不都合な真実【生活習慣病の増加原因】農地土壌中にミネラルが消えた

ミネラル

「ミネラル不足」といわれてもピンとこない。しっかり食事は摂っているつもりだけど。具体的に何が足らないのかな。

と、いう方へ。

仕事 デスクワーク

確かにミネラルって親しみがないですよね。
あまり耳しないし。

でも、、、

ほかの栄養素は体内でも作られますが、
ミネラルは食べものから
摂らないと
補給できない栄養なんです。
ミネラルが不足すると病気になります。

今回は、「農地土壌にミネラルがないから生活習慣病に」というテーマです。

■もくじ

  1. 地球規模で農地の土壌中にミネラル不足が進行している
  2. 農地がミネラル不足なら、最終的に人間も病気になる
  3. 農薬をさけて、土壌微生物を活かして育った作物を食べよう

この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。

地球規模で農地の土壌中にミネラル不足が進行している

地球規模で農地の土壌中にミネラル不足が進行している

農地土壌のミネラル不足は、採れる食物にも影響がでています



こんにちは。コータローです。


僕は、先日こんなツイートをしました。




ミネラルの話。
5大栄養素のうち、炭水化物、脂質、タンパク質はエネルギー源。ビタミンやミネラルは、体を整える栄養素。
車なら、エネルギー源はガソリン。ビタミンやミネラルはエンジンオイル。
今の僕らには、ガソリンはいっぱいで、エンジンオイル無しで走っている状態。体が壊れるのは当然です。



僕は、折にふれ『ミネラルの重要性』を訴えています。

それは、、、

の生活習慣病の多さや増加の原因、そして、アトピー性皮膚炎やアレルギーなどの現代病と称される様々な疾患は、【ミネラル不足】にあるからだと確信しているからです。


少しでも多くの人々が、
この事実に気づき、
『ミネラルの重要性』を理解して
積極的にミネラルを摂るようになれば
アレルギーやアトピーなどの
病気は、減少する妥当と思っているから。



だから、、、

人にとって不可欠な『ミネラルの重要性』を訴えいます。

 

僕は、ツイートで表現したように、

「炭水化物、脂質、タンパク質」のガソリンがなくなると車は走れません。
ミネラルやビタミンはエンジンオイルのようなもので、
エンジンオイルがないと車は壊れます。

整備不良車のイラスト
ミネラル不足は、エンジンオイルと同じ。
エンジンオイルがないと車は壊れます。

重要な点は、ここです。

  • ガソリンがないと車は走れない。
  • エンジンオイルがないままでは知ると、車は壊れる
エンジンオイルという体を調整する栄養素のミネラル不足によって、【体が壊れようとしている】
エンジンオイルという体を調整する栄養素のミネラル不足によって、【体が壊れようとしている】

と、いう点です。

私たちは、ガソリンという栄養は豊富に食べているけれど、エンジンオイルという体を調整する栄養素のミネラル不足によって、【体が壊れようとしている】のです。


体が壊れてしまっては、栄養というガソリンをいくら入れても、もう走れないのです。


そして、、、

ビタミンは重要なものだが、ミネラルなしでは何もできない。

これは、「ビタミンバイブル」という本を書いたアール・ミンデル博士の言葉です。

開発者:アール・ミンデル博士] by ゴジジュース生活 in アメリカ ~クコジュース~
「ビタミンバイブル」著者:アール・ミンデル博士



では、どれくらい農地土壌中にミネラルがなくなっているのでしょうか・・・


世界の農地土壌でのミネラル含有量の数値

以下に示したのが、100年前から比べてどれくらいのパーセントで減少したかの数値です。


全世界で、軒並み農地土壌中のミネラルの含有量が減っています。

mineral_worldmap



  • アメリカ大陸で85%
  • アジアでは、76%
  • ヨーロッパ大陸で72%

たかが100年でこんなにものミネラルが減少しいるのです!


この、、、

農地土壌中の深刻なミネラル減少によって、
採れる作物からミネラルが
信じられないほどなくなっているのです。


農地土壌中のミネラル不足が、野菜のミネラル不足に

60年前に比べて、、、

  • ほうれん草の鉄分が、85%減少
  • ダイコンが、80%減少
  • リンゴは、なんと!ゼロに!

