食生活を見直しています。ミネラルが身体によいことは分かりますが、ミネラルにはアルミニウムなどの有害ミネラルもあるので、不安です。
と、いう方へ
確かに、アルミニウムは有害です。
でも、有害と思われがちなアルミニウムですが、
じつは、身体になくてはならないミネラルなのです。
今回は、有害ミネラルの話です。
■もくじ
- ミネラルを摂ることで、体内の有害ミネラルを掃除できる
- 有害ミネラルと思われていたアルミニウムは、有益なバクテリアだった
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康飲料水の濃縮ミネラル水を販売して15年ほど。
ミネラルを摂ることで、体内の有害ミネラルを掃除できる
この記事
ミネラルは、人間が生きていく中で必要不可欠なものであると書きました。
私たちの身体の4%しかなく、多量ミネラルと微量ミネラルに分かれて存在しています。微量ミネラルにいたっては、わずか0.3%しか存在していないけれど、非常に重要な活動をしています。
とくに、
女性は[鉄(Fe)]や[亜鉛(Zn)]を摂ることが重要です
女性は、月経で血液が失われるため、貧血防止や無気力、食欲不振を予防するためにも鉄分を摂ることは重要です。
また、その血液中の赤血球を強くする亜鉛もしっかり摂ることが大切です。
有害ミネラルを取り除くには、液体ミネラルの摂取がもっとも有効的である
有害ミネラルというと、水銀や鉛、アルミニウムなどを思い浮かべます。確かに一般的には、このような物質は、有害であると思います。
たとえば、アルミニウム製の食器から溶け出したり、染み出したりしてきた鉱物のアルミニウムには毒性があります。
ですが、食べ物に含まれているアルミニウムについては、必ずしも当てはまりません。
アルミニウムは、食品に多く含まれていますが、問題になったことはありません
アルミニウムは、地球上に多く存在しています。畑で育った野菜や穀物にも、また、海産物や家畜にも濃度の差はあってもアルミニウムが含まれています。飲料水中にも含まれています。
例えば、、、
- 玄米100g中で0.12mg
- 菜っ葉類には1.2mg
- 根菜類には0.26mg
- 肉類では、平均して0.18mg
- 魚に0.2mg
- 貝類には3.8mg
- 海藻では8.5mg
このように、アルミニウムは私たちが昔から食べてきた多くの食物の中に含まれていますが、そのこと自体が問題になったことはありません。
ミネラルを摂ることで体内の有害ミネラルを排除する。ゲーリー・プライス・トッド博士の実験
以前もご紹介したミネラルを研究しているゲーリー・プライス・トッド博士は、毎日90ミリリットルの液体ミネラルと、ビタミンC3グラム、それと数種類のビタミンとミネラルのサプリメントを対象グループに摂取してもらいました。
そして、一定期間、毛髪に含まれるアルミニウム、カドミウム、鉛、水銀のレベルを調査しました。
その結果、最初の3ヶ月間でアルミニウムと鉛、カドミウムの量はわずかに増加しており、水銀はほとんど変化しませんでした。
これは、それまでに体内に蓄積していた有害ミネラルの排泄が進んだため、髪の毛に含まれる量も増えたのだと思われます。
4ヶ月目からは有害ミネラルは、激減した
その後実験は続けられ、4ヶ月目から6ヶ月目には毛髪の分析では、、、
- アルミニウム、カドミウム、鉛、水銀のレベルは激減したのです
この実験結果から、トッド博士によれば、、、
毒性が疑われているミネラルを体内から排除する方法は、、、
- ミネラルやビタミンCを毎日摂って、ミネラルを貯蔵している骨や歯などから有害ミネラルを排除する必要がある
- ミネラルやビタミンCを毎日摂っていると、自然に体外へ排除される
- 時間の経過とともに、毛髪の測定値も低下する
ミネラルの置き換えによる有害ミネラルの排除
トッド博士は、自身の論文「ミネラルの置き換えによる有害ミネラルの排除」の中で、こう指摘しています。
