酸化して錆びたものを食べると活性酸素を作り出す【ガンの原因に】

酸化した食べ物が体内に入ると、フリーラジカル、とくに活性酸素を作り出す原因となります ミネラル

毎日忙しくて、イヤなお客にもニコニコしていなきゃいけないし、休みは少ない。
発散するところないからストレス溜まって酒とタバコはやめられない。
帰ってからついついスナック菓子やインスタントラーメンで済ます日々。

と、いう方へ


分かちゃいるけど、やめられないんですね。
でもストレス、酒やタバコ、スナック菓子にインスタントラーメンって、、、
全部、活性酸素を生み出しています。
身体全身が錆びてしまいますよ。

今回は、活性酸素のお話しです。

■もくじ

  1. 酸化して錆びたものを食べると活性酸素を作り出し細胞内の遺伝子を壊して癌の原因になる
  2. 酵素「SOD」が、体内で過剰になった「活性酸素」を取り除き無毒化してくれる

この記事は、世界で初めて大腸内視鏡の挿入方法を考案した新谷弘実ドクターが書かれた『病気にならない生き方』を参考にして、重要な点を抜粋しながら解説していきます。

新谷 弘実 サンマーク出版
アメリカ消化器内視鏡学会で、多くの賞を受賞している胃腸内視鏡分野の世界的権威。
世界で初めて、大腸内視鏡を使ったポリープ切除術を考案し、その技術によりガン発症リスクを大きく減少させた功績を称され、医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』※1 において、医学界に大きな影響を与えたドクターのひとりに選ばれた。
各界のトップやハリウッドスターなど多くのVIPから主治医として支持される。
著書『病気にならない生き方』は200万部を超すベストセラーとなり、16種類の言語に翻訳、世界中で販売されている。
プロフィール

■ この素晴らしい本を、
■ 僕(コータロー)が、掻い摘まんで解説し紹介します
■ 貴方の暮らしにお役立てください

酸化して錆びたものを食べると活性酸素を作り出し細胞内の遺伝子を壊して癌の原因になる

錆びたものを食べると活性酸素を作り出し細胞内の遺伝子を壊して癌の原因になる

食べ物が酸化することは、錆びることである

生活習慣病のガン(癌)などの疾病にならないために、【とにくかく新鮮な食べ物で、エンザイム(酵素)をたくさん】摂りましょう。
とこのブログでもお伝えしてきました。エンザイム(酵素)がたくさん含まれているのはフレッシュな食べ物であると。

新鮮な食べ物が身体によい理由は、エンザイム(酵素)が多く含まれているとともに【酸化】していいないことがあげられます。

酸化というのは、物質が酸素と結合することですが、わかりやすくいうと【錆びる】ということです。金属でもない食べ物が錆びるなんて、と思われるかもしれませんが、私たちは日常的に食べ物が錆びることを目にしています。

脂やリンゴなど変色することは食べ物が酸化していること

天ぷら油が使っているあいだに黒く変色していたり、皮をむいて時間がたったリンゴやジャガイモが茶色く変色してしまったりするのも【酸化=錆び】なのです。

これは、空気に含まれる酸素の影響です。酸化は物質が酸素と結びつく減少ですから、古くなった食べ物は、それだけ「酸化が進んだ食べ物」ということがいえます。

そして、こうした、、、

酸化した食べ物が体内に入ると、フリーラジカル、とくに活性酸素を作り出す原因となります

→ 生活習慣病の時限爆弾ガン(癌)は、身体に潜み【いつでも爆発する】

フリーラジカル

不対電子をひとつ、またはそれ以上もつ分子・原子。

すべての物質は分子から成り立っていますが、その分子は原子核と電子からなる原子の組み合わせによって構成されています。通常、分子の中の電子は2つが対をなして安定して存在していますが、その電子が対をなさず、ひとつだけ離れて存在することがあります。このような対をなしていない電子(不対電子)を持つ原子や分子をフリーラジカルと呼びます(単にラジカルとも呼ばれる場合もあります)。

活性酸素と混同されてしまうことがありますが、活性酸素の中には不対電子を持つものと持たないものがあります。
スーパーオキシドやヒドロキシラジカルはフリーラジカルですが、一重項酸素や過酸化水素はフリーラジカルではありません。ラジカル(過激な)という言葉通り、電子が足りないために不安定で、反応しやすいという性質をもちます。
→ フリーラジカル

