アナタは、どっちのタイプ【交感神経優位型?副交感神経優位型?】

【交感神経優位型の人間】と【副交感神経優位型の人間】 アレルギー

活発に外に出てスポーツするタイプなんだけど、、、
花粉症がひどくて外に出るのがつらい。
アレルギー症は、副交感神経人間がなると聞いていたのに

と、いう方へ

そうなんです。
花粉交感神経・副交感神経関係なく
花粉症などアレルギーが発症してしまうんですよ。

一度なってしまうと、難しいですね。





本記事では、下記の内容を解説します。

■もくじ

  1. あなたがた交感神経優位型の人間か、副交感神経優位型の人間かがわかる
  2. 自分がどのタイプかを知り、どんな病気になりやすいのかを知っておくことは病気を予防する上でとても役立ちます

ニューヨーク州医師の齋藤真嗣ドクターが教える

ベストセラー「体温を上げると健康になる」の著者
齋藤真嗣ドクターは、がん治療や感染症の専門医。
ニューヨークと東京を往復する生活をしている。
南アフリカにいたかと思うと、ミラノ大学で講義を行ったり、
韓国の医療雑誌に投稿していたりする毎日。
クライアントには、あのビル・ゲイツ他、著名人多数。

■ この素晴らしい本を、
■ 僕(コータロー)が、掻い摘まんで解説し紹介します
■ 貴方の暮らしにお役立てください

あなたは、交感神経優位型の人間か、副交感神経優位型の人間かがわかる

あなたが、どのタイプかで病気予防を心がけましょう。

さて、突然ですが・・・

アナタは、【交感神経優位型の人間】でしょうか。それとも【副交感神経優位型の人間】なのでしょうか。
どちらかのタイプであるのかが分かれば、将来、どんな病気になるのかがおおよそ分かります。

同じような生活をしていても、1人は病気になり、ある人は病気にならない。そうしたことはよくあります。

【交感神経優位型の人間】と【副交感神経優位型の人間】

この自律神経のタイプの違いは生まれながらのもので、その人の性格や行動パターンにも影響します。

病気になるなら無いの原因の一つに【自律神経のタイプの違い】があります。

【交感神経優位型の人間】は、
[性格はアクティブで、あきらかなアウトドア派]
何ごとにも積極的で、休みの日でもあまり家にジッとしてしていません

【副交感神経優位型の人間】は、
[性格はおっとり、のんびりのインドア派]
休日は自宅でゆっくり寝て過ごすのが好き

【交感神経優位型の人間】と【副交感神経優位型の人間】
【交感神経優位型の人間】 性格はアクティブで、あきらかなアウトドア派
何ごとにも積極的で、休みの日でもあまり家にジッとしてしていません
【副交感神経優位型の人間】 性格はおっとり、のんびりのインドア派
休日は自宅でゆっくり寝て過ごすのが好き

しかし、この【交感神経優位型の人間】と【副交感神経優位型の人間】の違いは、あくまでも生まれもったもの。

学生時代までは、[副交感神経型]でも社会人になって残業続きの[交感神経]ばかりを刺激するハードな生活を送ってしまうと、、、

  • 身体は、[交感神経過緊張]になってしまいます

以前、このブログで

[交感神経の過緊張]でなる病気は、

胃潰瘍、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、間質性肺炎、メニエール病 歯周病など

であり、[副交感神経の過緊張]でなる病気は、

喘息、アトピー、花粉症などのアレルギー疾患

と、書きました。

アレルギーは、ハウスダストや動物の毛、花粉、植物中のタンパク質など特定のアレルゲンをリンパ球が抗原と誤認することで起きる免疫過剰による発症し、この【誤認】を起こさせていたのが、リンパ球が増え過ぎるという[免疫の過剰]だと。

ストレスで自律神経が冒されると重篤な病気になる【低体温の怖い罠】

交感神経の過緊張の最大の原因は【働き過ぎ】日本人は勤勉な人が多いので、どうしても仕事のしすぎや睡眠不足などで交感神経を緊張させてしまいます。

でも、、、

  • もともと【交感神経優位型の人間】が交感神経を刺激する生活をするよりも、
  • もともと【副交感神経優位型の人間】の方が、交感神経の過緊張が招く病気になりにくいということはいえます
【副交感神経優位型の人間】は、ヨーロッパ人に多い傾向があります

同様に、、、

  • もともと【交感神経優位型の人間】は、【副交感神経優位型の人間】の人より、副交感神経の過緊張が招く病気になりにくいといえます。

自分がどのタイプかを知り、どんな病気になりやすいのかを知っておくことは病気を予防する上でとても役立ちます

[交感神経の過緊張]によってアレルギーに苦しむこともあります

基本的に、アレルギーは副交感神経の過緊張によって発症する病気であります。

(再掲)
アレルギーってなに?