- 有害ミネラルを取り除くには、液体ミネラルの摂取がもっとも有効的である
有害ミネラルのアルミニウムの誤解を解く
アルミニウムは、地球上のあらゆるところに豊富に存在しており、ケイ素に次いで2番目に多いといわれています。私人間が呼吸する空気や水、食物のほとんどに含まれています。
また、
植物が吸収したアルミニウムは、硫酸塩という形でもともと水素と結びついています。液体ミネラルも豊富に硫酸塩を含んでいます。
硫酸アルミニウムのさまざまな働き
硫酸アルミニウムは、
- 胃の中の酸性度を高め、消化・吸収を助け
- 胃液と膵液の分泌を高め
- 穏やかな利尿作用の効果
があります。
天然の硫酸アルミニウムは、ミョウバンと呼ばれ、止血や消毒に利用されています
水酸化アルミニウムは、食品添加物として世界的に使用されていて、消臭剤、酸中和剤、化粧品などにも含まれています。また、浄水施設でも利用されています。
アルミニウムは、有毒だといいますが、このように世界中あらゆるところで使用されているので、一概に有毒だとはいえません。
食物 | アルミニウム(μg) | 食物 | アルミニウム(μg) |
まいわし ほたてがい クルマエビ コンデンススキムミルク スキムミルク粉末 パルメザンチーズ 大根 チリパウダー カレー粉 ココア クローブ |
34,000 6,900 1,400 670 1,200 2,000 1,500 6,000 23,000 17,000 14,000 |
ボロニアソーセージ 焼き豚 グリーンアスパラ カブ 西洋かぼちゃ 干しゼンマイ ナス(塩漬け) アボガド 煎茶 番茶 ウーロン茶 |
1,900 2,400 610 1,200 1,500 19,000 13,000 390 100,000 332,000 247,000 |
この表で興味深いのは、100グラムの番茶には、スキムミルク粉末の約277倍のアルミニウムが含まれていることが分かります。
この表に含まれているミネラルは、すべて【マイナス電荷】を帯びています。
プラスの電荷を帯びている鉱物由来のアルミニウムとは、まったく性質が異なります。
ですから、、、
- 【マイナス電荷】を帯びているアルミニウムと鉱物のミネラルは同じ条件で扱うことはできません
どんな食物にもアルミニウムが含まれていると書きましたが、すべて【マイナス電荷】を帯びているアルミニウムとなります。
アルミニウムは、排泄されます
食品や飲みものなどに多く含まれているアルミニウムですが、体内に入り胃腸内に取りこまれます。
こんなにも多く存在しているアルミニウムですが、人体全体のアルミニウムの総量は、約40ミリグラムといわれています。
多く吸収されたアルミニウムは、糞便や尿で排泄される
体内に取りこまれたアルミニウムのほとんどは糞便として排泄されます。腸内から吸収された余計なアルミニウムも腎臓によって、尿となって排泄されます。
よって、、、
- 体内のアルミニウムは、正常なレベルの量を維持されています
ですから、、、
- 食物として摂ったアルミニウムの毒性は起きないのです
健康な人であれば、水や飲みもの、食物からアルミニウムを摂り入れても【毒性の心配】はいりません。
人間が容易に吸収できる植物由来の液体ミネラル
ミネラルは、植物が根を通じて、疎水性の鉱物由来のミネラルを吸収し、親水性(水溶性)のミネラルに変えてくれたものです。
この作用によって、、、
土壌に含まれている鉱物のミネラルは、私たち人間の体内でも容易に吸収される状態になっているのです
以上。
参考文献:エルマー・G・ヘインリック著『ミネラルの秘密』コスモトゥーワン
また、次回。
Thank you very much for providing photos and illustrations.
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- katerinavulcovaによるPixabayからの画像