重篤な水分不足の状態なのに、本人は気づきにくい[かくれ脱水]とは

かくれ脱水・かくれ熱中症

クラクラして仕事に集中できず、医務室に行ったら「かくれ脱水ですね」といわれた。気がつかなかった。ちょっと怖い。

と、いうかたへ。

長時間、水分を摂らずにエアコンにあたっていると、気がつかないうちに「かくれ脱水」になっていることがよくあります。脱水症になりやすいので注意が必要です。



今回は、「かくれ脱水」の話です。

■もくじ

  1. かくれ脱水とは
  2. かくれ脱水を予防する方法

この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。

かくれ脱水とは

脱水症になりかけているのに気づかない「かくれ脱水」

脱水症になりかけているのに気づかない「かくれ脱水」

かくれ脱水とは、脱水症になりかけているのに、本人もまわりの人も脱水症の症状に気がつかないために、深刻な脱水状態になる一歩手前の状態を「かくれ脱水」といいます

また、、、

  • 脱水症は、危ない状態になっていても、わかりやすい症状ができにくいのが特徴です

ですから、、、

  • 既に【かくれ脱水】の状態になっているにも関わらず、気づかずに有効な対策を取らずに、放置されていることが多いのです

重篤な脱水症の状態になっているのも関わらず、数日経ってからドクターに診てもらうなど。ようやく「危険」と感じる人が多いです。しかし、その脱水症の状態は、「命の危険」をともなう状況にあることも多いといわれています。

なので、、、

【かくれ脱水】は、予断を許さない症状なので、特に注意が必要です

「かくれ脱水」にならないために、体内の水分のことを把握しよう

身体の水分は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、リンなどの電解質が溶解しています。これらは、血液や細胞に多く含まれています。

その流れは、、、

食事などで摂取された水分は、胃から十二指腸、腸で吸収され、血液として身体全身に運ばれます。動脈は、新鮮な酸素や栄養素を運び、あらゆる毛細血管まで運ばれ、帰りには静脈を使って、老廃物やゴミを運び腎臓で濾過されて、不必要なモノは尿として体外へ排泄されます

水分が足らなくなるとボーとしますが、水分の補給をすることで血液の循環がよくなります。すると、脳にも酸素が行き渡るので頭がスッキリします。ですから、集中できないときやボーとしたときに、水分や電解質を摂ることは、重要なポイントになります。

かくれ脱水を防ぐ、水分の量は

成人男性のおおよその水分量は、約60%といわれ、成人女性では約55%。赤ちゃんは、7割以上。高齢者になると、50%。

そして、、、

呼吸や汗、尿や排便などによって体外に放出される水分量は、およそ2.5リットルといわれています

ですから、人が1日に摂取しなければならない水分量を考えると、食事や体内で作れらるすい分量が1.3リットル。残りの1.2リットルを飲み水として摂る必要があります。

水分が足らないと、肌がカサカサしますので潤いのある肌を保ちたいのであれば、水分補給は欠かせません。

「かくれ脱水」になると

自分でも気がつかないのが「かくれ脱水」ですが、脱水状態になると、以下のような症状が出ます。

  • 唇や皮膚がカサカサしている
  • 頭がぼーっとする
  • のどが渇く
  • 汗を大量にかく
  • 集中力が低下する
  • 立ちくらみがする

など、熱中症と同じような状態になります。「かくれ脱水」は、本人も気がつきにくいといいましたが、

特に注意してもらいたいのは、、、

  • のどが渇いていても感じにくくなっている高齢者
  • のどの渇きを感じていても、自分で水分を補給しにくい子ども

高齢者や幼児に「かくれ脱水」が起きやすく、脱水症になっている場合は重篤な状態かもしれないので、注意が必要です。

「かくれ脱水」が進行した脱水症は

「かくれ脱水」に対して対策が取れないと脱水症状は進行します。

すると、軽度の脱水症状では、次のような症状が現出します。

  • 頭痛
  • 倦怠感
  • 立ちくらみ
  • 食欲不振 など

中程度の脱水症状になると、、、

  • 嘔吐
  • めまい
  • 乏尿* など

*乏尿(ぼうにょう)とは、尿の排泄量が低下し、一日の尿量が400mL以下となった病態。 通常、健常者の尿量は500 – 2,000mL/日である。 また、乏尿よりもさらに尿量が低下し、100mL/日以下となった場合を、無尿と呼ぶ。
乏尿 – Wikipedia

「かくれ脱水」は、こんな環境で起こる

「かくれ脱水」になりやすいのは、四季でいうと圧倒的に「夏」と「冬」です。

夏場は、猛暑などで大量の汗をかきのどが渇くので水分不足を自覚しやすいですが、冬場は、気づきにくく、知らず知らず「かくれ脱水」になっている場合があります。それは、冬場の空気の乾燥によって、皮膚から水分が蒸発する量が増えるためです。

また、こんな環境だと脱水症状を起こしやい。

  • 体を冷やしたくなくて水分を控えているとき
  • 夜中にトイレに行きたくない理由で水分の摂取を控えているとき
  • 高熱が出ていて、水分の蒸発が増えているとき
  • 下痢や嘔吐をしていて水分が奪われているとき

そして、、、

  • 冬場の空気の乾燥しているとき

 





 





かくれ脱水を予防する方法

かくれ脱水を予防する方法

「かくれ脱水」にならないためには、普段から心がけることが大切

水分を補給することは、血流をよくすることや肌の潤いを保つことでも大切なこと。普段から、水分不足にならないように心がけましょう。

たとえば、、、

  • こまめな水分を補給
    じつは、カフェインやアルコールは利尿作用があるため水分補給にはなりません。また、スポーツドリンクには糖分が多く含まれるため、コップ1杯程度の白湯や水をこまめに飲む方をおすすめします
  • 食事から水分を補給
    味噌汁や鍋物、そしてスープなどで積極的に水分を取り入れましょう
  • 果物などで水分を補給
    みかんなどの柑橘類やスイカ、バナナやリンゴ、梨などの果物で水分を取り入れましょう
  • 加湿器で部屋の湿度を管理する
    湿度管理することで、体の表面から奪われる水分量を減らすことができます。室内であれば、50~70%程度の湿度が良いです
  • 子供や高齢者に周りの人が気づかってあげる
    水分が不足しやすい起床後や入浴前後、就寝前は意識して水分を補給するように心がけてあげましょう

「かくれ脱水」にならないためのセルフケア

糖尿病や動脈硬化、そして高血圧や心不全などで利尿薬を飲んでいる人は、かくれ脱水から重症化しやすい傾向があり、水分を保持する能力が落ちています。

とくに、、、

糖尿病や動脈硬化があると腎臓の機能が低下しているので、水分や電解質が失われやすく慢性的な水分不足を起こしています

ですから、日頃からのセルフケアが必要です。

たとえば、、、

  • 1日1.2~1.5リットルを6~8回ぐらいに分けてとる
  • 薬と同様に「水分補給の時間」を決めて飲む
  • 持病がある人は、あらかじめ主治医に注意点を尋ねておく

 





以上。

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また、次回。