 戦後の日本人の植物油の量肥料の急増にともない慢性疾患や出生率の低下が顕著になってきました
油の話だけで、1本のブログがかけそうです。詳しい話は、いずれ紹介します。ここでは簡単に説明します。
例えば、、、
キャノーラ油は、もっとも毒性の高い油です。キャノーラ油は、もともと菜種油です。菜種油は、、、
- 甲状腺肥大を引き起こす毒性物質が含まれている
- 心臓に脂肪蓄積をもたらす物質が含まれている
- もともと日本では、行灯を燃やす油として使っていた
そして、、、
・深刻な環境ホルモン作用が認められている
・これが、精子減少や不妊と密接に関わっています
なので、本来は食用にしてはならないものです。
妊娠予定の女性の方。気をつけてください。
妊娠中にミネラル(鉄分)が足らないと、切迫早産になります。
妊娠中の女性、もしくは之から妊娠する予定の女性は、加工食品、インスタント食品、ファストフードなどの摂取を控えるというのは当然ご存じだと思います。
それと、同じぐらい重要なことは、、、
妊娠前、妊娠中はしっかりと摂っておきたいのが葉酸です。
葉酸は、ビタミンB群の一つ。
ビタミンBですが、このビタミンBは糖質の代謝にも使われるものなのです。
しっかりと葉酸(ビタミンB)を摂ってください。
このことは、非常に大切なので、
この記事でも紹介しました。
近代食がアトピーなどの病気を生んだ。一方、現代人はというと、歯並びも良く、虫歯もなかったアイヌの人々に比べ、近代食と呼ばれる保存性の高い食物を摂るようになり、不正咬合や虫歯が発生しました。
葉酸(ビタミンB)が欠乏すると、先天奇形(二分脊椎症)のリスクが高まります。
先天奇形(二分脊椎症)は、発生初期の神経管の閉鎖障害によって引き起こされる先天疾患。
神経管の閉鎖は通常は、受精から4週間以内に起こるといわれています。
ほうれん草 分量60g 2株目安 | 126μg |
グリーンアスパラガス 分量60g 3本目安 | 114μg |
しゅんぎく 分量60g 3本目安 | 114μg |
納豆 分量50g 中1パック目安 | 60μg |
いちご 分量75g 中5粒目安 | 60μg |
甘栗(大3個) | 44μg |
葉酸と神経管閉鎖障害
以下、厚生労働省のホームページから
葉酸は細胞増殖に必要なDNA合成に関与しています。またホモシステインというアミノ酸の一種がたんぱく質の合成に必要なメチオニンという必須アミノ酸に変換される過程に必要とされます。
妊娠初期は胎児の細胞増殖が盛んであり、神経管の形成期であるため、この時期に葉酸摂取が不足すると胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクが高まることが明らかにされています。
神経管閉鎖障害とは神経管の癒合不全による先天異常であり、日本では神経管閉鎖障害のうち脊椎に癒合不全が生じる二分脊椎が大部分を占めます。
国際クリアリングハウスがまとめた報告では、日本における二分脊椎の発症率は1987-1991年で出生1万対3.10、2007-2011年で出生1万対5.59であり、増加しています。[1]
欧米諸国では神経管閉鎖障害の発症率が高率であったため、発症リスク低減に対する葉酸の効果について、大規模な疫学研究が数多く行われました。それらの研究は受胎前後における母親の十分な葉酸の摂取により、胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクが大幅に減少することを示しました。
その結果、欧米諸国を中心に穀類食品への葉酸添加の義務化など、葉酸摂取による神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための対策が実施され、低減効果についても報告されました。
また日本と同様に発症率の低い国でも葉酸摂取によるリスク低減効果が認められました。
こうした背景から、日本でも2000年に厚生労働省から神経管閉鎖障害のリスク低減のために妊娠の可能性がある女性は通常の食事からの葉酸摂取に加えて、いわゆる栄養補助食品から1日400μgの葉酸を摂取するよう通知が出されました。
この通知において、諸外国の研究結果から神経管閉鎖障害のリスク低減のための葉酸の摂取時期はおよそ妊娠1か月以上前から妊娠3か月までとされています。
厚生労働省:葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果より
そして、、、
牛乳やヨーグルトは一切摂らないこと
牛乳やヨーグルトの問題は、説明するのに膨大な量と時間が必要です。
ここでは重要な点を簡単に説明したいと思います。
- 牛乳消費大国の北欧では、日本よりも骨粗鬆症が多い
- また、骨密度も平均して低い
- 牛乳に含まれるラクターゼという酵素は、赤ちゃんだけが持っているもの。だから大抵の大人は消化できません
- 日本人の85%は、ラクターゼ(乳糖不耐)を持っていない
ヨーグルトは、腸を悪くしています。
ヨーグルトは、腸内環境を整えるといわれていますが間違っています。
「生きて乳酸菌が腸に届くことはありません」
ヨーグルトは、乳酸発酵によって乳糖が分解されます。
が、、、
通常分解されるのは10〜30%ほど、、、
70%の乳糖は残ったままなので、牛乳と同様に分解されない。
だから、ヨーグルトも摂るべきではありません。
虫歯にならない食生活の4つの基本
残りの4つの基本は、食習慣を身につけるお話しです。
- タンパク質、特に動物性タンパク質を積極的に摂ろう
- 新鮮な野菜や果物を食べるようにしよう
- 動物性食品と植物性食品の摂取比率は、7:3が望ましい
- タンパク質、脂質、糖質の摂取比率は、4:4:2にしよう
4つの食習慣は、ひと言でいえば【虫歯にならないために新鮮なもを食べよう】ということ
[動物性食品と植物性食品の摂取比率は、7:3が望ましい]に関しては、【妊娠中の栄養学】で説明しました。
虫歯や不正咬合がなかった先住民族の食習慣として、動物性タンパク質をたくさん摂っていましたし、野菜も新鮮な野菜でした。
- 食べる動物も抗生物質や成長ホルモンなどは、当然使われていなかった
- 植物も農薬や防カビ剤など使われていなかった
- 全てが健康な命をいただいていました
それにひきかえ、、、
現代人は、、、
- 化学肥料や農薬を使って栽培された野菜
- 遺伝子組み換えの作物
- 遺伝子組み換えの飼料で育った家畜
- 密集飼育で伝染病予防のために抗生物質を投与された家畜
- 化学調味料や食品添加物を大量に投与された加工食品
このようなものを食べていたら健康でいられるわけがありません。
私たちは、もっと食べるものを吟味して賢く手に入れなければなりません。
どのような環境で作られたものなのかをようく吟味して、食材を選んでほしいものです。
不足しがちなミネラルやビタミンCを賢く摂取してもらいたいと思います。
以上。
では、また次回に。