ストレッサーのおかげで、イライラして、結構なストレスなんだけど、ストレスって形がないから見せられないんだけど、なんか爆発しそうなぐらい大きいの。わかって!
と、いう方へ。
ストレスが溜まると、
どうして良いのかわかりません。
見えるものだったら
こんな感じっていえるんだけど。
ストレッサーの存在が
またストレスを大きくします。
今回は、「ストレッサー」の話です。
■もくじ
- ストレスになってしまう原因のストレッサーとは
- ストレッサーとどう立ち向かうのか
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
ストレスになってしまう原因のストレッサー
ストレッサーとは何でしょう
「ストレスが溜まってるよ」なんて、日常的に私たちは、「ストレス」という言葉を使っていますが、そもそもストレスとは何でしょうか。ストレスは、『見えない臓器』ともよばれ、この見えない臓器が支障をきたすことによってさまざまな弊害を生んでいます。
もともと「ストレス」は、機械工学の用語だったのです。
『物質が歪んだ状態』を意味していました。たとえば、丸いボールが、楕円形に押しつぶされると「ストレスがかかった状態」となります。
『ストレッサー」とは、ストレスをかけた側のことを
下のイラストで説明すると分かりやすいです。
バスケットボールは、ストレスがないので丸いです。これに上から足でツブしてしまうと、バスケットボールは、歪んだ形になります。これが「ストレス状態」になります。
- ストレス状態:歪んだバスケットボール
- ストレッサー:圧力をかけた足の力
このように「ストレス状態」になるには、ストレスの原因である「ストレッサー」がによって歪みが生じます。
たとえば、、、
- 通勤時に満員電車のおかげで、ストレスが溜まる
- 上司の強引な指示で、ストレスが溜まる
- 長時間労働で、ストレスが溜まる
- 育児が上手くいかなくて、ストレスが溜まる
- 家事や育児に理解がない夫に対して、ストレスが溜まる
- 人間関係がギクシャクして、ストレスが溜まる
- 隣の同僚がたばこ臭くて、ストレスが溜まる
- オフィスのエアコン温度が低すぎて、ストレスが溜まる
- 近所の工事がうるさくて、ストレスが溜まる
- イライラして熟睡できずに、ストレスが溜まる
- 生理不順で、ストレスが溜まる
などなど、さまざまな原因が「ストレッサー」になり、それを見たり、聞いたり、感じたりすることで「認知して」、精神的に身体的にイライラとストレスの反応が出現します。
ストレッサーは、4種類
ストレッサーは、2つのパターン
ストレスを起きるには、2つのパターンがあります。
それは、、、
- 「騒音や人間関係」などの外的な「ストレッサー」によって「ストレス状態」になる
- 「怒りや緊張、不眠や疲労」などの内的な「ストレッサー」によって「ストレス状態」になる
外的ストレッサー | |
物理的ストレッサー |
「自然」に代表される外部環境 寒暖の変化、騒音、高低音による刺激など |
社会的ストレッサー |
「社会環境」 経済状況の変化、人間関係など |
内的ストレッサー | |
心理的・情緒的ストレッサー |
「個人的な状態」 緊張、不安、悩み、あせり、さみしさ、怒り、憎しみなど |
生理的・身体的ストレッサー |
「生理的状況の変化」 疲労、不眠、健康障害、感染など |
日本成人病予防協会:ストレスとは
一口に「ストレス」といっても、自然環境の暑いとか寒いとかから始まり、騒音や社会の構造、経済の状況から人間関係といったもの。
また、、、
個人の悩みや怒り、憎しみやさみしさといった情緒的なものから、健康状態や疲れ、コロナウィルスなどの感染症などの身体的なものまでさまざまなストレッサーによってストレスは発症します。
物理的ストレッサー
物理的ストレッサーとは、自然環境など、温度だったり、光の具合だったりする物理的な環境の刺激を指します。
たとえば、、、
- 飛行機の音がうるさすぎる
- 工事現場の音がうるさすぎる
- 新聞の文字が小さすぎる
- エアコンの温度が暑すぎる・寒すぎる
- 太陽光や照明がまぶしすぎる暗すぎる
- オフィスがうるさすぎる・静かすぎる など
社会的ストレッサー
社会的ストレッサーとは、政治問題、経済状況の変化や職場関係など。
