最近、麺ものばかり食べている。時間ないし、めんどくさいから。茹でたり、お湯かけたりしてカンタンじゃん。
でも、食事のバランスは悪いよね・・・
と、いう方へ
よく噛まないと、、、
今はいいかもしれないけれど、
その内取り返しつかなくなりますよ。
食事バランスが大切です。
今回は、歯と食事バランスの話です。
■もくじ
- 人間の歯は、食事のバランスでそれぞれの歯が生えている
- 歯のバランスによって、人間も食事バランスをとったほうがよい
この記事は、世界で初めて大腸内視鏡の挿入方法を考案した新谷弘実ドクターが書かれた『病気にならない生き方』を参考にして、重要な点を抜粋しながら解説していきます。
アメリカ消化器内視鏡学会で、多くの賞を受賞している胃腸内視鏡分野の世界的権威。
世界で初めて、大腸内視鏡を使ったポリープ切除術を考案し、その技術によりガン発症リスクを大きく減少させた功績を称され、医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』※1 において、医学界に大きな影響を与えたドクターのひとりに選ばれた。
各界のトップやハリウッドスターなど多くのVIPから主治医として支持される。
著書『病気にならない生き方』は200万部を超すベストセラーとなり、16種類の言語に翻訳、世界中で販売されている。
プロフィール
■ この素晴らしい本を、
■ 僕(コータロー)が、掻い摘まんで解説し紹介します
■ 貴方の暮らしにお役立てください
人間の歯は、食事のバランスでそれぞれの歯が生えている
肉食動物や草食動物は、それぞれの食事のバランスによって適した歯をもっている
理想的な食事バランスは、植物食85%、動物食15%
これはどこから導き出された数字かというと、人間の【歯】の数です。
歯はその動物が、どのような食性をもっているかをよく反映しています。
たとえば、、、
- 肉食動物の歯は、先のとがった、人間でいえば「犬歯」のような歯ばかり
- 草食動物の歯は、植物をかみ切るのに適した薄くて四角い、人間でいえば「門歯」のような歯と、かみ切った植物をすりつぶすための臼のような歯「臼歯」をもっています
自然界のルールをもっている歯の数に当てはめれば、その動物にとってもっとも適した食事のバランスがわかります。
肉食動物の歯は犬歯で、草食動物の歯は門歯や臼歯といった歯の構成と食事のバランスに深い関係があることは、多くの先人たちが主張されてきたことなのです。
歯のバランスによって、人間も食事バランスをとったほうがよい
食事のバランスで、人間の歯は32本の構成になっている
人間の歯の数は全部で32本(親知らずを含む)あります。
その内訳は、、、
門歯(前歯) | 上下2対ずつ |
犬歯(糸切り歯) | 上下1対ずつ |
臼歯 | 上下5対ずつ |
つまり、人間の場合、肉(動物食)を食べるための犬歯が「1」なのに対し、食物を食べる歯は、門歯の「2」と臼歯の「5」を足した「7」あるということです。
植物食と動物食の歯の数のバランスが食事バランス
この「7対1」という歯の割合を、そのまま植物食と動物食のバランスに当てはめたのが、、、
【植物食85%、動物食15%】という食事バランスなのです
つまり、人間にもっとも適した食物バランスをまとめると、以下のようになります。
- 植物食と動物食のバランスは、85(〜90)対(10〜)15
- 全体としては、穀物を50%、野菜や果物を35%〜40%、動物食は10%〜15%
- 全体の50%を占める穀物は、精製していないものを選ぶ
穀物の精製していないものに関しては、以下の記事を参照してください。
→ 食生活改善なら白米より玄米がおすすめ【白米は酸化した死んだ食物】
白米は、大切な部分を捨ててしまった酸化した「死んだ食物」だった
人間に近いチンパンジーをみると食事バランスがよくわかる
【植物食85%、動物食15%】というと植物食の占めるウエイトが多いように思うかもしれませんが、人間の遺伝子ともっとも近い遺伝子(98.7%が同じ)をもつ生物、チンパンジーの割合は
チンパンジーの食事を見ると、【95.6%は植物食】です
その内訳は、果物が50%、45.6%が木の実や芋類、そして、その残りわずか4〜5%がアリなどの昆虫を主とした動物食なのです。チンパンジーは、魚すら食べません。
野生動物は、人間と違い病気になるとすぐに死んでしまいます。彼らは、食が自分たちの命を養い、健康を守る大切なものであることを本能的に知っているのです。
私たち人間も自然にならい、もっと謙虚な心で「食」の基本に立ち返ることが必要だと思います。
このブログでも、「歯」に関して、以下のような情報を発信しています。
咬み合わせの問題は、本人が引き起こしたものではなくて、妊娠中(もくしくは妊娠前)のお母さんの栄養欠乏が、関係しています。
ガタガタの歯並びの問題、咬み合わせの問題は、本人が引き起こしたものではなくて、妊娠中(もくしくは妊娠前)のお母さんの栄養欠乏が、関係しています。
生まれてから赤ちゃんは急速に成長します。特に脳の成長早くて、6歳の時に完了し、脳を守る頭蓋骨も同じ。その大きさは、成人とほぼ同じ大きさになります。
だから、上あごの大きさも9割は成長を終えます。
この時、上あごの横幅が足らないと、ガタガタの歯並びになります。
以下は、厚生労働省のホームページからの抜粋、、、
食事バランスガイド(基本編)
食事バランスガイドは、「何を」「どれだけ」食べたらよいかを食べる時に食卓で目にする状態、すなわち主に「料理」で示されていることが最大の特徴です。
日本の伝統的玩具であるコマの形を使って、1日に食べるとよい目安の多い順に上から「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」という5つの料理区分で示されています。主食はごはん・パン・麺などであり、副菜は野菜・いも・海藻・きのこを主材料とする料理、主菜は魚・肉・卵・大豆・大豆製品を主材料とする料理のことをいいます。
コマの形で示すことにより、食事のバランスが悪くなると倒れてしまうこと、コマは回転(=運動)することにより初めてバランスが確保できることから、食事と運動の両方が大切であるというメッセージが込められています。
また水・お茶などの水分も1日の食事のなかで欠かせない身体の主要な構成要素という意味からコマの軸として、菓子・嗜好飲料は「楽しく適度に」というメッセージを添えてコマのヒモとして表現されています。
以上。
また、次回。