この頃、疲れやすくて、むくみが酷いから「尿検査」したら、「腎臓が悲鳴をあげてます」っていわれて心配です。
と、いう方へ。
腎臓の機能が低下していることは、
よく自分でも分かりにくいです。
ですが、、、
『尿』のことを理解すれば、
腎臓の調子や健康のことが分かります。
『尿』は、最高のデトックスなんです。
今回は、『尿』を知ることで腎臓をケアする話です。
■もくじ
- 日々の『尿』を知ることで、腎臓の調子が分かります
- 『尿』は、最高のデトックス
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
日々の『尿』を知ることで、腎臓の調子が分かります
1日に、血液は300回巡回し、腎臓はドラム缶1本分以上を濾過している
こんにちは。コータローです。
僕は、先日こんなツイートをしました。
本日の業務は終了。
— コータロー@横浜 (@kotaroblog) November 5, 2020
それにしても人間のカラダは、素晴らしい。
腎臓は、拳ぐらいの大きさで、2リットルペットボル280本分のぐらいの血液を濾過している。恐ろしいほどの性能の良さだ。
そして血液は、1日300回も循環し、せっせと老廃物や二酸化炭素を排泄している。
もっと、カラダを大切にしよう。
本日の業務は終了。
それにしても人間のカラダは、素晴らしい。
腎臓は、拳ぐらいの大きさで、2リットルペットボル280本分のぐらいの血液を濾過している。恐ろしいほどの性能の良さだ。
そして血液は、1日300回も循環し、せっせと老廃物や二酸化炭素を排泄している。
もっと、カラダを大切にしよう。
腎臓の働きを知れば知るほど、脱帽ものの働きをしていることが分かります。
腎臓については、以下でも詳しく解説しました。
この記事で紹介した、生物学者の福岡伸一さんの言葉は、とても腎臓の機能がいかに凄いかをよく洗わしています。
腎臓には一日に約1700リットルもの血液が流れ込む。
動的平衡2:223頁
これは全身の血液が一日に300回以上循環する計算となる。
ここからまず捨てられるのが原尿を呼ばれる部分で、およそ180リットル。
しかし、このうちの99パーセントが再回収される。残りの1〜2リットルが尿となる。腎臓はまさに大量の水の流れのうちにある。
尿の量や回数が多いことは健康である証しと言っていい。
私たちの体に流れている血液は、酸素や栄養素を全身に運んでくれています。そして、帰りには老廃物や毒素を持ち帰っているのです。
そして、、、
腎臓は、『尿』を作っている
腎臓は、無駄の無いように99%は血液を再利用して、不要な不純物をしっかりと分けて『尿』として排泄しています。
腎臓の機能が弱くなると、『尿』を上手に作り出すことができなくなり、毒素や老廃物といった不純物が、再びカラダを巡ることになり、知らず知らずこれらの毒素や老廃物が蓄積されることになります。
「ネフロン」が腎臓で『尿』を作っている
腎臓は、拳ぐらいの大きさですが、この中に『尿』を作る「ネフロン」という構造があります。その数は、なんと腎臓1個につき、100万個もあるのです。
『尿』を作っているネフロンのこと
『尿』を作っているのはネフロンという構造です。
これは、、、
ボーマン嚢という袋に包まれている糸球体があり、この糸球体が送られてきた血液を濾過すると、水分が滲み出てきます。これが、原尿と呼ばれる『尿』の元です。
そして、、、
原尿は、尿細管という場所を通っていきます。この尿細管という場所で、99%再利用される塩分やタンパク質などを選び出して吸収しているのです。
残り1%の本当にカラダにとって不必要なものを体外に排泄するのです。
『尿』の90%以上は、水分
『尿』の90%以上は、水分ですが、その他には、尿素、アンモニアなどのタンパク質が代謝された老廃物。
腎臓は、『尿』を作り出すことによって、いつでもきれいなカラダを保つようにしています。
しかし、腎臓の機能が弱まると、『尿』の量に変化が出てきます。
- 多尿:2リットル以上のもの『尿』
- 乏尿:500ml程度の少ない『尿』
健常な人の1日あたりの『尿』の量が1リットル〜1.5リットルなので、『尿』の量に変化が起きた場合は、腎臓に何らかの障害が起きたこがわかります。
『尿』の色でわかる腎臓機能の低下と病気について
毎日何気なく、オシッコをしていますが、このオシッコの色で腎臓の健康具合がある程度分かります。
健康な人の尿の色は、淡黄色から淡黄褐色といわれています。
それは、、、
胆汁に含まれている赤褐色の色素が混ざっているためです。ウンチに色が付いているのもこの胆汁の働きによってです。
