妊活中や妊娠中には、葉酸が大切【歯並びは、妊娠中に決まりますよ】

赤ちゃんの歯並びは、妊娠中に決まると聞いたけど、必要な栄養素を知りたい。
あと、妊娠には、葉酸がとても大切なワケも知りたいです。

と、いう方へ

砂糖を食べたら、、、
せっかくたくさん摂った葉酸が無くなってしまいますよ。
これを、無駄骨といいます。

■もくじ

1. 妊活・妊娠中には、葉酸が重要。歯並びは妊娠中に決まります
2. 妊活・妊娠中にたくさん葉酸摂りたい。その食べものと賢い摂り方は

歯学博士の長尾周格ドクター

予防歯科専門クリニック「稲毛エルム歯科クリニック」院長。
著書に
『歯医者が虫歯を作っている』
『歯医者の99%は手抜きをする ダメな歯医者の見抜き方 いい歯医者の見分け方』など

歯医者が虫歯を作っている

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妊活・妊娠中には、葉酸が重要。歯並びは妊娠中に決まります。

虫歯のなかった先住民族の妊活・妊娠中の知恵を知ろう

日本のアイヌの人々をはじめ、世界の先住民族の人々には、虫歯も不正咬合もありません。
それは、みんなが協力し合って妊活中・妊娠中の女性にしっかりと栄養を摂るからです。

それは、、、

• 妊娠前の女性（男性にも）に6ヶ月前から充分に栄養を与え
• 夫婦2人の栄養状態を強化する

こういった努力によって、産まれてくる子供が丈夫で健康な歯を持つようになります。

不正咬合は、妊娠前の十分な栄養摂取で未然に防ぐことができます

たとえ、お父さんとお母さんが、歯のかみ合わせが悪い不正咬合であったとしても、妊娠前に栄養を摂る努力をすれば、産まれてくる子供はしっかりとした歯並びの子が生まれます。
遺伝ではありません。

だから、
妊娠前にしっかりと摂るべき栄養素として、、、

ミネラル（鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウム）
ビタミン（ビタミンA、葉酸、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンD）

注意点として、、、

ミネラルは吸収が難しく、十分に貯蔵するのに時間がかかります

先住民族の人々は、妊娠前に摂る特別な栄養素として、

• 山岳地帯であれば、バターや家畜の内臓
• イヌイットであれば、野生動物の内臓・魚のタマゴの乾燥させたもの
• 沿岸部であれば、魚卵やカニ、貝類など

すべて動物性食品です。

これらの食品には、各種ビタミンやミネラルの鉄、亜鉛の含有量が高いことがわかっています。

妊娠前の女性には特に重要な鉄分（ミネラル）

先住民族の人々は、妊娠中に栄養を摂ることが難しいことを知っていました。
それは、［つわり］などで思うように栄養摂取ができないからです。

だから、、、

妊娠前の6ヶ月を重要視していました

前述したようにミネラル（鉄分）を身体に蓄えるのはとても難しいので、日々鉄分を摂るように努力しています。

ミネラル（鉄分）の重要性

• 母体は、胎児に優先的に鉄分を送る
• 妊娠中に貧血になるのは鉄分が足らないから
• 母体は、赤血球を犠牲にしてまでも胎児に鉄分を送る
• 胎児の成長につれて母体の鉄分は、どんどん胎児に送られる

母体に鉄分が無くなると、つわりも酷くなります

さらに、、、
鉄分の重要性として

• 母体の鉄分は、胎児に回すだけでなく胎盤にも必要
• 母体が必要とする血液量はどんどん増えて、心臓に負担がかかる
• 血中のヘモグロビンが不足して、肌がガサガサに
• 鉄分がいよいよなくなると、うつ病などの精神疾患に

