糖尿病予備軍ですが、合併症のリスクを下げるのに運動療法がよいと教えられました。でも仕事もやっていて忙しいし、時間がないのです。不安で。
と、いう方へ。
糖尿病予備軍は、全国で約1870万人以上もいるといわれています。単純に6人に1人の割合です。この数は、国民病といってもいいですね。
糖尿病対策には、食事療法と運動療法が大きな2輪の歯車です。
そして、、、
運動することリスクを下げるのにとても効果があります。
今回は、糖尿病予備軍のための運動療養:ウォーキングの話です。
■もくじ
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
糖尿病予備軍はウォーキングで、ガンなどの合併症のリスクを下げられる
2型糖尿病の患者は、健常者より20%もガンのリスクが高い
こんにちは。コータローです。
僕は、先日こんなツイートをしました。
2型糖尿病のガンのリスクは、健常な人より20%も高い。
— コータロー@横浜 (@kotaroblog) December 3, 2020
糖尿病患者の死因の1位は、ガンです。
しかし、ウォーキングなどの運動をすることで、リスクを減らせることが研究によって分かっています。
全く運動していない人に比べ、週末だけでもウォーキングする人は、総死亡のリスクが、30%減ります。
2型糖尿病のガンのリスクは、健常な人より20%も高い。
糖尿病患者の死因の1位は、ガンです。
しかし、ウォーキングなどの運動をすることで、リスクを減らせることが研究によって分かっています。
全く運動していない人に比べ、週末だけでもウォーキングする人は、総死亡のリスクが、30%減ります。
この記事は、糖尿病ネットワーク:「糖尿病の人はがんリスクが高い ウォーキングなどの運動で体と心を健康に どんな運動が良いのか?」をベースに記事を起こしています。
糖尿病の人はがんのリスクが高い
日本は、糖尿病大国で6位
日本人の6人に1人は、糖尿病および糖尿病予備軍ですが、世界的にみても糖尿病大国です。2011年の調べでは、6位です。
上位から、中国、インド、アメリカ、ロシア、ブラジルについで日本となっています。
この調査は、成人(20歳〜79歳を対象)の糖尿病人口を調べたもの。
なんと、3億6600人が糖尿病で割合は、全成人の8.3%にも達しています。
驚いてしまうのは、世界的に糖尿病が増加の傾向にあり、とくに中国とインドが爆発的に増加しています。
2030年の糖尿病有病率は両国で2億4000万人に達する見込み。
さらに、西太平洋地域の諸島では、糖尿病有病率が高いのも特徴的です。
- キリバス25.7%
- マーシャル諸島22.2%
- ナウル20.7%
- ツバル19.5%
世界的にみると、糖尿病および糖尿病の合併症で死亡する人は、【7秒に1人】
こんなにも糖尿病が世界的に増えているのです。
糖尿病合併症の死因1位は、ガン。
日本糖尿病学会が2016年に発表した調査(2001~2010年)で糖尿病患者の死因は、、、
- 第1位:悪性新生物(がん)38.3%
- 第2位:感染症(17.0%)
- 第3位:血管疾患(14.9)
くにちか内科クリニック:糖尿病患者の死因
この、、、
悪性新生物(がん)の中での死亡原因は、、、
- 肺がん
- 肝がん
- 膵がん
運動療法での糖尿病への効果
運動療法だけだと、バランスが悪いので食事療法と一緒に行うのがより効果がでるようです。
では、運動療法のこうとは、、、
- 運動することで、血液中のブドウ糖が筋肉に取り込まれやすいこと。これは、ブドウ糖や脂肪酸の利用が促進されるので血糖値が下がる効果があります。
- 低下しているインスリンの働きが高まります。
- 高血圧や脂質異常症の改善に役立ちます。
- 関節や骨が丈夫になります。
- 心臓や肺の機能が高まります。
- 筋肉や体力が増して、さらに動きやすくなります
- 運動によってストレスが解消します。
- 運動することで、爽快な気分になれます。
糖尿病や糖尿病予備軍の運動量は
ウォーキングなら10000歩が推奨されています。
この程度の運動量は、160~240kcalといわれています。
運動療法がよいからと言って無理をしてはいけません。
ウォーキングの時間は、1回につき15~30分間。
これを1日2回ほどが目標。
毎日行う必要はありません。
注意点は、、、
- 食後に運動すること
- ウォーキングするときには、飲み物を携帯すること
食後に運動をすることは、血糖値の心配がないということ。
糖尿病患者は、週末だけの運動でもリスクは下がる
ウィークエンド運動家になって、糖尿病のリスクを下げよう
「毎日忙しいので、スポーツなんかできないよ」
という人が多いはず。
だから、健康には注意しているけれど、運藤までは無理だと思いがちですが、、、
週末だけでも運動すれば、糖尿病や心疾患、ガンのリスクが下がることが分かっています。
それは、、、
シドニー大学などの研究チームは、1994~2012年にかけて、イングランドとスコットランドの成人約6.3万人を対象に行ったもの。
この研究チームは、以下のように3つに分けて調べました。
- 毎日運動し続けている
- ウィークエンド運動家(週末のみ運動する)
- 全く運動していない人
すると、、、
ウィークエンド運動家は、、、
- 総死亡リスクが、30%
- 心血管疾患死リスクが、40%
- がん死リスクが、18%
下がることが分かりました。
この調査結果では、全く運動していない人よりも週末だけでも運動すれば大きな結果を生むことが分かったのです。
では、毎日運動し続けている人はというと、、、
- 総死亡リスクは、35%
- 心疾患のリスクは、41%
- がん関連のリスクは、21%
やはり、毎日運動し続けている人のほうが、効果は高いようです。
毎日ウォーキングしている人は、メンタルヘルスも向上する
運動することは、血流も良くなり、健康状態はより良くなります。
そして、同様にこころの面も明るくなり、家庭円満になるようです。
1日に1万歩以上のウォーキングをし、2,100kcal以上を消費している人は、睡眠の質が向上し、職場でのトラブルが少なく、家庭も円満である傾向がみられた。
糖尿病ネットワーク:「週末だけ」のウォーキングでも効果 「毎日」行うと何が変わる?
1日に1万歩以上のウォーキングをし、
2,100kcal以上を消費している人は、
睡眠の質が向上し、
家庭も円満である
という、研究もあります。
まずは、週末から少しだけ、ウォーキングしてみてはいかがだったでしょうか。
以上。
また、次回。
- Thank you very much for providing photos and illustrations.
- pakutaso
- irasutoya
- Photo by Alice Donovan Rouse on Unsplash