最近、むくみが酷いので、病院に行ってみてもらったら「腎臓の機能が低下しています」といわれて不安です。
と、いう方へ。
むくみがなかなか治らないときは、腎臓の機能が弱っていることが多いです。しっかりと腎臓の濾過機能が働けていないのが原因だと思われます。
腎臓がしっかりと動いていないと、腎不全や高血圧など、さまざまな病気にかかる恐れが高くなるので要注意ですよ。
今回は、「腎臓の機能が低下すると危ない」という話です。
■もくじ
- 【むくみが酷い】腎臓が、不調だと濾過機能が低下します
- 腎臓が悪くなると高血圧などのあらゆる病気に
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
【むくみが酷い】腎臓が、不調だと濾過機能が低下します
むくみが出てきたら、「腎臓病」のサインかも
こんにちは。コータローです。
僕は、こんなツイートをしました。
「最近むくみが酷いな」と思ったら、それは腎臓の機能が低下しているからかもしれません。
— コータロー@横浜 (@kotaroblog) November 5, 2020
1日に1700リットルの血液を濾過している腎臓。その機能が低下すると、老廃物が再び血液の中に流れ込み、赤血球やタンパク質が排泄されるようになります。
だから、むくみや血尿は腎臓機能低下のサインです。
「最近むくみが酷いな」と思ったら、それは腎臓の機能が低下しているからかもしれません。
1日に1700リットルの血液を濾過している腎臓。
その機能が低下すると、老廃物が再び血液の中に流れ込み、赤血球やタンパク質が排泄されるようになります。
だから、むくみや血尿は腎臓機能低下のサインです。
むくみは、腎臓病も初期症状です
ツイートでも書きましたが、、、
腎臓は1日に1,700リットルの血液もの血液を濾過している凄い臓器です。
1700リットルといえば、ピンとこないかもしれませんが、・・・
2リットルボトルに換算すると、850本にもなるんです!
そして、、、
腎臓の大きさは、拳ぐらいの大きさぐらいしかありません。その小さな臓器が、休むことなく血液をきれいにするために濾過し続けているのです。
腎臓の位置は
腎臓は、ちょうど背骨をはさむようにして左右にあり、高さは、腰の上にあります。
そして、大きさは、拳ぐらいの大きさ。
ですから、腎臓の調子が悪くなると、背中の方がずしんと痛みます。
腎臓の病気は、自覚症状が現れにくいといわれます。
その中でも、、、
腎臓の機能が低下して現れる『むくみ』、はわかりやすい症状といえます。また、腎臓の機能が低下してくると『血尿』にもなります。ですから、『むくみ』と『血尿』は、腎臓の病気のサインです。
腎臓機能低下で『むくむ」症状とは
腎臓病の初期症状として、手や足、顔などがパンパンに腫れてきて「むくんで」きます。医学用語では「むくみ」のことを「浮腫(ふしゅ)」いいます。
この症状は、、、
血液を濾過している腎臓の糸球体に障害が起こっています。糸球体は、網の目のようにして濾過していますが、その網の目が目詰まりを起こしていて、血液を十分に濾過することができなくなっています。
濾過機能が低下すると、老廃物や余分な水分、そして塩分を体外に排泄できなくなります。
この、、、
排泄できなくなった余分な水分や塩分がむくみ(浮腫)の原因なのです。
むくみの症状は、急性腎炎やネフローゼ症候群のアラートです
むくんでくることは、腎臓病でとても多い症状です。
腎臓の機能が低下して現れるむくみが出た場合、急性腎炎、慢性腎炎、ネフローゼ症候群や腎不全などの可能性があります。
また、多発性のう胞腎(PKD)も、むくむみます。
腎臓が低下するとなぜむくみが起こるのか?
