夏に増える脳梗塞を予防しよう【就寝時起床時の水分補給は必須です】

脳梗塞

最近、運動もしていないし、健康管理なんてちゃんとできていない。夏に脳梗塞が多いと聞いてちょっと不安です

と、いうかたへ。

健康管理といえば、
運動をすることが最適です。
夏に多くなる脳梗塞の予防も
運動や栄養の管理が肝心です。




今回は、夏に増える脳梗塞の話です。

■もくじ

  1. 夏場になると増える脳梗塞とは
  2. 夏に多くなる脳梗塞の予防と対策とは

この記事を書いている僕(コータロー)は、健康食品を販売して15年ほど。

夏場になると増える脳梗塞とは

まず、脳卒中とは何かを知ろう

脳血管障害といわれる脳卒中は、冬場に多いというイメージがあります。

しかし、夏と冬では脳卒中の発症率が異なるのです。

国立循環器病センターの調査では、脳卒中(脳梗塞)は6~8月の夏に多く発症することを明らかにしました*

国立循環器病センターが調査を行い、2004年に日本脳卒中学会で発表。

では、脳卒中とは、どんな疾病でしょうか。

脳卒中とは、脳の血管が、破れたり、つまったりして、その先の細胞に栄養が届かなくなり、やがてはそれらの細胞が壊死を起こす病気

です。

脳卒中を発症した場合、一命をとりとめても、、、

  • 重度の後遺症を残す人も多く
  • 寝たきりなどの重度要介護の原因の4割
  • 認知症の原因の3〜4割は脳卒中

脳卒中の分類は

脳卒中には、2つのタイプがあります。

  • 血管が詰まるタイプ[脳梗塞]
  • 血管が破れるタイプ[脳出血][くも膜下出血]
日本人に多い血管が詰まるタイプ[脳梗塞]

血管が詰まるタイプ[脳梗塞]は、日本での発症率が高く、それも夏に増加するといわれています。

血管が詰まるタイプ[脳梗塞]
血管が詰まるタイプ[脳梗塞]

血管が詰まるタイプ[脳梗塞]には、3つのタイプがあり、脳卒中死亡率の60%以上を占めるといわれています。

  • 脳の細い血管に動脈硬化が起こり、詰まる「ラクナ梗塞」
  • 脳の太い血管の内側にコレステロールの固まりができ、そこに血小板が集積し動脈を塞ぐ「アテローム血栓性脳梗塞」
  • 心臓にできた血栓が流れてきて血管を塞ぐ「心原性脳塞栓症」

血管が破れるタイプ[脳出血]

[脳出血]は、細い脳血管が破れて出血し、神経が壊死します。脳卒中死亡率の約25%を占めます。

[脳出血]の原因は、高血圧や高齢になって脳血管が弱くなり、血管が破れてしまう。
半身マヒや意識障害が起こります。

血管が破れるタイプ[くも膜下出血]

脳は、3層の膜(髄膜)で覆われていますが、外側から「硬膜」「くも膜」「軟膜」の順で覆っています。脳卒中死亡率の約10%を占めます。

一番内側の「軟膜」にできた瘤を動脈瘤といいますが、これが破裂して、膜と膜の間に溢れた血液が能全体を圧迫する病気です

激しい頭痛と、嘔吐、痙攣などが起こり、意識がなくなり急死することもあります。

血管が破れるタイプ[脳出血][くも膜下出血]

脳卒中は、そのタイプによって発症しやすい季節が違います

冬に多いのは、[脳出血][くも膜下出血]
夏に多いのは、[脳梗塞]

冬に多い[脳出血][くも膜下出血]の理由は

冬場は、寒いので体内の熱が出ていかないように血管が収縮するので、血圧は上昇します。

ですから、、、

血圧が上昇することで、血管が破れやすくなります

夏に多い[脳梗塞]その理由は

夏場は、暑いので大量の汗をかきます。すると、脱水症状になりやすくなります。

ですから、、、

脱水症状が起きると、血液中の水分が不足して、血液の粘度が増してきて、血栓(血のかたまり)ができやすくなるのです

また、、、

水分不足になると、体内を循環する血液の量も減少してくるので、血管が詰まりやすくなるのです

さらに、、、

夏の暑さによって、身体は体内の熱を放出させようとして末梢血管が拡がり、その影響で血圧が低下します。冬とは逆の現象です。

健常な人の場合は、脳の調節機能が働き、血流をコントロールしていますが、、、

高齢者や降圧剤を服用している人は、血管拡張作用のために血圧が下がり、血流が遅くなることで血栓ができます。これも、夏場に脳梗塞を発症させる原因です

夏場に多い脳梗塞の症状とは

脳梗塞とは、血液のかたまり(血栓)が血管を塞ぎ、血液が脳細胞に「酸素」や「栄養」を運べなくなり、その障害(血管の詰まりや傷や破れ)の部部によって身体の動きがコントロールできなくなる病気です。

