ゲップが出るし、胃がムカムカするから、たぶん逆流性食道炎に違いないと思っています。まだ、最近のことだから、自分でケアしたいのですが・・・
と、いう方へ
初期の段階の逆流性食道炎なら、
比較的カンタンに解消できますよ。
ヨガのポーズで解消しましょう。
今回は、逆流性食道炎のセルフケア方法の話です。
■もくじ
- 新国民病【逆流性食道炎】の予備軍を含めて1500万人もいる
- 逆流性食道炎は、ヨガのポーズで解消しよう
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
新国民病【逆流性食道炎】の予備軍を含めて1500万人もいる
3人に1人は、【逆流性食道炎】
「比較的に誰でも逆流性食道炎になっているし、軽傷っぽいから大丈夫だ」なんて軽く見過ごしてしまうと、そのご食道がんにまでなってしまいかねないのが、【逆流性食道炎】です。
この新・国民病といわれている【逆流性食道炎】に関しては、こちらの記事でまとめました。
「逆流性食道炎」は、ここ20年ほどで患者の数が急激に増えています。厚生労働省などの調査では、1970年代2%ほどの患者数だったのが、2000年には15%にも急増して、予備軍を含めると1500万人にもなります。
【就寝前4時間は食べてはいけない】のですが、ついつい食べてすぐ寝てしまう人が多いのです。このような乱れた生活習慣を続けていくと、逆流性食道炎から誤嚥性肺炎になってしまいます。誤嚥性肺炎は、逆流性食道炎の合併症です。
今回は、自分でできる簡単なケアの仕方を中心に解説したいと思います。
その前に、サクッと【逆流性食道炎】のおさらいを、、、
長引く咳は、もしかして逆流性食道炎の可能性が
風邪を引いてもいないのに、[咳が長引く]症状の中でアレルギー性の鼻炎や副鼻腔炎(ふくびくうえん)とどうように【逆流性食道炎】も咳が長引くことがあります。
逆流性食道炎と診断される場合は、ドクターに胸やけやゲップが出てつらいとか、咳が長引くとかの症状を訴えて内視鏡検査で診察してもらっても、炎症が見つからない場合に診断されるもの
【逆流性食道炎】の原因は、ストレスをはじめ肥満や姿勢の悪さ
消化されずに胃に残っている食べたものが、寝ているときに逆流するのが【逆流性食道炎】。
就寝してから、2〜3時間後に逆流しはじめます
逆流する原因を考えてみると、、、
- 夕食をとってすぐに寝てしまった(夕食後1〜2時間)
- 太っていて、胃を圧迫しているのでうまく十二指腸まで運べない
- 胃が弱っているためにうまく十二指腸まで運べない
- 猫背なのでうまく十二指腸まで運べない
- 姿勢が慢性的に悪く、逆流してしまう
など。
下部食道括約筋が生活習慣の乱れで緩んでいて逆流する
本来正常な状態の胃であれば、食べたものが胃に入り、胃の入り口にある[下部食道括約筋]がしまって蓋の役割をしますので、食べたものが逆流することはありません。
が、高齢者になると、この[下部食道括約筋]の筋力が弱まり逆流します。
しかし、最近では若年層から中高年層にかけて【逆流性食道炎】になる人が増えています。
それは、、、
単に生活習慣の乱れとストレスが、原因です
上のイラストで説明すると、、、
[下部食道括約筋]がしっかりとしていたら逆流することはありません。
しかし、夜遅くに食事を摂ったりすると食べたものが少し逆流しはじめます。このようなことがたびたび続くようになると[下部食道括約筋]は弱まり、胃袋の境界線が食道の上へ上へと上がっていきます。
ここで注意したいのは、、、
喉の粘膜と胃の粘膜はまったく違います。胃の粘膜は、強烈な酸であっても耐えられるようになっていますが、食道の粘膜はもともと酸に弱い性質です。
そうすると、粘膜を守るために胃の粘膜が上昇してします。同様に胃酸も上昇するのです。
【逆流性食道炎】になっている人が、よく酸っぱい胃液が上がってくるのはこのためです
じつは、、、
1度胃の粘膜が上昇したら、後戻りはできません
こんなことをくり返すと、、、
- 喉の食道のまわりはただれた潰瘍ができます
ですから、、、
- 比較的ポピュラーな症状の【逆流性食道炎】でも軽視できないのです
逆流性食道炎は、ヨガのポーズで解消しよう
ストレス発散も兼ねて、ヨガのポーズで逆流性食道炎を解消しよう
