ワタシは、痩せている方ですが、ドクターから「糖尿病予備軍」だと言われ驚いています。「異所性脂肪」が原因かもだって、良く分かりません。
と、いう方へ。
痩せていて、標準体重なのに糖尿病予備軍という人が増えています。
痩せているから糖尿病とは無縁のはずなのに、不思議なことが多発しているのです。
その原因は、「異所性脂肪」と言われている第3の脂肪が原因だとか。
今回は、場違い脂肪といわている第3の脂肪『異所性脂肪』の話です。
■もくじ
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
第3の脂肪といわれる『異所性脂肪』は、場違い脂肪だ
『異所性脂肪』は、まったく場違いの脂肪です
こんにちは。コータローです。
僕は、先日こんなツイートをしました。
痩せているのに糖尿病予備軍と診断される人が増えています。
— コータロー@横浜 (@kotaroblog) December 8, 2020
原因は、第3の脂肪といわれる『異所性脂肪』。
異所性脂肪は、皮下脂肪や内臓脂肪でなく、脂肪が存在しない場所についた脂肪のこと。
主に膵臓や筋肉、肝臓や心臓などにあり、メタボリック症候群や糖尿病、動脈硬化などに関わっています。
痩せているのに糖尿病予備軍と診断される人が増えています。
原因は、第3の脂肪といわれる『異所性脂肪』。
異所性脂肪は、皮下脂肪や内臓脂肪でなく、脂肪が存在しない場所についた脂肪のこと。
主に膵臓や筋肉、肝臓や心臓などにあり、メタボリック症候群や糖尿病、動脈硬化などに関わっています。
BMIの数値が低くても『異所性脂肪』はつきやすい
皮下脂肪でもなく内臓脂肪でもない『異所性脂肪』という新たな脂肪が、話題になっています。
脂肪が蓄積して、肥ってくると糖尿病などの生活習慣病になると困るのでダイエットしますが、本来は、皮下脂肪や内臓脂肪を落とすことを目標にします。
しかし、近年、、、
皮下脂肪でもなく内臓脂肪でもない第3の脂肪で『異所性脂肪』が話題になっています。この異所性脂肪は、マスコミで【場違い脂肪】とも取り沙汰されました。
異所性脂肪=本来溜まるべき場所で内蔵機や筋肉に溜まる脂肪
皮下脂肪、内臓脂肪と異所性脂肪は何が違うのか
異所性脂肪という新たな脂肪の出現に、少し戸惑いを感じます。が、ちょっと整理してみましょう。
皮下脂肪とは
皮下脂肪は、文字どおり皮膚の下にある脂肪のこと。
私たちが飢餓に備えて蓄えることができる脂肪です。本来、餓えに備え、エネルギーや栄養を保存できるようにできた脂肪のこと。
この、、、
皮下脂肪は、なかなか蓄積しづらい脂肪ですが、いったん蓄えてしまうと【減らすことが困難な脂肪】です。
そして、、、
皮下脂肪は、比較的に女性に多いのが特徴です。
内臓脂肪とは
内臓脂肪は、文字どおり内臓に溜まる脂肪のこと。
その内臓脂肪のほとんどは、腸管のまわりに蓄積される。この内臓脂肪の役割は、異物の侵入を防ぐこと。ウイルスなどから内臓脂肪によって腸管を守る役割があります。
内臓脂肪というと、お腹がぽっこり出ている男性に多いイメージです。
内臓脂肪は、皮下脂肪に比べて減らしやすい(落としやすい)のが特徴的。
ぽっこり出ているお腹でも、運動やダイエットで減らしやすい反面、食べ過ぎなどで溜まりやすいのも内臓脂肪の特徴です。
内臓脂肪がないとどうなるのか?