酸化(錆びた)した食べ物が体内に入ると活性酸素を作る

フリーラジカルは、細胞内の遺伝子を壊し、がん(癌)の原因をつくるなど、さまざまな健康被害をもたらすことでしられています。

最近人気を集めている健康法の多くは、この諸悪の根元であるフリーラジカルにいかに対抗するか、ということに焦点を当てています。

赤ワインやココアが身体によいといわれているのは抗酸化物質であるポリフェノールが含まれているからですし、大豆製品に含まれるイソフラボンが人気を集めているのもそれが抗酸化物質だからです。

なぜこれほどフリーラジカル(活性酸素)を恐れるかというと、、、

  • フリーラジカル(活性酸素)は、普通の酸素の数十倍ともいわれている強い酸化力(ものを錆びさせる力)を持っているからです
フリーラジカル(活性酸素)は、生活習慣からも発生する

フリーラジカル(活性酸素)は、生活習慣からも発生する

フリーラジカル(活性酸素)を作り出すのは酸化した食べ物だけではありません。

お酒やタバコ、スナック菓子やインスタントラーメンなど、そのほかさまざまな要因でフリーラジカル(活性酸素)は発生します。

体内に取り組んだ酸素の2%がフリーラジカルに

人間は、酸素を吸って細胞内の糖分や脂肪を燃やしてエネルギーを作り出していますが、このときに体内に取り組んだ酸素の2%がフリーラジカルになっているからです。

悪者扱いされることの多いフリーラジカルですが、じつは体内に入り込んだウイルス、細菌、カビなどを退治し感染症を防ぐという、身体にとって欠かせない働きもしています。

ただ、、、

  • 一定量以上に増えてしまうと、正常な細胞の細胞膜やDNAを壊してしまうということなのです

活性酸素とフリーラジカル(目に見えないガスが身体で働いています)

〔抜粋〕 活性酸素とフリーラジカルのことを簡単に述べます。

人間は生命を維持するため、空気を吸って生活しています。この空気の21%は酸素です。そして酸素を毎日500 Lほど消費しています。

ところで身体の中に入った酸素がすべてエネルギーをつくるために使われれば良いのですが、使われなかった酸素は酸化されてしまいます。つまり、数%の使われなかった酸素は、活性酸素や一酸化窒素(NO)などの活性分子種に変えられています。

そして、これらはDNAなどの身体の成分と反応して、生理作用だけでなく、病理作用も発揮します。

しかしながら、抗酸化防御システムとよばれるものにより巧妙に制御され、病気にはすぐにならないようになっています。

正常時にはこれらラジカル(活性酸素やフリーラジカル)は、生命維持のため使われていますが、この防御システムをくぐり抜けたものは、【徐々に細胞を傷害し、病気の時には急激に生体を傷害】します。

蛋白、糖、脂などの酸化障害は、軽度であればこれらを修復し、再生されます。しかし、酸化による組織変性や遺伝子変異は徐々に蓄積し、増加します。

私ぐらいの年齢になると、高脂血症を患っている人が多くなりますが、これは一酸化窒素の(NO)産生や放出の障害を生じ、さらに活性酸素が多く造られていることが理由に挙げられます。つまり酸化障害が徐々に蓄積し、血管内皮細胞に依存した弛緩作用が弱まり、動脈硬化が進みます。

さらに、これらのさび付いた酸素は上記の高脂血症だけでなく、糖尿病、肝臓機能障害などの生活習慣病といわれる病気と結びつきます。

酸化を抑える作用つまり「抗酸化作用」は、活性酸素を取り除き、生活習慣病を予防し老化を抑えることになります。

ですからこの抗酸化作用を持つ食品を食べると、身体の機能を低下させないですみます。

これら活性酸素に対する我々の戦う方法として、Vitamin C, Vitamin Eを摂取することは有効と思われます。

また活性酸素を増やす因子として、紫外線、喫煙、車の排ガス、電磁波、環境ホルモン、農薬、殺虫剤、ストレスなど多くのものが知られています。どうかこれらのものを避けて下さい。
→ 活性酸素とフリーラジカル:奥羽大学【歯学部・口腔組織学 渡邊弘樹 教授】

酵素「SOD」が、体内で過剰になった「活性酸素」を取り除き無毒化してくれる

「SOD」は、40歳を過ぎると急激に減少してしまう

私たちの身体には、フリーラジカルが増えすぎてしまったときのために、フリーラジカルを中和する働きをもつ抗酸化物質であるエンザイム(酵素)が備わっています。

その代表が、、、

「SOD」(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)と呼ばれるエンザイム(酵素)です

この「SOD」は、40歳を過ぎると急激に減少してしまいます。

  • 生活習慣病の発病が40歳を過ぎたころから多くなるのは、この「SOD」エンザイム(酵素)が少なくなるからという説もあります

エンザイム(酵素)が、フリーラジカル[活性酸素]による健康被害を食い止める

フリーラジカルが増えすぎてしまったときのために、もともと備わっている【フリーラジカルを中和する働きをもつ抗酸化物質「SOD」】が加齢によって減少しはじめたとき、余分なフリーラジカルと戦ってくれるのがエンザイム(酵素)です。