血管のコラーゲン合成がうまくいかないために血管が弱くなり、下肢に静脈瘤が現れたりすることがあれば、相当な鉄分不足で深刻な状態です。

この鉄分が、さらになくなると、もっと深刻な事態になります。

それが、、
胎児が、母体から鉄分を摂るのをあきらめて自らの力で摂取しようとします。

切迫早産

鉄分不足で起こる原因の一つといわれています。

鉄分の多い食物は、、、

レバー、牛肉、ハマグリ、アサリなどの貝類、豚レバー

妊活中の女性に知ってもらいたいこととして、、、

慢性的な鉄分不足は、妊娠しづらくなります。

カラダが、鉄分がないので「まだ妊娠してはいけません」と合図を送っているのかもしれません。

妊活・妊娠中にたくさん葉酸摂りたい。その食べものと賢い摂り方は。

まず手始めに「砂糖断ち」から始めましょう

妊活中・妊娠中に特に必要な栄養素としてビタミンB群の［葉酸］も上げられます。
理由としては、

• 葉酸欠乏によって起こる先天奇形のリスクが高まるから

特に有名な二分脊椎症。これは、発生初期の神経管の閉鎖障害によって起こる先天疾患です。
神経管の閉鎖は通常、受精後4週以内で起こるといわれています。

妊娠が発覚してから葉酸を摂っても遅すぎるのです

先住民族の知恵に習い、妊活中にしっかりと葉酸を摂ることがどれだけ大事か分かっていただけるのではないでしょうか。

そして、、、
この大切な葉酸を奪う天敵が、砂糖です。

お菓子やジュースなどに過剰に含まれている砂糖（糖質）は、ビタミンB群の［葉酸］を大量に消費します。

ですから、まず砂糖断ちをしましょう。

砂糖断ちをした当初は、「甘いものが食べたい」と思うことがありますが、数日も経てば「食べたい」と思わなくなります。
そして、3ヶ月もすれば、「甘いものはいらない」と思うようになります。

と、いうか、、、

砂糖は、毒だと思うようになってきます

以前のブログでも強く説明しました。
→　虫歯の原因の砂糖は、麻薬並みの依存性がある【甘く見ると怖い砂糖】

牛乳・ヨーグルトを一切摂らないようにしよう

牛乳大量消費国である北欧の人々には、骨粗鬆症が多いことが最近知られてきました。
そうです。牛乳やヨーグルトを大量に食べると骨からカルシウムがなくなってきます。

牛乳やヨーグルトは、骨をボロボロにします

この話題も以前説明しました。
→　虫歯にならない９つの食生活の改善とは【みんな知らない意外な事実】

簡単にまとめると、、、

• 牛乳やヨーグルトを摂ると、骨粗鬆症のリスクが高い
• 牛乳やヨーグルトを摂ると、骨密度も低くなる
• 牛乳やヨーグルトは、大抵の大人は消化できない
• 牛乳やヨーグルトは、腸を悪くしている

なので、

妊活中・妊娠中の女性には、牛乳やヨーグルトは不要です

葉酸を上手に摂りましょう

以上のように、妊活中・妊娠中には葉酸が大切だということが分かっていただけたと思います。

葉酸が多く不生まれている食材を紹介します。

＜野菜に含まれている葉酸＞

＜フルーツに含まれている葉酸＞

＜魚介類に含まれている葉酸＞

含有量（単位μｇ）日本食品標準成分表2015年版（七訂）
などなど。

→ 積極的に葉酸をとろう

→ 【妊活用入浴剤】

葉酸のおさらいとして

• 1941年に乳酸菌の増殖因子としてホウレンソウの葉から発見された栄養素。
• 妊娠中の女性は普段以上に必要とされる栄養
• 熱に弱く、調理の過程で消失してしまう割合が非常に高い栄養素
• 生野菜や果物など、生のまま食べられる食材からの摂取が効果的

そして、、、

• 妊娠前後の女性にとって、胎児の成長に大量に必要とされる
• 普段の必要量の約1.7倍の葉酸を摂取する必要がある

以上です。

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では、また次回。

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