うつ病の発症から回復までを勉強し予防を【うつ病の再発防止の対策】

うつ病

最近、ボーとしてふさぎ込むことが多い。まわりから見たらけっこうハードな日々を送っているように見えるらしい。どうしよう。

と、いう方へ。

人には休養が必要です。真面目なあなたなら、やり続けることも大切でしょう。
でも、休憩することも仕事が捗る1つの方法です。

マイペースでやりましょう。


今回は、うつ病から回復まで、そして病後の話です。

■もくじ

  1. うつ病の症状には、精神症状と身体症状がある
  2. うつ病の治療法から回復まで
  3. うつ病の人が日常生活で気をつけること

この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。

うつ病の症状には、精神症状と身体症状がある

うつ病の症状には、精神症状と身体症状がある

憂うつ感とうつ病の違い

人は誰でも、嬉しいことがあって高揚したり、失敗などして凹んだり、何だか波に乗れずに憂うつな気分になったりするものです。

たとえば、、、

  • 軽いミスをして、上司に怒られた
  • 可愛がっていた家族のひとり、ペットが死んだ
  • 昇級試験(受験)で落ちた
  • 恋人と別れた

悲しくて、ツラくて、しんどい日々が続きます。それは、人として当然のことです。

こういった、ことは、、、

  • 時間とともに解消されていくものです
  1. 問題が解消される
  2. 気分転換をする
  3. 時間がたって癒されてきた
  4. 友人に話したら、少しだけスッキリした など

女性のうつは、男性の1.6倍

厚生労働省の調査によると、女性のほうが男性よりも1.6倍多いという結果があります(厚生労働省「患者調査」)。男女別の調査の気分障害の患者数(100万人)。

患者数というから、病院に行って診察していたない方々を入れると相当数になると思われ、たくさんの人が気分障害を患っていることが推測されます。

ですから、、、

うつ病は、決して珍しい病気ではないですね。

うつ病になるきっかけ(自分でチェックしよう)

うつ病は、脳のエネルギー欠乏ですとこの記事で紹介しました。

13人に1人がうつ病に【女性は、男性の1.5〜3倍うつ病になる】

せわしい現代社会ですが、その荒波の中で揉まれてるうちに知らず知らず、うつ病になっている人も多いといいます。一説には、[全国民の約8人に1人はうつ病かうつ状態にある]とか[13人に1人がうつ病]とかいわれています。

うつ病が、どのようにして起こるのかは、まだよく分かっていないようです。セロトニンやノルアドレナリン、ドパミンなどのバランスの乱れなどが関係しているともいわれています。

ただ、性格的な要因や環境の変化などが組み合わさってうつ病を発症すると考えられています。

一見悦ばしいことでもうつになることが

社会生活を送っていると、いろんな凹んだり、落ち込んだりすることがしばしばです。

  • 学校や社内でのいじめ
  • 受験や仕事での失敗
  • 失恋や離婚
  • 家族や親しい友人との死別
  • 突然の事故や病気
  • ペットの死

など、悲しいことはどんどんやってきます。

が、悲しいことだけではなく、悦ばしいことでもうつ病を発症することがあります。

  • 結婚
  • 妊娠
  • 出産
  • 昇進
  • 栄転
  • 進学
  • 就職
  • 家の新築や引越し など

嬉しいこと悦ばしいことなのに、環境が大きく変化することでストレスが生じてうつ病になることが分かっています。

あなたがうつ病になりやすいのかチェックしよう

よく世間的にいわれているのが、[生真面目、完璧主義、自分に厳しい、凝り性、気を遣う]などの性格に人で、このような人は、ストレスを受けやすいといわれています。

では、自分でそこのところはどうなのか、、、

自分でチェックしましょう
毎日の生活に充実感がない
これまで楽しんでやれていたことが、楽しめなくなった
以前は楽にできたことが、今ではおっくうに感じられる
自分が役に立つ人間だと思えない
わけもなく疲れたような感じがする

このチェック項目のうち、

  • 2つ以上が当てはまり
  • それが2週間以上続いていて(ほぼ毎日)
  • 日常生活に支障が出ている

ならば、うつ病の可能性があります。精神科や心療内科、メンタルヘルスなどにいって診てもらいましょう。

うつ病の[精神症状]と[身体症状]