ですから、、、

脳細胞のどの部分が、血管の詰まりや傷や破れなどの障害が起きているかで症状が異なるのです

たとえば、、、

  • 手足の動きに関する領域が障害を受けた場合は手足のしびれ、麻痺、歩行困難に
  • 言語領域の場合には[ろれつ]が回らない、言語障害など
  • 顔半分に麻痺が残ったり、突然一時的に片目が見えなくなる「一過性黒内障」と呼ばれる症状に

さらに、、、

脳梗塞が寝たきりにつながった場合は、使わない筋肉がこわばり動かなくなる合併症も引き起こす原因に

そして、[脳梗塞]で注すべき点は、、、

  • [脳梗塞]は、再発する病気であること
  • [脳梗塞]の発症後、数年は再発に特に注意が必要です

[脳梗塞]の前触れは

脳梗塞の前触れとして、【一過性脳虚血発作】が有名です。

それは、、、

  • 片方の手と足に力が入らない
  • 顔を含む、身体の半身がしびれる
  • ろれつが回らなくなる、言葉が出なくなる
  • 片側の目が見えにくくなる、視野の一部が欠ける、物が二重に見える
  • めまいがする
  • ふらついて立てない、歩けなくなる

など。

これは、小さな血栓が、一時的に血管を詰まらせて起きている症状で、数分から数10分程度で治まります。

ですがこれは危険のサイン。

そのまま放置せず、「これは脳梗塞かもしれない」と疑い、少しでも早く脳神経かで検査する必要があります

 





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夏に多くなる脳梗塞の予防と対策とは

夏場の[脳梗塞]のケアとは

脳梗塞が、集中的に発症するのは、、、

  • 6月から8月の夏場
  • 睡眠中と朝の起床後2時間以内

[脳梗塞]には、こまめな水分補給を

朝起きたときは、血圧が上昇するので、就寝時と起床後にコップ1杯の水を飲むことが脳梗塞予防によいとされています

とくに、、、

高齢者は、脱水症状になりやすいので血流が悪くなりやすい。また、水を飲むことで「熱中症」も防げるメリットがあります

注意点としては、、、

  • カフェインなどが入っている緑茶などは、利尿作用が働き逆に水分を放出させます
  • 水のほかではカフェインのない麦茶がおすすめです

さらに、、、

ビールなどのアルコールも利尿作用がありますので、飲酒後は必ず水を飲むようにすることが大切です

[脳梗塞]には、エアコンはよくありません

冷房の効いた室内は、夏場は快適に思えますが、、、

エアコンの効いた室内は、意外なほど乾燥しています。知らず知らずの内に体内から水分が失われていきます。

気がつかないうちに、脱水症状を起こしてしまっている

こともあります。

このようなことを避けるためにも、水分を摂るようにするか、エアコンの使用を抑えるのも大切な予防策です。

[脳梗塞]の3大危険因子とは

夏場だけが、脳梗塞を起こすわけではありません。脳梗塞は、生活習慣とも深く結びついています。

ですから、、、

脳梗塞の3大危険因子といわれる[高血圧][高血糖][脂質異常]の予防

改善方法としては、、、

  • 禁煙する
  • 深酒をやめる
  • 脂質を摂り過ぎない
  • 食べすぎない

などのQOLが、大切です。

脳卒中予防十か条
  1. 手始めに 高血圧から 治しましょう
  2. 糖尿病 放っておいたら 悔い残る
  3. 不整脈 見つかり次第 すぐ受診
  4. 予防には タバコを止める 意志を持て
  5. アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
  6. 高すぎる コレステロールも 見逃すな
  7. お食事の 塩分・脂肪 控えめに
  8. 体力に 合った運動 続けよう
  9. 万病の 引き金になる 太りすぎ
  10. 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ

社団法人 日本脳卒中協会ホームページより引用

 





以上。

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また、次回。