内臓脂肪が、多いと「ぽっこりお腹」になるので、多くの人が「内臓脂肪を落としたい」と考え実行します。
しかし、、、
内臓脂肪が、まったくないととんでもないことが起こります。
それは、、、
内臓脂肪がないと、ウイルスからの侵害を食い止めることができなくなり、腸管がダメージを受けて免疫力が低下します。
さらに、、、
内臓脂肪がまったくないと、内臓同士がこすれ合って、傷つきます。ですから、内臓脂肪は、ある一定の量が必要なのです。
異所性脂肪は
異所性脂肪は、繰り返しになりますが、本来であれば脂肪がついていない組織に脂肪が溜まること。
それは、、、
膵臓、筋肉、肝臓、心臓の血管周辺
など。
なぜ、異所性脂肪が溜まるのか
なぜ、異所性脂肪が溜まるのか?というと、現在考えられているのは、皮下脂肪や内臓脂肪がある一定の量が溜まりきってしまうと、脂肪の収納ができなくなるので違う場所に新しく蓄積する。
と、考えられているようです。
異所性脂肪の増減は自覚しづらい
だいたい脂肪が増えたら、分かりやすいです。
皮下脂肪が増えると手足が太くなったり、お尻が大きくなります。内臓脂肪が増えると、お腹がぽっこり出てくるので、とても分かりやすい。
ですが、、、
異所性脂肪は、増えても自覚しづらいのが特徴です。
異所性脂肪の弊害
異所性脂肪は、本来、溜まらないはずの場所に蓄積される脂肪です。
それは、筋肉、肝臓、膵臓、心臓の血管周辺です。
異所性脂肪が、内臓の肝臓や心臓などに溜まってしまうと、【生活習慣病のリスクが高まり】ます。
肝臓に異種性脂肪が、蓄積されると糖尿病や脂肪肝のリスクが高まり、膵臓に異種性脂肪が溜まるとインスリンの分泌が働かなくなるのでインスリン抵抗性の糖尿病になりやすいのです。
異種性脂肪が心臓の血管まわりに増加すると
心臓のまわりに異種性脂肪が、蓄積されると血管壁に悪玉コレステロールが増えてきます。
すると、、、
- 異種性脂肪が心臓の血管まわりに増加することで、動脈硬化のリスクが高まるのです
さらに、、、
- 異種性脂肪が心臓の血管周辺で蓄積されることで、狭心症や心筋梗塞のリスクも高まります。
異種性脂肪の量は、痩せている人でも注意すべき
通常であれば、BMIが高くなれば高くなるほど、異種性脂肪は蓄積しやすいのですが、痩せている人も異種性脂肪が蓄積しやすいので注意が必要です。
これは、どういうことかというと、、、
なので、脂肪がたくさん蓄積しはじめると、内臓脂肪や皮下脂肪が満杯になり、余った脂肪は心臓の血管周辺や筋肉、肝臓、膵臓などの異所性脂肪に向かうのです。
さらに、、、
痩せていて肥りづらい人ほど、皮下脂肪などに溜め込みにくいので異所性脂肪が増えることになります。
異所性脂肪をためやすい生活習慣
異所性脂肪をためやすい生活は、不規則な生活や不摂生になります。
たとえば、、、
- 満足するまで食べないと気が済まない
- 甘いものをよく食べる
- スナック菓子やピーナッツなどをよく食べる
- 焼肉や揚げ物など油っこいものが好き
- あまり歩くことをしない
第3の脂肪といわれる『異所性脂肪』を減らせるのか
運動と食生活で『異所性脂肪』を減らそう
内臓脂肪や皮下脂肪を落とすように、『異所性脂肪』を落とすのも【食事療法と運動療法】が最適です。
この、、、
【食事療法と運動療法】は、脂肪を落とす大きな両輪になります。どちらかがかけても効率よく脂肪を減らすことはできません。【食事療法と運動療法】どちらも行っていくことが肝心です。
食生活の改善だけで、『異所性脂肪』を減らそうとすると、筋肉量が減ってしまいます。筋肉量が減ることは、体温の調節や血流悪化、そして、しっかりとした歩行や日常生活に支障をきたすことになります。
ですから、、、
【食事療法と運動療法】は、バランス良く行うことが脂肪を減らすことになります。
『異所性脂肪』の特性
異所性脂肪は、皮下脂肪や内臓脂肪に比べて減らしやすい特徴があるようです。
皮下脂肪や内臓脂肪と比べて一番減らしやすい脂肪です。
食事と運動を組み合わせると効果的です。
痩せている人でも要注意!?「第 3 の脂肪」
『異所性脂肪』を効率よく減らす運動療法は
運動によって効率的に脂肪を減らすには、過度な負荷の高い運動ではなく、軽く汗をかけるような有酸素運動がおすすめです。
たとえば、、、
会話ができるぐらいのジョギングやウォーキング
この運動療法に関しては、この記事でも詳しく解説しています。
無理がなく続けられる運動が『異所性脂肪』を減らす
運動療法で大切なことは、無理なく続けられること。三日坊主は、話になりません。
また、、、
ハードな運動を行い、その後やめてしまうと、それ以上に大きなリバウンドが待っています。
なので、負荷の少ない有酸素運動をしましょう。
おすすめなのは、ウォーキングです。
以上。
また、次回。
- Thank you very much for providing photos and illustrations.
- pakutaso
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