うつ病は、こころだけの症状ではありません。気分の落ち込みややる気の低下、イライラしたり焦ったり、悲観的になったりしますが、身体にも変化が訪れます。頭痛、だるさ、耳鳴り、生理不順など。

うつ病の診断基準

現在、うつ病の診断基準にはアメリカ精神医学会による「DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル1」と世界保健機関(WHO)による「疾病及び関連保健問題の国際統計分類第10版」(ICD-102)の2つが用いられています。ここではDSM-5の診断基準について。

うつ病の診断基準
1ほとんど毎日、1日中ずっと気分が落ち込んでいる
2ほとんど毎日、1日中ずっと何に対する興味もなく、喜びを感じない
3ほとんど毎日、食欲が低下(増加)し、体重の減少(増加)が著しい
4ほとんど毎日、眠れない、もしくは寝すぎている
5ほとんど毎日、話し方や動作が鈍くなったり、イライラしたり、落ち着きがなくなったりする
6ほとんど毎日、疲れやすかったり、やる気が出なかったりする
7ほとんど毎日、自分に価値がないと感じたり、自分を責めるような気持ちになる
8ほとんど毎日、考えがまとまらず、集中力が低下して、決断できない
9自分を傷つけたり、死ぬことを考えたり、その計画を立てる

上記の9つの症状のうち、、、

最初の1または2を含む5つ以上の症状があり、2週間以上続いている場合に「うつ病」と診断されます。

ほかの病気からうつ状態になる

うつ病以外の病気によってうつ病が発症することが分かっています。

  • 双極性障害
  • 気分変調症
  • 適応障害
  • 不安障害
  • 統合失調症などの精神疾患
  • 脳血管障害や認知症
  • 甲状腺機能障害
  • 全身性エリテマトーデス
  • 消化器疾患
  • 心疾患
  • 腎疾患
  • 肝疾患
  • 糖尿病などの身体疾患

そのほか、インターフェロンやステロイド剤などの薬の副作用でもうつ状態になる事があるといいます。

その身体の痛み、痺れは、うつ病かもしれません

身体がだるいとかしびれているので、病院にいって内科や整形外科などで診察してもらっても異常は見つからず、原因も分からない。ハッキリしないのでいくつかの病院を回ったら、うつ病かもしれないからと精神科や心療内科の受診を勧められるケースもあります。

うつ病は、身体に出る症状が、精神に出る症状より目立つことがあります

 





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うつ病の治療法から回復まで

うつ病の治療法から回復まで

うつ病治療の4本柱

うつ病を治療するには、いかの大きな3つの柱があります。

  1. 十分な休養
  2. 環境調整
  3. 薬物治療
  4. 精神療法

うつ病治療:十分な休養

十分な休養をとって心と体を休ませることはうつ病治療の第一歩。
うつ病は病気であって、怠けではありません。
会社を休む、家事を誰かに手伝ってもらうなどして積極的に休養を取る工夫が必要です。

うつ病治療:環境調整

家族や職場の理解を得て、本人が安心して休めるようにしましょう。
また、病状が安定したら再発を予防するためにも、職場の配置転換や勤務時間の短縮、家事の軽減などの環境調整も大切です。

うつ病治療:薬物治療

薬物療法はうつ病治療の最も重要な柱です。
薬を適切に使用すれば、高い効果をあげることができるので、医師の指示に従い、きちんと服用することが治療のポイントになります。

うつ病治療:精神療法

精神療法とは特別な方法ではなく、ドクターとよく話し合うこと。
病気には様々な時期がありますので、一人ひとりの経過に応じて、療養の仕方のアドバイスをもらいます。
生活のことや現在抱えている悩み、考えなどを医師に話し、気持ちを楽に持てるようにしていきます。
ある程度エネルギーが回復してきたら、、、

うつ病のきっかけになったストレスの理解やストレスが高まったときの心のあり方にも気付いていくことが精神療法の目的です

うつ病の発症から回復まで

一般的に、うつ病の回復は時間がかかります。

その流れは、大きく3つ

  1. 急性期
  2. 回復期
  3. 再発予防期

急性期(診断~3カ月程度)

