ワタシは、楽天的でポジティブ思考なんだけど、その反面凄く小さなことで傷つきやすいんです。HSP気質だということは分かったんだけど、心の処理が上手くできなくて。
と、いう方へ。
凄く良く分かります。
他人は、あなたが傷ついているか
どうかは、分からないですからね。
笑っていても、
結構凹んでいるんですよね。
解決方法を解説します。
今回は、「外交的なのに傷つきやすいHSS型人間が楽になる」話です。
■もくじ
- HSS型人間は、繊細です
- ノート術でHSP型人間が楽になる具体的な方法
この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。
HSS型人間は、繊細です
人口の2割を占める「HSP気質」の人
多くの芸術家、詩人、作家たちが、その敏感すぎるゆえに苦しんできました。このようなタイプの人を
「HSP(Highly Sensitive Person)気質」の人といいます。
この、、、
HSP気質は、生まれもった性格で、他人やその仕草やできごとにとても敏感な人を指します。この人々は、その繊細さゆえに「傷つきやすく」また「疲れやすい」のが特徴の性質です。
また、感受性が強いために他人の感情が気になりやすく、とても『生きづらい』思いをしています。
これは、、、
非常に繊細で複雑な精神面をもち、痛みや空腹感、光、騒音など、外的刺激と内的刺激の両方に対してより強く反応する人々です。
『HSP気質』人間の特性は
HSP (Highly Sensitive Person(非常に繊細な人)」は、心理学者であるエレイン・N・アーロン博士によって提唱された概念です。
アーロン博士は、『HSP気質』人間の特性を次のように要約してくれています。
『HSP気質』人間の特性:深い処理
事象やものごとを深く掘り下げて考えるので、知識が深く、そのためお世辞や他人の嘲りや冷やかしなどの嘲笑を素早く見抜いてしまう。
そして、、、
人の生き方や、思慮の深い人、哲学、意味の深い話を好みます。このような『HSP気質』人間は、一つの話を聞くと10のことを想像するので、何かものごとをはじめようとすると時間がかかるります。
『HSP気質』人間の特性:過剰な刺激を感じる
人と会うと、多くのことを感じてしまい気疲れしやすい。
また、、、
けたたましい車などの大きな音が苦手で、人混みはもっと苦手。このように刺激を受けやすいので、映画や音楽、絵画や本などに刺激を受けて深く感動します。思わず涙を流します。このように、繊細なことで過剰に反応するので、人が発する些細な発言に傷つきやすいです。
『HSP気質』人間の特性:共感すること
映画や小説などの悲しいストーリーの中で苦しむ登場人物に対して感情移入しすぎるあまり、自らも深く傷ついたり、同じように涙を流したりします。また、不幸な目にあっている人を見ると、自分も同じように傷つくあまり、お腹が痛くなったりします。
さらに、、、
他人のちょっとした仕草に反応します。それは、目線だったり、声のトーンなどでその人の機嫌や状態や考えを把握します。それは、赤ん坊や動物など言葉を話せないものたちの気持ちも察知してしまいます。
『HSP気質』人間の特性:第六感と直感力
古い蛍光灯から発する音や冷蔵庫などの電化製品から発する音が気になります。
そして、、、
強い光やまぶしさ、タバコや口臭などの臭い、コンビニなどの化学的な香りが苦手で嫌い。さらに、肌着などの皮膚に触れるチクチクする素材に敏感です。これは、ちょっとしたことに気づいてしまうので、第六感や些細な刺激に反応するので直感力に優れています。
外交的なのに傷つきやすいHSS型HSP気質の人
こんな『HSP気質』の人の中でも、さらに傷つきやすい人がいます。
それは、、、
HSS型HSP気質の人。この人たちの特徴は、感受性が強く敏感すぎるので一見大人しそうで内向的な人だと思われがちですが、その真逆で【好奇心は旺盛で、刺激を求める】タイプの人。
そして、、、
HSS型HSP気質の人は、「傷つくことが分かっている」にも関わらず、その探究心旺盛な性質で、どんどん外向きに行動する「外交的なタイプ」なのです。
さらに、、、
興味津々で好奇心が大性なので、次から次へと興味の対象が変わっていくので、『移り気で飽きっぽい』ところがあります。
『HSP気質』の人が、全体の5人に1人いるともいわれており、この『外交的でありながら傷つきやすいHSS型HSP気質』の人は、『HSP気質』の人の20%だといわれています。全体の6%しかいないマイノリティーな人たちだといえます。