また、ビタミンCも軒並み減少しています。

  • トマトなんて、81%も不足しています
トマトなんて、81%も不足しています
トマトなんて、81%も不足しています

私たちが、食生活を改善しようと思っても、それ以前に食べる野菜にミネラルが不足していたら、いくら食べても栄養を補うことができません。



たった50年前には、ミネラルは農地の土壌にはたくさんあったのです。

それが、たかだが50年の間に80%も消失したのです。

実際に、昔はミネラルは
どこの農地の土壌にも豊富に含まれていたので、
「5大栄養素の1つ」といっても
だれも注目しませんでした。

それほど、、、

ミネラルという栄養素は、
地味な素材だったのです。

ここまで、話をしてきて・・・
何かにに気づきませんか?

何か変だと思いませんか?

じつは、、、

先の第二次世界大戦以前の日本には、
アトピーやアレルギーは、ほとんどなかったし、
こんなに多い癌などの生活習慣病は
みられなかったのです。


ちょうど、、、

農地の土壌からミネラルが消失しているのと現代病の増加がリンクしています。

戦前の日本には、アトピーやアレルギーはほとんどなかった。
戦前の日本には、アトピーやアレルギーはほとんどなかった。

これは、都市伝説でしょうか?

現在、私たちが、ホウレンソウを一株食べても
50年前のホウレンソウの5分の1にもならないのです。

栄養のない、栄養の少ない食物を食べているのです。

これだと体を整えるための栄養素が少なくなって
体が壊れてしまうのは、当然だといえます。



くり返しますが、戦前の日本には・・・・

  • アトピーやアレルギーは、なかった
  • 乳ガンもほとんどいなかった
  • 痛風もほとんどいなかった
  • 癌患者も少なかった
  • 糖尿病もほとんどいなかった
子どもは元気だったし、突然切れる子はいなかった
子どもは元気だったし、突然切れる子はいなかった

 





 