うつ病の診断を受けたのち、十分な休養を取ります。ドクターの指示に従い薬物治療をおこなうと、診断から3ヶ月ほどで症状が軽くなるのが一般的。
この時期は、休養することがなによりも大切だといわれるので、主治医の指示に従いましょう

回復期(4~6カ月以上)

徐々に回復してきますが、安心するのは早く、じつは一進一退をくり返しています。
ここは、焦ることなく主治医の指示にしたいがいましょう。

この時期は、職場復帰はまだ早いので、、、

  1. 無理のない程度に散歩
  2. 図書館に行く
  3. 昼間の活動量を増やす
  4. 生活のリズムを整える

など、少しずつ活動的になり、主治医との話し合いで社旗復帰後の過ごし方を考えます。

再発予防期

回復期を過ぎて、社会復帰を果たしても、、、

うつ病は、再発しやすい特徴があります

再発しないためにも、「うつ病になってしまった原因」をもう一度考え直し、環境調整を心がけましょう。

うつ病のサインの[気分の落ち込みやイライラ感、不眠など]は、ようく気をつけてください。家族との話し合っておくことも重要です。

 





 





うつ病の人が日常生活で気をつけること(うつ病を再発させないために)

うつ病になったら気をつける9つのこと

うつ病になったら気をつける9つのこと

日々の生活の中で、できるうつ病の再発を防ぐポイントを紹介します。

十分な睡眠に気をつける

うつ病は、エネルギー欠乏です。睡眠は、その際的なものとなります。また、睡眠は、うつ病にかかわらず、規則正しい生活を送るリズムになります。
就寝時間と起床時間を一定にして、理想を1日を作りあげましょう。

自分の性格や考え方を知る

うつ病になりやすい人は、知らず知らずのうちに「自分を追い込んでしまう」ことが多いです。

  • 他人に迷惑をかけてはいけない
  • 甘えてはいけない など

うつ病の再発を防ぐためにも自分の性格を把握しておけば、重荷や無理にならないようにコントロールできるようになります。

何よりも休養を取る

休みなく活動していると、いつの間にかストレスもたまってしまうもの。うつ病の再発のサインです。

  • 意識的に休養を取りましょう
  • 気分転換できる趣味を持つのも良いものです

身体にリズムをつける(概日リズム)

人の体内時計と地球の時計は、人の身体のほうが少し長いので、サイクルが狂ってしまいがちです。

ですから、、、

  • 朝起きたら日光に当たる
  • 暗くなったら活動をやめて寝る準備をする

などの規則正しい生活とリズムは、QOLをあげることでうつ病の再発を防ぐことができます。

バランスの良い食をする

人にとって、寝ることと同様に食事をすることは、生きていくために必要なこと。ジャンクフードに頼らずに、しっかりと栄養のバランスを考えて、ノンビリと食事を楽しんで下さい。

アルコールは控える

少量のアルコールは、ストレスを発散することは分かっています。たとえば、1日にワイングラス2杯程度なら。

ですが、この少量のアルコールで我慢できないことが多く、過度のアルコールは、控えて下さい。

自動車の運転は注意する

うつ病は、集中力を低下させたり、判断力が鈍っています。人をあやめるかもしれない自動車や機械などの操作は控えたほうがよいです。主治医との話し合った方がよいです。

適度な運動をする

適度な運動は、血行をよくし、ストレスを発散させてくれるので是非とも取り入れてほしいものです。
運動することで、身体のリフレッシュされて食事も美味しくなり、1日のリズムを刻みやすくなります。
ただ、過度な運動は、ストレスを作る要因になるので避けてください。

1人で悩まない。

1人で悩むことは禁物です。困ったことや不安なことは、家族や友人、そして主治医に相談しましょう。
悩んでいることを相談することで、意外と簡単に解決したり、ヒントをもらったり、違う考えになったりと参考になります。
調子の悪いときには、決断を先延ばしにすることも大切です。






以上。



















また、次回。

Thank you very much for providing photos and illustrations.