そろそろ親の介護を考える3、フレイル治療【足指のばしで歩行改善】

サルコペニア

親もけっこう歳とってきた。[介護]って言葉が身近に感じるこの頃。運動とかして、元気でいてもらいたいな

と、いう方へ

親の介護は避けて通れないことです。
いつまでも元気でいてもらえるために
今やるべき、フレイルのケアがあります。


今回は、フレイルのケアのお話しです。

■もくじ

  1. 親の介護が深刻にならないためには、フレイルの治療
  2. 親の介護が深刻にならないためにフレイルのケア[足指のばし]

この記事を書いているの僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。

親の介護が深刻にならないためには、フレイルの治療

65歳以上の人の約18%が、要介護(要支援)認定を受けている

親の介護が深刻にならないために[介護の現状]を知ろう

世界で一番の高齢者社会の国が日本です。実際の数値を把握すると、これからの社会は、かなり介護が必要な社会になっていくことが分かります。すでに人ごととは思えない現状があります。

厚生労働省や総務省のデータ(2017年)では、、、

  • 65歳以上の人は、3449万人(介護保険制度の第一号被保険者)
  • 65歳以上の人は、人口の約27.2%

どれくらいの人が、介護認定されているのか

要介護(要支援)認定を受けているのは、、

  • 634.3万人
  • 男性が197.5万人
  • 女性が436.7万人

65歳以上の人の約18%が、要介護(要支援)認定を受けている

その内、、、

  • 要支援認定を受けている人が約5%
  • 要介護認定を受けている人が約13%

そして、65歳以上の、、、

  • 約5.4人に1人は要介護(要支援)の認定を受けている

ところで、要支援とか要介護って何?

要支援と要介護には、7段階あります。

  • 要支援は、日常生活はできるけど少し介助が必要な状態
  • 要介護は、毎日介助が必要で、深刻になるにつれて5段階あります
要支援・要介護
要支援者
要支援者の区分は、要支援1と要支援2があり、身体・精神障害により、6か月にわたり、継続して日常生活の一部に支障がある状態
要支援1日常生活動作(食事・排泄・入浴・掃除)の自宅での生活において、基本的な日常生活は一人で行うことが可能だが、手段的日常生活動作(買い物・金銭管理・内服薬管理・電話利用)のどれか1つ、一部見守りや介助が必要な人が対象
要支援2要支援1に加え、下肢筋力低下により、歩行状態が不安定な人。今後日常生活において介護が必要になる可能性のある人が対象
要介護者
要介護者の区分は要介護1、2、3、4、5の5段階があり、身体・精神障害により、6か月にわたり、日常生活動作の一部または全面に介助を必要としている状態
要介護1手段的日常生活動作でどれか1つ、毎日介助が必要となる人が対象です。日常生活動作においても、歩行不安定や下肢筋力低下により一部介助が必要な人が対象
要介護2手段的日常生活動作や日常生活動作の一部に、毎日介助が必要になる人が対象です。日常生活動作を行うことはできるが、認知症の症状がみられており、日常生活にトラブルのある可能性がある人も対象
要介護3自立歩行が困難な人で、杖・歩行器や車いすを利用している人が対象です。手段的日常生活動作や日常生活動作で、毎日何かの部分でも全面的に介助が必要な人が対象
要介護4移動には車いすが必要となり、常時介護なしでは、日常生活を送ることができない人が対象です。全面的に介護を行う必要はあるものの、会話が行える状態の人が対象です。胃瘻や点滴で、食事介助の必要性がない人は、全面的な介護が必要でないと判断され、要介護4に該当することがあります。
要介護5ほとんど寝たきりの状態で、意思の伝達が困難で、自力で食事が行えない状態の人が対象です。日常生活すべての面で、常時介護をしていないと生活することが困難な人が対象

健康長寿ネット:介護保険の介護度とは

親の介護が深刻にならないためのフレイルの治療

介護の実態をデータや度合いでみてきました。見過ごせない状況だということが分かっていただけたと思います。

フレイルとは、健常な親が歳を取っていくうちに要支援、要介護となっていく全体的な状態を指します。

この記事で説明しました。

そろそろ親の介護を考える1、フレイル(虚弱)予防を知っておきたい

フレイルとは、健常から要介護へ移行する中間の段階。超高齢社会といわれて久しいですが、2025年には、75歳以上の後期高齢者は2000万人を超えるといわれています。