農地がミネラル不足なら、最終的に人間も病気になる

農地がミネラル不足なら、最終的に人間も病気になる

農地において、肥料で補えるミネラルは18種類ほど

ミネラルやビタミンの研究で有名な医学博士のゲーリー・プライス・トッド氏は、次のようにミネラルの重要性について語っています。



「人間が健康であるためには、少なくとも60種類のミネラルが必要であり、ほかの栄養素も動物と同程度のものが必要である」


その上で、、、

土壌が病気なら、植物も病気になる。
その結果、、、
動物も病気になり、
最終的には人間も病気になる。

Health_and_Disease
Health_and_Disease

さらに、かれは、こうも語っています。

ミネラルがあれば、
毎日飲むことで、
病人はいなくなり、
みんなが健康になる



これほど、現代人の私たちには、必要なミネラルです。

たとえば、、、
「ビタミンもミネラルなしでは吸収されない」
と、書きましたが・・・

ビタミン欠乏症になると、
体のいろんなヵ所で変調が起こります。

ビタミンB不足だと

疲労感に襲われ、活力がなくなり、、
食欲が減退し、落ち着きがなくなる。

ビタミンB不足で疲労感


ビタミンC不足だと

息切れや頭痛が襲う。
関節がもろくなる。
感染症などの抵抗力がなくなる。
消化器系の病気になりやすい。

ビタミンC不足で頭痛が襲う
ビタミンC不足で頭痛が襲う


ビタミンD不足だと

太鼓腹になり、便秘が酷くなり
くる病やひきつけを起こしやすくなり、
歯の病気を起こしやすく、
背骨が湾曲する

ビタミンD不足だと背中が湾曲
ビタミンD不足だと背中が湾曲


上記にあげたのは、ほんの一例ですが、


このように、、


ビタミンを作用させるミネラルがないと
大切なビタミンでさえも
十分な働きができないのです。



ですから、、、
農地の土壌の中にミネラルが
なくなったことは大問題なのです。


では、なぜ?
農地の土壌からミネラルが
なくなったのでしょうか。



それは、、、
うすうす分かっているでしょうが、
化学肥料が原因でした。

農地の土壌からミネラルが不足している原因は、化学肥料

近代農業は、化学肥料の使用してミネラルを土壌から追い払った

近代農業は、窒素、リン、カリウムという肥料を農地の土壌に投入することで収穫を大きく上げることに成功しました。

この化学肥料の登場で、近代大規模農場は大きな飛躍を遂げたのです。

防護服を着て農薬を散布する人
防護服を着て農薬を散布する人




通常であれば、収穫した年や次の年は、
土壌が痩せてしまうので、
数年、土を寝かせます。

が、、、

この化学肥料の登場で毎年大きな収穫を得ることができるようになりました。

これは、素晴らしい化学の力でしたが、
逆に農地の土壌から栄養分が
ほとんど無くなる
事態を引き起こしたのです。

それは、、、

土壌から、微生物などのバクテリアが死滅したからです

農薬によって、土壌微生物のサイクルは失われた



真っ向から農薬を否定するつもりはありません。


人間は失敗もおかします。
この農地の土壌からミネラルがなくなってしまった
というのも失敗を経験したからこそ分かったことです。


しかし、その代償は大きいものでした。

なぜなら、、、

多くの疾患を生み出し
多くの犠牲者を出したからです。



農地に化学肥料の力で無理矢理に農作物を作りだす

農薬を毎年撒いている農地には、ミミズも土壌微生物もいません。
死に絶えているのです。

そこには、、、

肥料をまくことで形だけの作物は取れますが、
生命エネルギーのない作物です。



下の写真は、僕が熊本の田んぼに行ったときの稲の写真です。



一見、元気に稲が育っているように思えます。
が、、、
ようくみると土壌には、虫がいません。
化学肥料をまき、殺虫剤を撒いて駆除しているのです。

農薬の撒かれた田んぼ
農薬をまかれている田んぼ:虫はほとんどいない。


一方、無農薬の田んぼが下の写真です。
上の農薬が撒かれている田んぼに比べて、、、
稲がバラバラで貧相に見えます。

ですが、、、

土壌には、多くの水生生物やゲンゴロウ、ミズスマシ、タニシ、
そしてきれいな水で無いと
生きられないカブトエビまで元気です。


あいがと米の田んぼ
無農薬の田んぼ:生物たちが元気です。

彼らが、元気だということは
この稲も田んぼも

安全だということです。

この完全無農薬の田んぼは、
農薬を撒いている田んぼでとれる
収穫量の6割も収穫できないのです。

が、、、

糠まで食べられる『身体によい』お米です。

山から流れてくるミネラル豊富な水と
微生物やバクテリアが作り出した
栄養だけでできているお米なのです。


こんなお米作りは、現代農業には不似合いなのかもしれませんね。

でも、どちらを食べたいでしょうか。

当然、安全なお米を食べたいはずです。

 





農薬をさけて、土壌微生物を活かして育った作物を食べよう

農薬をさけて、土壌微生物を活かして育った作物を食べよう

ミネラルが豊富な土壌で育った作物を食べよう

これは、簡単な真理ですが、、、

私たちは食べ物からエネルギーをもらっているのですから、
その食べ物自体にエネルギーがなければ、
いくら食べても健康にはなれません。


それは、、、、

自然な環境で育った食べ物を食べない人間が、
自然の中で強く生きられるはずがないのです。



あなたの健康を支えているのは、
日々食べている食事です。


その、、、

食事をどのような基準で
選ぶかはあなたの健康状態で決まります。

無農薬や有機栽培の値段は一般的な商品よりも高いですが、
それは文字どおり【命の値段】です。

無農薬や有機栽培の値段は一般的な商品よりも高いですが、
それは文字どおり【命の値段】です。

土壌微生物が健全な作物は、腸内細菌を健全にする

命を養えるのは命だけです。

生命エネルギーをもつ作物は、
生命エネルギーのある土地でしか作れません。


土壌細菌が健全であれば、野菜も果物も穀物も、とても健康に育ちます。



健康に育った食物は、身体に入ったときに、、、

  • 腸の中にいる腸内細菌を健全にしてくれます。

 





以上。

 





完全無農薬米

 
















また、次回。