ダイエットを何回チャレンジしてもうまくいかない。
これって根本的に間違っているかも。
もしかして、低体温だからダメなのかな。
と、いう方へ
こんな人が多いです。
「私、食べないで痩せる」というあなた、もしも、、痩せたとしても美しいスタイルにはなりません。
本記事では、下記の内容を解説します。
■もくじ
- 低体温だとダイエットに失敗してしまうその理由とは
- 間違いだらけのダイエット法を改善する
ニューヨーク州医師の齋藤真嗣ドクターが教える
ベストセラー「体温を上げると健康になる」の著者
齋藤真嗣ドクターは、がん治療や感染症の専門医。
ニューヨークと東京を往復する生活をしている。
南アフリカにいたかと思うと、ミラノ大学で講義を行ったり、
韓国の医療雑誌に投稿していたりする毎日。
クライアントには、あのビル・ゲイツ他、著名人多数。
■ この素晴らしい本を、
■ 僕(コータロー)が、掻い摘まんで解説し紹介します
■ 貴方の暮らしにお役立てください
低体温だとダイエットに失敗してしまうその理由とは
ダイエットが成功しない低体温の「負のスパイラル」
ダイエットが成功しないのは低体温を解消できないからです。
低体温を改善させて、体温が恒常的に上昇すれば冷え性も改善し、癌のリスクがへりますと以前記事にしました。
ガン細胞が好きな嫌気性代謝とは、冷えた体温が大好きで低体温のときに増殖するのです。 ですから、ガン細胞撲滅には、高い体温が大切だということになります。低体温で冷え性は、百害あって一利なし
低体温だと、、、
- 血流が悪く、細胞が活性しません
- 意識もスッキリしない
- カラダの動きが全体的に鈍くなります
この原因は、、、
- [ストレス]が関わっています
ストレスを解消し、身体の機能を回復させストレスに対する抵抗力を付けることが大切です。
低体温からくるダイエットの悪循環とは
低体温を解消させて体温が上昇すると血流は良くなります。
↓ ↓
血流が良くなると、ストレスによってダメージを受けていた細胞に糖(グルコース)というエネルギー源が供給されます。
↓ ↓
酵素も活性するので、エネルギーを効率良く作り出してくれる
こうして細胞からストレスが回復すると、、、
- ストレスから回復した情報が脳に伝達され
- 脳の視床下部から下垂体へ伝達され
- 自律神経・ホルモンへと伝達される
こういった良い情報が身体全身を巡り、身体全体の機能が正常に整っていきます。
「負のスパイラル」から「正のスパイラル」へと転換されます
お風呂や温泉、サウナなどでカラダを芯から温めると、体中の疲れが取れたようにかんじますが、それは、細胞のストレス状態が回復するからです。
しかし、、、
この良い状態は、しばらくするとカラダが冷えてもとの低体温に戻ってしまいます。
ですから、
カラダを常にベストの健康状態にするためには、
- つねに体温が高い状態をキープできるカラダ作り大切です。
低体温の主な原因は「ストレス」といいましたが、この「ストレス」解消は、簡単なことではありません。
しかし、恒常的に高体温を維持するのは比較的簡単です。
それは、少しの日々の努力の積み重ねによって可能になるからです。
低体温だと血液がドロドロに
低体温は、すべての年代の人に悪影響を及ぼします。が、特に50代以上の人は要注意です。
それは、加齢によってさまざまな弊害が起こってくるからです。
- パーキンソン病 →脳の血流障害で起こります
- 動脈硬化 →動脈の血管が硬くなること
動脈の血管が単に硬くなるというだけではなく、血管の内側に悪玉コレステロールがこびりついて「プラーク」とよばれる脂肪の塊ができ、血の流れが悪くなるとともに血液が詰まりやすくなるからです。
低体温だと、血液がドロドロになります。
ドロドロになった血液が、加齢によって硬くなった血管の中を流れるのは、想像しただけでも怖いです。
さらに、低体温が交感神経の過緊張によるものであれば・・・血管は、収縮するのでさらに細くなります。こうなると、、、
脳梗塞、心筋梗塞、狭心症
などの深刻な病気を招くことにもなりかねません。
なので、低体温の人が、食事制限だけでダイエットを試みるのは、とてもリスクの高い行為だと思います。
間違いだらけのダイエット法を改善する
筋肉量を増やせば、低体温は解消しダイエットは捗ります
低体温を解消し、体温を高い状態でキープする最も良い方法は、
基礎体温を上げること
成人が1日に必要とするエネルギーは、
- 男性 → 2000〜2200キロカロリー
- 女性 → 1800〜2000キロカロリー
この1日に必要とするエネルギー量の60%〜70%が、基礎代謝に使われます。大半のエネルギーが基礎代謝に使われるのです。
「生まれながらに食べても太らない体質」とか「少ししか食べないのに太ってしまう体質」とか耳にしますが、
生まれながらの体質の違いというのはありません
食べても太らない人は、生まれながらの体質ではなくて、、、
- [基礎代謝が大きい]という体質を後天的に獲得
した人なのです。基礎代謝が大きい人は、何をしなくても多くのエネルギーを消費するので、同じカロリーを摂取しても太りにくくなるというわけです。
体温と基礎代謝は、正比例の関係にあります。その理由は、、、
- 基礎代謝の多くが体温維持に使われるからです
だから、同じ年代で同じような体型で同じ職場であっても、
体温が高い人のほうが、基礎代謝は多いのです