情報が溢れている環境の中で、業務は細かく分割されて、それに対応しなければならないストレスや人工知能の出現によって、社会的ストレッサーが多く存在します。
たとえば、、、
- AIによって今まで培った経験がムダになる
- AIによって職がなくなる
- 継ぎから次へとやってくる情報を処理しきれない
- 変化の多い経済に対応できない
- 会社が買収されて組織にバラバラになる
生理的・身体的ストレッサー
生理的・身体的ストレッサーとは、おもに自分の体調不良や疲労などが主な要因になります。
たとえば、、、
- 突然妊娠した
- 虫歯が痛くて仕方がない
- 体調が悪くて、仕事が捗らない
- 疲れが溜まって、仕事に行きたくない
- 疲れが取れず、何もしたくない
- お腹が空いて、仕事ができない
などの身体の問題が「ストレッサー」になっています。
心理的・情緒的ストレッサー
心理的・情緒的ストレッサーとは、いわゆる私たちが普段の生活の場で使う「ストレス」の多くがこの「心理的・情緒的ストレッサー」になります。このストレスの要因は多岐にわたります。
たとえば、、、
- 時間のストレッサー
- 課題のストレッサー
- 身体的脅威によるストレッサー
- 自我の脅威によるストレッサー
時間のストレッサー
時間のストレッサーは、締め切りや納品などの「せき立てられる」ようなこと。
たとえば、、、
企画書の締め切りだったり、品物の納品時間だったり、商品の販売期間だったり、時間が迫ってくることで焦ったり、トラブルになったりミスを起こしたりするのではないかという、時間における心理的なストレッサーです。
課題のストレッサー
課題のストレッサーは、超えなければならない課題や目標や業績などをクリアしなければならないときの起きるストレッサーです。
たとえば、、、
競合他社に対して完全に勝たなければならないプレゼンであったり、ハードルの高い部品を大量に納品しなければならない状態だったり、クオリティの高い結果を残さなければ評価されない課題だったりと「課題のストレッサー」は「時間のストレッサー」に影響を与えます。
身体的脅威によるストレッサー
身体的脅威によるストレッサーは、労務や業務によって身体を害するのではないかとかチームワークのクズレによって、自分がケガを負うのではないかなどの「身」に危険を感じるときに起こるストレッサーです。
たとえば、、、
- 長時間運転により居眠りをするのではないか
- この脆弱なチームでは、身に危険がおよぶのではないか
- この複雑な業務で、体を壊すのではないか など
自我の脅威によるストレッサー
自我の脅威によるストレッサーは、自尊心やプライドが傷つけられる場合に起こるものです。
たとえば、、、
- ミスを犯して、みんなのまで叱責されて笑われた
- ママ友の中で、身なりを嘲笑された
- 苦手な同僚が上司になった など
ストレッサーにどう対応するのか
このようにストレスは、さまざまなストレッサーによって起こります。結婚や葬式などの大きなライフイベントよりも日常的に起きている決して小さくないストレスの積み重ねが、私たちの心身を疲弊させています。
この日常的な苛立ちを[デイリーハッスル]といいます。
このデイリーハッスルから生まれるストレスは、ライフイベントのストレスよりも大きくないもので、じつは本人も意識していないうちにデイリーハッスルによるストレスを蓄積している場合もあります。
この、、、
デイリーハッスルから逃れるためには、近づかないとか「巻き込まれない」といった工夫が必要です。
さらに、、、
周囲の人々の理解も必要になってきます。同じストレッサーを経験しても各個人によってストレスを感じたりストレスの大きさや度合いが変わってきます。ですから、どの程度、各ストレッサーに耐えられるのかという臨界値(ストレス耐性)をお互いが認知することが大切です。
なぜならば、、、
それぞれのストレッサーによって、その後のうつ病や適応障害といったチーム活動から離脱しないための工夫や対策にもなります。
以上。
- 参考文献
- 厚生労働省:e-ヘルスネット > ストレスコーピング
- mitsucari:ストレッサー(ストレス要因)の種類や例とは?仕事や上司の影響範囲
- 日本成人病予防協会:ストレスとは
- 元住吉こころみクリニック:ストレス障害
また、次回。