活性酸素が原因となる病気

がん・脳卒中(脳出血・脳血栓・脳梗塞)・心筋梗塞・動脈硬化・糖尿病などの成人病・アトピー性皮膚炎・関節リウマチ・膠原病・白内障・老化・シミ・そばかすなど、全病気の90%は活性酸素が原因といわれています。

活性酸素を除去するSOD(エス・オー・ディー) 「SOD」とは、Super Oxide Dismutase(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)の略で、私たちの体内で過剰となった「活性酸素」を取り除き無毒化してくれる「酵素」です。「活性酸素」とこの「SODなどの抗酸化酵素とビタミン・ポリフェノールなどの抗酸化物質」のバランスによって、私たちの健康が保たれています。 しかしながら、地球規模での急速な環境汚染などにより私達の体に侵入してくるバイ菌と同様に環境汚染物質(農薬・殺虫剤)、加工食品(添加物)、紫外線、排気ガス、ストレスなどに活性酸素が反応するようになったのです。 従って、体内でつくられるSODだけでは間に合わないというのが現状です。
→ 活性酸素とは? SODとは?

酸化していないフレッシュな食べ物を食べてエンザイム(酵素)の消耗を避けよう

酸化して錆びている食べ物を食べていると、体内にフリーラジカル[活性酸素]を大量に生み出してしまいます。

だけど、酸化した食べ物はエンザイム(酵素)が失われているので、フリーラジカル[活性酸素]を中和することができず、病気になってしまうという悪循環が生まれてしまうのです。

フレッシュでエンザイム(酵素)の多い食べ物で好循環を

エンザイム(酵素)の多い新鮮なフルーツや新鮮な食べ物を食べていれば、必要以上にフリーラジカル[活性酸素]ができることもないし、体内のエンザイム(酵素)の消耗が防げるので、生命エネルギーはどんどん高まっていくという好循環が始めるのです。

『何を食べるかがアナタの健康を決める』というのは、けっして誇張した表現ではないのです。

フレッシュでエンザイム(酵素)の多い食べ物で好循環を






以下は、厚生労働省のホームページより

活性酸素と酸化ストレス

大気中には、約20%の酸素が含まれており、生物はこの酸素を利用し生命活動を維持しています。酸素は、外部からの様々な刺激を受け、反応性の高い活性酸素に変化します。活性酸素は、細胞伝達物質や免疫機能として働く一方で、過剰な産生は細胞を傷害し、がん、心血管疾患ならびに生活習慣病など様々な疾患をもたらす要因となります。そのため生体内には、活性酸素の傷害から生体を防御する抗酸化防御機構が備わっていますが、活性酸素の産生が抗酸化防御機構を上回った状態を酸化ストレスといいます。

なぜ全身持久力が必要なのか -健康と全身持久力の関連性

全身持久力はスタミナや粘り強さのことをいいます。運動生理学の分野では、最大酸素摂取量という指標によって全身持久力を評価します。最大酸素摂取量が多い人は心血管系疾患の罹患率や死亡率が低いことがいくつかの研究で明らかにされています。つまり全身持久力を高めることは、健康づくりに役立つといえます。

抗酸化物質

活性酸素の発生やその働きを抑制したり、活性酸素そのものを取り除く物質のこと。
ポリフェノール、カロテノイドなどの種類がある。

活性酸素を取り除き、酸化の働きを抑える物質のことです。活性酸素は微量であれば人体に有用な働きをしますが、大量に生成されると過酸化脂質を作り出し、動脈硬化・がん・老化・免疫機能の低下などを引き起こします。

抗酸化物質には、体内で合成される体内合成抗酸化物質のほかに、ポリフェノールとカロテノイドがあります。

近年注目されているポリフェノールには、ブルーベリーなどに含まれるアントシアニン、大豆に含まれるイソフラボンやサポニン、ゴマの成分が変化してできるセサミノール、そばに含まれるルチン、緑茶のカテキンと発酵茶(紅茶・ウーロン茶など)のテアフラビンの総称であるタンニンなどがあります。カロテノイドは、緑黄色野菜や果物など多くの食品に含まれるβ-カロテンやリコピン、えびやかになど甲殻類や、さけ・ますなど魚類がもつアスタキサンチンなどが知られています。

抗酸化物質:厚生労働省のホームページ

以上。






では、また次回。

Thank you very much for providing photos and illustrations.