低体温を解消しダイエットを成功させたい人は、ここを目指すべきですね。
では、どのくらいの差があるかというと、なんと、、、
- 体温が1℃低下しただけで、基礎代謝は12%も低下します
例えば、、、
1日に2000キロカロリーのエネルギーを消費している人だと、、、
基礎代謝は約70%で1400キロカロリー
↓ ↓
その12%は、168キロカロリー。
↓ ↓
30分間ウォーキングした時の消費カロリーが約100キロカロリーだから・・・
45分以上ウォーキングして汗をかいたのと同じになります。
ですから、、、
- 低体温を解消されて、体温が1℃高くなれば、寝ていてもたくさんのカロリーをカラダが使ってくれるということになります
さぁ、基礎体温を上げていきましょう。
筋肉が減り、脂肪が増える「間違いだらけのダイエット」
基礎代謝を上げるには、筋肉を増やすことが重要です。男性と女性では、筋肉量が男性の方が多いので基礎代謝は上がります。
だから、、、
- 筋肉と付けて、基礎代謝を上げましょう
というのが結論です。
でも、女性の中には「ダイエットはしたいけど、筋肉を付けるのはイヤ」という方がいるでしょう。見た目もモリモリな感じのカラダはイヤだと。その気持ちとても分かります。
が、筋肉の質が理解できれば、そのもどかしさも解消されます。
その説明の前に、食事制限ダイエットの悲しいところを紹介します。それは、、、
- 食事制限ダイエットで、真っ先に減るのは脂肪ではなくて、筋肉と水分なのです
食事制限ダイエットで、「1〜2キロ痩せた!」と喜んではいけません。
減ったのは、脂肪ではないのです・・・
残念・・・
食事制限ダイエットで、最も怖いのは・・・
↓ ↓
やせて筋肉が落ちてしまい
↓ ↓
リバウンドする時に、その落ちた分だけ
↓ ↓
[脂肪]がついてしまう
という悪循環が生まれるのです。
カロリー制限で、
- 3キロ落としたのに、リバウンドしてまた3キロ戻っちゃった人は、
- 筋肉が3キロ落ちて、脂肪が3キロついた
基礎代謝を上げるのが筋肉ならば、その貴重な筋肉を食事制限ダイエットで失ったことになります
悲しいかな負のスパイラルに陥ってしまったのです。
さらに怖いのは、、、
食事制限ダイエット(カロリー制限)でリバウンドを繰り返す人がいますが、それは筋肉が減っていることなのです。
一見痩せて見える人でも、隠れ肥満の人が多いのはこういうわけなのです。こういう方は、低体温になっています。
ですから、
世の中に存在する「間違いだらけのダイエット」から早く抜け出て、基礎代謝を上げて、恒常的に体温が高い状態のカラダ作りが大切なのです。
筋肉は使わないとドンドン減っていく
[老]という字は、腰が曲がった老人の姿です。腰が曲がったのは、骨の変形ではありません。筋肉が落ちたからです。
私たちの筋肉は、、、
- 20歳をピークに減少します
- 20代男子の筋肉の割合は40%、女性が35%
- 70代になると、ピーク時の3分の2程度になり、26%〜23%まで減少します
- 筋肉の減少は、平均すると一年に約1%ずつ減少します
よく老人が、転んで骨を折ったとか耳にしますが、これは筋肉が急激に落ちたということです。
- 筋肉は使わないと驚くほどの早さで失われていきます
例えば、
- 寝たきりになると、なんと1日に0.5%も筋肉が落ち
- 年間に1%だから、2日間で1年分筋肉を失うことに
とても怖い話です。筋肉を維持するには、毎日の生活の中で筋肉に適度な負荷を与える必要があるのです。
最近手術をすると、比較的早めに歩くようにリハビリを行いますが、それはこういった理由です。人間の筋肉の量は、へそからしたに約7割があるので歩くことはとても理にかなっているのですね。
筋肉から分かるダイエットに向くトレーニングとは
では、「ダイエットはしたいけど、筋肉もりもりをつけるのはイヤ」という問題に入ります。
運動には、大まかに2通りあります。
- 有酸素運動[ジョギング、ウォーキング、エアロビクスなど]
→ 比較的低い負荷で長い時間続けられる
→ 消費されるエネルギーは、[糖、脂肪] - 無酸素運動[ウエイトリフティング、短距離走、競泳など]
→ 息を止めて短時間に強い力を発揮する
→ 消費されるエネルギーは、[糖のみ]
要は、
無酸素運動を必死にやっても体脂肪は減少されません。
例えば、
- 有酸素運動のマラソンランナーには、筋肉モリモリの人はいません
- 無酸素運動のウエイトリフティングの人は、みな筋肉モリモリです
この2つのタイプは、筋肉の質が違います。
- 無酸素運動の人は、瞬間に力を必要とするので
→ 速筋(白筋/ファーストユニット) - 有酸素運動の人は、長い時間力を必要とするので
→ 遅筋(赤筋/スローユニット)
ですから、結論をいえば、、、
低体温を解消し、ダイエットを成功させたい人は、
- 有酸素運動によって遅筋(赤筋/スローユニット)を身につけること
だと、いえます。
そうすれば、冷え性もなくなり、血流も良くなり、肌つやもよくなるという「正のスパイラル」に突入するということになります。
以上。
筋トレダイエットで美ボディになる近道の必須な栄養素を教えます。美ボディになる効果的な筋肉を作るBCAAを知ろう。美ボディになるには、まず【筋肉のクオリティを高める】ことが重要で、そのためにはムダな筋トレをくそまじにめやるよりも【脳から筋肉への神経の経路を鍛えること】ことが、何よりも大切です。
以上。
では、また次回。