逆流性食道炎の人の多くは、猫背や姿勢の悪い人が多いのが特徴です。前屈みの姿勢は、腹部を圧迫してしまいますし、胃も圧迫するので[逆流しやすい]のです。
逆流性食道炎の人は、横隔膜もちゃんと機能していない
横隔膜と下部食道括約筋は、連動しています。横隔膜がしっかり働いていれば逆流するリスクは下がります。(膜といっていますが、じつは筋肉)
逆に、、、
横隔膜が弱くなると下部食道括約筋も低下します。すると、逆流が起こってしまいます
横隔膜が正常に機能してくれれば良いのですが、日頃から姿勢が悪く、猫背だと背骨や肋骨が歪みがちです。
背骨や肋骨が歪みを修正してセルフケアしましょう
さあ、猫背を解消しましょう
自分では「猫背になっている」とは分かりにくいですが、人から『あなたって、猫背ね』なんていわれると、とても恥ずかしい。だって、「猫背って格好悪い」ですから。
オマケに、ぽっこりお腹だったらさらに格好悪い・・・
猫背は、なんとも自信がなさそうで弱々しく見えます。そこで、猫背矯正のヨガのポーズをご紹介します。
猫背を矯正すると逆流性食道炎の解消以外にもたくさんのメリットが
猫背が解消されると、姿勢がよくなるので逆流性食道炎の解消以外にもメリットがたくさん出てきます。
- 疲れにくくなる
- 冷え性が改善される
- ボディラインが美しくなる
疲れにくくなる
猫背が解消されて、姿勢がよくなることで人間に取ってバランスがよく、無駄の無い状態になります。それは、血行がスムーズであり、リンパの流れもよくなるということなので、負担のない身体ですから疲れにくくなります。
冷え性が改善される
猫背によって、停滞気味だった血流やエネルギーの流れが、姿勢がよくなることで身体の隅々まで流れがよくなるので、自然と冷え性も改善されます。
また、血流がよくなることは低体温症も解消されます。
ボディラインが美しくなる
猫背が解消されるだけでも美しくなりますが、疲れにくくなり、冷え性も改善されてくると、心の内側から活気に満ちてきます。すると、さらに、このよい状態を保つために努力します。
こうなれば、どこからみても美しい人に変身します。
さらに、血行やリンパの流れがよくなったのでむくんでいた部分が引き締まりますので、一段とスタイルがよく見えるようになります。
ネコの背伸びのポーズ
ネーミングそのままのネコが背伸びするポーズです。インナーマッスルを強化して、猫背の矯正に効果があります。肩周りの筋肉をほぐすので、肩こりや頭痛も解消してくれます。
- 正座になって、前方に両手をつきます。
- 両手をさらに前方に滑らせます。
- 座った姿勢のまま膝を一緒に伸ばしていき、身体も一緒に伸ばします。
- 腰を高く上げ、猫の伸びのように背中を伸ばします。
- 静止して深呼吸を5回します。
魚のポーズ
呼吸器系を活発にさせてくれるといわれる魚のポーズ。肩こりや不眠の解消にも効果があるとか。
- まず仰向けで床に横になり、足を揃えて伸ばしておきます。足の指をくるぶしから指先までしっかり合うように気をつけます。
- 息を吸いながらお尻を浮かせるようにし、手にひらを下に向けてお尻の下に入れます。
- 両腕が胸の下側近くまで寄るようにして肘を伸ばしたままにしておきます。
- 息を吸いながら胸を天井に向けて持ち上げるようにして、頭のてっぺんが床につくように首を伸ばしていきます。
- かかとを床につけたまま肩甲骨を引っ張った態勢で30秒くらい深呼吸をしながらポーズをとりつづけ、その後ゆっくりと姿勢を戻していきます。
ねじりのポーズ
猫背矯正に効果的なポーズです。座った状態で身体をひねる。ただひねるだけではなく、同時に胸を張ることが大切です。こうすることで、骨盤が立ち、安定した正しい位置に戻っていきます。
- 胡坐をかきます。
- 左側の足を右側の足の太ももの外に出して膝を立てます。
- 立てた膝とお腹を近づけて背筋を伸ばします。
- 右腕のひじを、立てた膝の外側へ引っ掛け身体をねじります。
- 息を吸いながら背筋を伸ばし、息をはきながらさらにねじります。
- それを5呼吸間繰り返し、反対側も行います。
簡単なポーズですが、続けることが大切です。猫背を矯正して、姿勢がよくなれば活気が満ちてきます。また、逆流性食道炎も解消されるので、一石二鳥ということになります。
以上。
また、次回。
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