私たちの体には、細菌・ウィルス・寄生虫などの感染性微生物や異物などから、身を守るための「免疫」という仕組みがそなわっています。この免疫の働きが現代文明による環境やライフサイクルの変化によって異常を起こし、くしゃみ、発疹、呼吸困難などの症状を起こしてしまう状態が、「アレルギー」です。

アレルギー疾患には、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎(花粉症を含む)、アレルギー性結膜炎、気管支喘息(ぜんそく)、薬剤・昆虫アレルギーなど…症状・経過とも多様な疾患が含まれます。
→ 国立成育医療研究センター




もともと、、、

  • 副交感神経優位のタイプでアレルギー体質をもっている人の場合は、交感神経の過緊張によってもアレルギーが発症して悪化してしまう場合もあるのです

これは、【交感神経優位型の人間】と【副交感神経優位型の人間】では、交感神経が緊張したときに増える顆粒球に違いがあるからです。

アレルギー【交感神経優位型の人間】と【副交感神経優位型の人間】

好酸球が増えることでも、アレルギーは発症・悪化する

細かい話になりますが、顆粒球には「好中球」「好酸球」「好塩基球」という3種類があります。

もともと、【交感神経優位型の人間】は、交感神経が過剰に緊張したとき、増えるのは顆粒球は好中球だけなのですが、、、

【副交感神経優位型の人間】が交感神経過緊張になると、好中球に加え、好酸球も増えてしまうのです。

これは、、、

  • 好酸球には、アレルギーの抗体を抗原をくっつける働きがあるため、交感神経過緊張にで好酸球が増えることでも、アレルギーは発症・悪化してしまうのです

ですから、胃潰瘍になった人は、交感神経の過緊張が原因だと言い切れるのです。

が、、、

  • アレルギーになったからといって、副交感神経の過緊張が原因だとは言い切れない

のです。

アレルギーがさらに厄介になったのは、、、

必ずしも【副交感神経優位型の人間】でなくてもなる危険性がある病気

だということです。

こうして一度なってしまうと、アレルギーはなかなか治りません。

【交感神経優位型の人間】であってもアレルギーになってしまうので、アレルギーがあるというだけでは、【副交感神経優位型】だということもできません。

自分がどちらのタイプ知りたいならば、、、

  • 子ども時代の自分を思い出してチェックしてみてください。

以下、厚生労働省のホームページより

花粉症のメカニズム

花粉が鼻から入るとどのようにしてアレルギーが起きるの?

鼻の機能は呼吸する空気の加温、加湿、防塵です。空気を清浄化し、その空気を肺に送り込む役目を持っているため、粘膜の表面には線毛があり、花粉が鼻孔から入ると表面の粘液に花粉をくっつけます。

表面についた花粉は鼻の粘膜にある線毛の働きにより、鼻の奥に運び出されます。運び出されなかった花粉がアレルギーの原因となる「抗原」と呼ばれるタンパク成分(Cry j 1、Cry j 2)を鼻の粘膜に浸透させていきます。

スギ花粉の抗原(Cry j 1、Cry j 2)が鼻の粘膜内に入ると、異物を認識する細胞(マクロファージ)と出会い、マクロファージが得た花粉抗原に対する情報がリンパ球のT細胞に送られます。

さらに、T細胞は花粉抗原の情報を同じリンパ球のB細胞へ送り、花粉にぴったりと合う「抗体」(スギ特異的IgE抗体)が作られます(図2)。これがアレルギー反応の「感作」という最初の段階です。

花粉症のメカニズム

アレルギー性鼻炎の症状はなにが原因で引き起こされるの?

スギ花粉症では、スギ特異的IgE抗体がアレルギーの原因の細胞にくっついています。このIgE抗体が抗原(Cry j 1、Cry j 2)をつかまえてくっつき、細胞が活動を始めてヒスタミンやロイコトリエンというアレルギーの症状の原因となる物質を放出します。ほとんどこの2つの物質が、くしゃみや鼻汁、鼻づまりを生じさせるのです(図3)。
花粉抗原との反応が繰り返されると、鼻では好酸球という細胞が多くなります。
この好酸球が上皮細胞を傷つけて過敏な状態が引き起こされます。

花粉症のメカニズム

→ 的確な花粉症の治療のために

以上。

















では、また次回。

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