傷つきやすいHSS型HSP気質に関しては、この記事でも詳しく解説しています。
ノート術でHSP型人間が楽になる具体的な方法
HSP型人間は、エクスプレッシブ・ライティングで楽になろう
エクスプレッシブ・ライティングとは、アメリカの社会心理学者ジェームズ・ペネベーガー氏が1,980年代に「ストレス解消やうつ病治療」に用いた療法です。
それは、、、
自分の感情や想いをそのままレポート用紙などに書いていく手法のこと。繊細すぎて、感情が激しく揺れるHSP型人間は、頭でモヤモヤしたものを「エクスプレッシブ・ライティング」で書いていくことで「言語化」していきます。
すると、、、
「エクスプレッシブ・ライティング」によって感情を紙に書き出すことで、トラウマになっている事柄やできごと、ストレスに感じていることが言語化されて、心と身体に平穏を与えてくれるようになります。
これは、、、
精神的に落ち込んでおり、思考がネガティブな状態に陥りがちなとき「エクスプレッシブ・ライティング」を用いることで、自分の心の状態を客観しできる様になり、凹んでいた原因や現象は、じつは意外と『HSP型人間』の思い込みに過ぎないことだったことに気づけるようになります。
「エクスプレッシブ・ライティング」のやり方
「エクスプレッシブ・ライティング」は、とてもカンタンです。
レポート用紙やノートなどに、思い浮かんだものをストレートに書き出すだけ。
ちゃんとした文章にしようとか正しい文体を心がけようなどということにとらわれず、『自分が今感じていることを[素直]に書き出す」ことが大切です。
そして、、、
「エクスプレッシブ・ライティング」で大切なことは、『HSP型人間』が感じた「素直な感情」の背景、その場面、その時にどう思ったのか、そして、どの程度の感情なのかをこと細かく書き連ねることが肝要です。
たとえば、、、
- その時間は
- その時の色は
- その時の音は
- その時のニオイは
- その時感じた温度は
- そこに誰がいた
- どんな言葉を耳にした
- そしてどう思った
- 苦しかった
- 辛かった
- 悲しかった
- 嬉しかった
- なぜ、イライラした
- そしてどうしたかった
- どうすれば良かった
- どう行動するべきだった
- どうなって欲しかった
- どうあるべきだった
- その時のどの時点で気づくべきだった
- なぜ気づかなかった
など、洗いざらい分かる範囲で書き連ねると良いです。
『HSP型人間』が陥らないための生活習慣
このブログで「皮膚は第3の脳」というテーマを書きました。
この「エクスプレッシブ・ライティング」は、ペンや鉛筆でノートなどに心の丈を書いていくという【アナログな手法】です。
じつは、目を使い腕を使い文字を書いていくことは、非常に大切なこと。頭の中で渦巻いている感情や心の思いを心から腕を通ってペンに伝わり、一文字ずつ書き起こしていく作業が重要なこと。
自分の感情を、客観的に外から眺めることができるのです。
この「エクスプレッシブ・ライティング」を生活習慣の中に取り入れましょう。
毎日やれれば良いですが、気づいたときでもかまわないので、箇条書きで3つほど『その日の良かったできごと』を書いていくだけでも傷つきやすい『HSP型人間』には、ポジティブでいられるようになります。
この方法が習慣化してくると、自分が何に対して反応するのかイライラするのか、なぜ悲しい感情が湧いてくるのかなどが目に見えて分かってきます。
すると、、、
『HSP型人間』として、できごとに対して客観視できたり、その場で原因分析できて感情の乱れを起こすことがないようになり、落ち着いた反応ができる様になります。
ぜひチャレンジしてみてください。
以上。
- 参考文献
- HSP/HSS LABO:HSS型HSPとは?好奇心旺盛なのに傷つきやすい。複雑な特性を持て余す才能豊かな人たち
- スタディハッカー:悪い感情は書きなぐり、良かったことは3つ書き出す――“2つのノート習慣” で心を整理しよう
- 働く人の心ラボ:HSSってなに?HSPの人の30%が持つ好奇心旺盛な気質とは!
- エクスプレッシブライティングのストレス解消効果が地味に凄い件
- スタディハッカー:悪い感情は書きなぐり、良かったことは3つ書き出す――“2つのノート習慣” で心を整理しよう
また、次回。