痛い!何とかしたい夏場に多いこむら返り。その仕組みと改善方法は

こむら返り

寝ているときによく「つる」んですよ。こむら返りってヤツ。寝起きのときが多くて、痛くて一瞬で起きますね。

と、いうかたへ。

寝ている最中でのこむら返りは、苦痛の何ものでもありません。
どうしたのってぐらいふくらはぎが痛い。
息ができないほどですね。


今回は、特に夏に多い『こむら返り』の話です。

■もくじ

  1. 特に夏に多い『こむら返り』とは
  2. 『こむら返り』を解消するアレコレ

この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。

特に夏に多い『こむら返り』とは

『こむら返り』は、おもにふくらはぎで起こる痙攣

突然、激痛が走る!『こむら返り』には、本当に困ったものです。しかし、この『こむら返り(cramp)』には、これといった治療法がないのです。

足がつるというと、観戦しているとサッカーやプロテニスのスポーツ選手が、足がつってしまい激痛を我慢している光景を見ます。この場合の痙攣は、脚を酷使した場合に起こるものです。

でも、睡眠中の『こむら返り』は、突然襲って来る激痛です。

睡眠中の『こむら返り』が起こる原因とは

こむら返りとは、、、

『こむら返り』とは、医学用語では「有痛性筋痙攣(けいれん)」や「筋クランプ」といわれ、有痛性の筋痙攣のこと。自分の意志とは関係なく筋肉の収縮が続く状態(不随意持続性)をさします

そして、、、

『こむら返り』は、せき髄の運動神経の過剰な興奮によって起こることがわかっています

しかし、そのメカニズムがどうなっているのか未だに不明だといいます。

なので、いろんな説があります。

たとえば、、、、

日本人の生活様式の欧米化によって、椅子での暮らしが多くなりアキレス腱を伸ばしたりすることが少なくなった

などの憶測がでています。

一方で、、、

60歳以上の6%が毎晩『こむら返り』に襲われているという報告もあります

筋肉が異常に収縮することが原因

ふくらはぎは、血液を心臓に返すためのポンプの役割をしているのは有名です。『第2の心臓』といわれています。筋肉が伸びたり、縮んだりすることでポンプになっています。

この働きは、過剰な収縮を防御するために2つのセンサーが稼働しています。

  • 伸びすぎを防ぐのが筋紡錘(きんぼうすい)
  • 縮みすぎを防ぐのが腱紡錘(けんぼうすい)

じつは、この縮みすぎを防ぐのが腱紡錘の働きが低下すると、筋肉が異常に収縮するので、痙攣が起こってしまいます。これが、『こむら返り』

こむら返り

腱紡錘

腱は、筋肉が縮むと伸びる構造になっています。腱の中の腱紡錘は、筋肉が収縮して腱の伸びを感知すると、断裂を防ぐため、その情報を脊髄に送り筋肉を弛緩させる。この腱紡錘の働きが鈍って筋肉が異常に収縮すると、いわゆる「つって」しまいます。

筋紡錘

筋肉が伸ばされると筋紡錘はそれを感知します。筋肉が伸びすぎて断裂しないよう脊髄に情報を送り、筋肉に「縮め!」という指令を出してくれます。

寝ているときに「つって」しまう原因は

腱紡錘の働きが鈍って筋肉が異常に収縮すると「つって」しまいますが、日中起きているときに筋肉の疲労がたまっていると、寝ているときも過敏な状態が続いています。これは、誤作動が起きやすい状態です。

また、、、

寝ているときは、自然とつま先が外側に開き、伸びているためにふくらはぎが少し縮んだ状態になっているので、さらに起こりやすい

筋肉の収縮の調節をしているマグネシウムとカルシウムも原因に

足がつる原因として、電解質が関わっています。

というのは、、、

マグネシウムとカルシウムは、水に溶けると電気を通すミネラルなどの物質ですが、神経が情報のやり取りをするときに使われています

それは、、、

マグネシウムとカルシウムが、筋肉の収縮の調節に使われいるから

ですから、、、

この水に溶けると電気を通すミネラルたち(マグネシウムやカルシウム、ナトリウム、カリウムなど)が不足すると、神経の伝達に支障をきたすことになります

水に溶けると電気を通すミネラルたちが、不足すると[腱紡錘の働き]が鈍くなるのです

ミネラルバランスが崩れる原因としては、

  1. 年を取ること
  2. 疲労
  3. 脱水
  4. 冷え

などが、考えられます。

とくに、、、

年を取ると、腱紡錘のセンサーが衰えてしまうこと、そして、脚の筋肉量が減ることも「足がつる」原因になっています

それは、、、

ふくらはぎの筋ポンプの動きが弱くなり、上手に血液を送り込むことができず、血流が滞ってしまい電解質が運ばれにくくなるから

です。

夏場に『こむら返り』が多いのはなぜ?

夏場に『こむら返り』が多い理由としてまず考えられるのは、、、

熱中症の初期症状が可能性が考えられます

それは、、、

熱中症が、ミネラル不足と水分不足から起こるから

熱中症は、体温が上がっているにも関わらず、上手に体温調節ができない状態。本来なら、汗をかくことで蒸発させて熱を外に逃がすのですが、、、

  • 水分が少ないと、汗をかけないので熱を下げられずに熱中症を起こしてしまう
  • 水分が少ないと、電解質のバランスも悪くなる

なので、、、

熱中症の初期症状で、『こむら返り』が起こりやすい

と、考えられています。

 





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『こむら返り』を解消するアレコレ

『こむら返り』の治療法とセルフケア

『こむら返り』には、水に溶けると電気を通すミネラルたち(マグネシウムやカルシウム、ナトリウム、カリウムなど)の不足が関係していることが分かりました。

『こむら返り』予防には、ミネラル不足を解消させる

マグネシウムとカルシウムが、筋肉の収縮の調節に使われいるので、『こむら返り』で困っている人は、積極的にミネラルを摂るようにしましょう。

マグネシウムを摂って、『こむら返り』を予防する

マグネシウムは、アオサやワカメ、ヒジキなどの海藻類のほか、ナッツ類に多く含まれています。

カルシウムを摂って、『こむら返り』を予防する

カルシウムは牛乳やチーズなどの乳製品、豆腐や生揚げなどの大豆製品、ししゃもやしらすなど、骨ごと食べられる魚に多く含有されています。

カリウムを摂って、『こむら返り』を予防する

カリウムは、長いもやさつまいもなどのイモ類、バナナやキウイなどの果物に豊富です。

寝る前に、十分な水分を取る

水分不足で、『こむら返り』が起き安くなるので、水分を寝る前に摂っておくことは大切です。

また、脚が冷えるという人には、靴下や弾性ストッキングをはくのも予防の1つです。

筋肉をほぐして、『こむら返り』を予防する

筋肉をほぐしてあげることも『こむら返り』予防には大切です。

■ふくらはぎをほぐす
こむら返り
就寝中に『こむら返り』が起こってしまったら

『こむら返り』が起きた場合は、応急処置として患部を伸ばします。足の指を持ち、体の方へと引き寄せ、アキレス腱を伸ばします。

こむら返り

また、、、

壁に足の裏を押しつけて、ふくらはぎを伸ばす

こむら返り

注意点としては、無理やり一気に伸ばすと筋肉が損傷し、肉離れを起こすことがあります。

 





以上。

 





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また、次回。