人のカラダの半分以上は水分で成り立っています。だいたい成人だと60%が水分です。赤ちゃんだと70%を越えます。
この60%の水分の内訳は、、、
- 40%が、細胞内液
- 5%が、血漿
- 15%が、組織間液
むくみは、組織間液が異常に増加するため
腎臓が弱って機能しなくなると、細胞と細胞の間にある組織間液が異常に増加することで『むくみ』が発症します。
血管は、通常の健常な状態であれば、外側と内側の圧力はバランスがとれているために『むくむ』ことはありません。
しかし、、、
毛細血管が、何らかの原因によって血圧が高くなると、水分が血管から染み出してきます。これが『むくみ』となって現れます。
健常な状態ならば、タンパク質などの大きなものは通しません。通すのは「水」や「電解質(ミネラル)」です。ですが、タンパク質を通すようなことが起こると『むくみ』の原因にもなります。
腎臓が悪くなると高血圧などのあらゆる病気に
腎臓機能が低下して、『むくみ』によって起きる病気とは
腎臓が弱るとたくさんの病気になるリスクが急激に高まります。
とくに、、、
腎臓機能が低下して起こる病気として、『ネフローゼ症候群』や『急性糸球体腎炎』、『慢性腎臓病(CKD)』があります。
ネフローゼ症候群
これは、、、
血液中のタンパク質が、少なくなってしまうと血管内の浸透圧が低下するために、細胞と細胞の間に水分が移動することによって『むくみ』が発症します。
急性糸球体腎炎
すると、余分な水分が排泄されなくなり、身体中に水分が多くなってしまいます。これが原因となり『むくみ』が発症することになります。
同様に、慢性腎臓病(CKD)でも腎臓の機能が低下することで急性糸球体腎炎と同じような仕組みで『むくみ』が発症します。
腎臓病になると『血尿』や『タンパク尿』がでる
腎臓病になると『血尿』や『タンパク尿』がでます。
『血尿』は、見た目で分かりますが、『タンパク尿』は尿検査をしないと分かりません。
『血尿』や『タンパク尿』の原因は
腎臓の機能の低下によって『血尿』や『タンパク尿』になる考えられる原因は、、、
- 糸球体に障害が起きた
- 尿路結石や膀胱に癌が発生した
などが、考えられます。尿路結石の場合は、結石によって粘膜が傷ついたためです。
糸球体に障害が起きた場合は
糸球体に障害が起きてしまうと、糸球体から漏れ出てしまった血尿の中には栄養素のタンパク質も出てしまいます。これを『タンパク尿』といいます。
このような状態で考えられる病気は、、、
糖尿病性腎症、肥満関連腎症、糸球体腎炎、ネフローゼ症候群などの腎臓の病気の可能性がとても高いです。
自分で腎機能が低下していることで尿の変化がわかる場合は、、、
- 尿が泡立っている場合
- 赤褐色になっている場合
などで、腎臓の機能が低下していることが分かります。
『慢性腎臓病(CKD)』は、高血圧などの合併症を発症させる
慢性腎臓病でググると、、、
あまり耳にしないかもしれませんが、実は患者さんは1,330万人(20歳以上の成人の8人に1人)いる*と考えられ、新たな国民病ともいわれています。
慢性腎臓病(CKD)はメタボリックシンドロームとの関連が深く、誰でもかかる可能性があります。
慢性腎臓病(CKD)って?
と、でます。
『慢性腎臓病(CKD)』は、新たな『国民病』らしいです。
この、、、
『慢性腎臓病(CKD)』は、高血圧などの合併症を発症しやすいのが特徴で、さらに、高血圧だと腎臓病を悪化させるという関係でもあります。
高血圧は、自覚症状がないので、知らない内に重症化すると[頭痛][めまい][肩こり][耳鳴り]などが襲ってきます。
なぜ、腎臓の機能が低下したときに高血圧になるのかというと、腎臓の糸球体の濾過機能が悪くなり、それでも一定に保とうとするために血圧が上昇するのです。
これが、原因です。
腎臓機能の低下によってさまざまな病気になる「まとめ」
腎臓の機能が低下することで、高血圧などの合併症を起こすことが分かりました。
腎臓は、人間がどんなに頑張っても作れないような素晴らしい機能を持った臓器です。
しかし、ひとたびこの腎臓が悪くなると、身体のさまざまな所で病気が起こってきます。ですから、腎臓に負担をかけないような生活を送ることが大切です。
少食を心がけて、負担のない程度の有酸素運動をして、新陳代謝を活性化させましょう。
以上。
また、次回。
- Thank you very much for providing photos and illustrations.
- pakutaso
- irasutoya
- Photo by Michael Dam on Unsplash