フレイルの治療[元気でいてもらうために]

親がいつまでも元気でいてもらい、介護をする期間が短い方が、介護される方も嬉しいはずです。そのためには、心身ともに健康であることが望ましいです。

下のイラストの【フレイルサイクル】を参照していただくと、【フレイル=虚弱】の原因と思われるのは、【サルコペニア】です。

  • 【サルコペニア】とは、著しい筋力の低下をいいます
フレイルサイクル
運動することで、【サルコペニア】を改善しましょう

【フレイルサイクル】で分かったようにフレイルの主な原因は、サルコペニアと低栄養です。この二つに注目して改善していけば、要支援・要介護にならないように予防できるはずです。

今回の記事は、まず【筋力低下=サルコペニア】に焦点を当てて改善方法を探ります。

親の介護が深刻にならないためにフレイルのケア[足指のばし]

足指のばし

老齢になると、普通に歩いていても[転倒]することが多くなります。この記事【そろそろ親の介護を考える2、サルコペニアの治療【転倒予防の運動】】にも書きましたが、、、

  • 高齢者の転倒による不慮の事故は,窒息に続き第2位

普段の買い物帰りなどで[転んで]しまい、、、

  • 要支援・要介護になった割合は、25%もあります

いかに、歩くことでの事故が多いのかが分かります。また、足腰が弱くなって[転んで]しまうことが理解できます。

フレイルのケア:歩くことが楽しくなる[足指のばし]

歩くことが楽しくなる足指のばし

人は歩くことが、基本中の基本です。下半身には、全身の筋肉の7割があります。足腰を鍛えることで、たくさんのリスクを減らすことができます。

  • 転倒しないようになる
  • 心身ともにリフレッシュできる
  • 血流がよくなり生活習慣病のリスクが減る
  • 歩くことで代謝がよくなり食欲がすすむ

などなど、歩くことで得られるものは計り知れないといえます。

[足指のばし]で元気に歩けるようになる

【世界一受けたい授業】をはじめ、多くのテレビ番組でも紹介された[足指のばし]を紹介します。みらいクリニック院長で日本病巣疾患研究会副理事長でもある今井一彰ドクターによって、広がっている「足指のばし(ゆびのば体操)」は、さまざまな効果を生んでいます。

  • 支援しないと歩けなかった人が歩けたり
  • 腰が曲がっていた人がまっすぐ立てるようになったり
  • 冷え性だった人が、改善したり

と、[足指のばし]するだけで元気に歩くことができる様になります。

「足指のばし(ゆびのば体操)」のやり方

・床かイスに座り、片方の足をもう片方の足の太ももの上に乗せて行う。
・1日1~2回を目安に行う。

1)手の指を足指の間に入れる

足指の間に反対側の手指を入れます。根もとまで入れるのではなく、先のほうにはさむ程度でけっこうです。痛くて指が入らない人は、足指を軽く握るだけでもかまいません。

2)足指を甲側に曲げて、5秒間保つ

手をふんわり握ったら、足の裏側を伸ばすように、足指を足の甲側へ曲げます。このとき、強い力で曲げ過ぎるのは厳禁です。手首は固定して、わきを開くとよいでしょう。足指は30度も曲げれば十分です。その状態を5秒間保ちます。

3)足指を足裏側に曲げて、5秒間保つ

足指のばしは、体操をしている実感がないくらい、子供でもお年寄りでも簡単に、無理なくできる足指のストレッチです。でも、たったこれだけで、体は一瞬にして変わります。

上記フォトは、特選街Web:【足指伸ばしのやり方】足指ケアでひざ痛・腰痛・体の痛みの根本原因を取り除く! より

「足指のばし(ゆびのば体操)」したら良く歩きましょう

この「足指のばし(ゆびのば体操)」をやると、まっすぐ立てるようになります。まっすぐ立てると呼吸が楽になり、猫背が解消されます。また、足の冷えやしびれ、肩こり、便秘の改善、血圧の安定などがみこまれます。

日々歩くことで、[要支援・要介護]にならないように。

以上。

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また、次回。

Thank you very much for providing photos and illustrations.