風がない猛暑の環境は、大量の汗をかくので血液が不足し熱中症になる

熱中症

暑いから、冷たいものを食べすぎて具合が悪いし、外にも出たくない。食欲もないし、イライラするし、何もしていないのに、疲れてる。

と、いうかたへ。

食欲がなくて、
イライラして、
疲れているのは、
熱中症かもしれないです。
運動不足や暑さに慣れていないと
熱中症になりやすいですよ。


今回は、[熱中症は、どうやって起こるのか]という話です。

■もくじ

  1. 熱中症は、どうやって起こるのか
  2. 熱中症になったときの対策とは

この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。

熱中症は、どうやって起こるのか

熱中症が起こる仕組みとは

体内の熱を逃がせなくなると熱中症に

熱中症とは、高温で多湿な環境で、体内温度が上昇し、体内の水分やナトリウムなどの塩分のバランスが崩れてしまい、体内の調整機能が崩れてしまい発症する障害の総称です

体内にたまった熱を身体の外に逃がす方法には、3通りあります。

  • 熱放散1)皮膚の表面から直接外気に逃がす
  • 熱放散2)液体や固体に移す伝導
  • 熱放散3)風によってその効率を上げる対流

熱中症が起こる仕組みとは

外気温が、そんなに高くないときは、運動や屋外での仕事をしていたとしても体温調節が上手く働いてくれています。

汗をかいたり、皮膚の表面に血液を集めることで放熱しています。

熱中症ではない平常時の熱の放出

しかし、外気温が高くなると、熱を逃がしにくくなります。

それは、、、

気温が高くなると、熱放散が小さくなります。そして、汗を大量にかくと体内の水分や塩分が不足してきて、血液の流れが滞ってしまい、適切な水分や塩分の補給ができなくなるのです

熱放散できない熱中症のとき

どんな場所で、熱中症になりやすいのか

熱中症になりやすい環境は、、、

高温、多湿、風がない(弱い)、輻射熱などがある環境では、身体の熱を体外へ放出させることが減少しますし、汗の蒸発も不十分になります。このような環境では、熱中症になりやすいのです。

たとえば、、、

工事現場、運動場、体育館、一般の家庭の風呂場、気密性の高いビルやマンションの最上階等

熱中症を引き起こす条件
<環境><からだ><行動>
・気温が高い
・湿度が高い
・風が弱い
・日差しが強い
・閉め切った室内
・エアコンがない
・急に暑くなった日
・熱波の襲来
・激しい運動
・慣れない運動
・長時間の屋外作業
・水分補給がしにくい
・高齢者、乳幼児、肥満
・からだに障害のある人
・糖尿病
・心臓病
・精神疾患
・低栄養状態
・脱水状態(下痢、インフルエンザ等)
・体調不良(二日酔い、寝不足等)
熱中症を引き起こす可能性

熱中症は、どのようにして起こるのか?!

普通の環境であれば、体内で発生した熱は、どのようにして熱を下げて平熱を保っているのでしょうか。

それは、、、

体内で発生した熱は、まず、血液にその熱を移します。熱くなった血液は、身体の皮膚の表面にある無数の毛細血管にまで拡がって、その熱を体外に放出して血液の温度を下げます

そして、、、

  • 温度が下がった冷えた血液は、体内に戻ることで身体を冷やすことができて、平熱を保っているのです

たとえば、、、

身体が熱くなると、皮膚が赤く見えますが、それは皮膚の下にある毛細血管に血液が集まり、其処で血液を冷やしているからです

このような状態になると、、、

体内の熱を下げるための血液そのものが減少していきます。また、身体が熱くなっているので大量の汗もかいており、体内では、血液が少なくなってしまい、熱を効率よく体外へ放熱できなくなっています

このような人が、熱中症になりやすい

熱中症特有の熱を効率よく下げられなくなっている人は、、、

  • 脱水状態にある人
  • 高齢者、乳幼児
  • からだに障害のある人
  • 肥満の人
  • 過度の衣服を着ている人
  • 普段から運動をしていない人
  • 暑さに慣れていない人
  • 病気の人、体調の悪い人
  • 二日酔いの人
脱水症状になると熱中症になりやすい