たとえば、、、
朝目覚めた時、運動をしたときに汗をたくさんかきますが、その時の『尿』の色は少し濃い色の『尿』がでますし、
水などの水分をたくさん摂ったとき、汗をかかないときなどは[淡い色の尿]がでます。
さらに、、、
病気になっているときや薬を服用しているときなども『尿』の色は変わります。
そして、、、
タンパク質が『尿』に漏れ出しているときには、『尿は泡立ち』ます。これは、『糸球体腎炎』や『腎硬化症』など腎尿細管に障害が出ている場合。
なので、日々オシッコの色を確認することは、健康維持のためにとても大切です。色だけではなく、泡立ちという視点も大切な要素になります。
腎臓機能低下と『尿』のニオイ
普通健康な人の『尿』は、少し臭うぐらいです。
その『尿』は、しばらくするとアンモニア臭がしてきます。これは、細菌が働いてくれるからです。
私たちが食べたタンパク質は、やがて消化されて分解されてのち、アンモニアを作り出します。このアンモニアは、肝臓で「尿素」になりやがて体外へ排泄されます。
しかし、、、
オシッコをしたときに、既に「ニオイ=刺激臭」がする場合は、膀胱などに細菌が繁殖している場合や尿路に炎症が起きている場合が考えられます。
さらに、もし『尿』から甘い匂いが漂ってきたら『糖尿病』かもしれません。
尿路結石の詳しい記事は、以下を参照してください。
『尿』は、最高のデトックス
「腎臓の濾過機能」でデトックスしよう
私たちが、排泄するには大きく2通りあります。
それは、、、
ウンコとオシッコ
この「ウンコとオシッコ」を使って、カラダにある老廃物や毒素も排泄しています。
たとえば、、、
老廃物や毒素でも「水に溶けるもの」と「水に溶けないもの」があります。
- 水に溶けないものは、肝臓から腸の中に送られて便として排泄されます
- 水に溶けるものは、腎臓で濾過されて膀胱に送られ排泄されます
『尿』として排泄されるものは
『尿』として排泄されるものは、[尿素]や[クレアチニン]などのタンパク質が代謝されてできるもの
ですから、、、
腎臓の機能が弱くなると、[尿素]や[クレアチニン]などの排泄が十分できなくなります。すると、毒素や老廃物が蓄積することになります。
私たちが健診で、「クレアチニン」の測定をされるのはこのため。クレアチニン濃度で腎臓の機能がおかしくなっていないかを測るためです。
尿毒素は放っておけない怖い病気
腎臓の機能が低下して、有害物質が蓄積することで発症する病気は『尿毒素』です。
『尿毒素』をググると、、、
尿毒症とは・・・
と、でてきます。
この消毒症の症状は、、、
- 倦怠感
- 食欲不振
- 皮膚のかゆみ
- 高血圧
など、さらに、、、
- 意識障害
- 肺水腫
- 心膜炎
- 脳出血
この様な恐ろしい状態になり、最悪の場合は命が奪われることもあります。
腎臓機能を高めてデトックスしよう
尿毒素は、大変怖い病気です。なので、老廃物や毒素をカラダに溜め込まないことが肝要です。
そのためには、、、
尿をしっかり作り出そう
尿をちゃんとつくる体になることが、腎臓の機能を保つ一つの方法です。
尿をちゃんと作るには、まず十分な水分を補給することが大切です。
人は、1日に2.5リットルの水分を必要としており、また、2.5リットルもの水分を排泄することも大切です。
利尿作用のある食品を摂ることで上手に『尿』を作り出そう
オシッコをたくさん作るようになるためには、利尿作用のある食品を摂ることが大切です。
たとえば、利尿作用のある食品とは、、、
コーヒーやお茶、シジミ、キャベツ、スイカ
など。
というのは、、、
コーヒーやお茶には、カフェインが含まれており、シジミ、キャベツ、スイカにはカリウムが多く含まれているので利尿作用が働いてくれます。
『尿』のまとめ
『尿』は、毎日何回も出していますが、注意して見ると「色」や「ニオイ」などで体の変化が手に取るように分かることが理解できました。
また、「尿の量」も腎臓の機能がちゃんと機能しているのかを判断する目安にもなります。
多かったり、少なかったりした場合は、躊躇せずに近くの診療所や専門医に相談することをおすすめします。
糖尿病や尿毒症、慢性腎臓病や急性糸球体腎炎などのリスクが高まっているかもしれません。
さあ、、、
今日からしっかりと『尿』を出してデトックスしましょう!
以上。
また、次回。
- Thank you very much for providing photos and illustrations.
- pakutaso
- irasutoya
- Nicola GiordanoによるPixabayからの画像