体重に占める水分の割合が減少するとさまざまな症状が起きてきます。

たとえば、、、

  • 脱水が進むと、尿の量が少なくなり、尿の色が濃くなります
2%水分が減少のどの渇き
3%〜4%減少食欲不振、イライラする、皮膚が紅潮する、疲労困ぱいになる
5%水分が減少言語が不明瞭になる、呼吸困難に陥る、身体が動揺する、痙攣が起こる
過酷な環境にあると熱中症になりやすい

真夏の酷く暑い環境では熱中症になりやすいです。

たとえば、、、

  • 周囲の環境の温度が非常に高い
  • 湿度が異様に高い
  • 日差しがキツイ
  • 風がまったくない

などの環境下では、身体の皮膚の表面にある熱くなった血液を上手に冷やせなくなっているので、熱いままの血液が、身体の中に戻っていき、身体が冷えない状態になります。

熱中症になるとこむら返りが起きやすい理由は

厚い過酷な環境下では、身体から水分が減少していきます。

すると、、、

筋肉や脳、肝臓や腎臓などに十分な血液が行き渡らなくなっているので、筋肉がこむら返りを越します

そして、、、

意識がもうろうとしたり、ボーとしたり、さらには意識を失ってしまったりします

さらに、、、

肝臓や腎臓の機能障害が発生します。こうなると、熱によって各臓器の働きが悪化していきます

糖尿病など持病を持っていると熱中症になりやすい

持病がある熱中症になりやすいのです。

たとえば、、、

  • 心臓疾患
  • 糖尿病
  • 精神神経疾患
  • 広範囲の皮膚疾患

などは、体温調節が下手になっているので熱中症を発症させやすいです。

分類 症状 対応方法
I度 めまい・失神(立ちくらみ)
筋肉痛・筋肉の硬直(こむら返り)
大量の発汗
すぐに涼しい場所に移してからだを冷やし水分・塩分を与える
II度 頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感 自分で水分・塩分をとれない場合は、すぐに病院に搬送する
III度 意識障害・けいれん・手足の運動障害
高体温
すぐに病院に搬送する

 











 





熱中症になったときの対策とは

熱中症になったときの対策とは

熱中症になってしまったらどうするか

とくに屋内で熱中症になるケースが圧倒的に多いのですが、いざ熱中症の症状がいろいろとみられたら、、、

  • 涼しい場所に移動し、安静にしましょう
  • 水分と電解質の補給(ミネラル水)を補給すること

熱中症は、死にいたる病気だと判断してその症状によって対応を速やかに行いましょう。

熱中症:「セルフケア」と「救急車を呼ぶ場合」

セルフケアできる熱中症では

症状が軽いとき

自力で水分補給や電解質の補給(ミネラル水)を補給することができて、尚かつ[意識がハッキリしている]ような場合は、速やかに涼しい場所を見つけて移動し、安静にして様子をみましょう

軽い症状とは、、、

立ちくらみ、めまい、筋肉のけいれん、倦怠感、脱力感など

そして、、、

  • 着ている服の襟元を緩めたり脱いだりして、扇風機の風にあたります

また、、、

  • 首筋やわきの下、足の付け根、足首など動脈が通っている部分を氷嚢や氷で冷やすのが効果的

熱中症のとき、こんな水分補給はやってはいけません

暑いところでたくさん汗をかいた時には、水分だけでなく電解質も喪失します。

だからといって、真水や塩分濃度の低い飲料を補給すると、血液中の塩分濃度が低下し痛みを伴う筋肉のけいれん(熱けいれん[heat cramps])が起きるので、真水や塩分濃度の低い飲料は摂らないようにしましょう。

救急車を呼ぶ場合の熱中症では

以下のような症状は、救急車を呼んでください。

  • 激しい頭痛や吐き気
  • 40度近い高熱
  • 自力で水分がとれない
  • 異常行動や意識障害がみられる
  • けいれんを起こしている

まわりにいる人が、救急車を呼んであげることが必要です。

日頃から熱中症にならない対策を

熱中症にならないためには、日頃から暑さに負けない健康な体づくりが大切です。

たとえば、、、

  1. 概日リズムに従って、十分な睡眠をとる
  2. 適度な有酸素運動をする
  3. 偏らないバランスのよい食事を心がける

そして、、、

いつでも水分と電解質の補給(ミネラル水)補給できるようにしておく

 





以上。

 





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また、次回。